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  11. 自己免疫疾患

自己免疫疾患

ジャパンナレッジで閲覧できる『自己免疫疾患』の岩波 生物学辞典のサンプルページ

岩波 生物学辞典 第5版
自己免疫疾患
[autoimmune disease]

《同》自己免疫病.本来,病原体などの非自己異物に対する防御機構として誘導される免疫反応が,自己の細胞や組織に対して誘導され(自己免疫),その結果生じる細胞・組織傷害に起因する疾患.自己・非自己を区別する獲得免疫系の自己寛容機構の破綻が原因と考えられるが,病態発症には微生物由来物質を認識する自然免疫機構も重要な役割を果たしている.自己反応性のヘルパーT細胞の選択・増殖・活性化と,それによって誘導される各種自己抗原に対する抗体(自己抗体)産生B細胞の出現が特徴である.病態が特定の臓器に限局する臓器特異的自己免疫疾患と全身の諸組織を侵す全身性自己免疫疾患に大別される.代表的な臓器特異的自己免疫疾患には,自己免疫性溶血性貧血,血小板減少性紫斑病,バセドウ病,Ⅰ型糖尿病,重症筋無力症,自己免疫性胃炎,天疱瘡などがあり,それぞれ赤血球,血小板,TSHレセプター,グルタミン酸脱炭酸酵素,アセチルコリン受容体,胃壁細胞,デスモグレインなどに対する自己抗体によって発症する.全身性自己免疫疾患には,全身性エリテマトーデス関節リウマチ強皮症,多発性筋炎,血管炎などの膠原病が含まれ,核内成分に対する自己抗体(抗核抗体,抗DNA抗体など)をはじめとして多彩な自己抗体の出現がみられる.抗二本鎖DNA抗体や抗Sm抗体(全身性エリテマトーデス),抗CCP(シトルリン化環状ペプチド)抗体(関節リウマチ),抗トポイソメラーゼⅠ抗体や抗RNAポリメラーゼ抗体(強皮症),抗アミノアシルtRNA合成酵素抗体(多発性筋炎),抗好中球細胞質抗体(血管炎)などは特定の全身性自己免疫疾患に特異的に認められる傾向があるが,病態発症に直接関与しているか否かについてはわかっていない.自己抗原と分子相同性(molecular mimicry)を有する外来抗原(例えばウイルス・細菌成分)に対する抗体が自己組織の傷害をもたらす可能性も考えられている.多くの自己免疫疾患は遺伝素因に加え,環境・ホルモン因子など多彩な因子が複雑に関与する多因子疾患と考えられているが,自己免疫性多腺性内分泌疾患Ⅰ型(APECED, autoimmune polyendocrinopathy-candidiasis-ectodermal dystrophy)など単一遺伝子異常によって引き起こされる自己免疫疾患の存在も知られている.その原因遺伝子は$AIRE$(autoimmune regulator)であり,胸腺髄質上皮細胞で特に強く発現しており,T細胞の胸腺での教育(特に自己反応性T細胞のネガティブセレクション)に重要な役割を果たしていると考えられている.従って$AIRE$遺伝子異常は胸腺における中枢性トレランスの破綻を引き起こし,それが本自己免疫疾患の発症機序と考えられている.ヒトにおける自己免疫疾患の発症機序は末梢性トレランスの破綻であると考えられている.そのトレランスの閾値を維持している一つの機構が制御性T細胞であり,その数的減少や機能障害が自己免疫疾患の発症に関わるとの報告がある.

