1. 二百十日/二百二十日 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
二百十日は立春から数えて210日目(新暦9月1日頃)、二百二十日は220日目(新暦9月11日頃)にあたる雑節。昔からこの頃には台風に襲われることが多く、農家では ...
2. にひゃくとうか【二百十日】
国史大辞典
立春から数えて二百十日目にあたる日。このころは嵐が多く、また稲の開花期にあたっていたので、その時期を警戒する意味で生まれた暦注。太陽暦では九月一日ごろと一定で ...
3. 二百十日(にひゃくとうか)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 145ページ ...
4. 二百十日
日本大百科全書
特異日ではない。近年、気候の変動により、本土に影響する台風は二百十日以前のほうが多くなっていることは注意すべきことである。二百十日のさらに古い記載は、1634年 ...
5. 二百十日
世界大百科事典
)も同じ時期にあたり,二百十日の厄日にそなえて,八朔の日に風祭をすると伝えていた土地もある。二百十日,二百二十日が暦注に現れるのは新しく,江戸時代初期以後である ...
6. にひゃく‐とおか【二百十日】
デジタル大辞泉
雑節の一。立春から数えて210日目、9月1日ごろにあたる。台風襲来の時期で、稲の開花期にあたるため、昔から二百二十日とともに農家の厄日とされる。《季 秋》「曇る ...
7. にひゃく‐とおか[:とをか]【二百十日】
日本国語大辞典
〕「野分と云ふ風の事、是は二百十日前後七日の内に吹くもの也」*浮世草子・好色盛衰記〔1688〕一・目録「二百十日の恋風を待」*俳諧・続猿蓑〔1698〕秋「翁草二 ...
8. にひゃくとおか【二百十日】
プログレッシブ和英
the 210th day (from the first day of spring by the lunar calendar - about Septem ...
9. にひゃくとおか【二百十日】[標準語索引]
日本方言大辞典
くとおか:二百十日ごろの風わいた東から南、西に回るにひゃくとおか:二百十日前後の強風おしあなにひゃくとおか:二百十日あるいは二百二十日の後の一週間あとなぬかにひ ...
10. あとなぬか【後七日】[方言]
日本方言大辞典
二百十日、あるいは二百二十日の後の一週間。 香川県高見島829香川県方言辞典(近石泰秋)1976 ...
11. あらび【荒】[方言]
日本方言大辞典
二百十日に荒れること。 静岡市521静岡県方言集(内田武志)1934 ...
12. あれよけひまち【荒避日待】[方言]
日本方言大辞典
二百十日に仕事を一日休むこと。 千葉県印旛郡271印旛郡誌(印旛郡役所)1913 ...
13. あれる【荒】[標準語索引]
日本方言大辞典
と一方から風が吹いている時、反対側から強風が吹き出して海があれる:荒ことせらい / たてあい二百十日にあれる:荒ことあらび口の周囲があれる:荒ことなめっかん夕方 ...
14. いっしゅうかん【一週間】[標準語索引]
日本方言大辞典
ひとひがん二百十日、二百二十日の後のいっしゅうかん:一週間あとなぬか二百十日、二百二十日の前のいっしゅうかん:一週間さきなぬかいっしゅうかん:一週間ほどごとーか ...
15. いのる【祈】[標準語索引]
日本方言大辞典
きゅーりまじないいのる:祈こときねり / ひねり一月十五日に、小豆がゆで木の実ることをいのる:祈ことさぎっちょ二百十日と二百二十日に、農家が仕事を休んで無事をい ...
16. えせちばえ[方言]
日本方言大辞典
(1)二百十日前後の東南風。 島根県八束郡・大原郡725島根県方言辞典(広戸惇・矢富熊一郎)1963《えせちかぜ【―風】》 島根県隠岐島725島根県方言辞典(広 ...
17. えんかい【宴会】[標準語索引]
日本方言大辞典
ろくいちえんせき【宴席】どんぶり料理を持ち寄ってするえんかい:宴会(どんぶり(丼))どぅんぶい ぬちゃーしー二百十日または二百二十日の前に、その静穏を祈って神酒 ...
