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  11. 閑吟集

ジャパンナレッジで閲覧できる『閑吟集』の辞書・事典・叢書別サンプルページ

日本古典文学全集・国史大辞典・世界大百科事典

新編 日本古典文学全集
閑吟集
(真名序) 〔一〕 そもそも歌謡の道というものは、混沌とした宇宙の中から天地が定まり万物が成り立ってからこのかた、最上の徳を備えた聖君や賢王が人を治める上での大切な方法として重んじ用いたものなのである。この例を古代の中国に尋ね求めてみるに、その由来は古いのである。唐虞三代の君主が五声の調和をはかったのは、音楽によって人の心を穏やかに治め、政を行おうとしたためである。すなわち、音楽の五声・六律・七音・八風が互いに調和を保つことでその妙を成し、言説や音声の清濁や大小、律調の長短や遅速が協調することで、政治の上にもよい効果をもたらしたのであった。君子というものは、この音楽を聞くことで心を平和にする。心が穏やかであると、いろいろな仁徳が身に備わってくる。ゆえに『詩経』にもいう、「音楽によって心を穏やかに修めるならば、そのりっぱな行いはよい声望を保ちつづけるものである」と。


閑吟集(真名序)〔一〕

閑吟集(扉)
凡例
閑吟集(扉)
(真名序)
〔一〕謳歌と政
〔二〕中国の詩論
〔三〕小歌の調べ
〔四〕小歌の起り
〔五〕小歌の流れ
(仮名序)
1 花の綿の下紐は、…
50 なにともなやなう…
100 惜しまじな…
150 笠を召せ…
200 二人寝しもの…
250 夢通ふ道さへ絶えぬ呉竹の…
300 よしや頼まじ…
校訂付記
解説
一 『閑吟集』の形成
二 小歌の流れ
三 『閑吟集』歌謡の特質
四 『閑吟集』以後
参考文献

付録(扉)
初句索引
奥付




国史大辞典
閑吟集
かんぎんしゅう
室町時代小歌集。編者は、富士を遠望する草庵に十余年の隠棲生活を送る僧体の人物(仮名序)としか知られず、永正十五年(一五一八)八月の成立とする(真名序)。真名・仮名の序と『毛詩』を模した三百十一首の小歌を収める。各首は四季・恋と、内容的なまとまりを持って、伝統的な歌集編纂意識を継承するとともに、さらに語句にわたって連続性を配慮して配列する連歌付合にも通ずる手法を示していて注目される。伝本に朱書された略号などから各首がそれぞれ小歌(二百三十二首)・大和節(四十七首)・近江節(二首)・田楽(十首)・早歌(八首)・放下(三首)・狂言小歌(二首)・その他吟詠(七首)にわたることが知られ、狭義の小歌を中心に小歌節歌謡の一大集成をなすものである。各首の律調は、今様半形式の七五七五形のほか多種多様で統一性を欠くことは特徴的である。これら小歌のうち約五十首が謡曲からの出典を指摘でき、本書は小謡集成としても最古のものとしてよく、この点は狂言小歌と同様に次代の『宗安小歌集』『隆達小歌集』に先行する小歌集成としての価値とあわせて無視できない。各首は恋愛を題材とするものが圧倒的多数を占め、若々しい感覚を直接的に表出したもの、慕情・恨情を素直に詠じた恋歌のほか、屈折した愛憎や恋愛否定的心情の吐露にまでわたり、これに通ずるものとして諦観を伴った刹那主義的現世享楽意識を示す人生詩のあることは注目される。しかし反面で庶民生活を詠んだ諸作には、室町時代の庶民生活が積極的な意義を与えられて謡われていることもあり、このような多様性は、表現手法における和歌的伝統にたつ技巧と新しい言語感覚との混在にも認められる。本書は『続群書類従』遊戯部に収められたものの、明治三十九年(一九〇六)高野辰之の紹介によって世に注目されるところとなった。伝本として、宮内庁書陵部蔵図書寮本・志田延義蔵阿波国文庫旧蔵本・水戸彰考館蔵小山田与清本の三本が存する。前記『続群書類従』のほか、『日本古典全集』四期、『岩波文庫』、『(新註)国文学叢書』、『日本古典全書』、『日本古典文学大系』四四などに収める。
[参考文献]
浅野建二『閑吟集研究大成』
(奥野 純一)


