1. メンデルの法則
日本大百科全書
徹底するに至らなかった。メンデルの法則の再発見は、ド・フリース、コレンス、チェルマクの3人によって1900年に独立になされた。これが近代遺伝学幕開きの契機となっ
2. メンデル の 法則(ほうそく)
日本国語大辞典
遺伝の法則の一つ。メンデルがエンドウの交雑を主とした植物雑種に関する実験から明らかにしたもので、一八六五年に論文「植物雑種の研究」として発表。一九〇〇年コレンス
3. メンデルの法則[カタカナ語]
イミダス 2018
[Mendel's laws]【生物】オーストリアのメンデルが,エンドウの交配実験から発見した遺伝の基本法則.優性の法則,分離の法則,独立の法則の三つに分けら
4. メンデルの法則
岩波 生物学辞典
Corrensの命名に従い今日までメンデルの法則と呼ばれている.一般には分離の法則,独立の法則,優劣の法則の三つとするが,優劣の法則を除外して,分離と独立の2法
5. メンデルの法則(単性雑種の場合)〔図A〕[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
エンドウの例「P」純系統の親(P)の植物は同じ遺伝子を2個もつ。赤紫花の遺伝子をC、白色花の遺伝子をcで表すとPの遺伝子はCC、ccとなる「F1」雑種第一代(F
6. メンデルの法則(両性雑種の場合)〔図B〕[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
「P」2組の対立する形質(ここでは黄色と緑色、丸と皺しわ)を対象として交雑してできたF1を両性雑種とよぶ。黄色をY、緑色をy、丸をR、皺をrという遺伝子とすると
7. メンデルの法則【2019】[生物・動物【2019】]
現代用語の基礎知識
メンデル(Gregor Mendel)が発見した形質の伝わり方の法則性をいい、優性の法則、分離の法則、独立の法則の三つの法則がある。エンドウで種の子葉の色が黄色
8. アレルギー
世界大百科事典
原に触れてもIgE抗体を産生する遺伝的な素因とも考えられる。しかし,その遺伝形式は単純なメンデルの法則には従わない。アレルギー性の素因を有する者は全人口の約20
9. 育種学
日本大百科全書
も対象に含め、生物の生殖質を遺伝的に総合利用する学問という考え方もされている。1900年にメンデルの法則が再発見され、これを機に育種学の基礎となる遺伝学が体系化
10. 遺伝画像
日本大百科全書
を証明した。メンデルの推論した機構は、有性生殖を行う高等生物にはすべて当てはまるので、「メンデルの法則」と名づけられ、遺伝現象の基本原理となっている。田島弥太郎
11. 遺伝画像
世界大百科事典
ラズマジーンという。核内遺伝子およびこれに支配される形質は原則として両親性の遺伝を行い,メンデルの法則に従って後代に伝わる。細胞質遺伝子およびこれに支配される形
12. 遺伝学
日本大百科全書
日本においては、外山亀太郎とやまかめたろうがメンデルの法則再発見後まもなく、メンデルの指摘した原則が動物であるカイコにも適用されることを報告した。これが動物でメ
13. 遺伝学
世界大百科事典
つかい,子葉の色の緑と黄のような対立形質について異なる両親を交配し,その後代をいわば家系別に追跡・調査してメンデルの法則に到達した。メンデルのもっとも重要な貢献
14. 遺伝学
岩波 生物学辞典
deVries,C.E.CorrensおよびE.vonS.Tschermakの,いわゆるメンデルの法則の再発見(1900)からである.その後T.H.Morgan
15. 遺伝子画像
日本大百科全書
ドウの交雑実験の結果をまとめて『植物雑種の研究』という論文を発表した。この論文はのちに「メンデルの法則」とよばれるようになった遺伝の原理を示したものであるが、こ
16. 遺伝子
岩波 生物学辞典
《同》遺伝因子(geneticfactor).遺伝形質を規定する因子.メンデルの法則における基本概念として各遺伝形質(単位形質)に対応して想定され,G.J.Me