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検索ヒット数 191
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検索コンテンツ
1. 自己免疫疾患
日本大百科全書
また免疫グロブリン増加による高γ(ガンマ)-グロブリン血症がみられる。 自己免疫疾患は、全身性のものと臓器特異性のものに分類され、全身性自己免疫疾患は、古くから
2. じこめんえき‐しっかん[‥シックヮン]【自己免疫疾患】
日本国語大辞典
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3. 自己免疫疾患
岩波 生物学辞典
特徴である.病態が特定の臓器に限局する臓器特異的自己免疫疾患と全身の諸組織を侵す全身性自己免疫疾患に大別される.代表的な臓器特異的自己免疫疾患には,自己免疫性溶
4. 自己免疫 : 表-代表的な自己免疫疾患画像
世界大百科事典
[侵される臓器] [自己抗体] 全身性自己免疫疾患 全身性エリテマトーデス 血管,腎 抗核抗体 リウマチ様関節炎 関節 リウマチ因子(抗変性IgG) 臓器特異的
5. DNAワクチン[バイオテクノロジー]
イミダス 2018
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6. アフタ
世界大百科事典
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7. アリソン
日本大百科全書
ることをつかんだ。他の研究者も同様の成果をあげ、多くの研究者が、免疫細胞が自己を攻撃する「自己免疫疾患」の治療につなげようと研究に取り組んでいたが、アリソンは早
8. アルドステロン
世界大百科事典
ラクトンが使用されるが,これはカリウム喪失を伴わない良い利尿薬である。逆に,結核,癌転移,自己免疫疾患等が原因でおこる副腎皮質不全症(アディソン病)では,皮質ホ
9. アレスチン
岩波 生物学辞典
白質で,光受容体レベルで光情報伝達の遮断を担う.最初,モルモット網膜の水溶性画分から実験的自己免疫疾患惹起物質(S抗原)として発見され,のちに視細胞の光情報伝達
10. アレルギー画像
日本大百科全書
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11. 移植片対宿主反応病(GVHD)[健康/医学]
イミダス 2018
皮膚、肝、消化管障害をきたす急性型と、移植後100日前後に強皮症様の皮膚病変をはじめとする自己免疫疾患様の多彩な全身性の障害をきたす慢性型とがある。同種骨髄移植
12. Ⅰ型糖尿病
岩波 生物学辞典
る.NODには多くの遺伝子素因の関与が明らかにされており,ヒトのⅠ型糖尿病も同様に多因子性自己免疫疾患と考えられている.インスリンによる厳格な血糖コントロールに
13. インスリン依存性糖尿病[カタカナ語]
イミダス 2018
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14. インターフェロン
岩波 生物学辞典
制御するTh2反応に対する抑制調節能をもつ.免疫応答の調節にも関わっており,過剰な産生は炎症病態を制御して,自己免疫疾患につながる可能性がある.Ⅰ型IFNに対す
15. ウィンター
日本大百科全書
リウマチなど自己免疫疾患の原因となる抗体「TNFα(アルファ)」(腫瘍壊死(しゅようえし)因子α)に結合して、TNFαの働きを抑える抗体がつくられた。この抗体は
16. ウェルホーフ病
日本大百科全書
めて独立疾患扱いをして記載したところからこうよばれた。抗血小板自己抗体が証明され、いわゆる自己免疫疾患に分類されている。古江増隆
17. ウロン酸含有糖脂質画像
岩波 生物学辞典
ことが推定されている.また,哺乳類末梢神経に存在する硫酸化グルクロン酸を含むものは,神経の自己免疫疾患の抗原と考えられている.