改訂新版 世界大百科事典
閑吟集
かんぎんしゅう

歌謡集。室町時代に流行した小歌の代表的集成。1518年(永正15)成立。編者の名は記されていないが,仮名序に〈富士の遠望をたよりに庵を結び,十余年を過ごした桑門(よすてびと)〉とある。一節切(ひとよぎり)の尺八をたしなみ,五山僧の面影があり,和歌,連歌,漢詩に通じ,儒教的な教養もうかがえる。連歌師柴屋軒(さいおくけん)宗長を擬す説もあるが,確かではない。〈都鄙遠鏡の花の下,月の前の宴席〉などで聴きもし謡いもした懐旧の小歌を,〈毛詩三百余篇になずらへ〉311首にまとめた。書名の〈閑吟〉は漢詩文から出た語で,〈心静かに詩歌を吟誦する〉の意。連歌の付け進みを思わせる配列の妙を工夫している。図書寮本,阿波国文庫旧蔵本,水戸彰考館蔵小山田与清本の3本が主要な伝本である。これらには〈小〉〈大〉〈吟〉などの朱の略符が記入してある。それぞれ〈小歌〉〈大和節〉〈吟詩句〉の意で,小歌は狭義の小歌を意味し,これが圧倒的に多い。大和節は大和猿楽の謡曲の一節を切り出して小歌ふうに謡ったもので,これらを広義の小歌とする。他に〈近江節〉〈田楽節〉〈早歌〉〈放下歌〉〈狂言小歌〉などがある。小歌の内容は8割までが男女の愛情を謡うが,その表出は自由で多面的で,伝統的な古典詩を十分に受容しながらも,小歌独自の世界を作っている。定律的な〈7・5・7・5〉調から口語自由律といってよいものまで採用し,〈な見さいそ,な見さいそ,人の推する,な見さいそ。思ふ方へこそ,目も行き,顔もふらるれ〉〈何せうぞ,くすんで,一期(いちご)は夢よ,ただ狂へ〉というように,室町人のみずみずしい情感を肉声として響き出させることに成功している。《閑吟集》の世界はやがて《宗安小歌集》や《隆達小歌》(隆達節)に引き継がれ,〈7・7・7・5〉の近世調を醸成していくことになる。
[友久 武文]

