NHK大河ドラマ「光る君へ」特集
ジャパンナレッジは約1900冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 歴史
  6. >
  7. 日本史
  8. >
  9. 弥生時代
  10. >
  11. 弥生時代

弥生時代

ジャパンナレッジで閲覧できる『弥生時代』の国史大辞典のサンプルページ

弥生時代
やよいじだい
弥生時代は、一般的には、狩猟採集社会である縄文時代に次ぐ時代、つまり水稲農耕が始まり、金属器をもつようになってから、古墳を標識とする古墳時代に入るまでの間とされている。弥生時代は、前期・中期・後期、または第I~V期に区分されている。かつてこの前期・中期・後期という区分について、水稲農耕は、前期に北部九州から伊勢湾東岸まで、中期に東北地方南部まで、後期に至って東北地方北部に達したといわれてきたが、この考えは次のような多くの新資料の検出から変更されつつある。まず昭和五十三年(一九七八)に、福岡市博多区板付遺跡で、弥生時代前期初頭の板付I式土器の時期のさらに下から、縄文時代晩期の突帯文の施された夜臼式土器を伴う水田跡が検出され、さらに同五十五年佐賀県唐津市菜畑遺跡で、夜臼式よりもさらに古い縄文時代晩期後半の山ノ寺式の土器を伴う水田跡が検出された。またさらに丘庫県伊丹市口酒井遺跡で、縄文時代晩期にこの地でも水稲農耕が始まっていたことが明らかになった。このようになると、弥生時代の要件である水稲農耕は、すでに縄文時代晩期に始まっていたことになる。そこでこの時期を縄文時代からはずして弥生時代の第I期に含めるか、それとも弥生時代の第I期に先行する先I期または早期とするかという考えと、縄文土器を伴っている以上、やはりこの時期は縄文時代として、その段階で水稲農耕が始まっていたとする考えの二通りがある。また各時期の水稲農耕の地域的進展の状況については、同五十六年青森県南津軽郡田舎館村の垂柳遺跡で弥生時代中期中葉の水田跡が検出され、同六十二年には、青森県弘前市砂沢遺跡で前期の水田跡が検出された。また前期土器として西日本に分布していた遠賀川式系統の土器が、青森県八戸市是川中居遺跡、三戸郡南郷村松石橋遺跡で確認され、稲作文化はすでに弥生前期に東北地方にも及んでいたことが明らかにされた。このような状況で、弥生文化の各地域への波及の時代についての見解も現在きわめて流動的である。なお弥生時代の始まりは紀元前三世紀、終末は紀元後三世紀から四世紀にかけてのころとされている。弥生時代は、水稲農耕の発達によって社会の階層が分化し、小さな多くの政治的単位が出現し、やがてそれらが統一へと向かう胎動期ともいうべき時代であるが、その社会状況は中国の『魏志』倭人伝、『後漢書』倭伝からある程度読みとることができる。それによれば、邪馬台国に服属する対馬国(対馬)・一大国(壱岐)・末盧国(松浦)などをはじめとする多くの国があったとされているが、これは弥生時代後期の状況である。また弥生時代は金属器時代であるが、中国がすでに青銅器時代から鉄器時代に入ってから日本に金属器が波及してきたため、日本は青銅器時代から鉄器時代へという過程は踏んでいない。石器は弥生時代の中で消えていくが、鉄器にとって代わられたものと考えられている。かつて弥生時代を金石併用時代と呼んだこともあるが、この用語は現在使われていない。なお北海道には、金属器は伝わったが稲作農耕は伝わらなかったため、縄文文化が続いた。これを続縄文時代という。沖縄には独自の時代区分があり、縄文時代・弥生時代は沖縄の貝塚時代に並行するが、弥生文化は沖縄本島に到達していた。
[参考文献]
甲元真之・山崎純男『弥生時代の知識』(『考古学シリーズ』五)
(上野 佳也)
上記は、日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書サービス「ジャパンナレッジ」のサンプル記事です。

ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。


弥生時代の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 5420
※検索結果は本ページの作成時点のものであり、実際の検索結果とは異なる場合があります
検索コンテンツ
1. 弥生時代
日本大百科全書
弥生文化の時代。その時期は紀元前4、5世紀から紀元後3世紀ごろまでと考えられている。編集部 ...
2. やよい‐じだい【弥生時代】
デジタル大辞泉
弥生文化の時代。縄文時代に続き、古墳時代に先行する。約2300〜2400年前から約1700年前まで。  ...
