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  11. 真田幸村(真田信繁)
日本大百科全書(ニッポニカ)

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真田幸村
さなだゆきむら
[1567―1615]

安土(あづち)桃山時代の武将。本名信繁(のぶしげ)。昌幸(まさゆき)の次男。1586年(天正14)豊臣(とよとみ)秀吉の臣となり、94年(文禄3)豊臣信繁の名で従(じゅ)五位下左衛門佐(さえもんのすけ)に叙任した。妻は秀吉の奉行(ぶぎょう)大谷吉継(おおたによしつぐ)の女(むすめ)。のち父昌幸、兄信之(のぶゆき)とともに徳川家康に臣従したが、関ヶ原の戦いには父とともに西軍に属して信濃(しなの)(長野県)上田城を死守、戦後高野山(こうやさん)に流された。34歳から48歳までの14年間配所で浪人生活を送った。その間昌幸は病死したが、幸村は1614年(慶長19)豊臣秀頼(ひでより)に招かれて大坂に入城した。同年の大坂冬の陣には、城の南東の隅に真田丸という出丸を設けてここを守り、東軍を悩ました。徳川家康から招降されたが応ぜず、12月20日和議が成立。和睦期間中に国元(くにもと)へ送った手紙には、決死の覚悟が淡々と述べられている。翌年の夏の陣では、5月6日の道明寺の戦いに退却の殿(しんがり)を務め、翌7日の決戦には茶臼山(ちゃうすやま)に陣し、家康の本陣へ突撃して家康を危機に陥れ、ついに戦死したが、その奮戦ぶりは東軍からも「真田日本一の兵」と称賛された。口数の少ない温和な小男であったが、戦闘指揮官としての能力は卓越していた。死後その名声はますます上がり、江戸中期にできた『真田三代記』では大坂城の大軍師ともてはやされ、大正初年には「立川文庫」による真田十勇士の活躍でいっそう有名になった。もちろん史実からは遠い。なお「幸村」の名も確実な史料にはない。
[小林計一郎]

