2 語義と訳語
2.1 語義の区分には1, 2...を,慣用句,複合語の中では (1),(2)...を用いた.
その中で訳語が並ぶときはカンマ( ,)を,やや意味に隔たりがあるときはセミコロン(;)を用いた.
2.2 語義の定義を(( ))内に日本語で示し,そのあとにイタリア語の訳語を置いた.
(例) しき【式】
1 ((儀式)) cerimonia...
2 ((様式,方式)) stile...
2.2.1 基本語などで大きな語義区分には【 】を用いた.
(例) なか【中】
1 【物の内側】 in, dentro...
2 【範囲】 in, fra...
2.3 変化形
2.3.1 語義に当たる名刺には男性・女性の区別をつけた.男性名詞で女性形のあるものは [ ] 内に示した.
(例) きょうじゅ【教授】 professore 男[女-essa]
2.3.2 語尾変化のわかりにくい名詞・形容詞は変化部分をイタリック体で示し,[ ] 内に変化形を示した.
(例) incendio 男[複 -i]
artistico[男複 -ci]
2.3.3 単数・複数同形の名詞には[無変]を示した.
(例) toccasana 男[無変]
2.3.4 essere, rimanere などの「自動詞不定形+形容詞」で示されるとき,主語の性・数によって変化する形容詞の語尾部分はイタリック体とした.
(例) essere allegro
2.4 自動詞には学習上の便宜を図るために自明のものを除き,自動詞であることを
自で示した.さらに複合時制を作る場合の助動詞を avere を取るものには [
av],essere を取るものには [
es] と示した.
(例) rispondere 自[av]
rimpatriare 自[es]
他動詞のうち,目的語なしでも用いられる語には,
他の後に(▲単独でも可)と示した.
(例) おがむ【拝む】... pregare 他(▲単独でも可)
2.5 結びつきの強い前置詞を訳語の後に示した.
(例) andarsene ≪から da≫
2.6 文型の指示,前置詞とのつながりを示した.
(例) di+不定詞, che+接続法 a qlcu.
2.7 名詞の性・数により語形が変わる所有形容詞はイタリック体の
proprio で表した.
(例) 呼吸を整える
controllare il proprio respiro
2.8 補語人称代名詞の一般形にはイタリック体の sé を用いた.強勢形は se stesso.
2.9 日本語のローマ字表記にはヘボン式を用い,イタリック体とした.
judo, kimono, haiku, kabuki
2.10 派生語は語義・訳語の後に
◆を用いて示した.
(例) はっけん【発見】
scoperta 女
◆発見する ((未知の物を))scoprire...