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デジタル版 集英社世界文学大事典
凡例
本文
[1] 日本語表記
漢字表記は原則として「常用漢字表」(昭和56年内閣告示)に準拠したが、文学事典ということを考慮して執筆原稿を尊重した場合もある。
常用漢字外および読みにくい用語や人名には、その項目の初出に( )を用いて読みを示した。
かなづかい、送り仮名については、原則として現代かなづかいと送り仮名の許容範囲内においておおむね統一を図った。
[2] 国別表記
人名項目の本文冒頭において、その人物の属する国または地域、多言語の国の場合は創作・著述した言語、およびその文学ジャンルを可能なかぎり明示した。
例えば「スコットランドの詩人~」「ベルギーのオランダ語の作家~」「インドのウルドゥー語、ヒンディー語の小説家~」「フランス系カナダの小説家~」等である。
新聞・雑誌、また必要な場合、事項項目もそれに準じた。「アルゼンチンの文芸雑誌~」「中世ドイツの宮廷詩~」等。
ロシアについては、文学者として最も活躍した時期が革命からソ連邦崩壊(1991年12月)までの間だった場合、原則として(ソ連)と添えた。例えば、「ロシア(ソ連)の
…
」「アゼルバイジャン(ソ連)の
…
」などである。亡命作家・詩人についても、同様の扱いで記述した。
ドイツについては、第二次大戦後から統一ドイツ誕生(1990年10月)までの間に、文学活動が盛期だった場合、必要に応じて文中で「東ドイツ」「西ドイツ」に言及した。
旧チェコスロヴァキアについては、原則としてチェコとスロヴァキアに区分して表記した。
旧ユーゴスラヴィアについては、旧ユーゴスラヴィア誕生(1918年)以前にその活動を終えている文学者は、それぞれの国名あるいは民族名にした。
例:カラジッチ(1787.11.6‐1864.2.7)
セルビアの文献学者
……
旧ユーゴスラヴィア時代(1918‐1991)に活躍した作家、および分裂後も執筆活動を続けている作家は、国名などの後に(旧ユーゴスラヴィア)と添えた。
例:アレチコヴィチ(1924.2.2‐)
セルビア(旧ユーゴスラヴィア)の女性詩人。
また主な活躍期が旧ユーゴスラヴィア時代(1918‐1991)に限られ、汎(はん)ユーゴ的性格をもった作家は、例外的に「旧ユーゴスラヴィア」とした。
例:アンドリッチ(1892.10.9‐1975.3.13)
旧ユーゴスラヴィアのノーベル文学賞作家。
朝鮮については、文学者として活躍した時期が1945年以前の場合は「朝鮮」、45年以後に及ぶ場合は活躍の地により、「韓国」「北朝鮮」と表示した。
近年、「東欧」の一部地域を「中欧」と呼称する場合もあるが、「中欧」の範囲が必ずしも明確ではないので、従来の呼称のままとした。
[3] 原綴表示
本文中において、本人の創作による書名、作品名などにはラテン文字、あるいはキリル文字、ハングルによる原綴を付した。
ラテン文字、キリル文字による原綴表記で単語の最初の文字が大文字か小文字かは、その言語における正書法、あるいは最も一般的とされている方法に拠った。
例: ネパール(すべて小文字)
『白い虎』 seto bāgh
オスマン朝・トルコ共和国は原則として現代トルコ字母(ラテン文字)で表記した。
タイ語の原綴翻字表記は、発音に近いアルファベットを当て、長母音は母音を二つ重ねることで示した。声調を表す記号は省略した。
有気音と無気音の違いはchとc、phとp、thとt、khとkで区別した。
例: チュラーロンコーン
英語表記 Chulalongkorn
当事典表記 Culaalongkoon
また、立項人名・作品名において、原綴が日本語では発音しないrが存在する綴り字である場合には、それを尊重したラテン文字表記とした。
例: シーブーラパー Sribuuraphaa
『シータノンチャイ物語』 Srithanonchai
[4] 書誌表示
巻数、刊行年、受賞賞名などは、原則として書籍、作品名の後に( )を用いて記した。年代は西暦で表示したが同世紀が続く場合は、原則として初出以外の世紀を示す部分を省略した。
小説、詩、評論などの年代は、原則的には出版年を表示した。ただし、出版が執筆時期より遅れたり、生前には出版に至らなかった場合には、(発表、刊)などを付記して併記、また必要によっては(没後刊)などと記した。
戯曲の年代は、原則として初演年で示した。ただし、作品完成から上演までの時期に大きく隔たりがあったり、出版された場合は、(発表、初演、刊)などと付記した。
主要作家の代表的な作品については、項目の右横に「作品の解説」として作品名を掲げ、リンクをはった。項目の本文中に他の項目名がある場合、青字としリンクをはった。
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