[類似語]輩系(やからけい)・姐さん系(あねさんけい)
[派生語]オラニャン
お兄(にい)系伊達ワル男性ファッション誌『MEN'S KNUCKLE(めんず・なっくる)』の増刊号として2009年に創刊された『SOUL Japan(そうる・じゃぱん)』(ミリオン出版/月刊)がメインコンセプトとして提唱したキーワード。現在では、この『SOUL Japan』を軸にアウトロー系不良ファッション誌をお手本としたスタイルを好む10~20代の男性全般のことを指す。
広義では「可愛さ」「あどけなさ」「少年っぽさ」を一切排除した黒ベースの男性ファッショントレンドである「お兄系」でくくられる。ただし、その中の「伊達ワル」が、主にカリスマホストを中心とする美白&スーツのフォーマルラインであるのに対し、「悪羅悪羅」はガングロ&ソフィスティケイトされたデザインのジャージスタイルというカジュアルラインで、ガテン系を中心として巷に浸透していった。
ビルドアップされた肉体と、それを全面キャンバスとするタトゥー、もしくは入れ墨で武装した“輩”も少なからずで、「伊達ワル」より一層“おっかなさ”が特化されているのが特徴。「実際、話してみると案外いいヒト」とも言われるが、その真偽は定かではない。「暴走族の進化形」という解釈もある。