NHK大河ドラマ「光る君へ」特集
ジャパンナレッジは約1900冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 文学
  6. >
  7. 古典文学
  8. >
  9. 注釈書
  10. >
  11. 万葉集註釈

万葉集註釈

ジャパンナレッジで閲覧できる『万葉集註釈』の国史大辞典・日本国語大辞典のサンプルページ

国史大辞典
万葉集〓
まんようしゅうちゅうしゃく
鎌倉時代の注釈書。仙覚著。十巻。文永六年(一二六九)四月二日の成立。『仙覚抄』『万葉集抄』とも呼ばれる。はじめに『万葉集』の成立事情、『万葉集』の名義、撰者などの考証があり、次に巻一以下順番に難解歌をあげて注を加えている。とりあげた歌を歌体別にみると短歌六百九十首、長歌百十三首、旋頭歌八首にのぼる。特に長歌はほとんどが仙覚の新訓といってよいほどで、仙覚新点歌百五十二首中でも百十一首を占める。先行の注釈書である『俊頼口伝』『綺語抄』『袖中抄』『古来風躰抄』『八雲御抄』とは交渉がなく、『奥義抄』『和歌童蒙抄』などを参考にし、特に藤原盛方著といわれる『万葉集抄』に負うところが少なくないと推測されている。仙覚の注釈の態度は、文献の引用も豊かであり、諸本を調査した基礎的研究の上に立ち、論証を精確に進めようとしており、注釈した歌数も多く、本文校定の面における成果とともに、万葉研究史上最初のもっとも注意すべき著作といいうる。『万葉集叢書』八に所収。→仙覚(せんがく)
[参考文献]
佐佐木信綱『万葉集の研究』一、久松潜一「万葉集註釈書の研究」(『校本万葉集』首巻上所収)
(稲岡 耕二)


日本国語大辞典
まんようしゅうちゅうしゃく[マンエフシフチュウシャク]【万葉集註釈】

解説・用例

鎌倉中期の、「万葉集」の注釈書。一〇巻。仙覚著。文永六年(一二六九)成立。全巻の難解な歌について精細に注解し、書名の意義・撰定・撰者などに関して論理的文献的に研究している。すぐれた万葉注釈書の最初のもので、現在散逸した風土記を引用しているため風土記資料ともなっている。仙覚抄。

発音

マンヨーシューチューシャク

〓[ヨ] [チュ]


上記は、日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書サービス「ジャパンナレッジ」のサンプル記事です。

ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。


万葉集註釈の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 144
※検索結果は本ページの作成時点のものであり、実際の検索結果とは異なる場合があります
検索コンテンツ
1. 『万葉集註釈』
日本史年表
1269年〈文永6 己巳〉 4・2 仙覚, 『万葉集註釈』 を著す(同書奥書)。  ...
2. まんようしゅうちゅうしゃく[マンエフシフチュウシャク]【万葉集註釈】
日本国語大辞典
鎌倉中期の、「万葉集」の注釈書。一〇巻。仙覚著。文永六年(一二六九)成立。全巻の難解な歌について精細に注解し、書名の意義・撰定・撰者などに関して論理的文献的に研 ...
3. まんようしゅうちゅうしゃく【万葉集〓釈】
国史大辞典
『万葉集叢書』八に所収。→仙覚(せんがく) [参考文献]佐佐木信綱『万葉集の研究』一、久松潜一「万葉集註釈書の研究」(『校本万葉集』首巻上所収) (稲岡 耕二) ...
4. 『万葉集註釈』[百科マルチメディア]
日本大百科全書
巻1 仙覚(せんがく)著 1269年(文永6)刊 国立国会図書館所蔵 ...
5. あまがさきし【尼崎市】兵庫県
日本歴史地名大系
また同書履中天皇五年一〇月条に車持君が禊したとみえる長渚崎は現長洲地区、「摂津国風土記」逸文(万葉集註釈)や「住吉大社神代記」の神功皇后伝説にみえる神前は現神崎 ...
6. あまこごう【余戸郷】徳島県:阿波国/板野郡
日本歴史地名大系
並んで南海道本道および支道の出発点になっている交通の要衝の地にある津であり、中湖とともに「万葉集註釈」所引の「阿波国風土記」逸文に現れている牟夜戸という津にかか ...
7. 逸文(風土記) 425ページ
日本古典文学全集
注記。玄覚律師及び二条定為については冷泉家時雨亭叢書三九所収の『万葉集註釈』解題(竹下豊)に詳しい(以下、冷泉家本『万葉集註釈』は時雨亭叢書による)。当条底本の ...
8. 逸文(風土記) 426ページ
日本古典文学全集
此記者、姫嶋松原、摂津国也)(国文学研究資料館本『万葉集註釈』巻第二、二二八番歌条、玄覚押紙)長楽【断片】 (風土記の次上に)長楽地の名なり。(の辺とみ ...
9. 逸文(風土記) 432ページ
日本古典文学全集
美奴売〓。(冷泉家本『万葉集註釈』巻第三、二五〇番歌条) 「仍」の字、底本欠損。三手文庫蔵『万葉緯』十八によって補訂。美奴売の松原 ...
10. 逸文(風土記) 434ページ
日本古典文学全集
宣命小書体と見た。『摂津国風土記』の「夢野」条にその例がある。下樋の山 今井似閑採択。 『万葉集註釈』の一七九二番歌条に「シタヒヤマ 摂津国能勢郡ニアリ」(仁和 ...
11. 逸文(風土記) 448ページ
日本古典文学全集
命橿原宮〓焉。(底本・冷泉家本『万葉集註釈』巻第一、八一番歌条 参照本・前田家本『釈日本紀』巻二十三「神風伊勢海事」条/神宮文庫本『日 ...
12. 逸文(風土記) 450ページ
日本古典文学全集
、歌曰。麻須良遠能 佐都夜多波佐美 牟加比多知 伊流夜麻度加多 波麼乃佐夜気佐(冷泉家本『万葉集註釈』巻第一、六一番歌条)〈尾張の国〉 吾縵の郷 (尾張の国の風 ...
13. 逸文(風土記) 454ページ
日本古典文学全集
ノ雪ノキエテ子ノ時ヨリシモニハマタフリカハルト駿河国風土記ニミエタリトイヘリ)(冷泉家本『万葉集註釈』巻第三、三二〇番歌条)〈相模の国〉 見越の崎 伊曽布利 ( ...
14. 逸文(風土記) 455ページ
日本古典文学全集
シラカヘノクニ、ツクハノクニ、カシマノクニ、ナカノクニ、タカノクニ)(ナトイヘリ)(冷泉家本『万葉集註釈』巻第一、五〇番歌条) 新治・白壁・筑波・香嶋・那賀・多 ...
15. 逸文(風土記) 456ページ
日本古典文学全集
駅家〓。(云々)(仁和寺本『万葉集註釈』巻第二、二・一〇四番歌条)枳波都久の岡【断片】 枳波都久の岡。常陸の国(の真壁の郡)(にあり ...
16. 逸文(風土記) 457ページ
日本古典文学全集
風土記〓)(仁和寺本『万葉集註釈』巻第八、十四・三四四四番歌条)信太の郡 日高見の国 (公望私記に曰ふ。常陸の国の風土記を案るに云ふ)信太の郡 ...
17. 逸文(風土記) 459ページ
日本古典文学全集
信太国〓(云々)(仁和寺本『万葉集註釈』巻第二、二・一四八番歌条)賀久賀の鳥【断片】 (覚賀の鳥と云ふは何鳥そ。……風土記を案ずるに ...
18. 逸文(風土記) 462ページ
日本古典文学全集
常陸。多珂。桁藻山。(ヲモ風土記歌ニハ)(ミチノシリタナメノヤマ)(トヨメリ)(仁和寺本『万葉集註釈』巻第七、十一・二四二三番歌条)三柱の天皇【断片】 (謂ゆる ...
19. 逸文(風土記) 463ページ
日本古典文学全集
馭天皇之世(〓)(冷泉家本『万葉集註釈』巻第一、三番歌条)賀蘓理の岡【断片】 (さそりとはささり蜂と云ふものなり。子をまじなふ事に云へるなり ...
20. 逸文(風土記) 500ページ
日本古典文学全集
名ト見阿波国風土記)(仁和寺本『万葉集註釈』巻第二、二・二二〇番歌条)(湖ノ字訓ウシホ不審也ミナトニツカヘルコトハ阿波国風土記ニ中湖奥湖ナトニモコレヲモチヰタリ ...
21. 逸文(風土記) 501ページ
日本古典文学全集
勝間井云由者、倭健天皇命、乃大御櫛笥忘依而勝間云。粟人者、櫛笥者勝間云也。(已上)(仁和寺本『万葉集註釈』巻第七、十二・二九一六番歌条)奈汰の浦(奈佐の浦)【断 ...
22. 逸文(風土記) 502ページ
日本古典文学全集
所知天皇(〓ト)(冷泉家本『万葉集註釈』巻第一、三番歌条)アマノモト山【断片】 (阿波の国の風土記の如くは、空より降り下りたる山の大きなるは ...
23. 逸文(風土記) 503ページ
日本古典文学全集
トイフソノヤマノクタケテ大和国ニフリツキタルヲアマノカクヤマトイフトナム申ス)(冷泉家本『万葉集註釈』巻第三、二五七番歌条)〈伊予の国〉 御嶋(大山積の神) ( ...
24. 逸文(風土記) 506ページ
日本古典文学全集
云」として「法興六年」に続き、「其立碑文処…因謂伊社尓波本也」の四十五字が省かれている。『万葉集註釈』(冷泉家本、仁和寺本)で補った。「道後温湯碑」として知られ ...
25. 逸文(風土記) 508ページ
日本古典文学全集
