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菊の節句(重陽の節句)

ジャパンナレッジで閲覧できる『菊の節句(重陽の節句)』の日本国語大辞典・平成ニッポン生活便利帳のサンプルページ

日本国語大辞典
きく の 節供(せっく)

五節供の一つ。陰暦九月九日の節供。重陽の節。菊の日。菊節供(きくぜっく)。菊花節(きっかせつ)。《季・秋》

*浮世草子・好色五人女〔1686〕二「菊(キク)の節句(セック)より前にあはし申すべしといへば」

*浄瑠璃・用明天皇職人鑑〔1705〕鐘入「菊のせっくや年の暮、人の悦ぶ日といへば」

*俳諧・太祇句選〔1772~77〕秋「朝露や菊の節句は町中も」

発音

〓[0]〓[キ]




平成ニッポン生活便利帳
重陽の節句(ちょうようのせっく)
12か月のきまりごと歳時記 > 九月 《長月》 > 【暦】
旧暦9月9日の節句。五節句の一つで、菊の節句、重九(ちょうく)、お九日(おくにち)とも呼ばれる。陽数(奇数)が重なるめでたい日。古来中国ではこの日に小高い山に登り、長生きの効能があるとされる菊の花を浸した菊酒を飲んで不老長寿を願う風習があった。これが奈良時代に伝わり、平安時代には宮廷行事として定着。江戸時代以降、秋の収穫祭と結びつき「お九日」として庶民にも広まった。九州北部の秋祭りとして知られる「長崎くんち」「唐津くんち」などは「お九日」に由来するとされる。
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検索コンテンツ
1. 秋のお菓子 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
行事もお菓子もしっかり味わって、実りの秋を全身で感じたいものです。ところで、旧暦9月9日の重陽の節句は菊の節句とも呼ばれ、平安時代の宮中では菊を愛で、菊の花を浮 ...
2. いしょう‐かさね[イシャウ‥]【衣装重】
日本国語大辞典
〔名〕近世、京都、島原の遊里で九月九日の菊の節句の前後三日間、遊女等が揚屋の二階座敷などを借りて、所持している衣装や道具類を飾りたて、各自の全盛を競いあった行事 ...
3. 雨月物語 290ページ
日本古典文学全集
一)、後白河院の建立した廟院。頓証寺という。ちりばめる。美しい絵具。慎んで神として祀ること。菊の節句(九月九日)の再会を誓った約束。「約」を「ちぎり」と読ませて ...
4. 雨月物語 296ページ
日本古典文学全集
それに『和名抄』の「古乃加美」という古い訓を添えた。「ちょうよう」。陰暦九月九日の節句。重九、菊の節句、茱萸の節句とも。中国ではこの日、山へ登って菊酒を酌み交す ...
5. 雨月物語 300ページ
日本古典文学全集
左門いふ。「井臼の力はた款すに足ざれども、己が心なり。いやしみ給ふことなかれ」。赤穴猶答へもせで、長嘘をつぎつつ、しばししていふ。「賢弟が信ある饗応をなどいなむ ...
6. 歌麿 210ページ
東洋文庫
五月五日の男の子の端午の節句、七月七日の既婚者ないし婚約者たちの祭[七夕]、そして九月九日は菊の節句ないし俗生活から引退して詩的、哲学的生活に入るための祭[重陽 ...
7. おおざか‐や[おほざか‥]【大坂屋】
日本国語大辞典
京都島原にあった置屋。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕一・二「大坂屋(おほザカや)の野風殿に、西国の大臣菊の節句仕舞にとて一歩三百をくられしも」*随筆・胆大小 ...
8. おきなぐさ の 祝(いわ)い
日本国語大辞典
九月九日のことをいう女房詞。重陽(ちょうよう)の節句。*女中言葉〔1712〕「菊の節句 をきな草の祝ひ 九月九日の事」 ...
9. 川渡甚太夫一代記 北前船頭の幕末自叙伝 365ページ
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る。一、九日朝汐二田の浦を出帆するに、節句餅付 を見て、○ 出来田の秋浦の海士人新米で 菊の節句の餅やつくらむ○ 夕部立チ今朝来て見れば嶋々の ...
10. きく【菊】[標準語索引]
日本方言大辞典
のりぎく盆栽やきく:菊などの形をよくすることしなんきく:菊が倒れないように傍らに立てる支えきくてきく:菊の節句かきぜっく / ほーざーぜく ...
11. 菊(〓)画像
字通
きくずい 菊のしべ。 菊節 きくせつ 菊の節句。 菊泉 きくせん 河南内郷の〓県にある菊 ...
