東洋文庫

タイトル一覧

906 件

(はりすでん にほんのとびらをひらいたおとこ)
カール・クロウ 田坂長次郎訳
太平の夢をむさぼっていた江戸幕府にとって,黒船の来航は幕政250余年の最大の衝撃だった。日本の扉を押し開いた総領事ハリスの東洋への執念を中心に,ジャーナリスト,クロウが描く特異な伝記。
[東アジア][日本][伝記]
1966年02月刊
62  清俗紀聞 1
(しんぞくきぶん 1)
中川忠英 孫伯醇(そんはくじゅん)・村松一弥編
長崎奉行の中川忠英が,1790年代に福建・浙江・江蘇地方から来た清国商人に,かの地の制度,風俗,器物,宗教などを取材した聞き書き。全図版を掲載し,詳しい注釈を付した覆刻本。第1巻は,巻之一・年中行事,巻之二・居家,巻之三・冠服。巻末に村松の解説。
[東アジア][中国][風俗|事典]
1966年03月刊
63  十王子物語
(じゅうおうじものがたり)
ダンディン 田中於弥・指田清剛訳
7世紀インドの代表的な恋愛冒険小説。マガダ国の王子と9人の貴公子がそれぞれ諸国を旅し,幾多の冒険と苦難の末にめぐり会って各人の冒険譚を語る。古代インドの社会のありさまを伝える物語。
[南アジア][インド][文学]
1966年03月刊
64  戦国策 1
(せんごくさく 1)
劉向(りゅうきょう) 常石茂訳
秦の統一に先立つ戦国時代,生き残りに腐心する諸国の王たちに,巧みな弁舌で合従連衡を説いてまわった遊説家たちの記録。詳しい注に加え,各種版本の文言を挿入。第1巻は,遊説諸国のうち,西周・東周・秦・斉(部分)を収録。巻末に解説的「あとがき」を付す。
[東アジア][中国][歴史|政治・経済]
1966年04月刊
(にほんし 3 きりしたんでんらいのころ)
ルイス・フロイス 柳谷武夫訳
布教の情熱に燃え,東海の果て日本へ渡来した宣教師たち。ザビエルの渡日をめぐって描かれる編年体の記録は,キリシタンの凄絶なドラマを物語る。第3巻は,フロイスが京都に入った1564年と翌65年。三好氏による将軍足利義輝の暗殺にふれる。
[東アジア][日本][記録|宗教]
1966年04月刊
66  水滸後伝 2
(すいここうでん 2)
陳忱 鳥居久靖訳
梁山泊生き残りの面々の豪快でユーモラスな活躍。『水滸伝』にひきずられることなく,話は自由奔放で明るい。明代末から清代初頭にかけての作で,滝沢馬琴の『椿説弓張月』にも影響を与えた。第2巻は,第十四回から第二十八回まで。
[東アジア][中国][文学]
1966年05月刊
67  維摩経 不思議のさとり
(ゆいまぎょう ふしぎのさとり)
石田瑞麿訳
聖徳太子の『維摩経義疏』以来,日本大乗仏教の発展にもっとも大きく寄与したこの経典は,在家の信者維摩を中心とした仏と菩薩と人間の壮大なドラマである。空・禅・念仏の入門書。
[南アジア][インド][宗教]
1966年05月刊
68  菅江真澄遊覧記 2
(すがえますみゆうらんき 2)
菅江真澄 内田武志・宮本常一編訳
天明3年(1783),30歳で故郷三河を出発し,信州から東北・北海道までを巡歴,後半生を旅に送り秋田で没した稀有な旅行者が,常民の生活と民俗をつづる遊覧記。第2巻は,天明6年から寛政3年(1791)まで。陸中胆沢,仙台,岩手,津軽に遊び,蝦夷地に渡って松前から渡島半島の東西海岸をめぐる6編。
[東アジア][日本][民俗学|日記]
1966年06月刊
69  幕末外交談 1
(ばくまつがいこうだん 1)
田辺太一 坂田精一訳・校注
ペリーの黒船来航によって,江戸幕府は鎖国か開国かの決断を迫られる。薩英・下関戦をはさんで幕府崩壊までの顛末を,再三渡欧し親しく外交の衝にあたった著者がつぶさに語る幕末外交史。第1巻は,嘉永6年(1853)のペリー来航から,条約調印,遣米使節派遣をへて,文久2年(1862)の生麦事件,留学生派遣まで。巻末に解説を付す。
[東アジア][日本][歴史]
1966年06月刊
70  清俗紀聞 2
(しんぞくきぶん 2)
中川忠英 孫伯醇・村松一弥編
長崎奉行の中川忠英が,1790年代に福建・浙江・江蘇地方から来た清国商人に,かの地の制度,風俗,習慣,器物,宗教などについて取材した聞き書き。図版をもれなく掲載し,詳しい注釈をほどこした覆刻本。第2巻は,巻之四から巻之十三,飲食,閭学,生誕,冠礼,婚礼,賓客,羇旅行李,喪礼,祭礼,僧徒。
[東アジア][中国][風俗|事典]
1966年07月刊
71  アラビアン・ナイト 1
(あらびあん・ないと 1)
前嶋信次訳
