項目
一 本辞典は、仏教書をはじめ、文学・歴史など幅広い分野の文献から、仏教用語を中心として約三万項目を精選し、収録した。
二 仏教用語以外に、仏教とのかかわりにおいて必要と思われる一般語も項目として立てた。
三 人名・地名・書名・寺名などの固有名詞は原則として項目としなかった。ただし、仏・菩薩、諸天や、人名・地名などで、仏典読解に必要と思われるものは項目として立てた。この場合、主としてサンスクリット語の音写や訳語を項目とした。
四 日本仏教は中国の仏教用語を少なからず取り入れているが、その読みについては、必ずしも呉音に限らず、その特定が容易ではない。また、宗派によって異なる場合もある。このため、漢語に異なる読みがある場合は、語釈の冒頭で注記したが、必要に応じてそれぞれ項目として立てた。