1. クリミア半島
日本大百科全書
島が東に向けて延び、アゾフ海と黒海とを分けている。ケルチ半島の付け根からは砂州が北に延び、クリミア半島との間にシバシュ潟を形成する。半島北部は低平な乾燥したステ
2. クリミア半島
世界大百科事典
ウクライナ南部,黒海の北岸から南に突出した大きな半島。クリム半島とも呼び,面積2万5500km2。そのほぼ全域がウクライナのクリミア自治共和国に属する。北端は幅
3. クリミア‐はんとう[‥ハンタウ]【─半島】
日本国語大辞典
ウクライナ南部、黒海とアゾフ海との間に突出する半島。古代名タウリカ。南部は観光保養地が多く、北部は草原地帯で農業が行なわれる。前五世紀にはギリシアの植民都市が置
4. クリミア半島[イミダス編 国際情勢]
情報・知識 imidas
クリム・ハン国が建設された。その後、オスマン・トルコの保護国となったが、オスマン・トルコを破ったロシア帝国がクリミア半島を1783年に併合。1853年には、南下
5. アウグストゥスの世紀 103ページ
文庫クセジュ
黒海沿いにローマの占領が進行していた。そこでは、従属国王ポレモンが、一時ローマの保護のもと、クリミア半島まで勢力圏を伸ばし、スキュタイの略奪からヘレニズム諸国を
6. アウグストゥスの世紀 138ページ
文庫クセジュ
キュレナイカ属州 20, 22 キルケイ(サン・フェリーチェ・チルチェオ) 37 キンブリ族 147 クリミア半島 138 クレタ属州 20, 22 ケルスキ族
7. アスパラガス画像
日本大百科全書
カクシ科)の多年草。和名オランダキジカクシ、マツバウドともよばれる。ヨーロッパ、西アジア、クリミア半島の原産で、世界の温帯各地に栽培される。春から夏にかけて、鱗
8. アッチラとフン族 140ページ
文庫クセジュ
あらわれており、あらゆる種類の貴重品についてもいえる。たとえば、ケルチ〔ウクライナ共和国、クリミア半島東端部の港湾都市。前六世紀からの古都〕、タマン〔ケルチ水道
9. アルテミス
世界大百科事典
と小アジアのエフェソスで,ブラウロンのアルテミス神殿には,アガメムノンの娘イフィゲネイアがクリミア半島のタウリスから持ち帰ったと伝える神像がまつられていた。一方
10. アルメニア人
世界大百科事典
商業活動の中心となり,アルメニア教会のカトリコス座も置かれた。また移住のもうひとつの波は,クリミア半島に向かい,主要都市にはアルメニア人商人,手工業者の居留地が
11. イスタンブール画像
世界大百科事典
た。15,16世紀を通じてオスマン帝国は,西アジア(イランを除く),バルカン,北アフリカ,クリミア半島,カフカスの一部を版図に収め,黒海と地中海の制海権を掌握し
12. イフィゲネイア
世界大百科事典
ィゲネイア》と《タウリスのイフィゲネイア》によれば,彼女は危いところを女神に救われたあと,クリミア半島のタウリスへ運ばれて女神官となり,後年この地を訪れた弟のオ
13. イリ条約
日本大百科全書
を奪回し、ロシアに対してイリ返還を要求するため、崇厚すうこうを大使として派遣して談判させ、クリミア半島のリワディアで条約を結んだ。これが79年のリワディア条約(
14. ウクライナ画像
日本大百科全書
陵(標高250~350メートル)が広がり、地下資源の豊かな丘陵として知られる。国土の南にはクリミア半島(クリム半島)が黒海に突出し、標高1500メートルを超える
15. ウクライナ
世界大百科事典
り,平均標高170m。例外は西の国境沿いのカルパチ山脈(最高峰はゴベルラ山で2061m)とクリミア半島のクリミア山脈(最高峰はロマン・コシ山で1545m)である
16. ウクライナ・EU間「連合協定」署名先送り[中・東欧]
情報・知識 imidas
大統領は、同国上院にウクライナへの軍事介入を提案。承認されると、ロシア系住民の保護を理由にクリミア半島に軍部隊を派遣、事実上占領した。一方、新政権を支持する欧米
17. ウクライナ危機【2019】[ロシア・NIS諸国【2019】]