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに,各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳は,重訳によって生じた従来の歪んだイスラム観を正す。第3回〈日本翻訳出版文化賞〉受賞。第1巻は,第1夜から第19夜,全編の枠物語と,「商人と魔王との物語」「漁夫と魔王との物語」「荷担ぎやと三人の娘の物語」の4話。
[西アジア|南アジア][イラン|イラク|エジプト|シリア][文学]
1966年07月刊
72  幕末外交談 2
(ばくまつがいこうだん 2)
田辺太一 坂田精一訳・校注
ペリーの黒船来航から,薩英・下関戦をはさんで幕府崩壊までの顛末を,再三渡欧し親しく外交の衝にあたった著者がつぶさに語る幕末外交史。第2巻は,文久2年(1862)の攘夷の勅旨から,下関戦,条約勅許,パリ博覧会,遣韓使節の議など複雑多難な状況を語り,慶応3年(1867)の大政奉還で筆をおく。巻末に幕末外交史略年表を付す。
[東アジア][日本][歴史]
1966年08月刊
73  ヴェトナム亡国史他
(う゛ぇとなむぼうこくしほか)
潘佩珠(ファンボイチャウ) 梁啓超撰 長岡新次郎・川本邦衛編
全アジア人よ,この惨を救え――20世紀初頭,フランス虐政下のヴェトナムをのがれ,祖国の復興をはかって横浜に来訪した老志士潘佩珠が,流浪,投獄の苦難のなかで書きつづった血涙の書。
[東南アジア][ベトナム][政治・経済|伝記]
1966年08月刊
74  戦国策 2
(せんごくさく 2)
劉向 常石茂訳
秦の統一に先立つ戦国時代,生き残りに腐心する諸国の王たちに,巧みな弁舌で合従連衡を説いてまわる遊説家たちの記録。詳しい注に加え,各種版本の文言を挿入。第2巻は,遊説諸国のうち,斉(続き)・楚・趙・魏(部分)。
[東アジア][中国][歴史|政治・経済]
1966年09月刊
75  アラビアン・ナイト 2
(あらびあん・ないと 2)
前嶋信次訳
中世ペルシア語からアラビア語に訳された説話をもとに,各地の説話を糾合して16世紀のカイロで編まれたアラビア語文学の傑作。アラビア語原典からの完訳版。第2巻は,第19夜から第34夜,「三つの林檎の物語」「大臣ヌールッ・ディーンとシャムスッ・ディーンの物語」「せむしの物語」の3話。
[西アジア|南アジア][イラン|イラク|エジプト|シリア][文学]
1966年09月刊
(せきむかいひっき とくがわよしのぶこうかいそうだん)
徳川慶喜 渋沢栄一編 大久保利謙校訂
最後の将軍徳川慶喜は,毀誉褒貶にかこまれてその実体が捉えがたい。本書は私家版として25部だけひそかに刷られ,以後公刊されることのなかった稀覯本。読書人垂涎の書である。
[東アジア][日本][随筆|伝記]
1966年10月刊
(きんこきかん 3 みんだいたんぺんしょうせつせんしゅう)
抱甕老人編 千田九一・駒田信二訳
一世の名妓が油売りの真情に感動して夫婦となる話,女装の美少年にまつわる結婚喜劇……。中国明代の世相・人情を,批判をこめつつ生き生きと伝える全40話の新訳。第3巻は,第17話から第24話まで。
[東アジア][中国][文学]
1966年10月刊
78  水滸後伝 3
(すいここうでん 3)
陳忱 鳥居久靖訳
梁山泊生き残りの面々の豪快でユーモラスな活躍。『水滸伝』にとらわれず,話は自由奔放で明るい。明代末から清代初頭にかけての作で,滝沢馬琴の『椿説弓張月』にも影響を与えた。最終第3巻は,第二十九回から最終四十回まで。巻末に全体にわたる解説を付す。
[東アジア][中国][文学]
1966年11月刊
(かばさんじけん みんけんはげききょのきろく)
野島幾太郎 林基・遠藤鎮雄編
自由民権運動の激化した明治17年秋,急進的な自由党員は,藩閥専制政府を倒そうと茨城県加波山に挙兵する。本書は,稀覯本となっていた『加波山事件』に校注を付して覆刻したもの。
[東アジア][日本][記録|政治・経済]
1966年11月刊
80  今昔物語集 1 本朝部
(こんじゃくものがたりしゅう 1 ほんちょうぶ)
永積安明・池上洵一訳
古代末期という激動の時代に,貴族世界にとどまらない開かれた精神がとらえた,日本への仏法渡来と伝播の物語。インド・中国・日本の貴賎老若男女が,生々しいエネルギーにあふれて登場する。原本とは巻の順序が異なり,第1巻は,巻第十一から巻第十三(本朝・仏法)まで。巻頭に永積による解説を付す。
[東アジア][日本][説話]
1966年12月刊