1. 孔子家語画像
日本大百科全書
略して『家語』ともいう。『漢書かんじょ』芸文志げいもんしの六芸りくげい略論語類には、撰者せんじゃ不明の『孔子家語』27巻が記載されている。原書はつとに亡失したよ
2. こうしけご【孔子家語】
日本国語大辞典
中国の儒書。現行本一〇巻四四編は魏の王粛の偽作とされる。原本は「漢書‐芸文志」によると二七巻。孔子の言行および弟子との問答(論議)、伝聞などを「左伝」「史記」「
3. こうしけご【孔子家語】
国史大辞典
賜わると、最初に元の王広謀の『標題句解孔子家語』を印行した。いわゆる伏見版である。その後、太宰純(春台)が日本伝存の古鈔本をもって校訂し王注本の旧にかえし『増注
4. 孔子家語(こうしけご)
古事類苑
文學部 洋巻 第3巻 1081ページ
5. 孔子家語(著作ID:4379796)
新日本古典籍データベース
こうしけご 王粛(おうしゅく) 注
6. 【孔子家語】こうし けご
新選漢和辞典Web版
書名。十巻。孔子の言行や門人との問答をしるしたもの。著者は明らかでないが、魏(ぎ)の王粛(おうしゅく)の偽作であるという。
7. 冢註家語(著作ID:1041505)
新日本古典籍データベース
ちょうちゅうけご 家語 孔子家語 冢田大峯(つかだたいほう) 漢学 寛政四刊
8. 『孔子家語句解』
日本史年表
1515年〈永正12 乙亥②〉 2・‐ 上杉憲房, 『孔子家語句解』 を足利学校に寄進。
9. 孔子家語解(著作ID:4391244)
新日本古典籍データベース
こうしけごかい 家語 漢学
10. 孔子家語合注諺解(著作ID:178369)
新日本古典籍データベース
こうしけごがっちゅうげんかい 孔子家語国字解 高田鏡湖(たかだきょうこ) 漢学 寛政五序、同六刊
11. 孔子家語増註(著作ID:2562)
新日本古典籍データベース
こうしけごぞうちゅう 太宰春台(だざいしゅんだい) 漢学
12. 孔子家語補註(著作ID:25821)
新日本古典籍データベース
こうしけごほちゅう 岡白駒(おかはっく) 漢学 寛保元刊
13. 『孔子家語』[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
古活字版 王粛おうしゅく註ちゅう 元和げんな(1615~1624)ごろ刊国立国会図書館所蔵
14. 『標題句解孔子家語』[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
古活字版(伏見版ふしみばん) 上巻 王広謀おうこうぼう句解 1599年(慶長4)刊国立国会図書館所蔵
15. 標箋孔子家語(著作ID:53827)
新日本古典籍データベース
ひょうせんこうしけご 太宰春台(だざいしゅんだい) 増注 千葉芸閣(ちばうんかく) 標箋 漢学 寛政元刊
16. おうしゅく【王粛】(Wáng Sù)
世界人名大辞典
家であり学者である王粛は貴重な文献を見る機会に恵まれた.孔子22世の孫の孔猛から提供された《孔子家語》はその一つであり,王粛は注解を施してこの書を世に現した.し
17. しじょう【師襄】(Shīxiāng)
世界人名大辞典
が周文王の姿を幻視し,その曲が文王の作と見抜いた時,孔子に敬意を表した.〖文献〗 史記47.孔子家語8.
18. しつちょうかい【漆雕開】(Qīdiāo Kāi)
世界人名大辞典
だけ現れる.《史記》(仲尼弟子列伝)は,《論語》の引用に「字子開」という3字を加えるのみ.《孔子家語》は孔子より11歳若いとするが,《韓非子》(顕学篇)が述べる
19. しゅくりょうこつ【叔梁紇】(Shūliánghé)
世界人名大辞典
歳の時,死んだという.死後,魯の東,防山に葬られた.〖文献〗 史記47.左伝襄公10,17.孔子家語.