現代用語の基礎知識
14年5月25日の大統領選で、ポロシェンコが圧勝、第5代大統領に就任。一方、ロシアは3月上旬にはクリミア半島を掌握、同月18日にはプーチンがクリミアのロシア編入
18. ウクライナ紛争(ウクライナ危機)[中・東欧]画像
情報・知識 imidas
ロシアのウラジミール・プーチン政権は「憲法違反だ」として認めず、ロシア系住民の保護を名目にクリミア半島へ事実上の軍事介入を実施。親ロ派住民に「クリミア共和国」の
19. ウクライナ問題【2022】[ロシア【2022】]
現代用語の基礎知識
針を撤回させている。14年2月、国民の猛反発を受けたヤヌコビッチ政権が崩壊すると、ロシアはクリミア半島を電撃的に占領し、3月には自国に併合すると宣言した。4月以
20. 改訂新版 英語史 22ページ
文庫クセジュ
,ゴート語については,ゲルマン語系の他の言語と対立させて考察される.ゴート語は,17世紀にクリミア半島で消滅した言語であるが,その証拠資料として,とくに,4世紀
21. エウパトリヤ
日本大百科全書
ウクライナ南部、クリミア地方の都市。ロシア語ではエフパトリヤ。人口10万6000(2001)。クリミア半島の西岸にある港町で、オデーサ、ヤルタへ船便があり、シン
22. オバマ大統領の遺産(レガシー)[アメリカ/カナダ]
情報・知識 imidas
15年10月には、環太平洋経済連携協定(TPP)の大筋合意に漕ぎつけた。その一方で、ロシアが14年3月にクリミア半島の編入を宣言して以降は米ロ関係は「東西冷戦後
23. キュチュク・カイナルジャ条約
世界大百科事典
さらけだした。条約は,全文28条からなり,オスマン帝国は,黒海北岸の諸要塞の割譲,ベッサラビアからクリミア半島一帯に住むタタール系諸族の自治権承認,帝国領内にお
24. クチマ
日本大百科全書
引き止めるために譲歩したもので、ロシア黒海艦隊のセバストポリ軍港20年賃貸使用の見返りとして、クリミア半島、セバストポリのウクライナ帰属が認められた。1998年
25. クチュク・カイナルジ条約
日本大百科全書
ロシア・トルコ戦争(1768~74)の講和条約。ロシアはこれによって、アゾフ海東岸地方、ドニエプル河口、クリミア半島東端のケルチとエニカレ、クバンとテレク地区を
27. クリミア
日本国語大辞典
({英}Crimea )《クリミヤ》ウクライナの南部、黒海に突き出た地方。また、クリミア半島のこと。クリム。
28. クリミア自治共和国[ロシア/CIS諸国]
情報・知識 imidas
ウクライナ国内唯一の自治共和国。ロシア系住民が多数を占め、ロシアとの係争地となっている。黒海北岸のクリミア半島は、13世紀前半のモンゴル帝国侵入によってキプチャ
29. クリミア戦争
日本大百科全書
1853年から56年にかけて、ロシアと、トルコ・イギリス・フランス・サルデーニャの連合軍との間で行われた戦争。クリミア半島がその舞台となったところから、こうよば
30. クリミア戦争
世界大百科事典
デーニャ,オスマン・トルコの4ヵ国連合とロシアとのあいだで戦われた戦争(1853-56)。クリミア半島と黒海が主戦場であったため,こう呼ばれるが,戦火はドナウ川
31. クリミア‐せんそう[‥センサウ]【─戦争】
日本国語大辞典
とるロシアと、オスマン‐トルコ、フランス、イギリス、プロイセン、サルデーニャ連合軍との戦争。主にクリミア半島で戦われ、ロシアの敗北に終わった。この戦争でナイチン
32. クリミア・タタール文学
世界文学大事典
クリミア・タタール民族はロシアの少数民族の一つで,15世紀キプチャク・ハーン国解体後に黒海のクリミア半島に成立したクリミア・ハーン国の後裔である。18世紀ロシア
33. クリミア天文台
日本大百科全書
ウクライナの黒海に面したクリミア半島にある天文台。1948年設立。この地方は旧ソ連地域内では天候が安定し、もっとも南の空が観測できる場所である。1960年、当時
34. クリム‐カンこく【─汗国】
日本国語大辞典
