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松風(源氏物語)

ジャパンナレッジで閲覧できる『松風(源氏物語)』の日本古典文学全集のサンプルページ

新編 日本古典文学全集
松風(源氏物語)
まつかぜ
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松風(源氏物語) 全体

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松風(源氏物語) 拡大

【現代語訳】
 〔一〕 
源氏の大臣は東の院を新築して、花散里と申した御方を移り住まわせなさる。西の対から寝殿の渡殿などにかけて、政所や家司などの詰所をしかるべくお設けになる。東の対は明石の御方のお住いにと予定していらっしゃる。北の対は特別に広くお造りになって、ここには、かりそめにもせよお心をおかけになり、さきざき末長く頼りにするがよいとお約束なさった方々がいっしょに住むことのできるように、いくつも仕切りをお設けになった、それがいかにも好ましくみごとであって、行き届いた造り様である。寝殿はあけておおきになって、ときどきご自身がお越しになるときの御休息所にして、それにふさわしいような御設備の数々をととのえていらっしゃる。

〔二〕 
明石には、たえず源氏の君のお便りがあって、今は是非とも上京するようにと仰せられるけれど、女はやはりわが身の程を自覚しているので、「噂によると、このうえなく高貴な身分の方々でさえ、ふっつりと切れておしまいになるでもなく、それでいてまたつれないお仕打ちを見せつけられては、なまじ物思いがつのるだけだそうな、まして、自分はどれほども世間から重んじられているわけでもないのに、どうして人様の仲間入りができよう。人並にも数えられぬ身の程がはっきりして、この若君のお

【目次】
松風(扉)
「松風」巻名・梗概
〔一〕二条の東院成り、花散里などを住まわせる
〔二〕明石の入道、娘のために大堰の邸を修築
〔三〕京より迎えの使者下る 明石一家の哀歓
〔四〕出発の朝の贈答 入道の別離の言葉
〔五〕明石の浦を出立 大堰の邸に移り住む
〔六〕源氏、大堰訪問の口実を作る 紫の上不満
〔七〕源氏、大堰を訪れ、明石の君と再会する
〔八〕源氏、造園などを指図し、尼君をねぎらう
〔九〕源氏、明石の君と唱和 姫君の将来を思う
〔一〇〕源氏、大堰を去る その堂堂たる風貌
〔一一〕源氏、桂の院に赴き饗応する 帝歌を賜う
〔一二〕源氏帰邸 姫君の引取りを紫の上に相談