20. ちゅうきゅう【仲弓】(Zhònggōng)
世界人名大辞典
か,《荘子》でしばしば孔子と並称される「子弓」も仲弓のことだと言われる.《史記索隠》引用の《孔子家語》に,孔子より29歳若いという.近年出現した戦国楚簡に《仲弓
21. あい‐せい【哀声】
日本国語大辞典
崎柳条〉一六「其哀声(アヒセイ〈注〉カナシミ)人を動かせども。妻孥其事故(わけ)を解せず」*
孔子家語‐顔回「其母悲鳴而送
之、哀声有
22. あく‐どう[‥ダウ]【悪道】
日本国語大辞典
一「子としては親を善に導(みちびく)べきを、反(かへっ)て悪道へ陥いれしむること有べきや」*
孔子家語‐五儀解「君子之悪
悪道
23. 排蘆小船(近世随想集) 314ページ
日本古典文学全集
『石上私淑言』二「詩はもと人の性情を吟詠するわざなれば、ただものはかなく女わらはべの言めきてあるべき也。孔子家語に詩之失愚といへる言にて其心ばへをさとるべし。唐
24. 夷画像
字通
り 亦た夷懌せざらんや 夷説 いえつ よろこぶ。〔
孔子家語、五帝徳〕
~四凶を
25. 帷画像
字通
大臣。 帷殿 いでん 帷宮。 帷薄 いはく すだれ。 帷幕 い(ゐ)ばく 帷帳。また、閨房。〔
孔子家語、五刑解〕古の大夫~
亂にして男
26. いえ 貧(まず)しくして親(おや)老(お)ゆれば祿(ろく)を択(えら)ばずして仕(つか)う
日本国語大辞典
祿不
択仕(ロクエラバズシテツカフ)」*
孔子家語‐致思「家貧親老、不
択
27. 家(いえ)貧(まず)しくして親(おや)老(お)ゆれば祿(ろく)を択(えら)ばずして仕(つか)う
故事俗信ことわざ大辞典
ズシテツカフ)」諺語大辞典(1910)「家貧しく親老(オ)ゆれば祿を択(エラ)ばずして仕ふ」孔子家語‐致思「家貧親老、不レ択レ祿而仕」
28. 家(いえ)を移(うつ)して妻(つま)を忘(わす)る
故事俗信ことわざ大辞典
たいそう忘れっぽいことのたとえ。 諺語大辞典(1910)「家(イヘ)を移して妻を忘る」孔子家語‐賢君「哀公問二於孔子一曰、寡人聞、忘之甚者、徙
29. い‐き[ヰ‥]【遺記】
日本国語大辞典
進于御影堂陀羅尼田
也」*
孔子家語‐本姓解「先王典籍錯乱無
紀、而乃論
30. 出雲国風土記(風土記) 160ページ
日本古典文学全集
『和名抄』に「穎 加尾。穂ナリ」。祈年の祭の『祝詞』に「朝の御食夕べの御食の加牟加比に」。贄は『孔子家語』六本の注に「贄ハ執リテ礼ヲ為ス所以ナリ」。日本では、神
31. 逸文(風土記) 530ページ
日本古典文学全集
揚子江(長江)の大河も源はわずかに盃を浮かべる程度の小川という聞き語りを孔子が話したもの。『孔子家語』にも載る。淵源の意で「…濫觴記」と書名によく使用される。水
32. いばく 修(おさ)まらず
日本国語大辞典
「いはく(帷薄)修まらず」に同じ。*
孔子家語‐五刑解「有
坐
淫乱男女無
33. 帷幕(いばく)修(おさ)まらず
故事俗信ことわざ大辞典
「帷薄(いはく)修まらず」に同じ。
孔子家語‐五刑解「有下坐二淫乱男女無
別
34. 婬画像
字通
婬虐 いんぎやく みだらで、はげしい。 婬荒 いんこう(くわう) みだら。女色ですさむ。〔
孔子家語、子路初見〕桓子
に女樂を受け、君臣婬
35. 浮世物語(仮名草子集) 186ページ
日本古典文学全集
。行状。ふるまい。感心すべきものと思ってまねる。役に立つ厳しい忠告は喜ばれない、の意の諺。『孔子家語』の「良薬ハ口ニ苦クシテ病ニ利シ、忠言ハ耳ニ逆ヒテ行ニ利ス」
