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  11. パンダ

パンダ

ジャパンナレッジで閲覧できる『パンダ』の世界大百科事典のサンプルページ

世界大百科事典

パンダ
熊猫
panda

ジャイアントパンダとレッサーパンダの2種からなる食肉目パンダ科Ailuridaeの哺乳類の総称。

 レッサーパンダlesser panda,Ailurus fulgensはネパール,シッキム,ミャンマー北部,中国中・南部に分布。体長51~64cm,尾長28~49cm,体重3~4.5kg。体毛は長く柔らかく,尾は房状,背面は栗色で顔は白い。目から口のはしに暗褐色の線があり,腹面と四肢は黒い。尾には輪状斑がある。山地の標高1800~4000mに広がる森林や竹林にすみ,おもに早朝と夕刻に活動する。日中や夜間休むときは枝の上や樹洞にいるが,餌のタケの若芽,草,根,ドングリや昆虫,卵,雛,ネズミなどを食べるときは地上におりる。つがいまたは家族群で行動することもあり,肛門腺をこすりつけてにおいによりなわばりをマークする。妊娠期間90~150日で,1産1~2子,まれに3~4子を生む。寿命は飼育下で13年5ヵ月の記録がある。

 ジャイアントパンダgiant panda,Ailuropoda melanoleucaは中国中部の甘粛,陝西,四川に分布するが,青海と雲南北部にも生息するとみられている。体長1.2~1.5m,尾長13cm前後,体重75~160kg。体毛は厚く密生し,白色で,目の周囲,四肢,前肢の付け根から肩,背にかけてが黒色。ふつう標高2700~3900mの山地の森林にすみ,冬は800mくらいまで下りるが,冬眠はしない。恒久的な巣穴はもたないが,樹洞,岩の割れ目や岩穴を隠れ場所にする。単独で行動し,夜も昼も活動するが,おもに日没直後,真夜中,明け方から10時ころまで,および午後早い時間の4回ほど休息する。食物はたけのこや若いタケ,タケの根が主で,他にリンドウ,アイリス,クロッカスなどやときに魚,ナキウサギ,ネズミなども食べる。飼育下では,交尾期になると,肛門腺からの分泌物でマークする行動が観察されている。交尾期は3~5月で,妊娠期間122~163日の後,ふつう1産1子,ときに2~3子を生む。誕生時は非常に小さく,平均体重は約105g。寿命は飼育下で26年の記録がある。

パンダ科の位置と特徴

分類に関しては,従来よりアライグマ科,クマ科,パンダ科,あるいはジャイアントパンダをクマ科に,レッサーパンダをアライグマ科に分類するなど異論が多いが,アライグマ類とクマ類の中間的なグループと考えることができる。レッサーパンダは染色体数36本(アライグマ科は38本,クマ科はふつう74本)だが,前・後足の指は第3指が最長(クマ科は第2,3,4指がほぼ同長),尾長は体長の半分以上,裂肉歯の突起が5個(クマ科は3個),下あごの臼歯(きゆうし)が2対(クマ科は3対),腎臓がブドウの房状ではない(クマ科は房状)などはアライグマ科と同じである。しかし,頭骨の側面に翼蝶管(よくちようかん)と呼ばれる血管の通る孔があり(クマ科と同じ),第2前臼歯の根が3本で,根が1~2本のアライグマ科と異なる。

 ジャイアントパンダは染色体数42本で,レッサーパンダ,アライグマ,クマとも違うが,前・後足の指は第2,3,4指がほぼ同長で,尾が短く,下あごの臼歯が3対で,腎臓がブドウの房状であるなど,クマ科と同じである。しかし,裂肉歯の突起が5個で,翼蝶管がなく,前肢の上腕骨に内側上窩孔(ないそくじようかこう)と呼ばれる特別の孔があることなどはクマ科と異なり,アライグマ科と同じである。

 すなわち2種のパンダはアライグマ科とクマ科のいずれとも異なり,陰茎が小さく後方に向かっていること,陰茎骨が短いことが2種のパンダの特徴であり,さらに手根骨のうち第1指側の種子骨が長いこと,および右側の精巣静脈が下大静脈またはその枝に続くこと(アライグマ科とクマ科では右側の精巣静脈は右側の腎静脈に続く)も,2種のパンダに共通であり,パンダ科の特徴である。むろん,裂肉歯の突起が5個で,内側上窩孔があることなどもパンダ科に共通だが,これらはアライグマ科にもみられる特徴である。
[今泉 忠明]

[索引語]
panda Ailuridae レッサーパンダ lesser panda Ailurus fulgens ジャイアントパンダ giant panda Ailuropoda melanoleuca 翼蝶管 内側上窩孔
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43. レッサーパンダ
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46. パンダ : 図-パンダ画像
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49. 「たれぱんだ」[新語流行語]
情報・知識 imidas
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50. 活板大字譜(著作ID:467527)
新日本古典籍データベース
かっぱんだいじふ 辞書 
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