3. やよい‐じだい[やよひ:]【彌生時代】
日本国語大辞典
〔名〕日本歴史上の時代区分の一つ。彌生文化の時代。紀元前三世紀から紀元後三世紀にわたる時期。〓[ ...
4. やよいじだい【弥生時代】 : 古代
国史大辞典
弥生時代〕 わが国では紀元前三世紀ころ、水稲耕作による村落生活が始まった弥生時代になって、はじめて政治的社会の成立する条件が与えられることになったが、その後 ...
5. やよいじだい【弥生時代】
国史大辞典
このようになると、弥生時代の要件である水稲農耕は、すでに縄文時代晩期に始まっていたことになる。そこでこの時期を縄文時代からはずして弥生時代の第I期に含めるか、そ ...
6. 弥生時代
日本史年表
前400年〈辛巳〉 この頃 北部九州で水稲耕作が本格化する(福岡県 板付遺跡 ).渡来人による技術伝達. 弥生時代 始まる(縄文時代晩期後半とみる見解も)。北部 ...
7. 弥生時代[考古学]
イミダス 2016
原史/原文献時代1。ここでは弥生時代を紀元前10世紀後半から後3世紀前半までとして記述する。弥生時代は、本格的な新石器時代(初期農耕社会)の始まりである。また弥 ...
8. やよいじだいじん【弥生時代人】
国史大辞典
縄文・古墳時代の間に位する弥生時代(2500~1800年14CB.P.)に住んでいた人。縄文人と古墳人とは、それぞれ特有な頭骨形質がある。これに対して弥生時代 ...
9. 弥生時代とは[考古学]
現代用語の基礎知識 2016
弥生時代は、紀元前6世紀ごろ、北部九州で水稲農耕 が始まってから、紀元後3世紀後葉に前方後円墳が出現するまでの時代。水稲農耕は、中国の長江中・下流域で始まり、そ ...
10. 弥生時代の鋤[百科マルチメディア]
日本大百科全書
〓西川勝也 ...
11. 須玖式土器とその時期的細分[図版]
国史大辞典
甕(城の越式、弥生時代中期初) 甕(汲田式、弥生時代中期前半) 甕(須玖式、弥生時代中期中ごろ) 甕(立岩式、弥生時代中期後半) 壺(弥生時代中期中ごろ) 高坏 ...
12. あいおいし【相生市】兵庫県
日本歴史地名大系
相生湾は約四キロ湾入した天然の良港である。〔原始・古代〕縄文時代の遺跡は後期の佐方遺跡・壺根遺跡がある。弥生時代の遺跡は市域西部に集中し、中期後半の野々宮遺跡や ...
13. あいおうむら【相合村】広島県:高田郡/吉田町
日本歴史地名大系
六九石、飛郷印内が八四・一七九石とあり、ほかに古荒川成一一九・七九四石が記される。村域内には弥生時代の会下堂遺跡があり、風越山など前述の古戦場・牢屋敷(上牢・下 ...
14. あいがまどころいせき【安乎間所遺跡】兵庫県:洲本市/安乎下村
日本歴史地名大系
岩戸川南岸の標高六メートルの段丘上にある。昭和五八年(一九八三)・同五九年に発掘が行われた、縄文時代前期―弥生時代中期、平安―鎌倉時代の集落跡。集落の最盛期は弥 ...
15. あいたごう【英多郷】岡山県:美作国/英田郡
日本歴史地名大系
る。里表記なので、里が郷に改められる霊亀元年(七一五)以前のものであろう。吉野川右岸段丘上に弥生時代と奈良時代の遺構群からなる高本遺跡(作東町川北)があり、奈良 ...
16. あいだぐん【英田郡】岡山県
日本歴史地名大系
は晩期に属する土器が高本遺跡(作東町)から発見されている。同遺跡では弥生時代中期の集落跡が検出されているが、郡内の弥生時代の遺跡分布は濃密ではない。古墳は河川流 ...
17. あいちいせき【相知遺跡】徳島県:三好郡/井川町/西井川村
日本歴史地名大系
に位置する弥生時代以降の複合遺跡。平成八年(一九九六)・同九年に発掘調査が行われ、弥生中期・同後期、古墳時代後期、奈良時代、平安時代、鎌倉時代などの遺構約一千基 ...
18. あいづぐん【会津郡】福島県:陸奥国
日本歴史地名大系
東遺跡・男壇遺跡では畿内式墳墓とされる前方後円形周溝墓一基・前方後方形周溝墓三基が発見され、弥生時代から古墳時代に移る三世紀後半の土器が出土し、北陸の土器も含ま ...