『万葉』六左注に類聚歌林を介して引用。『釈日本紀』は「于時、於大殿戸…枝繋稲穂等養賜也」の三十四字を欠く。『万葉集註釈』(冷泉家本、仁和寺本)によって補った。温 ...
26. 逸文(風土記) 510ページ
日本古典文学全集
(前田家本『釈日本紀』巻十四「幸于伊予温湯宮」条/冷泉家本『万葉集註釈』巻第三、三二二番歌条/仁和寺本『万葉集註釈』巻第三、三・三二二番歌条)二の木【断片】 ( ...
27. 逸文(風土記) 511ページ
日本古典文学全集
泊てて見れば(云々)(伊予国風土記ニハ後岡本天皇御歌曰)美枳多頭尓 波弖丁美礼婆(云々)(冷泉家本『万葉集註釈』巻第三、三二三番歌条)息長足日女の命の御歌(橘の ...
28. 逸文(風土記) 518ページ
日本古典文学全集
河名〓。(冷泉家本『万葉集註釈』巻第一、一七番歌条)〈筑紫の国〉 哿襲の宮【断片】[乙類か] (筑前の国の風土記に云ふ)筑紫の国に到れば ...
29. 逸文(風土記) 521ページ
日本古典文学全集
。烏葛、黒葛也。冬蔔、迂米也。(仁和寺本『万葉集註釈』巻第五、七・一二三一番歌条)西海の道の節度使 藤原宇合【断片】[乙類] (筑前の国の風土記 ...
30. 逸文(風土記) 522ページ
日本古典文学全集
当時之要〓者。(冷泉家本『万葉集註釈』巻第一、総記条)磐井の墓[乙類] (筑後の国の風土記に曰ふ)上妻の県。県の南のかた二里に筑紫の君磐井の墓あり ...
31. 逸文(風土記) 527ページ
日本古典文学全集
帔揺招」。因以為〓名。(仁和寺本『万葉集註釈』巻第四、五・八七〇番歌条)杵嶋[乙類] (肥前の国の風土記に見えたり) 杵嶋 (六四六)に領有権 ...
32. 逸文(風土記) 529ページ
日本古典文学全集
我泥底 伊母我提塢刀縷 是杵嶋曲。(冷泉家本『万葉集註釈』巻第三、三八五番歌条)閼宗の岳[乙類] (筑紫の風土記に曰ふ)肥後の国。閼宗の県。県の坤のかた二十余里 ...
33. 逸文(風土記) 532ページ
日本古典文学全集
(仁和寺本『万葉集註釈』巻第三、三・二四六番歌条)吐濃の峰 韜馬の峰【断片】[乙類か] (僧のかずを何口と云ふは僧に限る詞か。凡の人数にも云ふか。……日向の国の ...
34. 逸文(風土記) 538ページ
日本古典文学全集
ユヱナリマヲヽバミジカユフトイフ筑紫風土記ニ)長木綿短木綿(トイヘルハコレ也)(仁和寺本『万葉集註釈』巻第二、二・一五七番歌条)〈筑前の国〉 資珂の嶋[甲類]  ...
35. 逸文(風土記) 551ページ
日本古典文学全集
鏡山〓。(已上)(冷泉家本『万葉集註釈』巻第三、三一一番歌条)〈肥後の国〉 肥後の国の号 火の国[甲類] (公望の私記に曰ふ。案るに ...
36. 逸文(風土記) 557ページ
日本古典文学全集
「榑」は「扶」とも(「榑、俗作扶」正字通)。知鋪の郷 今井似閑採択。 『万葉集註釈』は引用範囲が広く、「天津彦々火瓊々杵尊」から引く。この『万葉集註釈』を底本と ...
37. 逸文(風土記) 559ページ
日本古典文学全集
智鋪〓。(已上)仁和寺本『万葉集註釈』巻第十、二十・四四六五番歌条)高日の村 三輪の神の社[甲類] (日向の国の風土記に曰ふ。)宮埼の郡 ...
38. 逸文(風土記) 560ページ
日本古典文学全集
。海中洲者、隼人俗語、必志。(仁和寺本『万葉集註釈』巻第七、十三・三二七〇番歌条) 必志の里 必志の里 今井似閑採択。 未詳。秋本吉郎は曽於 ...
39. 逸文(風土記) 562ページ
日本古典文学全集
串卜郷〓。(冷泉家本『万葉集註釈』巻第三、二七八番歌条)〈壱岐の嶋〉 鯨伏の郷[甲類] (壱岐の国の風土記に云ふ)鯨伏の郷。郡の西のかたにあり ...
40. 逸文参考(風土記) 566ページ
日本古典文学全集
風土記〓。(仙覚『万葉集註釈』巻第一、一三番歌条〈冷泉家本〉)天津神命 石津神命(三都嫁) 大和国ノ風土記云。天津神命 石津神命 ...
41. 逸文参考(風土記) 574ページ
日本古典文学全集
天社〓。(仙覚『万葉集註釈』巻第一、総記条〈冷泉家本〉)福興寺(三宅寺) 同国愛智郡、福興寺。俗名三宅寺。南去 ...
42. 逸文参考(風土記) 583ページ
日本古典文学全集
藤江浦(不載) (仙覚『万葉集註釈』)〈備前の国〉 牛窓 神功皇后ノ舟。過ク〓備前ノ海上ヲ ...
43. 逸文参考(風土記) 584ページ
日本古典文学全集
阿波嶋〓トイヘリ。(仙覚『万葉集註釈』第四、四・五〇九番歌条〈仁和寺本〉)〈伊予の国〉 湯桁の数(不載) (四辻善成『河海抄』)天山 ...
44. 伊予道後温泉碑文
世界大百科事典
碑そのものは失われているが,碑文は《伊予国風土記》に載せられていたらしく,その部分を引用した《釈日本紀》《万葉集註釈》などの古書でみることができる。碑文の内容は ...
45. いよのゆのおかのひ【伊予湯岡碑】
国史大辞典
推古朝金石文の一つ。『釈日本紀』一四と『万葉集註釈』三に引く『伊予国風土記』逸文に、天皇などの伊予温湯(松山市の道後温泉)行幸が過去に五回あったこと、その第三 ...
46. えじ【恵慈】
国史大辞典
本文は恵総・恵〓に作るが、『万葉集註釈』三所引逸文に従って恵慈の誤りとすべきであろう。 [参考文献]『上宮聖徳太子伝補闕記』、『聖徳太子伝暦』 ...
47. えどがわ【江戸川】千葉県:総論地図
日本歴史地名大系
」を渡り、兵三万余騎を率いて武蔵国に入っている(吾妻鏡)。文永六年(一二六九)成立という「万葉集註釈」に布止井川とある。香取の海にも通じていたと想定されており、 ...
48. おおつかむら【大塚村】埼玉県:比企郡/小川町地図
日本歴史地名大系
。大塚の西部、小川盆地に東へ突き出た台地東端に中城跡がある。文永六年(一二六九)に仙覚が「万葉集註釈」を完成させた「麻師宇郷政所」(同書奥書)に比定され、仙覚律 ...
49. おかのあがた【岡県】福岡県:遠賀郡
日本歴史地名大系
支配した岡県主一族は、水上交通と水産業および製塩業を掌握していた豪族であったと考えられる。「万葉集註釈」所引の「筑紫風土記」逸文には「塢舸の県。県の東の側近く、 ...
50. おかのみなと【岡水門】
国史大辞典
廻って岡浦に入り、水門に至り、神功皇后は別船で洞海を経て岡津に至ったとある。岡水門は『万葉集』七や『万葉集註釈』所引『筑前国風土記』逸文にもみえ、海上交通の要衝 ...
「万葉集註釈」の情報だけではなく、「万葉集註釈」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶