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検索コンテンツ
1. 松風(源氏物語)
日本古典文学全集
主人公・光源氏の恋と栄華と苦悩の生涯と、その一族たちのさまざまの人生を、70年余にわたって構成。王朝文化と宮廷貴族の内実を優美に描き尽くした、まさに文学史上の奇
2. しょう‐ふう【松風】
日本国語大辞典
〔名〕松に吹く風。まつかぜ。松籟(しょうらい)。*懐風藻〔751〕春日〈巨勢多益須〉「松風〓雅曲
3. 松風
世界大百科事典
流し,実は自分たちは行平の愛を受けた松風・村雨という姉妹の海人であると告げる。松風は行平の形見の装束を取り出し,それを抱きしめて恋慕の思いにむせぶ(〈クセ〉)。
4. まつ‐かぜ【松風】
日本国語大辞典
流して自分たちは行平に愛された松風・村雨という海女の霊だとあかし、当時の有様を語る。そのうちに松風は恋慕のあまり狂気して、行平の形見の烏帽子狩衣(えぼしかりぎぬ
5. まつ-かぜ【松風】
全文全訳古語辞典
〔名詞〕松を吹く風。また、その音。
6. まつかぜ【松風】[能曲名]
能・狂言事典
実は自分たちは行平の愛を受けた松風・村雨という姉妹の海人であると告げる。松風は行平の形見の装束を取り出し、それを抱きしめて恋慕の思いにむせぶ(〈クセ〉)。そのう
7. 松風(能)
日本大百科全書
前半の詩の世界、後半の慕情との対比がみごとである。増田正造松風物能『松風』、御伽草子おとぎぞうし『松風村雨』に扱われた、在原行平をめぐる松風・村雨姉妹の伝説を脚
8. 松風(菓子)
日本大百科全書
京生なま菓子の一つで天火菓子の一種。味噌みそ松風とも紫野むらさきの味噌松風しょうふうともいう。1643年(寛永20)に70歳で没した京都・紫野大徳寺の156世住
9. 松風(まつかぜ)[菓子]
古事類苑
飮食部 洋巻 第1巻 655ページ
10. まつかぜむらさめ【松風・村雨】
日本架空伝承人名事典
姉妹の多様な活躍を見せるものも多い。謡曲『松風』以後、御伽草子『松風村雨』(別名『行平物語』)、古浄瑠璃『現在松風』などにとり入れられたが、浄瑠璃ではとくに近松
11. 【松風】しょうふう
新選漢和辞典Web版
【一】しょうふう松に吹きつけて音をたてる風。まつかぜ。 【二】まつかぜ 《国》 ①茶の湯で釜(かま)の湯のにえたつ音。 ②和菓子(わがし)の一種。
12. 松風(著作ID:498715)
新日本古典籍データベース
まつかぜ 長唄 宝暦四初演
13. 松風(著作ID:498737)
新日本古典籍データベース
まつかぜ 松風村雨 謡曲 能の本 
14. しょうふう【松風】
国史大辞典
⇒霊巌(れいがん)
15. しょうふう‐え[‥ヱ]【松風会】
日本国語大辞典
はせを翁の一軸有。松風の軒をめぐって秋くれぬと、これ翁、はなやがうらにて遷化ありし前、九月廿六日したためのこされし物なり。これが祭を後々まで執行むと二柳庵のぬし
16. しょうふう-かじょう【松風嘉定】
日本人名大辞典
尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の陶工井上延年の長男。明治23年京都の製陶業松風家をつぐ。松風工業,日本硬質陶器,松風陶歯製造(現松風)などの会社を経営,高圧碍子(
17. 松風嘉定[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:1件 【逐次刊行物】:0件 『松風嘉定伝』藤岡幸二(編刊)
18. しょうふうしゃ-さてん【松風舎茶〓
日本人名大辞典
?−? 江戸時代後期の狂歌師。上野(こうずけ)(群馬県)松井田の庄屋。文政(1818-30)のころ芍薬亭長根(しゃくやくてい-ながね)社中の判者をつとめた。姓は
19. しょうふうどう【松風堂】
日本人名大辞典
?−? 明治時代の陶芸家。福島県大堀村(浪江町)で相馬(そうま)大堀焼の製作に従事した。
20. しょうふう‐らげつ【松風蘿月】
日本国語大辞典
愛する境地。*栂尾明恵上人伝記〔1232~50頃〕下「松風蘿月物に触れて心を痛ましめずと云ふことなし」*謡曲・定家〔1470頃〕「昔は松風蘿月に言葉を交はし、翠
21. まつかぜ‐がい[‥がひ]【松風貝】
日本国語大辞典
学名はIrus mitis *英和和英地学字彙〔1914〕「Matsukazegai. Cardita 松風介」マツカゼ
22. 松風ごま
日本大百科全書
また雲雀ひばりごまなど、前後して各種のものが現れた。松風ごまは、竹のほか鯨くじらの鰭ひれ、象牙ぞうげ、べっこう、縮緬ちりめん、錦にしきなどの材料でつくられ、鳴る
23. まつかぜ‐ごま【松風独楽】画像
日本国語大辞典
もの。*随筆・耽奇漫録〔1824~25〕一「松風こま〈略〉その声松風にさも似たるをもて名つけたるもの也」*随筆・兎園会集説〔1825頃〕琵琶笛松風こま「琵琶笛
24. 松風獨樂(まつかぜごま)
古事類苑
遊戲部 洋巻 第1巻 1256ページ
25. まつかぜ‐せんべい【松風煎餠】
日本国語大辞典
〔名〕深川仲町の菓子屋、越後屋播磨で売っていた煎餠。干菓子の松風に似せたもの。*洒落本・仕懸文庫〔1791〕二「高坏に越後やの松かぜせんべい」マツカゼセンベ