19. あいづわかまつし【会津若松市】福島県
日本歴史地名大系
跡が三三ヵ所分布する。弥生時代の遺跡は、市内の南東山麓や鶴ヶ城三の丸跡・川原町口などの中心市街地および市の北・西に分布する。市南郊の奴田山西麓にある南御山遺跡は ...
20. アイヌ【Ainu】
国史大辞典
闘にも用いられた。粟・稗などの穀類の収穫には、カワシンジュガイの貝庖丁でその穂をつみとった。弥生時代の石庖丁と全く同様である。大自然の中に食料を求めるアイヌには ...
21. あいのいせき【藍野遺跡】鳥取県:西伯郡/岸本町/小林村
日本歴史地名大系
原遺跡と紹介されたこともある。第二次世界大戦後、藍野地区に入植した開拓団が当地を開墾した際に弥生時代中期の土器・蛤刃石斧・扁平片刃石斧・石包丁などが採集された。 ...
22. あいのねいせき【間の根遺跡】岐阜県:中津川市/中津川村
日本歴史地名大系
ている。土器は縄文中期の勝坂式・加曾利E式類似のものが多く、大洞A式に類似する晩期精製土器、弥生時代の水神平系土器も認められる。石器は、先土器時代のものとしてナ ...
23. あいのむかいやまいせき【愛野向山遺跡】静岡県:袋井市/石野村
日本歴史地名大系
[現]袋井市愛野 向山 小笠山丘陵の北西山麓に立地する弥生時代から古墳時代の複合遺跡。昭和六〇年(一九八五)から翌年にかけて工場用地造成に伴い発掘調査が行われた ...
24. あいやいせき【愛谷遺跡】福島県:いわき市/旧好間村地区/愛谷村
日本歴史地名大系
ている。人面付鉢・朱塗浅鉢・土偶・土器片円盤・石鏃・石錘・石斧・石皿・擦石・凹石などである。弥生時代では中期後葉(天神原式期)の土器棺や、アメリカ式石鏃を伴出す ...
25. あいらちょう【吾平町】鹿児島県:肝属郡
日本歴史地名大系
後期や晩期の土器、上名の立元遺跡・鏡原遺跡・苫野原遺跡では後期の土器がおのおの出土している。弥生時代の遺跡には立元遺跡、上名の鏡原上遺跡、麓の町頭遺跡などがある ...
26. あいらちょう【姶良町】鹿児島県:姶良郡
日本歴史地名大系
器が、南宮島遺跡では中期・後期の土器が出土。鍋倉遺跡は洞穴遺跡で、後期の土器が出土している。弥生時代では保養院遺跡から後期の土器が出土し、ほかに船津遺跡が知られ ...
27. あうみぐん【会見郡】
国史大辞典
あいみぐん」と通称していた。平安時代には東部を会東郡と称している。縄文時代から弥生時代に続く目久美遺跡や、弥生時代後期から飛鳥時代に至る古代住居遺跡としての福市 ...
28. 檍遺跡
世界大百科事典
宮崎市吉村町檍にある,東九州南部の弥生時代前期の代表的な墓地遺跡。宮崎市を貫流する大淀川の左岸沖積平野に,海岸と平行する現海岸から数えて第3砂丘の南端に立地して ...
29. 青木遺跡
世界大百科事典
べ10haの範囲から約1000基にのぼる遺構を検出した。遺構は大半が弥生~古墳時代のもので,弥生時代では中期中葉から始まる住居址が主体をなし,竪穴住居約60,平 ...
30. あおきいせき【青木遺跡】宮城県:白石市/深谷村
日本歴史地名大系
丘上にある。昭和六年(一九三一)道路開削で、弥生中期初頭の埋葬遺構が発見され、東北地方南部の弥生時代の古式埋葬遺跡として注目された。遺跡東縁部が東北自動車道の路 ...
31. あおきいせき【青木遺跡】鳥取県:米子市/青木村
日本歴史地名大系
墳墓などにおのおの特色がみられる。F・J地区は弥生時代中・後期を中心にした竪穴住居跡・掘立柱建物跡・貯蔵穴を構成単位とした集落跡で、とくに弥生時代中期の長棟の掘 ...
32. あおきいせき【青木遺跡】島根県:出雲市/東林木村
日本歴史地名大系
の複合遺跡。平成一三〜一五年度に島根県教育委員会によって発掘調査された。主要な遺構としては、弥生時代の墳墓と古代の建物跡群がある。弥生墳墓には四隅突出墓四基、方 ...
