国際音声記号を用い / / 内に入れて示した. 音声記号の音価については, 本文画面右列【各種付表(PDF)】欄の「発音記号表」を参照.
2.3 人・場合によって発音されない音は ( ) 内に入れて示した.
(例)
ap・o・pto・sis /
p
(p)tó
Us
s/.
sta・tion /sté
I(
)n/.
ただし, /
/ が省略された場合には, 次の音が /l/, /m/, /n/ のいずれかであれば, 音節主音 (syllabic) になり, 音節数は不変である. 音節主音は / ' / で示した.
2.10 直前の見出し語と発音・つづりおよび分節が同じ場合には, 発音・アクセントおよび分節を省略した. なお, 大文字と小文字の違いは, ここではつづりの違いとはみなさない.
(例)
dom・i・no1 /d
m
nò
U/
n ドミノ式(多臓器)移植 (=domino donation) 《たとえば, 脳死者から心臓と肺の移植を受けた...
domino2
a 訪問助産システムの《アクティブバース (active birth) の一形態; ...
con・tour /k
nt
Ùr/
n 輪郭, 外形; 【歯】 カントゥア; 輪郭線; contour line; [Opl] 《女性などの》からだの線, 曲線.
Contour
【商標】 コントゥアー《英国 Lilia-White 社製の生理用タンポン; ...
直前の見出しと分節だけが異なる場合には 分節だけを示し発音表記を省略することがある.
2.11 次にあげる種類の見出し語には, つづりの上にアクセントが示してあるだけで発音表記はないが, 構成要素それぞれの発音は独立見出しで与えられているから, その発音を合計し, 示されたアクセント型で発音するものとする.
- 二語(以上の)見出し.
(例)
násal cóncha.
nasal, concha は独立に見出しとしてあり, 発音はそれぞれ /né
Iz(
)l/, /k
k
/ であるから, これを合計して示されたアクセント型を付与すれば /né
Iz(
)l k
k
/ となる.
独立見出しとしては記載されていない語については, その部分だけ発音を示した. ただし比較的発音の簡単な語についてはいちいち示していないので一般の英和辞典を参照されたい.
- 複合語.
(例) báck・àche fínger・prìnt pro・áctivator.
-
派生語および屈折形の中で, 語幹の発音・つづり・分節に影響を及ぼさず, それ自身一定した発音をもっている接辞の付いているものの発音も省略した. また, 所有格および複数の s の発音は省略した.
(例) cròss・abílity hélp・er páttern・ing.
-
音節の増加をもたらさない文字の付加(文字脱落を含む)によってでき上がった語は, 発音を示さず, 全体の分節とアクセントだけを示した.
(例) òver・diagnósis pho・nét・ics crétin・ìze.
派生または屈折によってサイレントの e が脱落したり, y が i に変わったり, 子音字が重なったりした場合には, 発音を省略してアクセントのみ示したが, 初出の場合にかぎって語全体の分節を示した.
(例)
sur・ví・vor fít・ting stóp・per.
-
派生または屈折によって同じ子音字が重なった場合, 原則として発音は単一である.
(例)
ecòno・mét・ri・cal・ly 《=/
Ik
n
m
tr
Ik(
)li/》.
dróp・per 《=/dr
p
r/》
scán・ner 《=/skǽn
r/》.
-
連結形を含む語で, 連結形の発音が一定している場合.
(例)
náno・cùric mòno・chró・ma・tor /-kró
Umè
It
r/ ànti・agglútinin.
★(1) 発音を省略した見出しで, 構成要素の切れ目(と同時に分節点)を示す中丸 (・) は構成の順序とは必ずしも関係がない.
(2) 発音を表記しない見出し語に対する発音の variant を示すために /, …/ /; …/ などを用いる.
(例)
dis・só・ci・à・tive /, -
(i)
-; -si
-, -
-/.
=/d
Isó
Uiè
It
Iv, d
Isó
U(i)
t
Iv; d
Isó
Usi
t
Iv, d
Isó
Ut
Iv/.
この辞典では医学用語を中心に関連分野の用語を広範囲に収録したほか, 医療に関する一般語, 人名・地名などの固有名詞, 商標名, 略語・記号, また口語・俗語なども収めた. 主見出し約 132,940, 副見出し約 3,540, 派生語約 13,920, 合わせて総収録語数は約 150,400 である. 当初, 小社刊『リーダーズ英和辞典』 (初版 1984 年), 『リーダーズ・プラス』(初版 1994 年)の医学関連用語のデータを基にしたので, 規約はほぼこれを踏襲した.