万葉集註釈と同じ注釈書カテゴリの記事
万葉集註釈(国史大辞典・日本国語大辞典)
鎌倉時代の注釈書。仙覚著。十巻。文永六年(一二六九)四月二日の成立。『仙覚抄』『万葉集抄』とも呼ばれる。はじめに『万葉集』の成立事情、『万葉集』の名義、撰者などの考証があり、次に巻一以下順番に難解歌をあげて注を加えている。とりあげた歌を歌体別にみると短歌六百九十首
釈日本紀(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
鎌倉時代中期に著わされた『日本書紀』の注釈書。卜部兼方(懐賢)著。二十八巻。略して『釈紀』ともいう。成立年は未詳であるが、兼方の父兼文が文永十一年(一二七四)―建治元年(一二七五)に前関白一条実経の『日本書紀』神代巻に関する質問に答えたことが文中にみえ、正安三年
河海抄(世界大百科事典)
南北朝時代の《源氏物語》注釈。20巻。著者は四辻(よつつじ)(源)善成。将軍足利義詮(よしあきら)の命により,貞治年間(1362-68)に成る。平安末期以来の《源氏物語》研究の成果を集成し,著者の見解をも加味して一書となしたもの。内容は,語句の解釈,
古事記伝(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
『古事記』の注釈書。著者、本居宣長。四十四巻、附巻一。出版開始、寛政二年(一七九〇)、完了、文政五年(一八二二)。本居宣長は賀茂真淵に面会(宝暦十三年(一七六三))したのち、『古事記』を解読、注釈することの意志をかため、真淵に入門し、『万葉集』の訓読
論語徴(東洋文庫)
秦・漢以前の古文辞に対する確固たる自信から孔子の言論を読みとく,論語の注釈のなかでもっとも論争的な注釈書。卓抜した孔子論を展開するとともに,徂徠自身の思想も開陳する。第1巻は,学而,為政,八佾,里仁,公冶長,雍也,述而,泰伯。1994年03月刊
注釈書と同じカテゴリの記事をもっと見る