12. 菊 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
菊の節句」とも呼ばれる重陽の節句(旧暦9月9日)は、新暦では10月上旬頃にあたり菊の見頃。平安時代には宮中で菊花の宴が行われ、菊酒を飲む習慣があった。庶民も菊 ...
13. きく の 節供(せっく)
日本国語大辞典
〕鐘入「菊のせっくや年の暮、人の悦ぶ日といへば」*俳諧・太祇句選〔1772~77〕秋「朝露や菊の節句は町中も」 ...
14. きく の 日(ひ)
日本国語大辞典
0〕上「菊の日と月見いづくの泊(とまり)せん〈枳風〉」*俳諧・俳諧四季部類〔1780〕九月「菊の節句 きくの日」*俳諧・文政句帖‐五年〔1822〕九月「菊の日や ...
15. 季語
日本大百科全書
祝う催しを行う地方があるが、それもこの重陽の影響であろうといわれる。 人心(ひとごころ)しづかに菊の節句かな <召波>盆(ぼん) (初秋)[盂蘭盆(うらぼん) ...
16. 金笠詩選 57ページ
東洋文庫
○漠漠地理 広大な土地の理。 ○不如帰飲 帰って飲むに及ばない。 ○重陽酒 陰暦九月九日の菊の節句に飲む酒。 ...
17. くちそえ‐ざけ[くちそへ‥]【口添酒】
日本国語大辞典
ましうまし」*浮世草子・万の文反古〔1696〕五・三「口添(ソヘ)酒さへうれしがり、すぎにし菊の節句をつとめ、又正月の事を今から宿へことはり申候」 ...
18. くれ‐げしき【暮景色】
日本国語大辞典
〔名〕夕暮れ時のながめ。*浮世草子・好色一代男〔1682〕七・七「ただぬれつつぞ山水の香ひもふかき菊の節句の暮(クレ)けしき」クレ ...
19. 好色一代男(井原西鶴集) 33ページ
日本古典文学全集
枕する」(千載)による。新枕は十一歳の世之介が初めて女と交わることを意味する。九月九日の重陽菊の節句には、菊花を入れた菊酒を飲んで祝う。金持相手の舶来品屋。多く ...
20. 好色一代男(井原西鶴集) 224ページ
日本古典文学全集
「娑婆(現世)で見た弥次郎(弥三郎・弥十郎とも)」という。菊の節句(九月九日の重陽の節句)の回礼。まずお祝いの言葉を述べて、の意。九月九日の菊の節句の紋日は前日 ...
21. 好色一代男(井原西鶴集) 228ページ
日本古典文学全集
たばこも手してはつがず、ね道具も人にきせられ、やさしきおことばを聞寝入りにして、結構な夢をみる事ぞかし。 菊の節句(重陽)の後宴。島原下之町大坂屋太郎兵衛抱え ...
22. 好色五人女(井原西鶴集) 283ページ
日本古典文学全集
なほゆくすゑの心ながら、おそろしき事を咄しけるに、それは一つも聞きもいれずして、井守を焼きて恋のたよりになる事をふかく問ふに、おのづと哀れさもまさりて、「人には ...
23. 好色五人女(井原西鶴集) 284ページ
日本古典文学全集
おもひつかする仕かけに大事あり。この年月、数千人のきもいり、つひにわけのあしきといふ事なし。菊の節句より前にあはし申すべし」といへば、樽屋、いとどかしもゆる胸に ...
24. 好色五人女(井原西鶴集) 335ページ
日本古典文学全集
の一足飛び、玉なる汗をかきて木戸口にかけ出、丹後なる里にかへり、その後は京こはかりき。折節は菊の節句近付きて、毎年丹波より栗商人の来りしが、四方山の咄の次手に、 ...
25. 古今和歌集 425ページ
日本古典文学全集
いない。『文選』序に「耳ニ入ルノ娯タリ」「目ヲ悦バシムルノ玩タリ」。よい時節。特に九月九日(菊の節句)をいう(六臣注『文選』巻二十)。天武天皇の皇子で、四首の詩 ...
26. 碁太平記白石噺(浄瑠璃集) 577ページ
日本古典文学全集
の.フシ我が身の上.地色ハル巡る紋日も松の内.ウ桃の節句に菖蒲葺く、軒の灯籠二度中の月、ハル菊の節句や俄の時.ウ仲の町に出てゐても.上もし父様に似た人のありと思 ...
27. 西鶴置土産(井原西鶴集) 500ページ
日本古典文学全集
屋をかりて二清に渡し、家賃の外に、一ケ月の合力銀三十目、「何なりとも勝手次第にくるひ給へ」といひ捨てける。ここにて名誉悪心かはりて、人にあふも迷惑して、後にはは ...
28. 柴田収蔵日記 1 村の洋学者 365ページ
東洋文庫
(96) 沢根町の廻船問屋。(97) 湊町の商人で廻船問屋。(98) 菊の節句。(99) 相川の医師。(㎜) 血止めの薬。石見銀山でどれた。(皿) 羽茂本郷村に ...
29. 重画像
字通
