2 発音
発音記号は,下記の場合を除き省略した.
2.1 イタリア語のアクセントは,一般に語尾から2番目の音節の母音に落ちる.この場合のアクセント表示は原則として省略した.それ以外の位置にアクセントがある場合はその母音の上に
を付した.符号は,書記法で必ず付けるアクセント記号と区別するために,細い斜線を用いた.
(例) gemellipara, gessaio, macchiatico
2.2 アクセントが e または o に落ちるときは,その発音の性質を明らかにするために,開口音 [ε, ɔ] の場合は
,閉口音 [e, o] の場合は
を付して,区別した.
(例) gabella, gagliardetto
gabellotto, gabbione
2.3 gli および gn +母音の綴り字については,それがイタリア語の規則的な発音 [ʎi] [ɲ]のときは省略し,例外的発音の場合は,その発音の部分のみを音票文字で [ ] 内に示した.
(例) glicerina [ɡli-]
anglista [-ɡli-]
gness [ɡne-]
2.4 s , z については,清音と濁音の区別を示すために,清音は s , z とし,濁音は
s ,
z と表記した.
(例) neologismo
grafitizzare