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  11. 初夢

初夢

ジャパンナレッジで閲覧できる『初夢』の日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典のサンプルページ

日本国語大辞典

はつ‐ゆめ 【初夢

解説・用例

〔名〕

年の初めに見る夢。

(イ)節分の夜から立春の明けがたに見る夢。

*山家集〔12C後〕上「たつ春の朝よみける 年くれぬ春来べしとは思ひ寝にまさしく見えてかなふ初夢

*俳諧・増山の井〔1663〕正月「初夢 立春の朝の夢也」

*随筆・嬉遊笑覧〔1830〕八「いつにても節分の夜のを初夢とするなり。今江戸にて元日をおきて二日の夜とするものは其故をしらず」

(ロ)大晦日の夜から元日の朝にかけて見る夢。または正月元日の夜の夢。また、二日の夜の夢。宝船の絵を枕の下に敷いて寝ると吉夢を見るといわれる。《季・新年》

*俳諧・曠野〔1689〕二・歳旦「初夢や浜名の橋の今のさま〈越人〉」

*俳諧・改正月令博物筌〔1808〕正月「初夢(ハツユメ) 大晦日夜より元日あかつきにいたるまでに見る夢也」

*随筆・守貞漫稿〔1837~53〕二三「正月二日〈略〉今夜の夢を初夢と云」

発音

〓[0]〓[0]

辞書

言海

正式名称と詳細

表記

初夢言海




日本大百科全書(ニッポニカ)

初夢
はつゆめ

新しい年を迎えて初めてみる夢。その吉凶で年間の運勢を判断する「夢占 (ゆめうら)」の習俗は古く、以前は節分の夜(立春の朝)の夢を初夢としたが、暦制の関係から除夜や元日の夜に移り、やがて「事始め」の正月2日の夜の夢に一定したらしい。すでに室町時代には正月2日夜「宝船」の紙を枕 (まくら)の下に置いて寝る風習が始まっており、江戸時代に下ると「宝船売り」が江戸の風物詩として広く親しまれるようにもなっていた。七福神の宝船図、「ながきよのとおのねぶりのみなめざめ、なみのりふねのおとのよきかな」という回文の歌などもつとに固定したらしい。ともかく初夢に特別の関心が寄せられると、こうした「吉夢」をみようというまじないが生じ、また「悪夢」は宝船に添えて川に流す風習や、夢を食べるという架空の動物「バク」の絵を用いるといった「夢たがえ」の風習も生じた。「夢占」という、夢で吉凶を判ずる庶民の伝統は古いが、とくに年初の「初夢」には関心が強く、こうした「初夢」の習俗をおのずから生ずることになったのである。

[竹内利美]



世界大百科事典

初夢
はつゆめ

正月に初めて見る夢のことで,その内容からその年の吉凶を占う夢占の意図があった。正月2日が仕事始めであるので,2日に見る夢を初夢といい,〈一富士・二鷹・三茄子(なすび)〉を縁起の良い夢の代表とした。一部には〈夢は逆夢〉といい,逆の結果を予想する所もある。中国の俗説を受けて,良い夢を見るために,夢を食うという貘(ばく)を描いた紙を枕の下に入れて寝る習俗が,宮中や公家を中心に広まり,室町時代には宝船の絵を敷いて寝るようにもなった。江戸時代,とくに浮世絵の隆盛をみる元禄期から,この習俗は一般庶民の間に広まって,七福神も付け加えられ,元日には,〈お宝,お宝〉といって絵を売り歩く宝船売の姿が見られた。これらの絵は,悪い夢を見た場合には,翌日の朝に川などに流す習慣で,前年の厄をそれにつけて流し去る意図もあった。元来は,邪鬼を払うための呪具を,枕の下に敷く風習が変化したものである。初夢は,西行の《山家集》にも見られるように,古くは節分の夜,すなわち立春の朝の夢をいったらしく,上方にはその風習が残ったが,江戸では大晦日や元日の夜,後には2日の夜を初夢とした。夢は,人間と神仏が交わる回路と信じられており,初夢は,年の変り目という時間のさけめにあたって,夢枕に立つ神仏のお告げを知る夢占の性格が強いのが本来のあり方である。
[鈴木 正崇]

