1. 近代秀歌(歌論集)
日本古典文学全集
少なくとも8世紀後半に誕生し、以後江戸時代まで文学論史の主軸として他ジャンルに影響を与え続けた。藤原定家の『近代秀歌』(1209年)、『詠歌大概』(1213~1 ...
2. きんだいしうか【近代秀歌】
全文全訳古語辞典
[書名]鎌倉初期の歌論書。一巻。藤原定家著。一二〇九年(承元三)成立。歌について、源実朝の質問に答えた書。和歌史を論じた後、近代歌人の秀歌を挙げつつ、古きよき言 ...
3. 近代秀歌
日本大百科全書
藤原定家(ていか)の歌論書。元来1209年(承元3)将軍源実朝(さねとも)の求めに応じて書き贈ったもの(遣送本(けんそうぼん))。本文は消息体で詠歌の心得を説き ...
4. 近代秀歌
世界大百科事典
歌論書。藤原定家が1209年(承元3)将軍源実朝の依頼で執筆。歌論部は《古今集》の序をふまえた和歌史批判と,その帰結としての作歌理念・表現方法論に分かれ,宇多朝 ...
5. きんだいしゅうか【近代秀歌】
デジタル大辞泉
鎌倉前期の歌論集。1巻。藤原定家著。承元3年(1209)成立。和歌の歴史を述べ、古い言葉を用いつつ新しい感覚を表すことを説き、秀歌の例を引く。 ...
6. きんだいしゅうか[キンダイシウカ]【近代秀歌】
日本国語大辞典
鎌倉前期の歌論書。一巻。藤原定家著。承元三年(一二〇九)成立。源実朝の問に答えた書簡体の書。和歌の歴史を述べた後、古い言葉、新しい感覚で寛平以後の歌にならうこと ...
7. きんだいしゅうか【近代秀歌】
国史大辞典
藤原定家著。承元三年(一二〇九)源実朝に送ったと思われる歌論書。最も原形に近い島原松平文庫本(一)およびその系統の流布本(二)と自筆本がある。まず紀貫之以後の ...
8. い‐おう【以往/已往】
デジタル大辞泉
「平安遷都―の文化」 2 (已往)それより前。以前。往時。 「およばぬ高き姿を願ひて寛平―の歌にならはば」〈近代秀歌〉本来、「以往」はある時からのち、「已往」は ...
9. い‐おう[‥ワウ]【以往】
日本国語大辞典
者」*色葉字類抄〔1177〜81〕「以往 サキツカタ イワウ」*近代秀歌〔1209〕「ことばは古きを慕ひ、心は新しきを求め〈略〉寛平以往の哥にならはば、おのづか ...
10. 石川啄木[文献目録]
日本人物文献目録
民文学全集 17』-『若き日の悩み 秘められた青春日記』石川正雄(編)『石川啄木』岩城之徳『近代秀歌』藤森朋夫『近代文学研究叢書 13』昭和女子大近代文学研究室 ...
11. 伊藤左千夫[文献目録]
日本人物文献目録
6』-『現代日本文学全集月報 32』-『伊藤左千夫歌集』伊藤左千夫『現代国民文学全集 34』-『近代秀歌』藤森朋夫『近代文学研究叢書 14』昭和女子大近代文学研 ...
12. えいがいってい【詠歌一体】
国史大辞典
よくよく心得べき事」以下九ヵ条に分けて、詠歌の初歩的な心得を説く。『新撰髄脳』『俊頼髄脳』『近代秀歌』などの影響も見えるが、「歌の姿の事」における平淡美の主張や ...
13. えいがたいがい【詠歌大概】
国史大辞典
」と説き、ついで詳細に本歌取りの手法を解説する。以上はほぼ定家の『近代秀歌』後半の論旨に等しい。次に詠歌の手本として三代集のほか『伊勢物語』『三十六人集』『白氏 ...
14. 詠歌大概
日本大百科全書
)」と題する83首の八代集抄出歌が付載され、「風体」の優れた例を示す。内容上近似するものに『近代秀歌』改撰(かいせん)本がある。藤平春男 ...
15. 詠歌大概(歌論集) 473ページ
日本古典文学全集
二大別しているが、その古典歌群をさす。伝誦的な万葉歌をも含めた三代集時代の歌人の歌である。『近代秀歌』によれば、十一世紀後半の源経信あたりから以後。ほぼ久安六年 ...
16. 詠歌大概(歌論集) 474ページ
日本古典文学全集
人かくの如きの事は、全く何度と雖もこれを憚らず。年の内に春は来にけり 月やあらぬ春や昔 『近代秀歌』には、五・七と二句が一続きになっているのをとろうとする場合 ...
17. 詠歌大概(歌論集) 476ページ
日本古典文学全集
俊頼髄脳、古来風躰抄、時代不同歌合、詠歌一体にみえる(以下書名のみを列挙する)。『近代秀歌』の自筆本秀歌例(以下単に「近代秀歌自筆本」と略称)にもある。以下春の ...
