「旬wordウォッチ」では、以前に新聞の見出しの切り抜きを活用した「コラージュ川柳」を紹介した。こうしたたぐいの遊びは、知的な大喜利といった感覚もあってネット上で盛り上がりやすい。いま話題を呼んでいる「文庫川柳」も、そのジャンルに位置づけられるだろう。文庫のタイトルを2、3冊つなげて五・七・五の文を作るというもので、SNS上で背表紙を並べた画像として披露されている。
その火付け役となったのは、岩手県盛岡市の「さわや書店本店」だ。今年5月に催した「ちくま文庫ほぼ全点フェア」の一環として、Twitter上で「ちくま文庫川柳」を展開。これがウケて、いまではあらゆる文庫がネタ元となっている。
読書好きの本棚はたいがい文庫がぎゅうぎゅう詰めになっているもので、日常の息抜きに取り組みやすい面もあろう。いくつか「作品」を挙げておく。【『片思い』『とり残されて』『蝉しぐれ』】(これは「本の話WEB」による初期の作品。さすがである)【『山椒魚』『ライ麦畑でつかまえて』】【『三匹のおっさん ふたたび』『ストーカー』】……。うまいものだ、と感心させられることしきりである。
その火付け役となったのは、岩手県盛岡市の「さわや書店本店」だ。今年5月に催した「ちくま文庫ほぼ全点フェア」の一環として、Twitter上で「ちくま文庫川柳」を展開。これがウケて、いまではあらゆる文庫がネタ元となっている。
読書好きの本棚はたいがい文庫がぎゅうぎゅう詰めになっているもので、日常の息抜きに取り組みやすい面もあろう。いくつか「作品」を挙げておく。【『片思い』『とり残されて』『蝉しぐれ』】(これは「本の話WEB」による初期の作品。さすがである)【『山椒魚』『ライ麦畑でつかまえて』】【『三匹のおっさん ふたたび』『ストーカー』】……。うまいものだ、と感心させられることしきりである。