一三~一八世紀、クリミア半島を中心に成立したモンゴル系の王朝。キプチャク汗国の始祖バトゥの弟トカ=チムールの子孫が建設。キプチャク汗国に反抗をくり返し、一五〇二
35. クリム・ハン国
日本大百科全書
1475年以後オスマン・トルコ帝国の保護国となり、その後援のもとにロシア、ポーランドと争って、領土をクリミア半島からウクライナ南部に拡大した。住民はトルコ系でク
36. クリム半島
日本大百科全書
ウクライナ南端部、黒海に臨む半島。英語名クリミア半島。編集部
37. クリム・ハーン国
世界大百科事典
キプチャク・ハーン国の継承国家の一つ。15世紀前半ハジ・ギライがクリミア半島に建国した。1430年ころ-1783年。首都バフチェサライBahçesaray。14
38. 軍制画像
日本大百科全書
厳しい財政状況から十分な通常戦力を整備することができず、抑止力としては核兵器への依存度が高い。2014年のクリミア半島併合に象徴されるように、周辺の旧ソ連邦諸国
39. ケルチ
日本大百科全書
ウクライナ南部、クリミア地方の港湾都市。人口15万7000(2001)。クリミア半島の東にのびるケルチ半島東端にあり、アゾフ海と黒海を結ぶケルチ海峡に面する。海
40. ケルチ半島
日本大百科全書
ウクライナのクリミア半島から東に向けて延びる半島。南は黒海、北はアゾフ海に接し、東はケルチ海峡を隔ててタマン半島と相対する。ケルチ半島には高山はなく、北東部の丘
41. ゲディク・アフメト・パシャ(Gedik Ahmed Paşa)
世界人名大辞典
後期に活躍した.メフメト2世の下で大宰相[1474].艦隊を率いてジェノヴァ支配下にあったクリミア半島に遠征し[75]カッファを攻略,クリミア・ハン国をオスマン
42. 香辛料の世界史 193ページ
文庫クセジュ
カ)起源である.切り立った岩場,古い白壁,熱い礫土に生える.フウチョウボクは,タウリッド(クリミア半島),アルメニア,アナトリア,シリア(ダマスカス),メソポタ
43. 皇帝ユスティニアヌス 152ページ
文庫クセジュ
買い付けていた。ユスティニアヌスは、中国との関係を構築すべく努力した。それは、ペルシアを仲介せずに、クリミア半島とコーカサスの北を通る道か ―― このルートは困
44. 国際連合画像
世界大百科事典
みた第2次大戦後の平和機構の青写真であった。さらに,45年2月に米,英,ソ3国の首脳会談がソ連のクリミア半島のヤルタで開かれ,ここでダンバートン・オークス会談で
45. 黒死病
日本大百科全書
の周辺に1330年代に発生したペストが最初の発病であったといわれる。それが黒海沿岸に達し、クリミア半島でまず流行し、ジェノバの貿易船がペストの宿主(クマネズミ)
46. 黒海
日本大百科全書
地中海東部のエーゲ海と結ばれている。そのため、海洋学的には地中海の付属海として扱われている。北部にはクリミア半島が突出し、西のカルキニット湾と東のアゾフ海とを分
47. 黒海イギリス艦警告射撃事件【2022】[EU圏【2022】]
現代用語の基礎知識
2021年6月ロシア国防省は、黒海のクリミア半島沖を航行していたイギリスの駆逐艦がロシア領海に侵入したため警告射撃したと発表した。これに対してイギリスは国際法で
48. コローヴィン(Korovin, Konstantin Alekseevich)
世界人名大辞典
10-19]となり,晩年まで印象主義絵画に取り組む.特に1900-10年代にかけて,パリやクリミア半島(黒海沿岸)の風景画から静物画に至る創作過程で,独特のエチ
49. ゴート
日本大百科全書
東ゴート人はイタリアに建国した。黒海北岸の原住地に残ったゴート人は、フン人や、ついでスラブ人に吸収されたが、クリミア半島の東岸の、いわゆるクリム・ゴート人だけは
50. ゴート語
日本大百科全書
えられているが、東西のゴート王国の消滅によってこの言語も死語になった。ただし、ウクライナのクリミア半島には、16世紀まで少数のゴート人が生存していたので、言語に