18. AIRE(エアー)
岩波 生物学辞典
regulator gene).アジソン病や副甲状腺機能低下症など多臓器にわたる臓器特異的自己免疫疾患および皮膚粘膜カンジダ症を主徴とする,自己免疫性多腺性内分
19. エイズ研究の歴史 194ページ
文庫クセジュ
エイズが自己免疫疾患の一つかもしれないという説がエイズの確認以来提唱されてきた。この説が、一九九〇年代初頭の種々の研究発表で返り咲いた。 HIVの作用を弱め
20. NK活性
日本大百科全書
性を発揮してそれらの細胞をウイルスともども殺そうとする。しかし、NK活性は加齢や免疫不全、自己免疫疾患、悪性疾患などによって低下するほか、ストレスや喫煙なども低
21. エリテマトーデス
世界大百科事典
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22. 円形脱毛症[イミダス編 社会・健康]
イミダス 2018
発症年齢も子どもから老人までと幅広い。原因は、体に備わる免疫細胞が毛髪を産み支える毛包組織を攻撃する自己免疫疾患説が有力だが、はっきりわかっておらず、精神的スト
23. 潰瘍性大腸炎
日本大百科全書
大腸粘膜に広範な潰瘍やびらん(浅い潰瘍)ができる原因不明の慢性炎症性腸疾患である。近年では自己免疫疾患と考えられ、クローン病とともに特定疾患(難病)に指定されて
24. カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症
日本大百科全書
頭痛、意識障害などの症状を伴う。日和見(ひよりみ)感染の傾向がみられ、とくに糖尿病や肝障害、自己免疫疾患、悪性腫瘍(しゅよう)などの基礎疾患をもつ人や高齢者など
25. 体画像
世界大百科事典
例えばアレルギーは,体にとって保護的に働くべき免疫応答が,かえって体には悪い影響を及ぼす現象である。また自己免疫疾患は,自己の体の構成成分に対して,自己の抗体産
26. 関節炎
世界大百科事典
性関節リウマチの一部分現象である。リウマチの病因は不明であるが,免疫学的研究の進歩とともに自己免疫疾患としてとらえられている。リウマチ性関節炎は,初め滑膜にリウ
27. 関節リウマチ画像
日本大百科全書
あるリウマチ因子が高率(約80%)にみいだされ、そのほか種々の免疫的異常が認められるので、自己免疫疾患の一つと考えられている。免疫異常のきっかけとなるものとして
28. 関節リウマチ
岩波 生物学辞典
主に関節を侵す疾患.血管炎や間質性肺炎など多彩な関節外症状を合併することがあり,全身性自己免疫疾患に分類される.関節炎が長期化すると最終的には関節破壊に至り,重
29. 胸腺
岩波 生物学辞典
含む胸腺髄質上皮細胞の成熟を統御していると考えられている.Aireの不全は,ヒトやマウスで自己免疫疾患をもたらす.
30. 胸腺癌
日本大百科全書
胸腺癌の腫瘍細胞は急速な増殖により、発見時には他臓器へ転移していることが多い。胸腺腫と同様、自己免疫疾患を合併していることも多く、自分の正常な組織を異物として認
31. 胸腺腫
日本大百科全書
初期には無症状であることも多いが、進行すると咳(せき)や胸痛および呼吸困難などを伴う。胸腺腫では自己免疫疾患を合併していることも多く、自分の正常な組織などを異物
32. 胸腺腫[がん]
イミダス 2018
。胸腺腫は、その退化した胸腺に発生する、比較的まれな疾患である。重症筋無力症に代表される、自己免疫疾患という免疫機能異常を引き起こすことがある。ゆっくりと増殖し
33. 強皮症
岩波 生物学辞典
,瀰漫型強皮症では抗トポイソメラーゼⅠ抗体が高頻度に検出される.高率に自己抗体を有するため自己免疫疾患に分類されているが,詳細な病態発症機構は不明である.