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検索コンテンツ
1. かんぎんしふ【閑吟集】
全文全訳古語辞典
[書名]室町後期の歌謡集。一巻。編者未詳。一五一八年(永正十五)成立。小歌を中心に猿楽・田楽・宴曲など三百十一首所収。人情に触れた恋をテーマとした歌謡が多く、庶 ...
2. 『閑吟集』
日本史年表
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3. 閑吟集
日本大百科全書
基調とする謡物、「大和節」とは大和猿楽(さるがく)の謡物、すなわち謡曲の小謡(こうたい)風のものをさし、『閑吟集』のほとんどが広義の「小歌節」もしくは小歌がかり ...
4. 閑吟集
世界大百科事典
だ狂へ〉というように,室町人のみずみずしい情感を肉声として響き出させることに成功している。《閑吟集》の世界はやがて《宗安小歌集》や《隆達小歌》(隆達節)に引き継 ...
5. かんぎんしゅう[カンギンシフ]【閑吟集】
日本国語大辞典
室町後期の歌謡集。一巻。編者未詳。永正一五年(一五一八)成立。室町時代の小歌二二六首のほか猿楽の謡、田楽節、放下歌、早歌、狂言小歌などを合わせて三一一首を収める ...
6. かんぎんしゅう【閑吟集】
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『(新註)国文学叢書』、『日本古典全書』、『日本古典文学大系』四四などに収める。 [参考文献]浅野建二『閑吟集研究大成』 (奥野 純一)  ...
7. 閑吟集
日本古典文学全集
鎌倉、室町時代の代表的な小歌(こうた)226首と、猿楽の謡(大和節)、田楽(でんがく)節、放下(ほうか)歌、早歌(そうが)、狂言小歌など合わせて311首を収める ...
8. 閑吟集(著作ID:143282)
新日本古典籍データベース
かんぎんしゅう 歌謡 永正一五 ...
9. あき の 蛍(ほたる)
日本国語大辞典
《季・秋》*是貞親王歌合〔893〕「おく露に朽ち行く野辺の草の葉や秋の蛍となりわたるらむ〈壬生忠岑〉」*歌謡・閑吟集〔1518〕序「命にまかせ、時しも秋の蛍にか ...
10. あし‐わけ【葦分】
日本国語大辞典
過ぎぬる夜はあしわけなる事のありしなり。今夜はかならずまてと憑め遣したりしに、返事に言葉はなくて」*歌謡・閑吟集〔1518〕「難波ほり江のあしわけは、そよやそぞ ...
11. あだ‐ばな【徒花】
日本国語大辞典
*十巻本和名類聚抄〔934頃〕一〇「花爾雅云〈略〉栄而不実謂之英〈於驚反阿太波奈〉」*歌謡・閑吟集〔1518〕「ならぬあだ花、まっしろに見えて、うき中垣の、夕顔 ...
12. あら‐こま【荒駒】
日本国語大辞典
〔名〕まだ乗り馴らされていない馬。また、あばれ馬。*歌謡・閑吟集〔1518〕「三津の御牧のあら駒を、ささがにのいともてつなぐとも」*虎明本狂言・打たる舞〔室町末 ...
13. い
日本国語大辞典
もった命令を表わす。*漢書列伝綿景抄〔1467頃〕「人にかさず、こちへとってをかいと云心ぞ」*歌謡・閑吟集〔1518〕「あまり見たさに、そと隠れて走て来た、先放 ...
14. いお‐ね[いほ‥]【庵寝】
日本国語大辞典
〔名〕隠遁(いんとん)、または農事のための仮小屋に寝泊まりすること。*歌謡・閑吟集〔1518〕「山田つくればいほねする、いつか此の田をかり入れて、思ふ人とねうず ...
15. いく‐たび【幾度】
日本国語大辞典
九・孝武本紀「いくたひせらるるも験もないに、又云へばかうせらるるぞ。もしやと思てぞ」*歌謡・閑吟集〔1518〕「いくたびも摘め、生田のわかな、きみも千代をつむべ ...
16. いそ‐べ【磯辺】
日本国語大辞典
、八重の塩路に日をくらし、或は遠きをわけ、けはしきをしのぎつつ、駒に鞭うつ人もあり」*歌謡・閑吟集〔1518〕「是は磯べにより藻かく、あまの捨草いたづらに、朽ま ...
17. いち‐ご【一期】
日本国語大辞典
頃〕五九「おほやう人を見るに、少し心あるきはは、皆此のあらましにてぞ一期はすぐめる」*歌謡・閑吟集〔1518〕「なにせうぞ、くすんで、一期は夢よ、ただ狂へ」*咄 ...
18. い‐で
