1. かき‐ぞめ【書初】
日本国語大辞典
詩歌成句などを書いた。ふではじめ。吉書初(きっしょはじ)め。試筆。かきはじめ。《季・新年》*満済准后日記‐応永一八年〔1411〕正月一日「声明始〈略〉書初等如
2. かきぞめ【書初】
国史大辞典
新年の初めに年中の仕事や手業などをまず試み祝う習俗があり、筆をとって文字を書くのを書初・正月試筆・吉書初などと称した。古く宮中で天子以下の書初が行われたことは『
3. 書初(かきぞめ)
古事類苑
文學部 洋巻 第3巻 746ページ
4. かきぞめ【書初】[標準語索引]
日本方言大辞典
かきあげ / かきだし / かきはじめ / きしょ / きしょー / きっしょ / きっしょかき / しょもつおこし / せきがき / としとくさん / はつが
5. 書初め画像
日本大百科全書
吉書きっしょとも初硯はつすずりともいう。正月に初めて書や絵をかくこと。たいてい1月2日の行事としている。吉書は平安時代以来、公家・武家において、年始・改元など事
6. 書初め
世界大百科事典
れる。日常生活において毛筆を用いることが少なくなって,家庭内での書初めという習俗は薄れてきたが,多くの学童を一堂に集めて行う書初め大会などは,今なお盛んなものが
7. 書初め[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
吉書とも初硯はつすずりともいう。江戸時代、寺子屋で手習い(習字)をするようになって、書初めも一般に広く普及した。歌川豊国画『寺子屋書初かきぞめ』 三枚続国立国会
8. 書初機嫌海(著作ID:784065)
新日本古典籍データベース
かきぞめきげんかい 上田 秋成(うえだ あきなり) 滑稽本 天明七刊
9. 書初集(著作ID:2601083)
新日本古典籍データベース
かきぞめしゅう 白話(はくわ) 等 俳諧 寛文年間
10. しんぶたいいろはかきぞめ【新舞台いろは書初】
日本国語大辞典
歌舞伎脚本。時代物。一一幕。三世瀬川如皐(じょこう)作。安政三年(一八五六)江戸森田座初演。「仮名手本忠臣蔵」に増補した作。この内、松倉緑翁が大高源吾の句を聞い
11. めやすうらがき‐しょはん【目安裏書初判】
日本国語大辞典
受理した奉行が裏書して最初に加判したこと。*徳川禁令考‐後集・第一・巻八・享保一八年〔1733〕九月「目安裏書初判之儀書付」
12. 扇々爰書初(著作ID:725644)
新日本古典籍データベース
おうぎおうぎここにかきぞめ 尾上 三朝(おのえ さんちょう) 作 歌川 豊国 三世(うたがわ とよくに 3せい) 画 合巻 文化一一刊
13. 女文字常盤書初(著作ID:4414322)
新日本古典籍データベース
おんなもじときわのかきぞめ 泉 守一(いずみ もりかず) 画 山東 京伝(さんとう きょうでん) 作
14. 来次出雲書初(著作ID:4367367)
新日本古典籍データベース
きつぎいずもかきぞめ
15. 四巻書初講釈(著作ID:2817687)
新日本古典籍データベース
しかんしょしょこうしゃく 弓術
16. 忠臣仮名書初(著作ID:370172)
新日本古典籍データベース
ちゅうしんかなかきぞめ 鳥居 清満(とりい きよみつ) 画 黒本 青本 明和二刊
17. 点竄傍書初学十式(著作ID:4408329)
新日本古典籍データベース
てんざんぼうしょしょがくじっしき 和算
18. 升鯉滝白旗・周春劇書初(著作ID:1571944)
新日本古典籍データベース
のぼりごいたきのしらはたしゅうのはるかぶきのかきぞめ 絵本番附
