1. 酉陽雑俎
日本大百科全書
中国、唐代の随筆。段成式だんせいしき著。前集20巻、続集10巻。860年ごろ成立。書名は湖南の小酉山の下に、1000巻の書を隠した穴があるという伝説による。宰相
2. 酉陽雑俎
世界大百科事典
中国,晩唐時代,段成式(803?-863)の異聞雑記集。前集20巻,後集10巻。段氏は唐代の名家で,父の段文昌は穆宗(ぼくそう)の宰相をつとめた。この書は,段成
3. ゆうようざっそ[イウヤウザッソ]【酉陽雑俎】
日本国語大辞典
中国唐代の子部の小説類の一つ。二〇巻。続集一〇巻。段成式撰。八六〇年頃成立。内容は、仙仏人鬼から、動植物に至るまでの広範な怪事異聞を、三六の部立に分けて随筆風に
4. 『酉陽雑俎(ゆうようざつそ)』
世界文学大事典
段成式の異聞集。前集20巻,続集10巻。正史に漏れた歴史の遺事・逸話,伝承された神話や怪異な説話,婚礼葬儀をはじめとする民間の習俗,動植物などの博物志的な記述な
5. 酉陽雑俎(著作ID:4380534)
新日本古典籍データベース
ゆうようざっそ 唐段少卿酉陽雑俎 段成式(だんせいしき) 撰
6. 『酉陽雑俎』 【ゆうようざっそ】
世界文学大事典
→ 段成式 【だんせいしき】
7. 酉陽雑俎 1
東洋文庫
唐代の名家に生まれた段成式による百科全書的ひろがりをもつ随筆集。道教・仏教・博物学・衣食習慣・異事奇聞など,当時の思想・社会の底流を明かす貴重な資料でもある。本
8. 酉陽雑俎 2
東洋文庫
唐代の名家に生まれた段成式による百科全書的ひろがりをもつ随筆集。道教・仏教・博物学・衣食習慣・異事奇聞など,当時の思想・社会の底流を明かす貴重な資料でもある。本
9. 酉陽雑俎 3
東洋文庫
唐代の名家に生まれた段成式による百科全書的ひろがりをもつ随筆集。道教・仏教・博物学・衣食習慣・異事奇聞など,当時の思想・社会の底流を明かす貴重な資料でもある。本
10. 酉陽雑俎 4
東洋文庫
唐代の名家に生まれた段成式による百科全書的ひろがりをもつ随筆集。道教・仏教・博物学・衣食習慣・異事奇聞など,当時の思想・社会の底流を明かす貴重な資料でもある。本
11. 酉陽雑俎 5
東洋文庫
唐代の名家に生まれた段成式による百科全書的ひろがりをもつ随筆集。道教・仏教・博物学・衣食習慣・異事奇聞など,当時の思想・社会の底流を明かす貴重な資料でもある。本
12. かんかん【韓幹】(Hán Gàn)
世界人名大辞典
),〈牧馬図〉(台北故宮博物院)がある.〖文献〗 歴代名画記9.唐朝名画録.寺塔記(上)(《酉陽雑俎》続5所収).〖参考〗 長島健:唐の画家韓幹, 1960(《
13. だんせいしき【段成式】(Duàn Chéngshì)
世界人名大辞典
歴任.温庭筠(おんていいん),李商隠と名を斉しくしたが,詩は2人に及ばない.広い見聞と知識に基づいて,《酉陽雑俎, 20巻》《続集, 10巻》を編んだ.古今の事
14. あく‐そう[‥サウ]【悪瘡】
日本国語大辞典
uo (アクサウヲ)ワヅラワセラレテ」*
酉陽雑爼「土檳榔〈略〉主治
悪瘡
15. いち‐げき【一撃】
日本国語大辞典
田独歩〉三「舌頭の戦なら〈略〉多年の手練を以て一撃(ゲキ)の下に国子さんを破って見せます」*
酉陽雑爼‐寺塔記・下「一撃百千有
規、
16. 打ち出の小槌
日本大百科全書
出していたが、ここでは打ち出と小槌と二つの物にしている。 この類の宝物譚は外国にも多いが、中国の唐代の『酉陽雑俎ゆうようざっそ続集』に、新羅しらぎの古伝としてみ
17. うちでのこづち【打出小
】
国史大辞典
