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  10. 秩父夜祭

秩父夜祭

ジャパンナレッジで閲覧できる『秩父夜祭』の日本大百科全書・世界大百科事典のサンプルページ

日本大百科全書(ニッポニカ)
秩父夜祭
ちちぶよまつり

埼玉県秩父市の秩父神社で12月2、3日に行われる例祭の夜間行事。華やかなので夜祭として有名。近世は霜月(旧暦11月)1、2、3日であった。祭りでもっとも盛大で重要なものは、神馬(しんめ)の奉献と、二台の笠鉾(かさぼこ)、四台の屋台が神輿(みこし)に続いて巡行することである。神馬二頭の毛並みによって翌年の天候を占う。笠鉾は屋形の上に真柱(しんばしら)を建てて三層の花笠(はながさ)を飾った依代(よりしろ)である。屋台は歌舞伎(かぶき)上演のため、左右に「張り出し」と称する付舞台の装置をもつ。1906年(明治39)以降は秩父煙火(花火)の打ち上げも行われる。
[井之口章次]



秩父夜祭[百科マルチメディア]
秩父夜祭[百科マルチメディア]

秩父(ちちぶ)神社の例祭(12月2、3日)行事、御神幸祭。3日夜に行われ、その華やかさから「秩父夜祭(よまつり)」と通称される。神馬(しんめ)、神輿(みこし)に続いて2台の笠鉾(かさぼこ)と4台の屋台が囃子(はやし)にのって町を練り歩く。神輿、笠鉾、屋台は、国の重要有形民俗文化財に指定されている。国指定重要無形民俗文化財 埼玉県秩父市©秩父市観光課


改訂新版 世界大百科事典
秩父夜祭
ちちぶよまつり

埼玉県秩父市の秩父神社で12月3日に行われる祭礼。前日に鎌倉時代からの伝承という神馬(しんめ)の奉納があり,古くはその馬の毛色により豊凶を占ったという。祭礼の中心は各町が出す2台の山車と4台の屋台の引回しで,とくに3日夜お花畑と呼ぶ御旅所に全部の山車・屋台が参集するおりのにぎわいや,冬の夜空の花火が知られ,御旅所への坂を登るときの勇壮な秩父屋台囃子が有名。土地の人は神輿(みこし)渡御について,秩父神社妙見の女神と,秩父の名山武甲山の男神が,その夜年一度の出会いをすると伝える。ほかに当番町の屋台では,屋台両脇に張出しをかまえ,付近の地芝居一座が歌舞伎を演じる。なお,秩父神社の例大祭は11月30日の宮司以下の潔斎から始まり,12月6日の新穀感謝祭で終わる。
[山路 興造]

[索引語]
秩父神社 秩父屋台囃子
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1. 秩父夜祭画像
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〔名〕「ちちぶまつり(秩父祭)」に同じ。《季・冬》〓[マ] ...
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11. ちちぶ【秩父】
日本国語大辞典
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国史大辞典
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13. 秩父神社画像
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14. 秩父神社
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信仰を集めた。古伝神事に田植祭(4月3日),川瀬祭(7月20日)があり,12月3日の例大祭は秩父夜祭として有名。薗田 稔 秩父氏 ...
15. ちちぶ‐じんじゃ【秩父神社】
日本国語大辞典
祭神は八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)、知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)ほか二柱。一二月三日の例祭は秩父夜祭の名で知られ、日本三大山車祭の一つ。秩父妙見 ...
16. ちちぶじんじゃ【秩父神社】
国史大辞典
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17. ちちぶじんじゃ【秩父神社】埼玉県:秩父市/大宮郷地図
日本歴史地名大系
文化財。〔祭祀〕年間のおもな祭事は節分祭、祈年祭(四月四日)、川瀬祭(七月二〇日)、例大祭(秩父夜祭、一二月三日)、新嘗祭(一二月六日)など。祈年祭に行われる御 ...
18. 秩父盆地
世界大百科事典
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19. ちちぶ‐まつり【秩父祭】
日本国語大辞典
六台の山車・屋台がそろって御旅所への坂を引き上げられる。ほかに打上げ花火などがある。妙見祭。秩父夜祭。《季・冬》 ...
20. 祭囃子
世界大百科事典
)》《矢車》《シカギリ》《拳囃子》などの曲を演奏する。楽器は三味線・太鼓・笛・鉦を使用する。秩父夜祭として有名な埼玉県秩父市秩父神社祭礼(12月3日)で6台の屋 ...
21. 【総論】埼玉県地図
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埼玉県域の一大絹織物地帯を形成していたわけである。そのなかでとくに秩父絹の名が高かったのは、絹大市の行われる秩父夜祭の影響かもしれない。幕末に開港を迎えると、養 ...
「秩父夜祭」の情報だけではなく、「秩父夜祭」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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