33. あおきばたいせき【青木畑遺跡】宮城県:栗原郡/一迫町/島体村
日本歴史地名大系
ものである。弥生時代の土器には深鉢・浅鉢・高坏・壺・蓋などの器形があり量も多く、工字状文・波状文・鋸歯状文・平行沈線文・磨消縄文などの文様が施されている。これら ...
34. あおきむら【青木村】兵庫県:宍粟郡/山崎町
日本歴史地名大系
庵(現在は無住)がある。字中井の青木銅鐸出土地は県指定史跡。昭和三五年(一九六〇)農作業中に弥生時代中期のものとみられる銅鐸が発見された。青木銅鐸とよばれる四区 ...
35. あおしまいせき【青島遺跡】鳥取県:鳥取市/旧高草郡地区/高住村
日本歴史地名大系
生活遺跡は二ヵ所で、出土遺物も土器のほか石斧・石皿・石錘・叩石・石鏃など豊富である。生活の場として引続き弥生時代にも使用されていた。青島遺跡が祭祀遺跡としての色 ...
36. あおたにいせき【青谷遺跡】兵庫県:神戸市/西区/松本村
日本歴史地名大系
採取された数百点の石器のなかには有舌尖頭器・石刃・細石器・石核を含むといい、石戈・石剣の出土する弥生時代中・後期の高地性集落として注目された。同五六年に復原面径 ...
37. 青森[県]
世界大百科事典
る。日本海側の津軽地方には古くから稲作がとり入れられており,そのことは田舎館村の垂柳地区から弥生時代の炭化米,水田址が出土したことからも証明されている(田舎館遺 ...
38. あおやかみじちいせき【青谷上寺地遺跡】鳥取県:気高郡/青谷町/青屋村
日本歴史地名大系
目指したインフラ整備に腐心した様子がうかがわれ、災害史と土地開発史の両面から弥生時代を語ることのできる遺跡といえる。また、弥生時代後期の中心域を囲う溝の一画から ...
39. 青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡[考古学]
イミダス 2016
鳥取市青谷町にある弥生時代の遺跡。鳥取県埋蔵文化財センターが調査して、7メートルのスギの柱材を見つけた。年代は弥生時代後期(西暦1~2世紀ごろ)である。この木 ...
40. あおやぎいせき【青柳遺跡】福島県:福島市/松川北岸地区/瀬上村
日本歴史地名大系
[現]福島市瀬上町 青柳 阿武隈川と摺上川の合流点近くの低位砂礫段丘上に位置し,西側に青柳神社が鎮座。弥生時代の再葬墓で,昭和五二年(一九七七)道路工事中偶然土 ...
41. 赤
世界大百科事典
が朱(水銀系の赤色顔料)で身体装飾をしていたらしいのを知る。この水銀朱は縄文後期にあらわれ,弥生時代や古墳時代にはかなり広くおこなわれた。《古事記》神武天皇の条 ...
42. あかあなどうけつ【赤穴洞穴】岩手県:下閉伊郡/岩泉町/岩泉村
日本歴史地名大系
期は縄文時代晩期末と弥生時代とされている。縄文時代晩期の土器は終末期の文様である変形工字文を主体とする大洞A′式といわれるものであり、深鉢・鉢・壺を中心としてい ...
43. あかがいといせき【赤垣内遺跡】三重県:度会郡/玉城町/野篠村
日本歴史地名大系
メートルが発掘調査され、弥生時代より鎌倉時代までの各時代に断続的に営まれた集落跡で、遺跡は調査個所以外に町道の北側にも広がるものと想像される。調査区の東部分に弥 ...
44. あかぎやま【赤木山】長野県:松本市/寿地区
日本歴史地名大系
横断している。現在は大部分耕地、一部分森林となっている。この丘陵には縄文時代の遺跡が多く、また弥生時代の石器・土器を出す所も多い。西斜面は赤木集落に接しているが ...
45. あかさかいせき【赤坂遺跡】神奈川県:三浦市/三戸村地図
日本歴史地名大系
初声町下宮田 赤坂 京浜急行三崎口駅の南西約五〇〇メートル、三戸入口バス停留所一帯の平坦面に広がる弥生時代中期末から後期の初めにかけての大集落跡で、三浦半島南部 ...