34. 筋炎
日本大百科全書
と同義語に用いられることが多い。多発性筋炎・皮膚筋炎は原因不明の特定疾患(難病)の一つで、自己免疫疾患ないし膠原(こうげん)病の一つとされている。顔面筋、頸筋(
35. 禁止クローン
岩波 生物学辞典
スによって活動が禁止されているが,その抑制機構が破綻すると,自己に対して免疫反応を起こし,自己免疫疾患が起こると想定される.(⇒クローン排除,⇒クローン選択説)
36. 筋無力症
岩波 生物学辞典
結合することで,アセチルコリンによる神経筋伝達が阻害され,筋肉の易疲労性や脱力を引き起こす自己免疫疾患.抗Musk抗体が出現する症例や抗体が陰性の症例もある.小
37. ギラン バレー症候群[カタカナ語]
イミダス 2018
syndrome]【医学・生理】運動神経に障害が起こり手や足に力が入らなくなる病気.自己免疫疾患と考えられている.症例報告をしたフランスの医師の名に由来. 2
38. クラフォード賞[イミダス編 科学]
イミダス 2018
「インターロイキン6」(IL6)という生理活性物質の発見と、免疫体系における役割の解明。この研究は自己免疫疾患である関節リウマチなどの原因究明に大きく寄与し、治
39. クラフォード賞
日本大百科全書
ニーレンバーグLouis Nirenberg(1925― )の二人であった。 日本人では、自己免疫疾患の原因究明に寄与し、治療薬開発に至る業績が評価された大阪大
40. クリオグロブリン血症
世界大百科事典
ン血症,膠原(こうげん)病(全身性紅斑性狼瘡(ろうそう),慢性関節リウマチ,強皮症など),自己免疫疾患,慢性感染症,慢性肝臓疾患,悪性リンパ腫,慢性リンパ性白血
41. クローン選択説
岩波 生物学辞典
応が生じなくなる(自己に対する免疫寛容の誘導).この禁止クローンの排除機構に破綻が生じると自己免疫疾患を発症する.一方,成熟した免疫系を構成する免疫細胞(クロー
42. グッドパスチュア症候群
世界大百科事典
病気。その原因は不明であるが,肺と腎臓に共通する抗体(抗基底膜抗体)によってひきおこされる自己免疫疾患であると考えられている。一般に若年男子にみられる。血痰や喀
43. 抗原
岩波 生物学辞典
xenoantigen)に分類される.自己抗原は通常免疫原性を示さない(自己免疫寛容)が,自己免疫疾患では自己抗体や自己反応性Tリンパ球が出現する.同種抗原はア
44. 膠原病
日本大百科全書
体の出現、梅毒血清反応の偽陽性などが認められる。(7)遺伝的背景としては、血縁者に膠原病や自己免疫疾患を有することが少なくない。 これらの膠原病では、関節や筋肉
45. 膠原病
世界大百科事典
節症状だけでなく,多臓器障害を示す。病因は自己免疫によるものと考えられ,膠原病には代表的な自己免疫疾患が含まれている。今日,膠原病と呼ばれる疾患群は,クレンペラ
46. 膠原病[医学]
現代用語の基礎知識 2019
本来自分の体を守るための免疫機構が過剰に働き、正常な細胞や組織に対して攻撃を加えてしまうことから自己免疫疾患 とも呼ばれる。発熱、皮疹、倦怠感、関節痛、筋肉痛な
47. 膠原病
岩波 生物学辞典
《同》結合組織病(connective tissue disease),全身性自己免疫疾患(systemic autoimmune disease).全身のさま
48. 甲状腺画像
世界大百科事典
慢性甲状腺炎は,1912年橋本策(はかる)によって初めて報告され橋本病とも呼ばれているが,代表的な臓器特異性自己免疫疾患として知られている。中年以降の女性が圧倒
49. 甲状腺炎
日本大百科全書
慢性甲状腺炎は、甲状腺の細胞成分に対する自己抗体ができ、それが甲状腺で炎症をおこすためのいわゆる自己免疫疾患である。男女比は1対15くらいで、はるかに女性が多い
50. 甲状腺ホルモン
岩波 生物学辞典
の甲状腺ホルモンの濃度が低下する疾患として,甲状腺機能低下症がある.この疾病には,後天的な自己免疫疾患による甲状腺炎のほか,先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)
「自己免疫疾患」の情報だけではなく、「自己免疫疾患」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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《同》自己免疫病.本来,病原体などの非自己異物に対する防御機構として誘導される免疫反応が,自己の細胞や組織に対して誘導され(自己免疫),その結果生じる細胞・組織傷害に起因する疾患.自己・非自己を区別する獲得免疫系の自己寛容機構の破綻が原因と考えられるが
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