東洋文庫

タイトル一覧

906 件

41  沖縄の犯科帳
(おきなわのはんかちょう)
比嘉春潮・崎浜秀明編訳
沖縄の裁判所,平等所(ひらじょ)にのこされた貴重な記録をもとに,人間味あふれる裁判と法の適用を示しながら,近世沖縄の人情・風俗・習慣など,庶民生活をみごとに描く。
[東アジア][日本][法律|風俗]
1965年04月刊
(ぺるしあほうろうき たくはつそうにみをやつして)
A.ヴァーンベーリ 小林高四郎・杉本正年訳
貧窮と障害から身を起こし,トルコからテヘランをへて,ボハラ,サマルカンドへと大旅行をしたハンガリー出身の東洋学の鬼才の自伝。托鉢僧に身をやつした旅は,苦難にみち生命の危険におびえる惨憺たるものだった。
[南アジア|西アジア|中央アジア][イラン|トルコ|アルメニア|トルクメニスタン|アフガニスタン|ハンガリー|イギリス|フランス][伝記|紀行]
1965年05月刊
43  幽明録・遊仙窟他
(ゆうめいろく・ゆうせんくつほか)
前野直彬・尾上兼英ほか訳
中国六朝時代の代表的な短編小説集『幽明録』『異苑』『捜神後記』『博物志』『遊仙窟』などを収録。『遊仙窟』は,作者の遊里における体験を神仙譚に託して述べたもので,日本にだけ伝わった。
[東アジア][中国][文学]
1965年05月刊
(ししょごきょう ちゅうごくしそうのけいせいとてんかい)
竹内照夫
儒教の主要文献である『論語』『孟子』『易経』『春秋』など,いわゆる四書五経に対する正当な評価と,それらの古典を生みだした古代中国人の心と生活態度を解明した好著。書き下ろし。
[東アジア][中国][評論|思想]
1965年06月刊
(きんこきかん 2 みんだいたんぺんしょうせつせんしゅう)
抱甕老人編 千田九一・駒田信二訳
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話,女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世相・人情を,批判をこめつつ生き生きと伝える全40話の新訳。第2巻は,第9話から第16話まで。
[東アジア][中国][文学]
1965年06月刊
46  論衡 漢代の異端思想
(ろんこう かんだいのいたんしそう)
王充 大滝一雄訳
後漢初めの退職官吏王充は,合理的な批判精神で空虚な御用儒学や俗流神秘主義をしりぞける。20世紀半ばの革命後,唯物論の先駆けとして再評価された貴重な書物。
[東アジア][中国][思想|伝記]
1965年07月刊
47  魯迅 その文学と革命
(ろじん そのぶんがくとかくめい)
丸山昇
中国近代文学の父であり,偉大な思想家でもある魯迅は,知識人としての苦悩のなかで,中国の「寂寞」を見つめ,自らをも傷つける「革命」を志向する。著者会心の魯迅伝。
[東アジア][中国][伝記|評論]
1965年07月刊
48  剪燈新話
(せんとうしんわ)
瞿佑(くゆう) 飯塚朗訳
明代の怪異小説集。唐代の伝奇小説の伝統を受けつぎ,内容・文章ともに妖麗。日本には室町時代に伝えられて,『雨月物語』など翻案も多い。三遊亭円朝の有名な「牡丹燈篭」は集中の一編「牡丹燈記」の翻案。
[東アジア][中国][文学]
1965年08月刊
(きょうとしゅごしょくしまつ 1 きゅうあいづはんろうしんのしゅき)
山川浩 遠山茂樹校注 金子光晴訳
歴史は偽造されてよいか? 薩長の「力」によって明治維新は成立したが,それは孝明天皇の心意にそうものではなかった。その誠実さゆえに裏切られた旧会津藩士がつぶさに語る動乱の幕末史。第1巻は,文久2年(1862)から翌3年まで。巻末に解説を付す。
[東アジア][日本][記録|歴史]
1965年08月刊
50  絵本江戸風俗往来
(えほんえどふうぞくおうらい)
菊池貴一郎 鈴木棠三編
江戸生き残りの古老,4代目広重が丹念につづる,幼時に見聞した年中行事や市井の雑事の記録。本業の絵筆で文章を補いながら,忘れられていく古きよき日の思い出を愛惜をこめて描いた好著。
[東アジア][日本][風俗|美術]
1965年09月刊
51  老残遊記
(ろうざんゆうき)