ちようきゆう 二丁弓。 重裘 ちようきゆう 重ね裘。 重九 ちようきゆう(きう) 九月九日、菊の節句。晋・陶潜〔九日間居詩の序〕余、〓居して重九の名 ...
30. せきはん【赤飯】
国史大辞典
ば『鈴鹿家記』)から現われ、室町時代になると盛んに使われており、一条兼良の『尺素往来』にも、菊の節句に赤飯のことが記されている。用語上では、赤飯と小豆飯とは同意 ...
31. 世間胸算用(井原西鶴集) 425ページ
日本古典文学全集
一 闇の夜の悪口 所のならはしとて、関東に定め置きて、大晦日に祭あり。津の国西の宮の居籠り、豊前の国はやともの和布刈、又丹波のおく山家に縁付をする里あり。むかし ...
32. 全発句(松尾芭蕉集) 231ページ
日本古典文学全集
で、終生変ることがなかった。当時は葛飾の阿武(墨田区)に隠棲していた。九月九日の重陽の節句(菊の節句)の翌日「十日の菊」。残菊。残る菊ともいう。素堂のこと。屋敷 ...
33. 全発句(松尾芭蕉集) 312ページ
日本古典文学全集
のであろう。関の住素牛何がし、大垣の旅店を訪はれ侍り 陰暦の九月九日で、重陽の節句のこと。菊の節句である。大垣藩士。浅井源兵衛。俳号、左柳。蕉門俳人。『曾良旅 ...
34. 全発句(松尾芭蕉集) 317ページ
日本古典文学全集
拾い上げたのは可愛いむかごであった。季語は「ぬかご」「きくの露」で秋。「菊の露」は、年中行事として、菊の節句の九月九日に菊の着せ綿に露を移しとり、その露で面を拭 ...
35. 全発句(松尾芭蕉集) 445ページ
日本古典文学全集
芭蕉にも影響を与えた。高潔な人格で蕉門の間で敬愛されていた。葛飾蕉門の祖。陰暦九月九日の節句。菊の節句。「神無月」は陰暦十月。『東坡詩集』巻六「江月五首」の「引 ...
36. 全発句(松尾芭蕉集) 493ページ
日本古典文学全集
・芭蕉翁行状記・菊の香)昨日から古都奈良に来て、古い仏像を拝んで回った。折しも今日は重陽で、菊の節句の日である。家々には菊が飾られ、町は菊の香りに満ちている。ゆ ...
37. 全発句(松尾芭蕉集) 494ページ
日本古典文学全集
笈日記・泊船集書入・今日の昔・梟日記・蕉翁句集草稿・蟋蟀巻)(菊の節句の九月九日に奈良を出立した心を詠んだ)菊の咲く奈良を菊の節句の朝出立し、難波に着いたのは宵 ...
38. 中華飲酒詩選 28ページ
東洋文庫
九日閑居 菊の節句に わび住ひして (序)余閑居、愛重九之名。秋菊盈園、而持〓靡由。空服九華、寄懐於言。余 閑居シテ、重九之名ヲ愛ス。 余わび住ひして重九の ...
39. 中華飲酒詩選 228ページ
東洋文庫
まあ嬉しい 樽が乾上らなかつた 安ゾ問ハン少与多ト。 量の多少は問題でない。重陽 已ニ過グト雖モ 菊の節句は もはや過ぎたけれど 籬菊 残花有リ。 籬の菊 ...
40. 中華人民共和国画像
世界大百科事典
この日には,月餅を食べる。このほか,清明節の墓参り(陽暦4月5日または6日),陰暦9月9日の菊の節句の重陽節,陰暦11月1日の衣替え(死者の墓に紙でできた冬衣を ...
41. 中国の花譜 71ページ
東洋文庫
春の社日といい、立秋の後、第五の戊の日を秋の社日という。こ こでは後者の意味。重陽は陰暦九月九日、菊の節句。(五) 宋代の一寸は三・〇七センチメートル位。(六) ...
42. 中国の花譜 122ページ
東洋文庫
(二) 萢成大の故郷呉県(江蘇省蘇州)にあった家。 (三) 西湖のこと。 (四) 陰暦九月九日、菊の節句。 (五) 梅の枝のこと。 (六) 范成大は孝宗、乾道七 ...
43. 中国の花譜 139ページ
東洋文庫
季春の月に「桐始めて華さく」、季秋の月に 「鞠(菊)に黄華あり」と見える。(五) 重陽に同じ。陰暦九月九日の菊の節句。(六) 衣類に香を焚きこめるために用いるか ...
44. ちょう-やう【重陽】
全文全訳古語辞典
〔名詞〕(易で陽の数である「九」が重なるところから)陰暦九月九日の節句。五節句の一つ。「菊の節句」「重句」とも。宮中では、天皇と臣下が詩歌を作り、菊酒(=菊ノ花 ...
45. ちょうよう【重陽】
国史大辞典
母屋の柱に懸けた。この儀は季節美感と相まって、漢詩文や和歌など文学との関連も深い。後世では「菊の節句」(『好色五人女』二)などと呼ばれて親しまれた。 [参考文献 ...
46. 重陽の節句(ちょうようのせっく) 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