18. 詠歌大概(歌論集) 477ページ
日本古典文学全集
高陽院七番歌合、散木奇歌集・一、古来風躰抄、時代不同歌合、詠歌一体。近代秀歌自筆本および近代秀歌原形本の秀歌例(以下単に「近代秀歌原形本」と略)にも。『金葉集』 ...
19. 詠歌大概(歌論集) 478ページ
日本古典文学全集
時代不同歌合。近代秀歌自筆本にも。建久六年(一一九〇)左大将良経家五首歌、慈鎮和尚自歌合、詠歌一体。近代秀歌原形本にも。『伊勢物語』八二段から構想を得た歌。友則 ...
20. 詠歌大概(歌論集) 479ページ
日本古典文学全集
以下秋の歌。恵慶集、後十五番歌合、時代不同歌合。近代秀歌自筆本にも。寂然集、月詣集・七、古来風躰抄、時代不同歌合。御裳濯河歌合、西行法師家集、西行物語。近代秀歌 ...
21. 詠歌大概(歌論集) 480ページ
日本古典文学全集
散木奇歌集・三、古来風躰抄。近代秀歌原形本にも。「野路の玉川」は近江(滋賀県)にある歌枕。壬二集、家隆卿百番自歌合。「月の都」は中国の伝説の月宮殿のこと。後鳥羽 ...
22. 詠歌大概(歌論集) 481ページ
日本古典文学全集
古来風躰抄、八雲御抄。近代秀歌自筆本にも。新撰万葉集・上。近代秀歌自筆本にも。久安六年(一一五〇)崇徳院百首、清輔集、時代不同歌合。宮河歌合、山家集・上、西行法 ...
23. 詠歌大概(歌論集) 482ページ
日本古典文学全集
とも」(万葉・巻十・二二二四 作者未詳)の異伝歌か。近代秀歌自筆本にも。寛平御時后宮歌合、新撰万葉集・上、猿丸大夫集、古来風躰抄。近代秀歌自筆本にも。百人秀歌は ...
24. 詠歌大概(歌論集) 483ページ
日本古典文学全集
和漢朗詠・上、金玉集、三十六人撰、古来風躰抄。貫之集、六帖・六、和漢朗詠・上、俊頼髄脳、時代不同歌合。近代秀歌自筆本にも。「もる山」は近江国(滋賀県)の名所。柿 ...
25. 詠歌大概(歌論集) 484ページ
日本古典文学全集
二四〇 作者未詳)。宮河歌合、時代不同歌合、西行物語。近代秀歌自筆本にも。「秋篠」は大和国(奈良県)の地名。清輔集、時代不同歌合。近代秀歌原形本にも。本説「霜露 ...
26. 詠歌大概(歌論集) 485ページ
日本古典文学全集
他の文献にみえない。伝誦歌か。是則集、六帖・一、時代不同歌合。近代秀歌自筆本にも。『新古今集』作者名「摂政太政大臣」。治承題百首、秋篠月清集、後京極殿自歌合。近 ...
27. 詠歌大概(歌論集) 486ページ
日本古典文学全集
後鳥羽院御集。近代秀歌自筆本にも。本歌「見し人の煙を雲とながむれば夕べの空もむつましきかな」(源氏・夕顔・三六)。ここまで哀傷歌。新撰和歌、六帖・二、古来風躰抄 ...
28. 詠歌大概(歌論集) 487ページ
日本古典文学全集
後京極殿自歌合、秋篠月清集。近代秀歌自筆本にも。時代不同歌合。近代秀歌自筆本にも。二句まで序詞。底本・為秀筆本とも末句「知る人のなき」。近代秀歌自筆本は「知る人 ...
29. 詠歌大概(歌論集) 488ページ
日本古典文学全集
原形と認めて底本を改めた。伊勢集。近代秀歌自筆本にも。三句まで、一部に主意を表す部分を含む序詞。俊忠家恋十首、散木奇歌集・八、時代不同歌合、後鳥羽院御口伝、詠歌 ...
30. 詠歌大概(歌論集) 489ページ
日本古典文学全集
月詣集・六、詠歌一体。近代秀歌自筆本および原形本、僻案抄にも。本歌→四六一ページ注一二。忠岑集、六帖・一・五、新撰朗詠集・下、奥義抄、時代不同歌合。近代秀歌自筆 ...
31. 詠歌大概(歌論集) 490ページ
日本古典文学全集
和漢朗詠・上、綺語抄・下、時代不同歌合。近代秀歌自筆本にも。万葉・巻十一・二八一三・或本歌・作者未詳。元良親王集、六帖・三、古来風躰抄、時代不同歌合。近代秀歌自 ...
32. 老のすさみ(連歌論集) 157ページ
日本古典文学全集
〔六〕連歌の稽古に読むべき本 所詮、学ぶ者の胸にあてて見侍るべきものは、限りなしといへども、勅撰は、歌の品多く入る故に、よろしからぬも侍るべし。古今集の中にだに ...
33. 老のすさみ(連歌論集) 158ページ
日本古典文学全集
たもの。『愚問賢注』に、「後堀河院に奉られたる秀歌大体など、常に御覧ぜらるべき歟」とある。『近代秀歌』のこと。承元三年(一二〇九)、定家が源実朝に書き送った本の ...