19. 初春書初寿語六(著作ID:4421421)
新日本古典籍データベース
はつはるかきぞめすごろく 豊原 国周(とよはら くにちか) 画 歌川 豊国(うたがわ とよくに) 画 歌川 芳幾(うたがわ よしいく) 他 画 遊戯 明治期
20. 目安裏書初判 (見出し語:裏書)
古事類苑
法律部 洋巻 第3巻 718ページ
21. 目安裏書初判 (見出し語:目安)
古事類苑
法律部 洋巻 第3巻 718ページ
22. しんぶたいいろはかきぞめ【新台いろは書初】
歌舞伎事典
松浦の太鼓
23. ひしんが【費新我】(Fèi Xīnwǒ)
世界人名大辞典
〔1903.12.21~92.5〕中国の書画家.浙江湖州の人.青年期,美術書の編集に従事したが,32歳で辞職し,国画,西洋画,書法,拳法の習得を専らにする.抗日
24. あん【案】
日本国語大辞典
案(しもとあん)、書案、大案の類がある。案几(あんき)。*後二条師通記‐寛治二年〔1088〕四月一七日「小将
書初、敷
左右座一枚
25. イエズス会士中国書簡集 1 康煕編 309ページ
東洋文庫
七九六名、助修士五、二九九名、計三五、四六〇名のイエズス会士を擁していた(『カトリック大辞典』)。 本書初版刊行ののち、林伝芳氏は懇篤な読後感を編訳者に寄せられ
26. いち‐だんな【一旦那】
日本国語大辞典
喜捨する者。信徒の中で最もたいせつな檀家。第一の旦那。*俳諧・誹諧独吟集〔1666〕下「帳とぢ立て書初の筆 奉加する花心もや一檀那」*浮世草子・世間胸算用〔16
27. 生命のおしえ 民衆宗教の聖典・黒住教 188ページ
東洋文庫
能々此段申上げるまでも無二御坐一候得ども、御油〔由〕断不レ被〆遊御勤め可レ被レ遊候。一つ道はと書初めより、無念に御座候間、能々御聞き可レ被レ遊候。恐惶謹言。
28. 上田秋成画像
日本大百科全書
こだわらない自由な作風をみせ、歌文集『藤簍冊子つづらぶみ』や『毎月集』に収められている。ほかに戯文の風刺小説『書初機嫌海かきぞめきげんかい』『癇癖談くせものがた
29. 上田秋成
世界大百科事典
ときに54歳である。隠者として過ごしたその後の7年の間に,茶道書《清風瑣言(せいふうさげん)》,戯著《書初機嫌海(かきぞめきげんかい)》《癇癖談(くせものがたり
30. うえだあきなり【上田秋成】
国史大辞典
注いでいる。五十歳を越えると、本居宣長を相手に、音韻その他についての論争が始まる。またこのころ『書初機嫌海(かきぞめきげんかい)』の戯作がある。五十五歳、健康を
31. 浮世親仁形気(浮世草子集) 447ページ
日本古典文学全集
前には一回さし上げる意でつながり、舞の一曲の意で「舞扇」に続く。新しい下帯をはじめてしめる意。「書初め」と同音なので次に「いろは」の語を出す。相撲の四十八手。い
32. 歌麿 190ページ
東洋文庫
一枚を描き始めてもらおうと新たな紙を彼に差し出そうとしている。 三枚続き。[『甲子年大黒御直筆書初』(文化元年)] 「豊作の年」 芝居に興じる神々を描いた諷刺的
33. 卜部兼倶
日本大百科全書
神道神学を新たに樹立した。1480年(文明12)後土御門ごつちみかど天皇のために『日本書紀』を講書初めの儀で講じ、これより朝廷、公家くげに近づき、さらに将軍足利
34. 江戸小咄集 2 5ページ
東洋文庫
ねんごろにという事 (一6浜辺の砂は取っても、いっか打寄浪が運んできて、元のような砂浜となる〔絵詞(六頁))書初や黙て口を利童子不知足書
35. 江戸繁昌記 1 254ページ
東洋文庫
要永久録』に詳しい (一一)罷鼓 胆は水にすむ青蛙の大きいもの、食用に供する。鼓をほめたいい方。 本書初篇、第五章、「金龍山浅草寺」の条に「雷鼓を賣る者有り」と