17. 遺伝情報画像
世界大百科事典
あるという考えは,古くから存在したが,遺伝情報という概念が,科学的な意味で形をなしたのはメンデルの法則以後と考えてよい。〈独立の法則〉〈分離の法則〉〈優劣の法則
18. 遺伝率
世界大百科事典
ヒトの背の高さのような形質は単純な遺伝様式を示さないが,遺伝することは古くから知られており,メンデルの法則再発見以前に,生物統計学者はこのような形質について研究
19. エピステモロジー 93ページ
文庫クセジュ
メンデルの法則(形質の分離および独立の法則)は一九〇〇年に、三人の植物学者によって再発見された。その三人とは、ユーゴー・ド・フリース(一八四八~一九三五年)、
20. エマーソン
岩波 生物学辞典
アメリカの遺伝学者,育種学者.1902年にインゲンマメでの研究で,メンデルの法則を確認.のち主にトウモロコシの遺伝を研究.G.W.Beadle,B.McClin
21. エムエヌ‐しき【MN式】
日本国語大辞典
赤血球の中に凝集原MをもつものをM型、凝集原NをもつものをN型、両方もつものをMN型とする。「メンデルの法則」に従って遺伝するので、親子鑑別や個人識別など法医学
22. MN式血液型
日本大百科全書
のない血液型であるが、法医学分野(親子鑑定、個人識別)では重要な血液型である。遺伝形式はメンデルの法則に従い、M、N形質間には優劣がない。なお、遺伝的関連性を有
23. エービーオーしき‐けつえきがた【ABO式血液型】
日本国語大辞典
一九〇一年ランドシュタイナーらによって発見された。血液型をA・B・AB・O型の四つに分ける。メンデルの法則に従って遺伝する。
24. 応用数学
世界大百科事典
,数学とのかかわりあいも多岐にわたっている。いくつかの例をあげることができるが,なかでもメンデルの法則をはじめとした生物統計,とくに統計遺伝学には伝統的に確率論
25. 親子鑑定画像
日本大百科全書
鑑定人または鑑定補助者が立ち会って採取する。また資料提供者の写真をとることが必要である。 親子鑑定はメンデルの法則を応用したものである。子の遺伝形質における2個
26. 核外遺伝
世界大百科事典
遺伝子の大部分は染色体を構成し,核に存在する。この核内遺伝子はメンデルの法則に従って両親から子どもへ伝達される。しかし,生物は核内遺伝子以外にも遺伝因子をもつ。
27. 形質
日本大百科全書
目で見える形や色、大きさなどのほか、生化学的、生理的な特徴、さらには行動や運動などの特徴も含まれる。 メンデルの法則を発見した(1865)オーストリアのメンデル
28. 血液画像
世界大百科事典
ラントシュタイナーにより発見された。ABO式血液型は,輸血に際して最も重視されるとともに,メンデルの法則により一定の遺伝形式を示すことから親子鑑別にも用いられる
29. 血液型
日本大百科全書
る。遺伝様式はA、B、Oの3複対立遺伝子の支配を受け、遺伝子間の優劣関係はA=B>Oで、メンデルの法則に従う。ABO式血液型の基本的抗原はA、BおよびH抗原(H
30. 古生物学
日本大百科全書
面から出発した古生物学は、19世紀以降になると各分類群の系統分類に主眼を置くようになり、メンデルの法則の発見を契機に、現生種に対象を絞っていった近代進化学とは別
31. コレンス
日本大百科全書
オランダのド・フリース、オーストリアのチェルマクもメンデルの法則を再発見し、1900年にそれぞれ論文を発表した。近代的な遺伝学は、このメンデルの法則の再発見を出
32. コレンス(Correns, Karl Erich)
世界人名大辞典
イザー・ヴィルヘルム植物研究所初代所長[13].遺伝の研究に従い[1894-],G.J.メンデルの法則の再発見[1900]に関与し,高等植物について性の決定と遺
33. コレンス
岩波 生物学辞典