日本国語大辞典
*史記抄〔1477〕三・史記集解序「未詳─此言はようも不心得事をば、注しもせいてをいたそ」*歌謡・閑吟集〔1518〕「おともせいでおよれおよれ、からすは月に鳴き ...
19. いとし・い【愛】
日本国語大辞典
0〕「二おやのお心がいとしひ。さぞおあんじなさるであらふ」(2)かわいい。慕わしい。*歌謡・閑吟集〔1518〕「いとしうもなひ物、いとおしいといへどなう、ああ勝 ...
20. いぬかい‐ぼし[いぬかひ‥]【犬飼星】
日本国語大辞典
名類聚抄〔934頃〕一「牽牛 爾雅云牽牛一名河鼓〈和名比古保之 一云以奴加比保之〉」*歌謡・閑吟集〔1518〕「犬かひ星は、なん時候ぞ、ああおしやおしや、おしの ...
21. 韻律画像
世界大百科事典
も見えるが,室町末期から江戸初期へかけて流行したところの小歌には,いろいろな形式が見える。《閑吟集》《松の葉》などに見るものは俚謡(りよう)の本格形式としての, ...
22. うか・む【浮】
日本国語大辞典
おん経を、一石に一字書き付けて、波間に沈め弔(とむら)はば、などかは浮かまざるべき」*歌謡・閑吟集〔1518〕「わきて其、ぬしにと心あてあらば、それこそゑかうな ...
23. うから‐か・す【浮─】
日本国語大辞典
〔他サ四〕(「かす」は接尾語)あおって気持を陽気にさせる。興奮させる。浮かれさす。*歌謡・閑吟集〔1518〕「うからかひたよ、よしなの人のこころや」*日葡辞書〔 ...
24. うき‐な【憂名・浮名】
日本国語大辞典
を、世間へふれふといふことか」(2)(浮名)男女間の情事のうわさ。艷聞(えんぶん)。*歌謡・閑吟集〔1518〕「あはでうきなのなとり川」*虎明本狂言・金岡〔室町 ...
25. うき‐よ【憂世・浮世】
日本国語大辞典
〇五三「はかなさをうらみもはてじさくら花うき世はたれもこころならねば〈覚性法親王〉」*歌謡・閑吟集〔1518〕「篠(しの)のしのやの村時雨、あらさだめなの、うき ...
26. うじがわ【宇治川】京都府:宇治市
日本歴史地名大系
盛んであった。「宇治の川瀬の水ぐるま」は沿岸農村の風物詩として「梁塵秘抄」「中務内侍日記」「閑吟集」をはじめ多くの詩歌にうたわれている。渡河点は、古くからの宇治 ...
27. うず
日本国語大辞典
*史記抄〔1477〕八・孝文本紀「げにも黄龍が見えうずと云たれば見へたほどに道理なり」*歌謡・閑吟集〔1518〕「いつか此の田をかり入れて、思ふ人とねうずらう」 ...
28. うそ【獺】
日本国語大辞典
〔名〕動物「かわうそ(川獺)」の異名。「うそ(嘘)」に掛けて用いられることもある。*歌謡・閑吟集〔1518〕「人のすがたは花うつぼやさし、さしておふたりや、うそ ...
29. 歌い物
世界大百科事典
そび),倭舞(やまとまい)などが古く,平安末期にはより歌謡的な今様が流行した。室町時代には《閑吟集》の小歌や隆達の小歌のような歌い物が発達した。江戸時代には三味 ...
30. うたいもの【謡物】
国史大辞典
楽・猿楽の謡が長形式の謡物として注目されるが、それらは室町時代以降、短形式の小歌に転成し、『閑吟集』などに集成をみた。三味線の渡来と歌舞伎芝居の成立は、謡物に大 ...
31. うち‐おさ・む[‥をさむ]【打治】
日本国語大辞典
〔他マ下二〕(「うち」は接頭語)「治む」を強めた語。*歌謡・閑吟集〔1518〕「こきりこのふたつの竹の世々をかさねて、うちおさめたるみ代かな」 ...
32. うち‐み【打見】
日本国語大辞典
おもくれては候へ共、打見には莫太(ばくたい)かはりてかひがひしく羽飛(はねとび)候」*歌謡・閑吟集〔1518〕「われもそなたの御すがた、うち見にはうち見には、お ...
33. うっか‐と
日本国語大辞典
〔副〕(「うかと」の変化した語)「うっかり【一】」に同じ。*歌謡・閑吟集〔1518〕「恋の中川うっかとわたるとて、袖をぬらひた」*中華若木詩抄〔1520頃〕上「 ...
34. うつつ‐がお[‥がほ]【現顔】
日本国語大辞典
5〕恋五・九八〇「契りしもみしも昔のゆめながらうつつがほにもぬるる袖かな〈重頼女〉」*歌謡・閑吟集〔1518〕「くすむ人は見られぬ ゆめのゆめのゆめの世を うつ ...
35. うのはな‐がさね【卯花襲】