36. えばらでら【家原寺】大阪府:堺市/家原寺村地図
日本歴史地名大系
左義長祭は「とんど」とよばれ行基が中国の左義長山で催される山焼の行事をまねて行ったものと伝え、書初めの作品をとんどに入れて焼くと上達するという伝承がある。
37. 大高源吾
世界大百科事典
の宝舟〉と付けたという巷説があり,1856年(安政3)5月森田座初演《新台(しんぶたい)いろは書初》(3世瀬川如皐作)で舞台化され,さらに90年5月歌舞伎座初演
38. おおたかげんご【大高源吾】
日本架空伝承人名事典
の宝舟」と付けたという巷説があり、一八五六年(安政三)五月森田座初演『新台(しんぶたい)いろは書初』(三世瀬川如皐作)で舞台化され、さらに九〇年五月歌舞伎座初演
39. おおつえ【大津絵】画像
国史大辞典
大津絵の起源を仏画であるという説が生まれ(雨宝童子を画く絵が大津絵に混入していることがある)、これを新春の書初めと解する人もある。だが遺存する絵でみると、旅人の
40. おく‐へき[ヲク‥]【屋壁】
日本国語大辞典
惶々乎とし屋壁に路跼し」*漢書‐劉
伝「尚
書初出
于屋壁
41. お‐やすみ[を‥]【小休】
日本国語大辞典
〔名〕ちょっと休むこと。*観音岩〔1906~07〕〈川上眉山〉前・一「書初めては、流石にいつもの快速な筆の跡、小休(ヲヤス)みもせず」
42. 女大学集 63ページ
東洋文庫
七去の事。女中文の認めようの事。 〔頭書〕 四季衣裳の色。大和詞大経。片言直の大概。当流折形。書初めの詩歌。七夕詩歌。片仮名伊呂 波。三十六歌仙。
43. 女大学集 288ページ
東洋文庫
同右。〔頭書〕 今川になぞらえ自らをいましむ制詞の条々、女手習教訓状、都路往来、以呂波三体、 書初詩歌、七夕詩歌、十二月の和歌、四季の文、十二月異名、女の文封じ
44. 女大学集 295ページ
東洋文庫
別項参照。謙堂文庫にペソ書き重写本がある。〔頭書〕 四季衣裳の色、大和詞大概、片言直の大概、当流折形、書初の詩歌、七夕詩歌、片仮名伊呂 波、三十六歌仙。明治=二
45. 懐旧録 サンスクリット事始め 326ページ
東洋文庫
三δに関しては一〇一ぺージを参看。 その生涯の履歴については、本書が詳細に物語るほか、大正十三年(本書初版刊行の三年前)に出された『南条文雄自叙伝』(京都・沈石
46. 改訂 京都民俗志 53ページ
東洋文庫
達しなかった。いろいろ試みた末、この水を硯に入れてみたら、にわかに上達したといい、江戸時代には書初めに京からこの水を汲みにきたと伝えられている。 小野道風硯の水
47. かき‐だし【書出】
日本国語大辞典
三月二日」*人情本・春色梅美婦禰〔1841~42頃〕初・一回「素人作の写しにあれど、面白そふな書初(カキダシ)に、借て直さまよみかかり」*社会百面相〔1902〕
48. かき‐はじめ【書始・画始】
日本国語大辞典
マウシタ ヒト ノ ギョウギ ノ フハウナ コト ヲ ノセタ モノ デ ゴザル」(2)「かきぞめ(書初)」に同じ。*文晁画談〔1811〕(古事類苑・文学四四)「
49. 甲子夜話 1 337ページ
東洋文庫
責ては儒生の職分なれば、天下のことはおろかなること、国々の政務風儀のたすけにも、万が一はなりなんやと、書初し事に候。加賀守殿は刀をさしながら乗物に乗り給ふ。国持
50. 甲子夜話三篇 1 3ページ
東洋文庫
甲子夜話三篇一〔1〕 この夜話を書初めしは、文政四年〔辛巳〕の仲冬にして、歳月流る、が如く、はや十有三の星霜を歴たり。然るに其十年〔丁亥〕、一答ハの止を為て百巻