3.語義と用例

3-1  語義の分類記述

語義の分類記述には,個々の語義の相互的関連に配慮しながら,つとめて現代の普通の語義を優先した.

3-1-1  語義番号には一般に 1 2 3 を用い,ときに a) b) c) で小区分を施したが,特に必要な場合は (1) (2) (3) で細分したものもある.
同じ語義番号内のセミコロンは,語義のやや大きな隔たりを示す:

大番号 I II III は,動詞における自動詞・他動詞の別,名詞化した不定詞,形容詞化した分詞や,形容詞・分詞の名詞的用法,名詞の性の違いなど,一般に品詞レベルに準じた大区分に用いている:

特に記事の多い語では,bei や gehen などのように,冒頭に「目次」を設けて,全般的展望と検索を助けた.
3-1-2  語義の前に( )で挙げたドイツ語は,語義理解に役立つと思われる同義語を示す:
3-1-3  語義の前に(⇔ )で挙げたドイツ語は,語義理解に役立つと思われる対義語を示す:
3-1-4  語義の前に(英: )で挙げたイタリック体は,語義理解に役立つと思われる英語の対応語を示す:

これは必ずしも完全に同義とは言えないことがある.また,記事の少ない語では,同根の英語形を,語源欄の関連語として挙げるにとどめることも多い.
3-1-5  語義の前に(< )で挙げたドイツ語は,短縮語その他の派生関係について,その原形を示す:
3-1-6  等号=は,語義の等しい他の見出し語(の語義番号)を指示する:
3-1-7  すぐ近くに配列されている見出し語からの派生語では,次のような簡略な記述にとどめることがある:

Ab•mes・ser [ápmεsər] [男性名詞] -s/- abmessen する人.
Bös・wil・lig•keit [..kait] [女性名詞] -/ böswillig なこと.
Ein•flö・ßung [..sʊŋ] [女性名詞] -/-en einflößen すること.

3-2  用例

用例は,語義区分ごとにまとめて掲げた.

3-2-1  個々の用例は改行で区分し,それぞれ訳文を添えた.
訳文の間のコンマは同種のものの,セミコロンはやや異種のものの区切りを意味し,場合により i) ii) iii) で区分することもある.
3-2-2  用例の間の / は,その前後のものが同義であることを示し,訳文は後のものに続けてある:
3-2-3  用例は点線で分類し,特に必要なときは実線で大別することがある.
用例分類に添えた [ ]は,分類規準を示す:

同じ分類に属する用例は,特に記事の多い語では,分類上のキーワードの Abc 順に配列し,また必要に応じてボールド体も用いて,検索の便を図った.
3-2-4  用例の途中または末尾の(= )は,他の見出し語による同義の表現を,参考までに掲げたものである:

an・ders [ándərs]

[副詞] ...
jemand anders (=jemand anderer) als er
彼以外のだれかが...

3-2-5  成句は原則として最も関係の深い見出し語のところでボールド体で示した。
3-2-6  訳文の代わりに(→ )で掲げたものは,同形の用例が他の見出し語・語義番号にあることを示す:

Flam・me [flámə]

[女性名詞] -/-n ...
Feuer und Flamme speien
(→Feuer 1)...  ―― Feuer 1に訳文がある.

訳文の後にある(→ )は,そこに何かの関連した情報がありうることを示す.
3-2-7  用例中の ~ は,書籍版では見出し語をそのままの形で代理するが,ウェブ版では見出し語の綴り字で置き換えた.内部が変わる場合,かしら文字の大小が変わる場合,名詞・形容詞などが語尾をもつ場合はイタリック体とした
3-2-8  訳文の後の((参考例)  ) ((誤用例)  )は,それぞれ参考となる,誤りとされる語法である:

3-2-9  用例中の ― は,対話の応答を示す:

la•la [lálá]

[間投詞]...
Wie geht's dir?―So lala.
ご機嫌いかが―まあまあね...

3-2-10  用例を囲む 《 》 は,書名・作品名を示し,訳文は 『 』 で囲んである:

al・so [álzoˑ]

[副詞]...
Also sprach Zarathustra》
『ツァラトゥストラはこう言った』...

3-3  語義・用例の補足記号

語義・用例の補足記号には,次のようなものがある.

3-3-1  語義番号・用例の前の▽印は,古義・古形または希語・希形・希用とされるものを示す:
3-3-2  語義・用例欄の (( )) は,広く文法上・文体上の情報を提供する:
位相・方言に関する指示(→ 【この辞典の記号と略語】D )は,多少とも正常なレベルから離れていることを表しているので,使用の場面には十分な注意を要する.
3-3-3  語義・用例欄の〔 〕は,その所属分野(→ 【この辞典の記号と略語】E )を示すが,これは必ずしも専門術語とは限らず,訳語の補足に当たることも多い:
3-3-4  角括弧 〔 〕 は,省略可能の部分を示す:

用例・訳文で対応していることがある:

fra・gen(*) [fráːɡən]...

  〔jn.〕 um et.4 fragen
  〔…に〕…を求める

――um et.4 fragen  …を求める,
jn. um et.4 fragen  …に…を求める

3-3-5  三角括弧 〈 〉 は,先行する部分との交換可能を示す:

用例・訳文で対応していることがある:
3-3-6  (( )) や 〈 〉 内での / は,その前後が交換可能であることを示す.対応する和文では・を用いる:

ach・ten [áxtən]...

((et.4 für et.4 / ▽ et.4et.4))(…を…と)見なす,思う...

Bei•spiel [báIʃpiːl]...

ein konkretes 〈treffendes / typisches〉 Beispiel
具体的な〈適切な・典型的な〉例...

3-3-7  イタリック体の記号的使用は,次の四種がある:
一般的に人を示す個所は,1格 jd.,2格 js.,3格 jm.,4格 jn.で表した.

☆ js. の場合は2格形のほか所有代名詞も使えることがある.

一般的に事物を示す個所は,1格 et.1,2格 et.2,3格 et.3,4格 et.4 で表した.
再帰代名詞は,3格 sich3,4格 sich4で表した.
主語・目的語に対応して「自分の」を表す所有代名詞は,sein で代表させた.
3-3-8  記事末尾の☆★は,語義・用法についての包括的補注を表す.このうち☆はその語義区分内について,★はより広範囲に,そこまでの数個の語義区分,しばしば見出し語全般について述べるときに用いた.
3-3-9  (略語の形) (記号の形) に続く形は,その語句のそれぞれ略語・記号の形を示す:
3-3-10  点線…は語句の省略を示した:
3-3-11  用例中の名詞の肩数字は,特にまぎらわしい場合の格を示す.
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