36. 浮世物語(仮名草子集) 193ページ
日本古典文学全集
対し、気によって後天的に生ずる性質をいう。以下は、陰陽五行説に基づく生物の分類のしかたで、『孔子家語』巻六を原拠とするもの。了意の『安倍晴明物語』(寛文二年〈一
37. 馬(うま)を相(そう)するに輿(よ)を以(もっ)てし、士(し)を相(そう)するに居(きょ)を以(もっ)てす
故事俗信ことわざ大辞典
馬以レ輿、相レ士以レ居」孔子家語‐子路初見「孔子曰、里語云、相レ馬以レ輿、相
38. えい‐へい【鋭兵】
日本国語大辞典
〔名〕(1)鋭利な兵器。鋭い武器。*
孔子家語‐屈節解「鋭兵尽
於斉
39. 江戸繁昌記 1 244ページ
東洋文庫
毎日遠い道のりを、米を担いで売りにいったという、親孝行な行為にも較べることができる。出典は『孔子家語』致思、「子路昔日、昔者由也事二二親一之時、常食二薬嚢→為レ
40. 江戸繁昌記 2 16ページ
東洋文庫
れいしと蘭草と。転じて善人。君子。腹わたの腐ったような連中に遠ざかり、清純な地にいて子弟を教育した。『孔子家語』六本篇、「与二善人旧居。如レ入二芝蘭之室珀久而不
41. 江戸繁昌記 2 18ページ
東洋文庫
きぬ者の、良くする所ではなかった(昊)原憲字は子思、原憲は姓 名。鄭玄によれば魯人である。『孔子家語』によれば、孔子より少きこと三六歳。顔淵と同じく清貧 に甘ん
42. 江戸繁昌記 2 259ページ
東洋文庫
許して以来、江戸市民の篤い信仰を受けるようになった(莞)楚人弓を…度章の小さいことをいう。『孔子家語』好生篇に、「楚恭王出遊。亡烏陣之弓。左右請求之。王日。止。
43.
[
]
画像字通
えんえん 少しもえあがった火。〔
孔子家語、観周〕
44. えんえん に 滅(めっ)せずんば炎炎(えんえん)を若何(いかん)せん
日本国語大辞典
(「
孔子家語‐観周」の「
不
45. 燄燄(えんえん)に滅(めっ)せずんば炎炎(えんえん)を若何(いかん)せん
故事俗信ことわざ大辞典
の施しようがなくなるというたとえ。「燄燄」は、火の燃えはじめの、まだ火力の盛んでないさま。「孔子家語‐観周」の「燄燄不レ滅、炎炎若何。涓涓不レ壅、終
46. えんこうじ‐ばん[ヱンクヮウジ‥]【円光寺版】
日本国語大辞典
が山城国(京都府)伏見に建立した円光寺で、家康が寄贈した木活字によって、閑室和尚が刊行した「孔子家語」「武経七書」「貞観政要」「吾妻鏡」等の書籍。伏見版。エンコ
47. 王粛画像
日本大百科全書
注釈し、当時の大儒鄭玄じょうげんやその高弟孫炎そんえんの学説に反対し、自らが擬作したという『孔子家語けご』を引証しては論駁ろんばくしたのを『聖証論せいしょうろん
48. 王粛
世界大百科事典
施し,大儒と仰がれた。孔子の言行を記す《孔子家語(こうしけご)》10巻は,彼の偽作とされる。また《偽古文尚書》を彼の名に帰する説もある。興膳 宏 Wáng Sù
49. おう‐しゅく[ワウ‥]【王粛】
日本国語大辞典
当時尊ばれていた鄭玄(じょうげん)の学説に反対して、多くの経書の注釈書を作り、またその論拠とするため「孔子家語(けご)」などを偽作した。(一九五~二五六)オーシ
50. おかはっく【岡白駒】
国史大辞典
る。明和四年(一七六七)十一月八日没。七十六歳。京都迎称寺に葬る。著述多く『詩経毛伝補義』『孔子家語補註』『箋註蒙求』などは、江戸時代を通じて使用された。また中