[索引語]
夢占い バク(獏) 宝船売
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検索ヒット数 184
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検索コンテンツ
1. 初夢
日本大百科全書
習も生じた。「夢占」という、夢で吉凶を判ずる庶民の伝統は古いが、とくに年初の「初夢」には関心が強く、こうした「初夢」の習俗をおのずから生ずることになったのである
2. 初夢
世界大百科事典
のである。初夢は,西行の《山家集》にも見られるように,古くは節分の夜,すなわち立春の朝の夢をいったらしく,上方にはその風習が残ったが,江戸では大晦日や元日の夜,
3. はつ‐ゆめ【初夢】
日本国語大辞典
年くれぬ春来べしとは思ひ寝にまさしく見えてかなふ初夢」*俳諧・増山の井〔1663〕正月「初夢 立春の朝の夢也」*随筆・嬉遊笑覧〔1830〕八「いつにても節分の夜
4. はつゆめ【初夢】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
初夢(はつゆめ)に良(よ)い夢(ゆめ)を見(み)たら三日(みっか)経(た)つまで人(ひと)に話(はな)すな
5. 初夢(はつゆめ)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 891ページ
6. 初夢 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
元日の夜から2日の朝、または2日の夜から3日の朝にかけて見る夢。室町時代頃から吉夢を見るために、縁起のよい宝船を描いた絵などを枕の下に敷いて眠る風習が伝わった。
7. 初夢(著作ID:1605216)
新日本古典籍データベース
はつゆめ 鹿太(ろくた) 編 俳諧 天保三
8. 初夢
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 862ページ
9. 初夢 (見出し語:夢【附】)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 891ページ
10. はつゆめ【初夢】
国史大辞典
⇒夢(ゆめ)
11. はつゆめ‐あわせ[‥あはせ]【初夢合】
日本国語大辞典
〔名〕初夢を判じて吉凶を占うこと。*俳諧・佐夜中山集〔1664〕一・春「門松は今朝の初夢合かな〈正盛〉」[発音]〓[ア]
12. 初夢漬(はつゆめづけ)
古事類苑
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13. 初夢漬け
日本大百科全書
同種の菓子には長野県飯田いいだ市の初夢、群馬県館林たてばやし市の里ごころ、山形県鶴岡市の民田みんでなどがあり、製法もほぼ同じだが、1781年(天明1)に生まれた
14. はつゆめ‐づけ【初夢漬】
日本国語大辞典
軽く塩押しした茄子(なす)を辛子(からし)と麹(こうじ)で漬けたもの。*四季漬物塩嘉言〔1836〕「初夢(ハツユメ)づけ 花落茄子のへたを切りまわして、甘く塩押
15. 初夢に良い夢を見たら三日経つまで人に話すな〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
「夢を見たら人に語るな」「吉夢は三日過ぎるまで人に語るな」の類。〔石見の俗信〕
16. 初夢宝山吹色(著作ID:414891)
新日本古典籍データベース
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17. 初夢宝ふね(著作ID:4384112)
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18. 初夢漬(著作ID:1605250)
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はつゆめづけ 瓢亭 百成(ひょうてい ひゃくなり) 咄本 
19. 初夢噺(著作ID:1605283)
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はつゆめばなし 東西庵 南北(とうざいあん なんぼく) 作 勝川 春好 二世(かつかわ しゅんこう 2せい) 画 合巻 文化七刊
20. 初夢富士高根(著作ID:414904)
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21. 初夢富士見曾我(著作ID:1605294)
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はつゆめふじみそが 烏亭 焉馬 一世(うてい えんば 1せい) 作 勝川 春亭(かつかわ しゅんてい) 画 絵入根本 文化一〇刊
22. 正月二日の初夢は一富士二鷹三茄子
故事俗信ことわざ大辞典
「一富士二鷹三茄子」に同じ。
23. 恵方の富士初夢草紙(著作ID:111148)
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えほうのふじはつゆめぞうし 宝田 千町(たからだ ちまち) 作 歌川 貞秀(うたがわ さだひで) 画 合巻 天保一二成、同一三刊
24. 覚後咲初夢(著作ID:1160152)
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25. 青楼奇談/初夢草紙/初編(著作ID:1334072)
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26. 泰平初夢双紙(著作ID:4391198)