日本国語大辞典
〔名〕「うのはな(卯花)(3)」に同じ。*歌謡・閑吟集〔1518〕「卯の花がさねななめさいそよ、月にかがやきあらはるる」*御伽草子・文正草子〔室町末〕「菖蒲(し ...
36. うわ‐の‐そら[うは‥]【上空】
日本国語大辞典
」*曾我物語〔南北朝頃〕二・橘の事「うはのそらなるものおもひを、風のたよりにおとづればやとおぼしめし」*歌謡・閑吟集〔1518〕一二七「舟ゆけば岸うつる、涙川の ...
37. えいとろ‐えいと
日本国語大辞典
〔感動〕歌の中で用いられるはやしことば。「えんやこりゃ」の類。*歌謡・閑吟集〔1518〕「あらうつくしのぬりつぼ笠や、これこそかわち陣みやげ、えいとろえいと、え ...
38. えせ‐もの【似非物】
日本国語大辞典
*名語記〔1275〕六「わろき物をゑせ物といへる、ゑせ如何」(4)障害となる物。邪魔な物。*歌謡・閑吟集〔1518〕「とら豹を踏御脚にわらぐつをめされた、くぐれ ...
39. えん
日本国語大辞典
〔感動〕小唄などのはやしことば。*歌謡・閑吟集〔1518〕「やれ、おもしろや、えん、京には車、やれ、淀に舟、えん、桂の里の鵜飼ひ舟よ」(1)返答の語。はい。《え ...
40. 宴会
世界大百科事典
,むしろこの時期,さまざまな形の酒宴は庶民の中に広く深くひろがっていった。その実情は狂言や《閑吟集》などの歌謡を通じてよく知ることができる。網野 善彦 近世 神 ...
41. おう‐か【謳歌】
日本国語大辞典
漢筑〓、謳歌濫続大風音」*歌謡・閑吟集〔1518〕序「夫 謳歌之為〓道 ...
42. おうさか・おうさかやま【逢坂・逢坂山】滋賀県:大津市/大津町/大谷町
日本歴史地名大系
いつかへりいつあふ坂の関ならんしられすしらぬ旅の行末」の一首を「東の道の記」に収める。なお「閑吟集」には「おもしろの海道下りや、何と語ると尽きせじ、鴨川白川うち ...
43. おうみ‐ぶし[あふみ‥]【近江節】
日本国語大辞典
同派に近江節、外記節、式部節、手品節」(1)は、「歌謡・閑吟集‐序」に、「あるは早歌、あるは僧侶佳句を吟ずる廊下の声、田楽・近江・大和ぶしになり行く数々を、忘れ ...
44. おうみ‐ぶね[あふみ‥]【近江舟】
日本国語大辞典
〔名〕琵琶湖のほとりの大津の打出の浜と小田・矢橋(やばせ)の間を往来した渡し舟。*歌謡・閑吟集〔1518〕「身はあふみ舟かや、しなでこがるる」*俳諧・鷹筑波集〔 ...
45. おかべ-けいいちろう【岡部桂一郎】
日本人名大辞典
現出させた。平成24年11月28日死去。97歳。兵庫県出身。熊本薬専卒。歌集に「緑の墓」「木星」「戸塚閑吟集」など。 ...
46. お‐ぐるま[を‥]【小車】
日本国語大辞典
、手鞠付銀枝、小車鶴舞、有蓋小車、作馬等類也」*歌謡・閑吟集〔1518〕「思ひまはせば小ぐるまの、思ひまはせば小ぐるまの、わづかなりけるうき世哉」*仮名草 ...
47. 御茶の水
世界大百科事典
語らう場面だけで一曲が構成されている。本曲で歌われる小歌は中世の流行歌謡で,歌詞の大部分は《閑吟集》所載。原形を示す狂言に《天正狂言本》所収の《糸縒(よ)り》が ...
48. おちゃのみず【御茶の水】[狂言曲名]
能・狂言事典
で一曲が構成され、抒情性が勝っている。本曲で歌われる小歌は中世の流行歌謡で、歌詞の大部分は『閑吟集』所載。原形を示す狂言に『天正狂言本』所収の《糸縒(よ)り》が ...
49. おもい‐くら・べる[おもひ‥]【思比】
日本国語大辞典
八「一生のうち、むねとあらまほしからん事の中に、いづれかまさるとよくおもひくらべて」*歌謡・閑吟集〔1518〕「今うきに、思ひくらへていにしへの、せめては秋の暮 ...
50. おもい‐さま・す[おもひ‥]【思醒】
日本国語大辞典
頃〕恋四・一二三八「それをだに思ひさまさじ恋しさのすすむままなる夕暮の空〈伏見院〉」*歌謡・閑吟集〔1518〕「うきも一時(ひととき)、うれしきも、おもひさませ ...
「閑吟集」の情報だけではなく、「閑吟集」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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