旧暦9月9日の節句。五節句の一つで、菊の節句、重九(ちょうく)、お九日(おくにち)とも呼ばれる。陽数(奇数)が重なるめでたい日。古来中国ではこの日に小高い山に登 ...
47. 徒然草 194ページ
日本古典文学全集
弁の乳母の言へる返事に、「あやめの草はありながら」とも、江侍従が詠みしぞかし。第一三九段 家にありたき木は、松・桜。松は五葉もよし。花は一重なるよし。八重桜は奈 ...
48. 庭訓往来 239ページ
東洋文庫
〔偏茱萸食レ餌飲二菊酒』令二長寿一又採二茱萸→ 即万吉又長生。尺素日、菊花辺赤飯九日興味也。〕こうした菊の節句についての記事を示したいばか りに、『旧鉛』の作者 ...
49. 陶淵明詩解 98ページ
東洋文庫
此詩は九日に間居し、退屈を慰めるために作った詩である、九月九日は九が二つかさなるので之を重九といふ、支那で菊の節句として酒を飲み高き処へのぼり祝ふ日である、膠は ...
50. 東京年中行事 2 137ページ
東洋文庫
ことにて、元来が九の 数の陽なるに、九月九日と九の重なるを以てこの名 あるとやら。重九、菊の節句、栗の節句、菊の目 というのは皆この日のことにて、古より五 ...
「菊の節句(重陽の節句)」の情報だけではなく、「菊の節句(重陽の節句)」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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七夕(日本大百科全書・世界大百科事典・国史大辞典・日本国語大辞典)
7月7日あるいはその前夜の行事。本来は陰暦で行っていたが、現在は陽暦の7月7日に行う所が多い。東北地方などでは月遅れの8月7日に行っている。七夕は織女祭、星祭などともいい、中国伝来の行事と、日本古来の伝承、さらに盆行事の一環としての行事など、さまざまな要素が入り混じって今日に伝承されている
七草(世界大百科事典・日本国語大辞典・日本大百科全書・国史大辞典)
七種とも書き,春の七草と秋の七草がある。春の七草〈せり,なずな,ごぎょう,はこべら,ほとけのざ,すずな,すずしろ,これや七草〉とうたわれたように,これらを春の七草と称し,この,ごぎょうはハハコグサ,はこべらはハコベ,ほとけのざはタビラコ,すずなはカブ,すずしろは大根とされる
重陽(世界大百科事典・国史大辞典・日本国語大辞典)
9月9日の節供。陽数(奇数)の極である9が月と日に重なることからいい,重九(ちようきゆう)ともいう。中国行事の渡来したもので,邪気を避け,寒さに向かっての無病息災,防寒の意味もあった。菊花宴ともいい,685年(天武14)を起源とするが,嵯峨天皇のときには,神泉苑に文人を召して詩を作り,宴が行われていることが見え
端午(改訂新版・世界大百科事典)
中国にはじまり,朝鮮,日本でも行われる旧暦5月5日の節供。中国 蒲節,端節,浴蘭節などともいう。〈端〉は〈初〉の意味で,元来は月の最初の午の日をいった。十二支の寅を正月とする夏暦では,5月は午の月にあたり,〈午〉が〈五〉に通じることや陽数の重なりを重んじたことなどから,3世紀,魏・晋以後
節供(句)(改訂新版・世界大百科事典)
年中行事を構成する日。年に何回かある重要な折りめのことで,基本的には神祭をする日である。迎えた神に神饌を供して侍座し,あとで神人共食することによってその霊力を身につけようとするもので,氏神祭や正月,盆も重要な節供といえよう。小豆粥を食べる正月15日を粥節供,あとで神人共食することによって
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おせちはお節(せち)、すなわち五節供(ごせっく)の意で、中国渡来の年中行事であるが、その代表的なものは正月の節供なので、節供料理すなわちおせち料理は正月料理の意になっている。五節供は人日(じんじつ)(1月7日)、上巳(じょうし)(3月3日)
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五節供(日本大百科全書・国史大辞典)
1月7日の七草、3月3日の雛祭、5月5日の端午、7月7日の七夕、9月9日の重陽の五つの節供をいう。これらの節日はいずれも中国伝来の要素がみられる。1月7日は中国で人日という。これは東方朔の占書に、正月1日に鶏を占い、2日には狗を占い、3日には羊を占い、4日には猪を占い、5日には牛を占い、6日には馬を占い
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