34. 太田水穂[文献目録]
日本人物文献目録
太郎『「潮音」と太田水穂の象徴主義』中野菊夫『太田水穂全集 10巻10冊』太田五郎等(編)『近代秀歌』藤森朋夫『近代短歌・人と作品』太田青丘『人と作品現代文学講 ...
35. 岡麓[文献目録]
日本人物文献目録
太田正文『岡麓文献目録稿』太田正文『岡麓文献目録 追加』-『現代作家の人及作風』川島益太郎『新選岡麓集』-『近代秀歌』藤森朋夫『アララギの人々』五味保義『岡先生 ...
36. 落合直文[文献目録]
日本人物文献目録
先生第五十遠忌追悼録』渡辺真吉(編)『近代文学研究叢書 7』昭和女子大近代文学研究室(編)『近代秀歌』藤森朋夫『人と作品現代文学講座 1』木俣修等(編)『鑑賞と ...
37. 尾上柴舟[文献目録]
日本人物文献目録
『尾上柴舟著書目録』-『尾上柴舟年譜』-『現代作家の人及作風』川島益太郎『新選尾上柴舟集』尾上柴舟(編)『近代秀歌』藤森朋夫『人と作品現代文学講座 2』木俣修等 ...
38. 折口信夫[文献目録]
日本人物文献目録
3』窪田空穂等(編)『現代日本文学全集 76』-『現代日本文学全集月報 87』-『釈迢空』室生犀星『近代秀歌』藤森朋夫『釈迢空の人生』塚崎進『折口信夫とその人生 ...
39. 金子薫園[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:4件 【逐次刊行物】:5件 『現代作家の人及作風』川島益太郎『近代秀歌』藤森朋夫『人と作品現代文学講座 2, 3』木俣修等(編)『鑑賞 ...
40. 歌論
日本大百科全書
がりと深さに求めたのであって、その子定家(ていか)は韻律以上に歌語のイメージ表現を重視し、『近代秀歌』『毎月抄』などによって虚構の方法による叙情の回復を説いた。 ...
41. 歌論
世界大百科事典
俊成の子藤原定家は,《近代秀歌》《詠歌大概》《毎月抄》等の歌論を書いて,俊成の歌論を一歩推し進めた。〈詞(ことば)は古きを慕ひ,心は新しきを求め,及ばぬ高き姿を ...
42. 歌論集
日本古典文学全集
少なくとも8世紀後半に誕生し、以後江戸時代まで文学論史の主軸として他ジャンルに影響を与え続けた。藤原定家の『近代秀歌』(1209年)、『詠歌大概』(1213~1 ...
43. 詠歌大概(歌論集)
日本古典文学全集
少なくとも8世紀後半に誕生し、以後江戸時代まで文学論史の主軸として他ジャンルに影響を与え続けた。藤原定家の『近代秀歌』(1209年)、『詠歌大概』(1213~1 ...
44. 毎月抄(歌論集)
日本古典文学全集
少なくとも8世紀後半に誕生し、以後江戸時代まで文学論史の主軸として他ジャンルに影響を与え続けた。藤原定家の『近代秀歌』(1209年)、『詠歌大概』(1213~1 ...
45. 国歌八論(歌論集)
日本古典文学全集
少なくとも8世紀後半に誕生し、以後江戸時代まで文学論史の主軸として他ジャンルに影響を与え続けた。藤原定家の『近代秀歌』(1209年)、『詠歌大概』(1213~1 ...
46. 歌意考(歌論集)
日本古典文学全集
少なくとも8世紀後半に誕生し、以後江戸時代まで文学論史の主軸として他ジャンルに影響を与え続けた。藤原定家の『近代秀歌』(1209年)、『詠歌大概』(1213~1 ...
47. 新学異見(歌論集)
日本古典文学全集
少なくとも8世紀後半に誕生し、以後江戸時代まで文学論史の主軸として他ジャンルに影響を与え続けた。藤原定家の『近代秀歌』(1209年)、『詠歌大概』(1213~1 ...
48. かろんしょ【歌論書】
国史大辞典
広範囲にわたっている。鎌倉時代、『歌仙落書』、『続歌仙落書』、『後鳥羽院御口伝』、『瑩玉集』(鴨長明)、『近代秀歌』(藤原定家)、『詠歌大概』(同)、『毎月抄』 ...
49. 川田順[文献目録]
日本人物文献目録
友回想記 2巻2冊』川田順『川田順歌集』五島茂(解説)『住友回想記』川田順『葵の女』川田順『近代秀歌』藤森朋夫『鑑賞と研究現代日本文学講座 12』-『老ひたる蜈 ...
50. 北原白秋[文献目録]
日本人物文献目録
一『北原白秋雑纂』木俣修『近代短歌史 3』窪田空穂等(編)『我が愛する詩人の伝記』室生犀星『近代秀歌』藤森朋夫『人と作品現代文学講座 4‐5, 7‐9』木俣修等 ...