劉鶚(りゅうがく) 岡崎俊夫訳
能吏の誤った信念による行動は,賄賂を受けるよりも悪いと断じる清代末の政客劉鶚。老残というひとりの旅医者の遊歴見聞に託して,自らの本心と時勢にたいする批判をぶちまけた譴責小説の代表作。
[東アジア][中国][文学]
1965年09月刊
(はっきょいししょう ふ・ちゅうごくこししょう)
白居易 森亮訳
白楽天の詩集から70編,『古詩源』『詩経』『唐詩選』から50編余を選んだ訳詩集。従来の漢詩注釈,訳解の方法によらず,英文学者の訳者は大胆・平明で画期的な現代語訳を試みる。
[東アジア][中国][詩歌]
1965年10月刊
(ぺきんろうじょう・ぺきんろうじょうにっき ふ・ぺきんろうじょうかいころく)
柴五郎・服部宇之吉 大山梓編
1900年6月,攘夷思想にかたまった義和団は,ついに北京で各国公使館区域を包囲攻撃するにいたる。駐在武官柴五郎中佐,留学生服部宇之吉が,60日余りの籠城生活を記録した2篇を一書に編む。
[東アジア][中国][日記|記録]
1965年10月刊
54  菅江真澄遊覧記 1
(すがえますみゆうらんき 1)
菅江真澄 内田武志・宮本常一編訳
天明3年(1783),30歳で故郷三河を出発し,信州から東北・北海道までを巡歴,後半生を旅に送り秋田で没した稀有な旅行者の記録。客観的で人間愛にみちた眼で常民の生活と民俗をつづる。各巻に内田による収録各編の解説を載せる。第1巻は,天明3年から5年,伊那路,姥捨山,越後,秋田,津軽,岩手などをめぐる7編。巻頭に「菅江真澄というひと」(内田),菅江真澄年表を収載。
[東アジア][日本][民俗学|日記]
1965年11月刊
(でるすう・うざーら えんかいしゅうたんけんこう)
アルセーニエフ 長谷川四郎訳
沿海州ゴリド族の古老,デルスウ・ウザーラ。かずかずの探検行のなかで,彼が発揮する不思議なカンと超論理的なひととなりの魅力。その悲劇的最期によって,デルスウはソ連児童文学の英雄として親しまれている。
[北アジア][ロシア][紀行]
1965年11月刊
(たいへいてんごく 4 りしゅうせいのばくかにありて)
リンドレー 増井経夫・今村与志雄訳
列強の侵略によって腐敗した清朝に対し,革命をめざして決起した太平軍。渦中に身を投じた若き英国海軍将校リンドレーの人間愛にあふれる記録の本邦初訳。太平天国の内幕をえぐる奇書。最終第4巻は,第21章から第26章まで。総索引を付す。
[東アジア][中国][歴史]
1965年12月刊
(ちょうあんじょうちゅうのしょうねん しんまつほうけんかていにうまれて)
王独清 田中謙二訳
長安(現西安)の官僚貴族の家庭に生まれ,封建性の高い垣に囲まれて育ちながらも,戊戌の政変や五・四運動の余波を身近に感じる著者は,革命家王独清へと成長していく。叙情豊かな,その魂の記録。
[東アジア][中国][文学|伝記]
1965年12月刊
58  水滸後伝 1
(すいここうでん 1)
陳忱(ちんしん) 鳥居久靖訳
梁山泊生き残りの面々の豪快でユーモラスな活躍。『水滸伝』にひきずられることなく,話は自由奔放で明るい。明代末から清代初頭にかけての作で,滝沢馬琴の『椿説弓張月』にも影響を与えた作品。各巻に解説を付す。全四十回のうち,第1巻は,第十三回まで。
[東アジア][中国][文学]
1966年01月刊
(おるどすこうひしゅう もんごるのみんかんでんしょう)
A.モスタールト 磯野富士子訳
かつて雄叫びをあげて平原を疾駆し,「猛き鷹の翼となりて山のごとき包(ゲル)を守るオルドス万戸」と歌われたチンギス帝(ハーン)の末裔たちが語り継いできた伝説と歌謡。
[北アジア][モンゴル|中国][説話|民俗学]
1966年01月刊
(きょうとしゅごしょくしまつ 2 きゅうあいづはんろうしんのしゅき)
山川浩 遠山茂樹校注 金子光晴訳
歴史は偽造されてよいか? 薩長の「力」によって明治維新は成立したが,それは孝明天皇の心意にそうものではなかった。その誠実さゆえに裏切られた旧会津藩士がつぶさに語る動乱の幕末史。第2巻は,文久4年(1864)から慶応4年(1868)正月まで。
[東アジア][日本|アメリカ][記録|歴史]
1966年01月刊