26. マツカゼソウ画像
日本大百科全書
中部地方以西の本州から九州に分布する。近縁種1種が中国からヒマラヤに分布する。名は、草姿が優しく、松風になびく花に例えたものといわれる。小林純子2020年10月
27. まつかぜ‐そう[‥サウ]【松風草】画像
日本国語大辞典
〔名〕ミカン科の多年草。本州中部以西・四国・九州の山地の林下に生える。高さ五〇~八〇センチメートル。葉は二~三回羽状複葉で小さな油点を散在し、一種の臭気があり黄
28. まつかぜそう‐か[まつかぜサウクヮ]【松風草科】
日本国語大辞典
〔名〕「みかんか(蜜柑科)」の旧称。マツカゼソーカ〓[0]
29. まつかぜちょうじ‐ごま[まつかぜチャウジ‥]【松風丁字独楽】
日本国語大辞典
〔名〕松風独楽。一説に、竹とんぼの類をいうか。*随筆・独寝〔1724頃〕上・一一「女郎さまと地女とは雪と墨とはおろかな事也。大仏と松風丁字ごまほどのちがひ」
30. まつかぜちよう【松風町】北海道:渡島支庁/函館市/旧函館区地区/函館
日本歴史地名大系
[現]函館市松風町など 明治三八年(一九〇五)に東川町を分割して新設された町。東雲町の北東に位置し、南西は大森町、北東は新川町。当時新川町の当町寄りにあった新川
31. まつかぜ‐づき【松風月】
日本国語大辞典
〔名〕(風を待つ(松)月の意から)陰暦六月の異称。*莫伝抄〔室町前〕「十二月異名〈略〉雲たかみ雨ふり山のけふよりは松かせ月の夕暮ぞふる」
32. まつかぜのさと【松風の里】愛知県:名古屋市/熱田区/宮宿/伝馬町
日本歴史地名大系
「金鱗九十九之塵」に、「夫木抄を初、藻塩草・松葉集等に、松風里を尾張の名所とす。其地定かならねど、厚見草に松風の里は正覚寺のほとりをいふと見えたり」とあるように
33. まつかぜ の 時雨(しぐれ)
日本国語大辞典
松風の音を時雨の音に聞きなしていう語。*俳諧・御傘〔1651〕六「松風の時雨 冬の季を持故に降物に二句可〓嫌」*俳諧・増山の井〔1
34. まつかぜむらさめ【松風村雨】
日本国語大辞典
能「松風」の古名。
35. まつかぜ・むらさめ【松風・村雨】
日本人名大辞典
行平形見の狩衣(かりぎぬ)を身につけて舞う。能「松風」,御伽(おとぎ)草子「松風村雨」,人形浄瑠璃(じょうるり)「松風村雨束帯鑑(そくたいかがみ)」などは松風
36. まつかぜむらさめもの【松風村雨物】
歌舞伎事典
 松風村雨の伝説に基づく謡曲・浄瑠璃・歌舞伎・歌曲などの一系統。須磨に流罪になった在原行平(ありわらのゆきひら)に寵愛を受けた海女(あま)松風・村雨の姉妹が行平
37. まつかぜ‐もの【松風物】
日本国語大辞典
〔名〕能「松風」を典拠とする浄瑠璃、歌舞伎、音曲の総称。〓[0]
38. まつかぜ‐ルーダ【松風─】
日本国語大辞典
〔名〕(ルーダは {ポルトガル}arruda から)植物「まつかぜそう(松風草)」の異名。〓[ル]
39. 松風夷談(著作ID:1255432)
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しょうふういだん 蠣崎広時(かきざきひろとき) 地誌 
40. 松風会(著作ID:234048)
新日本古典籍データベース
しょうふうえ 奇淵(きえん) 編 俳諧 
41. 松風閣記(著作ID:248339)
新日本古典籍データベース
しょうふうかくき 漢文 
42. 松風館集(著作ID:1255465)
新日本古典籍データベース
しょうふうかんしゅう 松風館詩集 川村華陽(かわむらかよう) 漢詩 寛政元序
43. 松風吟(著作ID:234060)
新日本古典籍データベース
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44. 松風社存稿(著作ID:1255512)
新日本古典籍データベース
しょうふうしゃそんこう 金子惺(かねこさとし) 編 漢詩文 文久元
45. 松風社存稿/第二集(著作ID:1255523)
新日本古典籍データベース
しょうふうしゃそんこう/だいにしゅう 瀬尾惟貫(せのおこれつら) 等 編 漢詩文 文久二
46. 松風随筆(著作ID:3012928)
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しょうふうずいひつ 堀秀成(ほりひでなり) 
47. 松風亭雅会記(著作ID:234106)
新日本古典籍データベース
しょうふうていがかいき 和文 
48. 松風亭選句書留(著作ID:2603318)
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49. 松風亭和歌集(著作ID:586005)
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50. 松風余韻(著作ID:2976194)
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しょうふうよいん 
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