46. あかさかいせき【赤坂遺跡】徳島県:阿波郡/阿波町/西林村
日本歴史地名大系
対象に実施され、遺構は弥生時代を中心とし、旧石器時代から中世までの遺物が出土している。旧石器時代の遺物は石核、ナイフ形石器などで、いずれも姶良丹沢火山灰降下以後 ...
47. あかさかいまいふんきゆうぼ【赤坂今井墳丘墓】京都府:中郡/峰山町/赤坂村
日本歴史地名大系
杯・器台・甕などがある。墳頂部平坦面には木柱列痕跡があり、祭祀用施設の存在が推測されている。弥生時代終末期の大形墳丘墓の典型例であり、また丹後地方の当該期の被葬 ...
48. あかさきいせき【赤崎遺跡】長崎県:下県郡/豊玉町/卯麦村
日本歴史地名大系
南向きに突き出た岬にある遺跡。この台地上に珍しい構造の箱式石棺があり、昭和四一年(一九六六)の調査では弥生時代後期初頭の土器片と、青銅製斧の断片、小型 ...
49. あかさきいせき【赤崎遺跡】長崎県:下県郡/豊玉町/貝口村
日本歴史地名大系
くものの、遺物は発見されなかった。須恵器の編年や石室外の採集品に陶質土器があることなどから、弥生時代後期から古墳時代初頭におよぶ遺跡とされる。 ...
50. あかさきちょう【赤碕町】鳥取県:東伯郡
日本歴史地名大系
黒川沿いの立子谷などに点在する。北部海岸沿いを国道九号とJR山陰本線が東西に走る。縄文時代から弥生時代にかけての遺跡は少なく、南東部にある松ヶ丘遺跡から石鏃や石 ...
「弥生時代」の情報だけではなく、「弥生時代」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶

弥生時代と同じ弥生時代カテゴリの記事
弥生時代(国史大辞典)
弥生時代は、一般的には、狩猟採集社会である縄文時代に次ぐ時代、つまり水稲農耕が始まり、金属器をもつようになってから、古墳を標識とする古墳時代に入るまでの間とされている。弥生時代は、前期・中期・後期、または第I~V期に区分されている。かつてこの前期・中期・後期という区分に
邪馬台国(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典・Encyclopedia of Japan)
二、三世紀の日本列島内にあった小国の一つで、対馬国(のちの対馬島上県・下県郡、現在の長崎県上県・下県郡)以下二十八の小国を統属していた倭国連合の盟主国。二世紀末から三世紀前半まで女王卑弥呼が都としていた国。この国への道程は『魏志』倭人伝によれば諸
弥生時代と同じカテゴリの記事をもっと見る


「弥生時代」は時代に関連のある記事です。
その他の時代に関連する記事
円高・円安(日本大百科全書)
円高は円の対外価値が高くなることで、逆に円安は円の対外価値が低くなることをいう。一国の通貨の対外価値は外国為替(かわせ)相場に反映される。たとえば1ドル=120円の相場が110円となれば、円の対外価値は1ドルにつき10円高まったことになり、逆に相場が
縄文時代(国史大辞典)
弥生時代以前の日本列島で土器が出現し使用された時代全体を縄文時代とする広義の見解と、その編年区分のうち最古の細隆線文土器・爪形文土器などが作られ使用された草創期は縄文土器文化以前の土器文化と考え、これを晩期旧石器時代・更新世最終末とする見解とがある。
弥生時代(国史大辞典)
弥生時代は、一般的には、狩猟採集社会である縄文時代に次ぐ時代、つまり水稲農耕が始まり、金属器をもつようになってから、古墳を標識とする古墳時代に入るまでの間とされている。弥生時代は、前期・中期・後期、または第I~V期に区分されている。かつてこの前期・中期・後期という区分に
古墳時代(国史大辞典)
弥生時代につづいた一時代について、その文化の代表的徴証である古墳の名を冠した時代区分の名称。古墳は三世紀終末あるいは四世紀の初頭に発達し、飛鳥時代はもとより奈良時代あるいは平安時代の一部にも存続したが、一応飛鳥時代などすでに確立されている時代区分と区別し
飛鳥時代(世界大百科事典・国史大辞典)
政権の所在地による日本史の時代区分法によって,推古天皇が豊浦宮で即位した592年から,710年(和銅3)の平城京遷都までの100余年間をいう。この間,孝徳朝に難波宮,天智朝に近江大津宮へ短期間都が移った以外,推古朝の豊浦宮・小墾田宮(おはりだのみや)
時代に関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1900冊以上(総額850万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