1. 松風(源氏物語)
日本古典文学全集
主人公・光源氏の恋と栄華と苦悩の生涯と、その一族たちのさまざまの人生を、70年余にわたって構成。王朝文化と宮廷貴族の内実を優美に描き尽くした、まさに文学史上の奇
2. しょう‐ふう【松風】
日本国語大辞典
〔名〕松に吹く風。まつかぜ。松籟(しょうらい)。*懐風藻〔751〕春日〈巨勢多益須〉「
松風催
雅曲
3. 松風
世界大百科事典
流し,実は自分たちは行平の愛を受けた松風・村雨という姉妹の海人であると告げる。松風は行平の形見の装束を取り出し,それを抱きしめて恋慕の思いにむせぶ(〈クセ〉)。
4. まつ‐かぜ【松風】
日本国語大辞典
流して自分たちは行平に愛された松風・村雨という海女の霊だとあかし、当時の有様を語る。そのうちに松風は恋慕のあまり狂気して、行平の形見の烏帽子狩衣(えぼしかりぎぬ
5. まつ-かぜ【松風】
全文全訳古語辞典
〔名詞〕松を吹く風。また、その音。
6. まつかぜ【松風】[能曲名]
能・狂言事典
実は自分たちは行平の愛を受けた松風・村雨という姉妹の海人であると告げる。松風は行平の形見の装束を取り出し、それを抱きしめて恋慕の思いにむせぶ(〈クセ〉)。そのう
7. 松風(能)
日本大百科全書
前半の詩の世界、後半の慕情との対比がみごとである。増田正造松風物能『松風』、御伽草子おとぎぞうし『松風村雨』に扱われた、在原行平をめぐる松風・村雨姉妹の伝説を脚
8. 松風(菓子)
日本大百科全書
京生なま菓子の一つで天火菓子の一種。味噌みそ松風とも紫野むらさきの味噌松風しょうふうともいう。1643年(寛永20)に70歳で没した京都・紫野大徳寺の156世住
9. 松風(まつかぜ)[菓子]
古事類苑
飮食部 洋巻 第1巻 655ページ
10. まつかぜむらさめ【松風・村雨】
日本架空伝承人名事典
姉妹の多様な活躍を見せるものも多い。謡曲『松風』以後、御伽草子『松風村雨』(別名『行平物語』)、古浄瑠璃『現在松風』などにとり入れられたが、浄瑠璃ではとくに近松
11. 【松風】しょうふう
新選漢和辞典Web版
【一】しょうふう松に吹きつけて音をたてる風。まつかぜ。 【二】まつかぜ 《国》 ①茶の湯で釜(かま)の湯のにえたつ音。 ②和菓子(わがし)の一種。
12. 松風(著作ID:498715)
新日本古典籍データベース
まつかぜ 長唄 宝暦四初演
13. 松風(著作ID:498737)
新日本古典籍データベース
まつかぜ 松風村雨 謡曲 能の本
14. しょうふう【松風】
国史大辞典
⇒霊巌(れいがん)
15. しょうふう‐え[‥ヱ]【松風会】
日本国語大辞典
はせを翁の一軸有。松風の軒をめぐって秋くれぬと、これ翁、はなやがうらにて遷化ありし前、九月廿六日したためのこされし物なり。これが祭を後々まで執行むと二柳庵のぬし
16. しょうふう-かじょう【松風嘉定】
日本人名大辞典
尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の陶工井上延年の長男。明治23年京都の製陶業松風家をつぐ。松風工業,日本硬質陶器,松風陶歯製造(現松風)などの会社を経営,高圧碍子(
17. 松風嘉定[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:1件 【逐次刊行物】:0件 『松風嘉定伝』藤岡幸二(編刊)
18. しょうふうしゃ-さてん【松風舎茶
】
日本人名大辞典
?−? 江戸時代後期の狂歌師。上野(こうずけ)(群馬県)松井田の庄屋。文政(1818-30)のころ芍薬亭長根(しゃくやくてい-ながね)社中の判者をつとめた。姓は
19. しょうふうどう【松風堂】
日本人名大辞典
?−? 明治時代の陶芸家。福島県大堀村(浪江町)で相馬(そうま)大堀焼の製作に従事した。
20. しょうふう‐らげつ【松風蘿月】
日本国語大辞典
愛する境地。*栂尾明恵上人伝記〔1232~50頃〕下「松風蘿月物に触れて心を痛ましめずと云ふことなし」*謡曲・定家〔1470頃〕「昔は松風蘿月に言葉を交はし、翠
21. まつかぜ‐がい[‥がひ]【松風貝】
日本国語大辞典
学名はIrus mitis *英和和英地学字彙〔1914〕「Matsukazegai. Cardita 松風介」マツカゼ
22. 松風ごま
日本大百科全書
また雲雀ひばりごまなど、前後して各種のものが現れた。松風ごまは、竹のほか鯨くじらの鰭ひれ、象牙ぞうげ、べっこう、縮緬ちりめん、錦にしきなどの材料でつくられ、鳴る
23. まつかぜ‐ごま【松風独楽】画像
日本国語大辞典
もの。*随筆・耽奇漫録〔1824~25〕一「松風こま〈略〉その声松風にさも似たるをもて名つけたるもの也」*随筆・兎園会集説〔1825頃〕琵琶笛松風こま「琵琶笛
24. 松風獨樂(まつかぜごま)
古事類苑
遊戲部 洋巻 第1巻 1256ページ