18. おしあな[方言]
日本方言大辞典
57ロドリゲス日本大文典「Voxianagochi(ヲシアナゴチ)」(2)東から南、西に回る二百十日前後の強風。 長崎県壱岐島916壱岐島民俗誌(山口麻太郎)1 ...
19. かざあたり【風当】[方言]
日本方言大辞典
二百十日。 熊本県球磨郡・芦北郡919方言と性格と分布相(田中正行)1942 ...
20. かざつぼ【風―】[方言]
日本方言大辞典
秋に吹く大風。 千葉県君津郡「一番かざつぼ(二百十日)」「二番かざつぼ(二百二十日)」301君津郡誌(君津郡教育会)1927かざつぼ の前祝まえいわい二百十日ま ...
21. かざび【風日】[方言]
日本方言大辞典
二百十日。 熊本県919方言と性格と分布相(田中正行)1942《かぜび》 熊本県919方言と性格と分布相(田中正行)1942《かぜみ》 熊本県宇土郡・球磨郡91 ...
22. かざまつり【風祭】[方言]
日本方言大辞典
(1)二百十日ごろに、大風を鎮め豊作を祈って行われる風神の祭り。 青森県三戸郡083青森県五戸語彙(能田多代子)1963 山形県北村山郡144羽前村山方言(斉藤 ...
23. かぜ【風】[標準語索引]
日本方言大辞典
:風わたくしかぜ一陣のかぜ:風ひとまくり十一月、十二月ごろ吹くかぜ:風おーにし八十八夜または二百十日ごろのかぜ:風わいた八、九月ごろに吹くかぜ:風ごさいかぜ十月 ...
24. かりしゅん【刈旬】[方言]
日本方言大辞典
京都府竹野郡「もうかりしゅんだ」622丹後網野の方言(井上正一)1964広益国産考三「刈旬は中元の前後二百十日を目当に刈るべし」 ...
25. かんくと[方言]
日本方言大辞典
(「かく(確)と」の転か)きまって。確実に。 岩手県気仙郡「二百十日前後にはかんくと時化しけが来る」「柿を食うとおれはかんくと下痢をする」102気仙ことば(佐藤 ...
26. きょうふう【強風】[標準語索引]
日本方言大辞典
から吹く八、九月のきょうふう:強風わいた冬季のきょうふう:強風あらまちかぜ東から南、西に回る二百十日前後のきょうふう:強風おしあな東北のきょうふう:強風わいた ...
27. さきなぬか【先七日】[方言]
日本方言大辞典
二百十日、二百二十日の前の一週間。 香川県高見島829香川県方言辞典(近石泰秋)1976 ...
28. しごと【仕事】[標準語索引]
日本方言大辞典
する者こまわり人目をかすめてしごと:仕事を怠けるとは をおう人目をかすめてしごと:仕事を怠ける者とはおい二百十日にしごと:仕事を一日休むことあれよけひまち大きな ...
29. すずける【涼―】[方言]
日本方言大辞典
〔動詞〕(1)涼しくなる。 秋田県鹿角郡「朝晩大分すずけて来た」「すずけるはずだ二百十日も過ぎたもの」132鹿角方言考・同補遺(大里武八郎)1953・59(2) ...
30. そーもく[方言]
日本方言大辞典
がその季節らしいこと。 島根県鹿足郡725島根県方言辞典(広戸惇・矢富熊一郎)1963(7)二百十日と二百二十日。 兵庫県但馬652但馬方言(中島貞一郎)193 ...
31. そーもくやすみ【―休】[方言]
日本方言大辞典
(1)二百十日と二百二十日に、農家が仕事を休んで無事を祈ること。 兵庫県但馬652但馬方言(中島貞一郎)1931(2)天候に恵まれて、稲もよくできたというので休 ...
32. とーせんぼー【通―坊】[方言]
日本方言大辞典
兵庫県養父郡649兵庫県方言集成(河本正義)1934 但馬652但馬方言(中島貞一郎)1931(2)二百十日。 長野県佐久484信州佐久地方方言集(大沢心一)1 ...
33. なんどり[方言]
日本方言大辞典
穏便にまとめるべきだ」562随筆名古屋言葉辞典(山田秋衛)1961 兵庫県加古郡「今年はなんどりした二百十日やな」664播麿加古郡北部方言記録(中島信太郎)19 ...