ドイツの植物遺伝学者.1900年にH.deVries,E.vonS.Tschermakと時を同じくしてメンデルの法則を再発見.研究はこのほか,キセニア・性決定の
34. 採種
日本大百科全書
待できる、などの利点をもつ。しかし、F1植物を栽培して実った種子を播まくと、遺伝の法則(メンデルの法則)に従って形質の分離をおこすため、次年度以降の栽培に用いる
35. 細胞学
世界大百科事典
けつがれるという説),さらに進化について獲得形質の遺伝を否定する進化論への道を開いた。 メンデルの法則が1900年に再発見され,20世紀に入って,09年にW.L
36. 細胞質遺伝
日本大百科全書
細胞質中にある遺伝子に支配される形質の遺伝。核外遺伝あるいは染色体外遺伝ともいう。細胞質遺伝の様式はメンデルの法則に従わず、母親の形質のみが子孫に伝えられること
37. 細胞質遺伝
世界大百科事典
というふうに呼ばれる。 もう一つの大きな違いは伝達様式である。核内遺伝子とその支配形質はメンデルの法則に従って両親から子どもに伝えられるのに対し,細胞質遺伝子と
38. 細胞質遺伝
岩波 生物学辞典
細胞質DNAも主として雌性配偶子から伝わる.したがって,細胞質DNAの差異に基づく形質はメンデルの法則に従って行動しない.トウモロコシやコムギの雄性不稔,アカバ
39. サットン
岩波 生物学辞典
アメリカの細胞学者,動物発生学者.減数分裂における相同染色体の対合および分裂後期におけるその分離をメンデルの法則と対応させて説明し,メンデリズムに細胞学的基礎を
40. シュトラスブルガー
日本大百科全書
また有糸分裂と染色体の詳細な研究を多数発表して、生殖における染色体の行動を明らかにした。これはメンデルの法則の再発見(1900)の条件をつくり、細胞遺伝学の基礎
41. 人為選択
日本大百科全書
れる。ハトやイヌなどにみられるさまざまな品種は、人為選択の結果つくりだされたものである。メンデルの法則が知られる以前には、親の形質は原則的に子に遺伝すると信じら
42. じんるいがく【人類学】
国史大辞典
メンデルによる遺伝の法則の発見と、一九〇〇年のチェルマック、ド=フリース、コレンスによるメンデルの法則の再発見、モルガンの染色体の研究などから、遺伝学の発展もあ
43. ジーンドライブ[バイオテクノロジー]
イミダス 2018
ジーンドライブは、遺伝子(群)が偏って遺伝する現象であり、メンデルの法則に従わず、ある個体群、または生物種全体を遺伝的に100%改変する有効な手段でもある。新
44. 染色体説
岩波 生物学辞典
《同》染色体学説.メンデルの法則に従う遺伝現象を,遺伝子の担体である染色体の属性や行動様式で説明しようとする説.W.S.Sutton(1903)によって減数分裂
45. 総合年表(ヨーロッパ)
日本大百科全書
予告(マクスウェルの方程式)1865オーストリアのメンデル、エンドウを材料に遺伝の研究(メンデルの法則)1866イタリア、プロイセンと同盟、オーストリアと開戦。
46. 単位形質
岩波 生物学辞典
メンデル遺伝(⇒メンデルの法則)をする形質.
47. ダヴェンポート
岩波 生物学辞典
アメリカの動物学者,遺伝学者.メンデルの法則再発見の前後から動物の遺伝現象を研究,哺乳類,特にヒトや,ニワトリの遺伝的系譜について多くの業績があり,メンデリズム
48. C・ダーウィン(年譜)
日本大百科全書
論をめぐって公開論争、ダーウィンは出席せず1862『ランの受精』出版1865メンデルが「メンデルの法則」を発表したが、ダーウィンは知らずに終わる1868『飼育動
49. チェルマク
日本国語大辞典
Tschermak von Seysenegg エーリヒ─フォン=ザイゼネッグ)オーストリアの植物学者。メンデルの法則の確立に貢献した。(一八七一~一九六二)
50. チェルマク
岩波 生物学辞典
berkünstlicheKreuzungbeiPisumsativum’(1900)はメンデルの法則再発見の業績となった.彼はこれを農業園芸上に適用,育種の効