地域がほぼ同じで,歴史的につながる同語源の地名群は,まとめ見出しに伴われる連立見出しの形式で立項した。連立要素となる個々の地名項目は,時代表示を冠し,当時の史料に見られる漢字表記で立項し,時代順に配列した。
(例)
あい【安威】大阪府 茨木市
〔古代〕安威郷 奈良期~平安期に見える郷名。
〔中世〕安威荘 鎌倉期~南北朝期に見える荘園名。
〔近世〕安威村 江戸期~明治22年の村名。
〔近代〕安威村 明治22年~昭和29年の自治体名。
〔近代〕安威 明治22年~現在の大字名。
〔現代〕安威 昭和54年~現在の茨木市の町名。
(注)
(1) 連立見出しを編成する地名は呼称・表記が変わらなくとも,時代により行政上の性格が異なれば,それぞれを別項として連立させる方式によった。
(2) 大字名は,その上位にある自治体名の後に配列した。