34. にひゃくはつか【二百二十日】[標準語索引]
日本方言大辞典
うしろとーかにひゃくとおか【二百十日】 ...
35. の【野】[方言]
日本方言大辞典
の口くち(1)草刈り場での採草解禁の日。 福島県石城郡165東北民俗誌会津編(山口弥一郎)1955(2)二百十日前後の、山に犬榧いぬがやの実を取りに行く日。 山 ...
36. のわきしけ【野分時化】[方言]
日本方言大辞典
二百十日、二百二十日前後の暴風雨。 愛媛県南宇和郡844周桑郡郷土研究彙報(杉山正世)1930~32 ...
37. はちじゅうはちや【八十八夜】[標準語索引]
日本方言大辞典
炊いて食う行事かまんぼーはちじゅうはちや:八十八夜の後の東風いないだしはちじゅうはちや:八十八夜または二百十日ごろの風わいた ...
38. ふうじん【風神】[標準語索引]
日本方言大辞典
二百十日ごろに、大風を鎮め豊作を祈って行われるふうじん:風神の祭りかざまつり ...
39. ぶじ【無事】[標準語索引]
日本方言大辞典
た時、また、災難を逃れてぶじ:無事であった時などに言う言葉(まぼり(守))まぶり はかいとる二百十日と二百二十日に、農家が仕事を休んでぶじ:無事を祈ることそーも ...
40. ぶなんしょーがつ【無難正月】[方言]
日本方言大辞典
二百十日に暴風雨が来ない時に言う語。 千葉県印旛郡271印旛郡誌(印旛郡役所)1913 ...
41. ぼうふうう【暴風雨】[標準語索引]
日本方言大辞典
る時に起こるぼうふうう:暴風雨ほし の入り東風二百十日、二百二十日前後のぼうふうう:暴風雨のわきしけ五月ごろのぼうふうう:暴風雨くろはつ二百十日にぼうふうう:暴 ...
42. まえとーか【前十日】[方言]
日本方言大辞典
二百十日の十日前の厄日。 広島県比婆郡243郷土調査(佐波郡東尋常高等小学校)1934 ...
43. まえなぬか【前七日】[方言]
日本方言大辞典
二百十日の七日前の日。 兵庫県加古郡664播麿加古郡北部方言記録(中島信太郎)1972 ...
44. まつり【祭】[標準語索引]
日本方言大辞典
家の屋根に投げ上げるまつり:祭うまひき二月、三月、五月、六月に祝う麦と稲の穂のまつり:祭うまつぃー二百十日ごろに、大風を鎮め豊作を祈って行われる風神のまつり:祭 ...
45. やく【厄】[方言]
日本方言大辞典
949(2)太陽にかかる暈かさ。 千葉県夷隅郡059民間伝承(雑誌)1937~1943(3)二百十日。 熊本県芦北郡・天草郡919方言と性格と分布相(田中正行) ...
46. やくび【厄日】[標準語索引]
日本方言大辞典
二百十日の十日前のやくび:厄日まえとーか ...
47. わいた[方言]
日本方言大辞典
秋の変わり目に吹く西南の暴風。 兵庫県淡路島671淡路方言研究(田中万兵衛)1934(13)八十八夜または二百十日ごろの風。 岡山県真鍋島014瀬戸内海島嶼巡訪 ...
48. ああ‐ああ
日本国語大辞典
*浮雲〔1887〜89〕〈二葉亭四迷〉一・五「アアアア偶(たま)に人が気を利かせれば此様な事った」*二百十日〔1906〕〈夏目漱石〉三「けふは湯葉に椎茸ばかりか ...
49. あがり‐ぐち【上口】
日本国語大辞典
の上口(アガリクチ)の鳥居の上にも、山の上の小さな弁天の社の屋根にも」(3)風呂場の出口。*二百十日〔1906〕〈夏目漱石〉二「風呂場を出ると、ひやりと吹く秋風 ...
50. 秋の風 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
伊豆や伊勢地方の漁師が名付けたとされる。雨が交じって海上も荒れる。▼野分(のわき/のわけ)9月の雑節二百十日から二百二十日にかけて、野の草を分けながら吹き荒れる ...