「万葉集註釈」は古典文学に関連のある記事です。
その他の古典文学に関連する記事
野白内証鑑(日本古典文学全集)
野白内証鑑一之巻目録自分の行状の弁解をした野郎の話秘密の色遊びはばれたが、始めより末に至って情勢が好転した野郎の大臣。その相手は羽ぶりのよい撞木町の女郎。悪性をささやいてすすめる耳塚の駕籠屋。客に肌を見せない白人の話 外面は菩薩のようだが内情は
豊後国風土記(日本古典文学全集)
豊後の国。郡は八所、〔郷は四十、里は百十〕駅は九所、〔みな小路〕烽は五所、〔みな下国〕寺は二所〔一つは僧の寺、一つは尼の寺〕である。

豊後の国は、本、豊前の国と合わせて一つの国であった。昔、纏向の日代の宮で天下をお治めになった大足彦の天皇
魯迅 その文学と革命(東洋文庫)
中国近代文学の父であり,偉大な思想家でもある魯迅は,知識人としての苦悩のなかで,中国の「寂寞」を見つめ,自らをも傷つける「革命」を志向する。著者会心の魯迅伝。1965年07月刊
論語徴(東洋文庫)
秦・漢以前の古文辞に対する確固たる自信から孔子の言論を読みとく,論語の注釈のなかでもっとも論争的な注釈書。卓抜した孔子論を展開するとともに,徂徠自身の思想も開陳する。第1巻は,学而,為政,八佾,里仁,公冶長,雍也,述而,泰伯。1994年03月刊
近世和歌集(日本古典文学全集)
年内立春 去年と今年の二本の緒で縒り合わせて掛けて同じ年が一本にまとまらないように、こんがらがってなかなか理解できない春はやって来た。やや趣向倒れの感がある。長嘯子としては機知を働かせたのだろうが。鶯 軒端の梅が咲いていて、一晩中鶯の到来を
古典文学に関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1900冊以上(総額850万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