それを振ると、思いのままに何でも出せるという小さな槌。大陸の伝承としては、『酉陽雑爼』などの諸書に、同じような如意宝を得て、思いのままに酒食を出したと伝えられ
18. 燕京歳時記 北京年中行事記 73ページ
東洋文庫
この時代になると彼女の所在もきまって西方の仙境たる毘掃山 であるということになる。唐の段成式の『酉陽雑俎』には、王母は姓を楊といい名を回といい、 一名を娩診
19. 臙脂
世界大百科事典
ラックカイガラムシ(現在の中国名は紫膠虫)の分泌物からとれた染料のことである。唐の段成式の《酉陽雑俎(ゆうようざつそ)》によれば,真臘(カンボジア)産で,真臘で
20. 疥画像
字通
。 疥壁 かいへき 壁に落書きする。〔
酉陽雑俎、十二、語資〕大
の末、禪師玄覽
21. 甲子夜話 2 42ページ
東洋文庫
腰を反する計何の趣意にや心得ざりしに、近頃『酉陽雑俎』を読に同きことあり。此書は唐の段成式の所レ著。然れば反腰は古へより有ると見へたり。『酉陽雑俎』日。元和初有
22. 甲子夜話 2 263ページ
東洋文庫
〕 第十七巻に、肥前国の辺鄙、人なし商のこと云たり。今その図を見出したれば紗写す。〔=〕 『酉陽雑俎』にアリ〔虫〕とヂガバチ〔同〕とのことを言へり。真に視るが如
23. 桂
世界大百科事典
にさかのぼって,月の中に桂の木と蟾蜍(ひきがえる)がいるという民話が普遍化し,唐の段成式の《酉陽雑俎(ゆうようざつそ)》には,500丈の桂を呉剛という男が切ろう
24. かつら‐おとこ[‥をとこ]【桂男】
日本国語大辞典
、桂男(カツラヲトコ)のぬしさんにほれたがえんかヱヱ」(1)は「酉陽雑俎‐天咫」に、古くからの言い伝えとして、月の中に高さ五〇〇丈の桂があり、その下で仙道を学ん
25. かまど‐うま【竈馬】
日本国語大辞典
学名はDiestrammena apicalis 《季・秋》*俳諧・滑稽雑談〔1713〕七月「竈馬
酉陽雑俎云、竈馬、状如
促織
26. かまど の 神(かみ)
日本国語大辞典
〕「にぎやかに・かまどの神はいつかるす」*書言字考節用集〔1717〕三「竈神 カマドノカミ〔
酉陽雑俎〕竈神有
六女
27. かみなり‐うお[‥うを]【雷魚】
日本国語大辞典
一名かみなりうを。古へは常陸水戸に産す。今は出羽秋田に多し。この魚、性雷声を好めり。ゆへに酉陽雑俎にこれを雷魚といふ」
28. 鐶
字通
〔字鏡集〕鐶 ミミカネ・ユビカネ・タマキ・クサリ 鐶鈕 かんちゆう(くわんちう) とって。金の把手。〔
酉陽雑俎、十三尸
(墓穴)〕後魏の俗、
29. が‐じん[グヮ‥]【画人】
日本国語大辞典
、俳人、詩人の要は、能く宇宙の幾微を吹鼓し、神韻縹緲、恍乎として自然と同化冥合するに在り」*酉陽雑俎‐続集・寺塔記・上「曼殊院東廊、大暦中、画人陳子昂画
30. 『楽府雑録』 【がふざつろく】
世界文学大事典
話にも富む。894(乾寧1)年以後の成立とされ,中国古典戯曲論著集成本がすぐれる。作者は,『酉陽雑俎』の著者段成式の子で,詩人温庭筠の女婿である。
31. き‐かん【奇寒】
日本国語大辞典
頃綿入も欲しかった奇寒(キカン)は日暮方から蒸籠(せいろう)に蒸さるる怪しい暑さに換って」*
酉陽雑俎‐語資「劼問
少遐
32. キツネ画像
世界大百科事典
向けることだという。妖怪としてのキツネは,人間に化けて人をたぶらかしたり,火を発したりするとされ(《酉陽雑俎》巻十五などに記述),とくに魏・晋以降多くの伝説を生
33. きゃく‐りょく【脚力】
日本国語大辞典
」(2)遠方に急用や音信を伝えたり、荷物の運送などに従事する使いの者。飛脚。かくりき。きゃくりき。*
酉陽雑俎‐恠術「元和末、塩城脚力張儼、逓
牒入
34. 共古随筆 224ページ