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たいへいはつゆめそうし 
27. 大国初夢話(著作ID:356036)
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28. 怪物宝初夢(著作ID:411494)
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29. 富士太郎廓初夢(著作ID:1664320)
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30. 躰松山帰洛初夢(著作ID:4379069)
新日本古典籍データベース
みはまつやまきらくのはつゆめ 絵本番附 明治三刊
31. 元日夜初夢 (見出し語:元日)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 891ページ
32. 除夜初夢 (見出し語:除夜)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 891ページ
33. 節分夜初夢 (見出し語:節分)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 891ページ
34. あさひなよしひで【朝比奈義秀】
日本架空伝承人名事典
云」(『俚言集覧』)、第二句以下も対面の朝比奈で、「取持ち役の朝比奈が……」と自称するとおり、「かたじけなすびの初夢だモサ」などと、坂東訛りのもさ詞で道化て、と
35. あずまよじべえもの【吾妻与次兵衛物】
歌舞伎事典
歌舞伎に数多い書替狂言が作られた。清元の舞踊《嫁菜摘》は、文政六(1823)年正月江戸・森田座の《初夢曾我宝入船》におけるお早与兵衛の道行に使われたもの。四世鶴
36. 吾妻与次兵衛物
世界大百科事典
伎に数多くの書替狂言が作られた。清元の舞踊《嫁菜摘》は,1823年(文政6)正月江戸森田座の《初夢曾我宝入船》におけるお早・与兵衛の道行に使われたもの。4世鶴屋
37. ある・く【歩】
日本国語大辞典
・忠平「今は、あやしのものも馬、車に乗りつつみしみしとあるき侍れば」*咄本・蝶夫婦〔1777〕初夢の大吉「邯たんの枕をして寐れば、栄花のゆめを見るといふに依て、
38. 安城家の舞踏会
日本大百科全書
安城家の当主、忠彦(滝沢修)は、ついに屋敷を手放すことにする。長男正彦(森雅之)、長女昭子(逢初夢子あいぞめゆめこ、1915― )、末娘の敦子(原節子)とともに
39. いち‐ふじ【一富士】
日本国語大辞典
*俳諧・文政句帖‐五年〔1822〕四月「一不二の晴れて立けり初茄子」*狂歌・千とせの門〔1847〕坤「初夢に一ふじの雪ふりいでて茄子も白なす鷹もましらふ」[発音
40. いちふじ 二鷹(にたか)三茄子(さんなすび)
日本国語大辞典
夢に見ると縁起が良いとされているものを順にならべた文句。初夢についていわれることが多い。*狂歌・巴人集〔1784〕「初夢 まさに見し一富士二鷹三茄子夢ちがへして
41. 一富士二鷹三茄子
日本大百科全書
諺ことわざ。夢にみるもののなかで縁起のよいものの順位。とくに正月2日の初夢の縁起に用いられる。語源については、この諺が一般に流布した江戸時代中期にすでに諸説ある
42. 一富士二鷹三茄子
故事俗信ことわざ大辞典
れるものを順にならべた文句。特に初夢についていう。 俳諧・時勢粧(1672)二・冬「一富士に似たか似たかの雪もなし〈正恒〉」俳諧・詞林金玉集(1679)一「初夢
43. 巌谷小波[文献目録]
日本人物文献目録
追分』山本法外『小波と芋銭の画・紙について 絵と文』津田青楓『小波日記抄 明治二〇年』-『小波初夢日記 幽迷録抄より』巌谷真一『小波・三重吉・未明』長谷川誠一『
44. うえ を 下(した)へ
日本国語大辞典
(どでう)が是におどろき上を下へとさはぎ」*咄本・鹿の子餠〔1772〕初夢「神棚へみきをあぐるやら、客へは酒さかな出すやら、上(ウヘ)を下(シタ)への大さわぎ」
45. 上を下へ
故事俗信ことわざ大辞典
仏檀をあらけなくうてば、鯲(どでう)が是におどろき上を下へとさはぎ」咄本・鹿の子餅(1772)初夢「神棚へみきをあぐるやら、客へは酒さかな出すやら、上(ウヘ)を
46. 歌麿 167ページ
東洋文庫
女たちが彼をとりまいており、女の一人は背負った子供に頰ずりしようと後ろを振り向いている。 三枚続き。[『初夢見立て乗合舟』] 御所車に付き添う日本女性たち。前を
47. うろこがた‐や【鱗形屋】
日本国語大辞典
鱗形屋孫兵衛。江戸大伝馬町(東京都中央区日本橋)にあった古い地本問屋で、毎年、武鑑を刊行したり、正月の初夢に使われる宝船の摺物(すりもの)を出したりもした。商標
48. え・え【好・善】
日本国語大辞典
いい。*雑俳・柳多留‐六〔1771〕「ゑゑ子だと御用八百やへ頼れる」*咄本・蝶夫婦〔1777〕初夢の大吉「南天の葉をおもいれ敷て寐たれば、とんだゑへ夢を見た」*
49. 江戸小咄集 1 381ページ
東洋文庫
軽口ぱなし軽口口まね軽口庚申待籠御万歳軽口咄揃軽口はなしか望み当世口まね笑江戸すドめ笑 布袋噺初夢頓作万八噺へそおどりかるロ   (^。)大笑坂東太郎    (
50. 絵本江戸風俗往来 38ページ
東洋文庫
宝船宝船」と呼ぶ声、町、屋敷前とも聞こえざるはなし。この宝船を枕の下に敷きて二日の夜に眠れば、初夢の吉兆を見、今年の開運という。また宝船を売り歩けば、身の幸福を
「初夢」の情報だけではなく、「初夢」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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