アロサウルス
Allosaurus
1877年O.C.マーシュによって命名された肉食恐竜で,Allosaurus fragilisが標式種である。アメリカの北西コロラド,南東ワイオミング,東部ユタなどジュラ紀キンメリッジ期の地層から産出している。クリーブランド・ロイド動物群では鳥盤目のカンプトサウルス,ステゴサウルス,竜盤目のカマラサウルス,アパトサウルス,バロサウルスまたはディプロドクス,それに獣脚亜目のケラトサウルス,ストケソサウルスあるいはマーシュサウルスなどがともに産出する。大きさは白亜紀のティランノサウルスほどで,最大で全長11~15m,小さいもので1.5m大のものが知られている。
分類上メガロサウルス科のアントロデムス属に先取されると考える人もいるが,アロサウルス属を独立した位置に置く人もいる。
→恐竜
[索引語]
Allosaurus Allosaurus fragilis ©Heibonsha Inc.