25. まつかぜ‐せんべい【松風煎餠】
日本国語大辞典
〔名〕深川仲町の菓子屋、越後屋播磨で売っていた煎餠。干菓子の松風に似せたもの。*洒落本・仕懸文庫〔1791〕二「高坏に越後やの松かぜせんべい」マツカゼセンベ
26. マツカゼソウ画像
日本大百科全書
中部地方以西の本州から九州に分布する。近縁種1種が中国からヒマラヤに分布する。名は、草姿が優しく、松風になびく花に例えたものといわれる。小林純子2020年10月
27. まつかぜ‐そう[‥サウ]【松風草】画像
日本国語大辞典
〔名〕ミカン科の多年草。本州中部以西・四国・九州の山地の林下に生える。高さ五〇~八〇センチメートル。葉は二~三回羽状複葉で小さな油点を散在し、一種の臭気があり黄
28. まつかぜそう‐か[まつかぜサウクヮ]【松風草科】
日本国語大辞典
〔名〕「みかんか(蜜柑科)」の旧称。マツカゼソーカ
[0]
29. まつかぜちょうじ‐ごま[まつかぜチャウジ‥]【松風丁字独楽】
日本国語大辞典
〔名〕松風独楽。一説に、竹とんぼの類をいうか。*随筆・独寝〔1724頃〕上・一一「女郎さまと地女とは雪と墨とはおろかな事也。大仏と松風丁字ごまほどのちがひ」
30. まつかぜちよう【松風町】北海道:渡島支庁/函館市/旧函館区地区/函館
日本歴史地名大系
[現]函館市松風町など 明治三八年(一九〇五)に東川町を分割して新設された町。東雲町の北東に位置し、南西は大森町、北東は新川町。当時新川町の当町寄りにあった新川
31. まつかぜ‐づき【松風月】
日本国語大辞典
〔名〕(風を待つ(松)月の意から)陰暦六月の異称。*莫伝抄〔室町前〕「十二月異名〈略〉雲たかみ雨ふり山のけふよりは松かせ月の夕暮ぞふる」
32. まつかぜのさと【松風の里】愛知県:名古屋市/熱田区/宮宿/伝馬町
日本歴史地名大系
「金鱗九十九之塵」に、「夫木抄を初、藻塩草・松葉集等に、松風里を尾張の名所とす。其地定かならねど、厚見草に松風の里は正覚寺のほとりをいふと見えたり」とあるように
33. まつかぜ の 時雨(しぐれ)
日本国語大辞典
松風の音を時雨の音に聞きなしていう語。*俳諧・御傘〔1651〕六「
松風の時雨 冬の季を持故に降物に二句可
嫌」*俳諧・増山の井〔1
34. まつかぜむらさめ【松風村雨】
日本国語大辞典
能「松風」の古名。
35. まつかぜ・むらさめ【松風・村雨】
日本人名大辞典
行平形見の狩衣(かりぎぬ)を身につけて舞う。能「松風」,御伽(おとぎ)草子「松風村雨」,人形浄瑠璃(じょうるり)「松風村雨束帯鑑(そくたいかがみ)」などは松風物
36. まつかぜむらさめもの【松風村雨物】
歌舞伎事典
松風村雨の伝説に基づく謡曲・浄瑠璃・歌舞伎・歌曲などの一系統。須磨に流罪になった在原行平(ありわらのゆきひら)に寵愛を受けた海女(あま)松風・村雨の姉妹が行平
37. まつかぜ‐もの【松風物】
日本国語大辞典
〔名〕能「
松風」を典拠とする浄瑠璃、歌舞伎、音曲の総称。
[0]
38. まつかぜ‐ルーダ【松風─】
日本国語大辞典
〔名〕(ルーダは {ポルトガル}arruda から)植物「まつかぜそう(
松風草)」の異名。
[ル]
39. 松風夷談(著作ID:1255432)
新日本古典籍データベース
しょうふういだん 蠣崎広時(かきざきひろとき) 地誌
40. 松風会(著作ID:234048)
新日本古典籍データベース
しょうふうえ 奇淵(きえん) 編 俳諧
41. 松風閣記(著作ID:248339)
新日本古典籍データベース
しょうふうかくき 漢文
42. 松風館集(著作ID:1255465)
新日本古典籍データベース
しょうふうかんしゅう 松風館詩集 川村華陽(かわむらかよう) 漢詩 寛政元序
43. 松風吟(著作ID:234060)
新日本古典籍データベース
しょうふうぎん 南景(なんけい) 和歌 文政二
44. 松風社存稿(著作ID:1255512)
新日本古典籍データベース
しょうふうしゃそんこう 金子惺(かねこさとし) 編 漢詩文 文久元
45. 松風社存稿/第二集(著作ID:1255523)
新日本古典籍データベース
しょうふうしゃそんこう/だいにしゅう 瀬尾惟貫(せのおこれつら) 等 編 漢詩文 文久二
46. 松風随筆(著作ID:3012928)
新日本古典籍データベース
しょうふうずいひつ 堀秀成(ほりひでなり)
47. 松風亭雅会記(著作ID:234106)
新日本古典籍データベース
しょうふうていがかいき 和文
48. 松風亭選句書留(著作ID:2603318)
新日本古典籍データベース
しょうふうていせんくかきとめ 注耳(ちゅうじ) 編 俳諧
49. 松風亭和歌集(著作ID:586005)
新日本古典籍データベース
しょうふうていわかしゅう 歌集
50. 松風余韻(著作ID:2976194)
新日本古典籍データベース
しょうふうよいん