東洋文庫
奨子役切音積人死作レ鬼鬼死作レ璽笈二書此一貼レ門則離二鬼 崇千里一又酉陽代酔ナドニ委し 酉陽雑俎云時俗干門上画虎頭書響字謂陰府鬼神之名可三以消二瘡痛一 (五
35. 教坊記・北里志 127ページ
東洋文庫
一銭がただちに金六商や銀六両を指すと定まっているわけではない◎一方、一銭を百文とする例は、唐の段成式の『酉陽雑俎』、皇甫枚の『三水小憤』などにも見られ、唐の末期
36. 琴棊書画 198ページ
東洋文庫
また謝変礼という人が香櫨を二つに剖いて盃となし、天子より下賜された酒を客に勧めた話を載せている。これは『酉陽雑俎』捲に出ている魏の鄭公懇の碧笥杯繭膝の故事と好一
37. 近世説美少年録 120ページ
日本古典文学全集
序、古文真宝後集)。「機関カラクリ 〔酉陽雑爼〕近ロ一古冢ヲ開ク云云、某審ニスルニ佗無シ、必ズ機関ナラン」(名物六帖・器財箋五・凡百雑器)
38. 近世説美少年録 122ページ
日本古典文学全集
「団坐マトイスル、クルマザ」(雑字類編・五)。自由自在に人の眼をくらますたくらみ。「機関カラクリ 〔酉陽雑俎〕近口一古冢ヲ開ク云々、某審ニスルニ佗無シ、必ズ機関
39. 義経記 1 4ページ
東洋文庫
英飯 塚 朗中野美代子ヴァ!ルミ:キ岩 本 裕訳著訳著括 撰郁訳注訳著訳著窺㎜飾棚輯酉陽雑俎-~5全五巻㎜王船山詩文集 〈修羅の夢〉謝ライラとマジ
40. ぎょ‐しん【漁津】
日本国語大辞典
〔名〕川や海の漁港。*菅家文草〔900頃〕四・寄白菊四十韻「水国親賓絶、漁津商賈喧」*
酉陽雑俎「平原高
城東有
41. 衢画像
字通
やはり瞿kiuaと声義の関係があろう。 衢宇 くう 街道筋。 衢柯 くか 四方にはり出た木の枝。〔
酉陽雑俎、寺塔記上、聖柱聯句の序〕上座
42. くろ‐ずいしょう[‥ズイシャウ]【黒水晶】
日本国語大辞典
の如き眼の光鋭く」(2)黒紫色の葡萄(ぶどう)をいう。*随筆・独寝〔1724頃〕下・一三〇「酉陽雑爼に見へしは一名馬乳(まかにい)、又黒水晶ともいふ。天竺にては
43. 軽(輕)画像
字通
けいけい 軽刑。 軽鷁 けいげき 小舟。 軽健 けいけん 身軽く健康。〔
酉陽雑俎、続八、支動〕鄲縣の侯生なる
、
44.
画像字通
戸締まり。
鎖 けいさ 錠前。〔
酉陽雑俎、語資〕
王常て
45. けい‐さ【
鎖】
日本国語大辞典
〔名〕錠をかけてとざすこと。また、その錠。*
酉陽雑俎‐語資「見
草中一櫃
46. 荊楚歳時記 31ページ
東洋文庫
⑧ 却鬼丸 魔よけの丸薬。唐の段成式の『酉陽雑俎』前集巻一「礼異」の条に「梁主、常に伝詔の童をして群臣に歳旦の酒・辟悪散・却鬼丸の三種を賜う」とあり、民間の
47. 荊楚歳時記 54ページ
東洋文庫
飾ったものらしい◎注に見える博戯の賦は、そのことを記したものとしては最も古い。唐の段成式の『酉陽雑俎』(『古今図書集成』歳功典巻二十所引)によると「立春の日、士
48. 荊楚歳時記 57ページ
東洋文庫
練燕を作った人の手際のよさを賞した言葉。⑪ 青書を銜え 繰燕の口に青書をくわえさすことか。『酉陽雑俎』前集巻一、礼異に「北朝婦人……立春、春書を進む。青ぎ給を
49. 荊楚歳時記 86ページ
東洋文庫
① 下生の日 釈尊の降誕日。経典には四月八日説のものが多いが、唐の段成式の『酉陽雑俎』前集巻四、焉者国(函ゆ旨号舞)の条に「五月五日。彌勒下生」とあり、西域で
50. 荊楚歳時記 143ページ
東洋文庫
あり、多くの禁忌の例をあげている。その中に食物の禁忌が多いのは暑気との関係からであろうか。『酉陽雑俎』前集巻十一、広知の条には「五月五日、血を見る勿れ」とある。