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マッテオ・リッチ伝 1
(まってお・りっちでん 1)
リッチ(漢名・利瑪竇)は,明代末の中国に西欧の科学知識を紹介したイタリア人宣教師。6年余りの滞欧生活を経験した著者は,自己体験をもとにリッチの心情をしのびつつその数奇な生涯を描きだす。第1巻には,第1部「耶蘇会士のシナ入国」,第2部「北京の明朝宮廷へ」。
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明治東京逸聞史 2
(めいじとうきょういつぶんし 2)
明治の激動期に底流していた庶民の笑いとペーソス。書誌研究の第一人者が,新聞・雑誌・文芸作品などの資料を博捜してその実相を捉えた本書は,明治庶民生活史の粋といえる。年表的に編まれた本書の第2巻は,明治33年(1900)から明治45年(1912)まで。
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菅江真澄随筆集
(すがえますみずいひつしゅう)
“旅の記録者”として知られる菅江真澄は,少年のころから遺跡や出土品に対する考古学的関心を抱きつづけた。秋田滞在中に多年にわたる見聞を考証的につづった「水の面影」のほか,7編を収める。原文でおくる味わいぶかい名随筆集。
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中国思想のフランス西漸 1
(ちゅうごくしそうのふらんすせいぜん 1)
明・清時代の耶蘇会宣教師たちは,東洋の神秘を次々にヨーロッパに紹介した。孔子教をはじめとする中国思想が,百科全書派に強い影響を与えた過程を克明に追究し,シナ学の源を探る名著の覆刻。第1巻は,フランス耶蘇会士の清朝での活動と,彼らが自国にもたらした中国思想をあつかう,第1・2篇を収録。巻末に島田謹二の解説を付す。
145
風土記
(ふどき)
王土のすベてを一望のもとに見渡して祝福しようと撰進された『風土記』は,王者の儀礼である国見の伝統のなかで受けつがれ,開花した。生活共同体の神話と結びついた民衆生活の説話の宝庫。
146
日本中世史
(にほんちゅうせいし)
平安時代から鎌倉幕府の開設まで,流麗闊達な筆致で描かれた日本人の姿は,あたかも一幅の絵巻物を彷彿とさせる。表題作のほかに,「日本中世史続篇」「貢院の春」など論文・随筆10編。詩的散文で書かれた名著。
147
日本事物誌 2
(にほんじぶつし 2)
明治6年(1873)に来日し,数多くの業績を残した著者は,日本の文化・国民性についても卓越した洞察者だった。「算盤」から「動物学」までをアルファベット順に配列し,言葉巧みに事物百般を説く。第2巻は,KからZ,「ケンペル」(Kaempfer, Engelbert)から「動物学」(Zoology)まで。 巻末に総索引を付す。
148
中国思想のフランス西漸 2
(ちゅうごくしそうのふらんすせいぜん 2)
孔子教をはじめとする中国思想が,百科全書派に強い影響を与えた過程を克明に追究し,シナ学の源を探る名著の覆刻。第2巻は,招来された中国思想の影響を,一般知識階級,またヴォルテールら思想家たちのうちに見る第3・4篇,さらに事典や政治家などに見る第5・6篇を収録。巻末に総索引を付す。
149
百済観音
(くだらかんのん)
東亜考古学の泰斗浜田青陵博士が,折にふれ時にのぞんで物した珠玉の随筆「慶州金冠塚の発掘」ほか24編。名づけて『百済観音』。とくに巻頭の1編は,秋艸道人会津八一の絶唱と相俟って名高い。
150
王書 ペルシア英雄叙事詩
(おうしょ ぺるしあえいゆうじょじし)
イランが世界に誇る詩聖フィルドゥスィーの大民族叙事詩。新興アラブに屈したイラン民族を鼓舞するため,諄々6万句を費やして謳いあげた過去一千年の栄光とロマンス。11世紀初頭に完成。その主要部を抄訳した。
151
中国社会風俗史
(ちゅうごくしゃかいふうぞくし)
従来,中国社会生活の具体的状況,風俗の変遷については,まとまった記述がなかった。この課題にとりくんだ名著『歴代社会風俗事物考』を編訳した本書は,史書漢籍をひもとく読書人必備の書。
152
知恵の七柱 1
(ちえのななはしら 1)
落日のオスマン帝国の桎梏のもと,アラブ反乱軍を率いて立ち上がったロレンス。あまたの毀誉褒貶に包まれる彼の真情を吐露した回想録。第9回〈日本翻訳出版文化賞〉受賞。第1巻は,アラブ反乱の基礎を論じた序の巻と,アラビアへの初訪問,フェイサルの北方計略,メディナ鉄道への襲撃を語る第一から三巻までを収録。巻末に解説を付す。
153 続創造十年他 郭沫若自伝 3
(ぞくそうぞうじゅうねんほか かくまつじゃくじでん 3)
『創造季刊』に拠った郭沫若は,創作のかたわら河上肇などの翻訳・紹介にはげむ。帝国主義侵略下の祖国中国の前途を憂え,生活・思想の両面で行きづまりを感じていた時期の作品群。第9回〈日本翻訳出版文化賞〉受賞。
1969年12月刊
※本書は現在公開されておりません。
154
鳩翁道話
(きゅうおうどうわ)
江戸時代の石門心学者が,「暇もなく文字も読めないお百姓や町人」のために倫理道徳を分かりやすい言葉で説いた一種の社会教育の書。「口遊(くちずさみ)」の系譜に連なる口述の文学にもなっている。
156
ヤング・ジャパン 1 横浜と江戸
(やんぐ・じゃぱん 1 よこはまとえど)
幕末に来日,横浜で「ジャパン・ヘラルド」をはじめ新聞事業を次々に手がけたイギリス人記者ブラックによる幕末・維新の記録。横浜と江戸を中心に,近代化への夜明けを迎えた若い日本を描く。第1巻は,1854年(安政元年)から1864年(元治元年)まで。
157
入唐求法巡礼行記 1
(にっとうぐほうじゅんれいぎょうき 1)
平安初期に入唐した天台宗の僧円仁の求法旅行記。10年にわたる苦難の記録は,9世紀なかば,武宗の仏教排撃(会昌の法難)の体験記としても名高い。足立喜六の遺稿に塩入良道が補注を加えた。第1巻は,出発から入唐,五台山にいたるまで。巻末に塩入の解説を付す。
158
東方見聞録 1
(とうほうけんぶんろく 1)
1270年,わずか17歳でヴェネチアを発ち,元朝フビライ帝の寵をうけて四半世紀を東方で過ごしたマルコ・ポーロの旅行記。往路は陸路,復路は海路による旅の記録は,ピサの物語作家の手による。第1巻は,第四章まで。フビライの都(北京)に到着,宮廷に出入りし,使節として雲南に行く。巻末に解説を付す。
159
東都歳事記 1
(とうとさいじき 1)
江戸末期の絵入り年中行事記。『江戸名所図会』を完成した神田雉子町の名主斎藤月岑が,雪舟系の絵師長谷川雪旦との名コンビで描く江戸年中行事文献の傑作。挿絵すべてを収め,詳細な注を付す。第1巻は,正月から三月まで。
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ベニョフスキー航海記
(べにょふすきーこうかいき)
18世紀の中頃,ロシアの流刑地を脱走したベニョフスキーは船で極東からフランスへ向かう途中,日本に対するロシアの野望を警告した書簡を長崎のオランダ商館に送った。本書は,彼の『回想・旅行記』から日本を中心とした部分を訳出したもの。