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1. 真田幸村
日本大百科全書
安土(あづち)桃山時代の武将。本名信繁(のぶしげ)。昌幸(まさゆき)の次男。1586年(天正14)豊臣(とよとみ)秀吉の臣となり、94年(文禄3)豊臣信繁の名で ...
2. 真田幸村
世界大百科事典
1567-1615(永禄10-元和1) 安土桃山時代の武将。名は信繁。信頼のおける史料では幸村と称していない。昌幸の次男。一時上杉景勝に属したが,まもなく豊臣秀 ...
3. さなだ‐ゆきむら【真田幸村】
デジタル大辞泉
[1567〜1615]安土桃山時代の武将。信濃の人。昌幸の次男。本名は信繁。関ヶ原の戦いで西軍に属し、父とともに徳川秀忠の西上を阻止。西軍敗北後、東軍に与した兄 ...
4. さなだ‐ゆきむら【真田幸村】
日本国語大辞典
安土桃山時代の武将。信濃国上田城主真田昌幸(まさゆき)の二男。左衛門佐信繁と称した。幸村と称した良質の史料はない。関ケ原の戦いでは西軍に属し、父とともに徳川秀忠 ...
5. さなだゆきむら【真田幸村】
国史大辞典
一八)、藤沢直枝『真田幸村』(『信濃郷土叢書』五)、藤直幹・原田伴彦編『(歴史家のみた)講談の主人公』(『三一新書』八〇)、達子勝蔵『真田幸村と一心院』、小林計 ...
6. さなだ-ゆきむら【真田幸村】
日本人名大辞典
1567−1615 織豊-江戸時代前期の武将。永禄(えいろく)10年生まれ。真田昌幸(まさゆき)の次男。関ケ原の戦いに際しては西軍に属し,父とともに居城の信濃( ...
7. 真田幸村
デジタル大辞泉プラス
海音寺潮五郎の長編歴史小説。1983年刊行。 2013年05月 ...
8. さなだゆきむら【真田幸村】
日本架空伝承人名事典
江戸初期の武将。死後に名声が高まった人物である。真田昌幸の次男で、名は信繁。信頼のおける史料では、幸村と称していない。兄は智将として知られた信之。一五八五年(天 ...
9. 真田幸村[文献目録]
日本人物文献目録
【図書】:8件 【逐次刊行物】:4件 『真田幸村』竹香生『大阪城の七将星』福本日南『真田幸村』藤沢直枝『名将真田幸村』小林鶯里『歴史家のみた講談の主人公』岡本良 ...
10. Sanada Yukimura 【真田幸村】
Encyclopedia of Japan
1567−1615 More properly Sanada Nobushige. Warrior of the Azuchi-Momoyama (1568−1 ...
11. 真田幸村花押[図版]
国史大辞典
 (c)Yoshikawa kobunkan Inc.  ...
12. さなだ-ゆきむらの-つま【真田幸村妻】
日本人名大辞典
⇒真田安岐(さなだ-あぎ) ...
13. あか‐くらげ【赤水母】
日本国語大辞典
かさの縁には四〇〜五六本の長い糸状の触手がある。触手には劇毒をもった刺細胞があり、これで獲物を麻痺させる。昔、真田幸村が、この刺毒を用いて徳川勢を悩ませたという ...
14. あかし-かもん【明石掃部】
日本人名大辞典
関ケ原の戦いで西軍に属して敗れ筑前(ちくぜん)(福岡県)秋月にすんだ。大坂の陣では豊臣秀頼の招きに応じ,真田幸村(さなだ-ゆきむら)らと活躍したが,慶長20年( ...
15. あなっ‐ぱいり[:ぱひり]【穴這入】
日本国語大辞典
ん何処へ穴(アナ)っぺいりをしておいでだえ、もしちょっとお寄りナ」*歌舞伎・出来龝月花雪聚(真田幸村)〔1871〕序幕「大方今頃はどこぞへ立寄り、穴(アナ)っ這 ...
16. あなやま-こすけ【穴山小助】
日本人名大辞典
立川文庫「真田幸村」の登場人物。真田十勇士のひとり。父はもと武田家の家臣。真田幸村につかえ,幸村の影武者として活躍。大坂夏の陣で幸村の身代わりとして徳川家康の本 ...
17. あべの【阿倍野】
国史大辞典
顕家戦没地は和泉石津(堺市)である。大坂冬の陣に徳川家康は安倍野に本営を置いて大坂城を攻めたが、真田幸村がこれを防ぎ、家康を悩ました。阿倍野地域は明治十二年大阪 ...
18. いとぐん【伊都郡】
国史大辞典
中世には荘園領主として、また近世には二万一千石の寺領の支配者として大きな存在であった。山麓の九度山は真田幸村の幽居の地であり、また隅田荘は中世武士団として活躍し ...
19. 浮世物語(仮名草子集) 188ページ
日本古典文学全集
ないか」と聞いたので、売主は答えて、「もちろん力も強く、しかも丈夫な牛です。大坂の役でいえば真田幸村のようなものだと思ってください」と言った。「それなら」と言っ ...
20. 浮世物語(仮名草子集) 189ページ
日本古典文学全集
買主は、「何の役にも立たない牛だ。さてさて憎いでたらめを言って人に買わせたものだ。大坂の役では真田幸村だと言ったから、さぞかし強い牛だろうと思っていたのに、犂は ...
21. うわぶむら【上穂村】長野県:駒ヶ根市
日本歴史地名大系
またその末は不詳であるが、中世末にはこの地の地侍は結集して上穂衆と称した。大坂夏の陣(一六一五)に主将真田幸村とともに戦死した上穂十一騎の墓が村の西の光前寺境内 ...
22. うんの-ろくろう【海野六郎】
日本人名大辞典
立川文庫「真田幸村」の登場人物。真田十勇士のひとり。真田幸村につかえ,上田籠城戦や大坂の陣で活躍。「真田三代記」の海野六郎兵衛がモデルとされる。 ...
23. 大坂軍記物
世界大百科事典
材を得た作品群。ただし江戸期にはそれを直接劇化することは許されていなかったので,その多くは,真田幸村,木村重成,後藤又兵衛らの活躍を,鎌倉時代の義経奥州落ちや近 ...
24. 大坂の陣
日本大百科全書
求めたが、大名たちは徳川氏の勢威を恐れ、ただの1人もこれに応ずる者はいなかった。大坂方が頼むのは真田幸村(さなだゆきむら)、長宗我部盛親(ちょうそがべもりちか) ...
25. 大坂RONIN 5(ローニンファイブ)
デジタル大辞泉プラス
中心に活動するローカルヒーロー。2014年登場。大坂冬の陣(1614年)、大坂夏の陣(1615年)で活躍した真田幸村、毛利勝永、長宗我部盛親、後藤又兵衛、明石掃 ...
26. おがさわらひでまさ【小笠原秀政】
国史大辞典
元和元年(一六一五)大坂夏の陣には、子の忠脩(ただなか)・忠真とともに出陣し、五月七日天王寺口安倍野で真田幸村らの軍と激闘し、敵の首級四十七をあげたが、忠脩は戦 ...
27. おとこ の 子(こ)は=父(ちち)[=男(おとこ)]に付(つ)く
日本国語大辞典
につくるは鎌倉の時奴婢所主の男女をしか定められしよりの事なるべし」*歌舞伎・出来龝月花雪聚(真田幸村)〔1871〕三幕「さあ御離縁になる上からは、譬にもいふ男( ...
28. かい‐ぼり【掻掘】
日本国語大辞典
・上「モウ水際へ近づいたから、そろそろかいぼりのはじまりはじまり」*歌舞伎・出来龝月花雪聚(真田幸村)〔1871〕序幕「所の者は途方に暮れて、羽根をもがれた山鳩 ...
29. かけい-じゅうぞう【筧十蔵】
日本人名大辞典
立川文庫「真田幸村」の登場人物。真田十勇士のひとりで,鉄砲の名手。もと筒井順慶の臣筧孫兵衛の子ともいわれる。真田幸村の影武者をつとめる。上田城籠城戦で活躍,大坂 ...
30. 影武者
日本大百科全書
実は信玄の弟逍遙軒信廉(しょうようけんのぶかど)であったといわれる。また、大坂夏の陣で、豊臣(とよとみ)方の真田幸村(さなだゆきむら)は、穴山小助、根津甚八(じ ...
31. かぜ‐なみ【風並】
日本国語大辞典
〔名〕「かざなみ(風並)」に同じ。*歌舞伎・出来龝月花雪聚(真田幸村)〔1871〕三幕「此土肥の彌五郎などは風竝(カゼナミ)のよい鎌倉へ疾(とう)より随身なした ...
32. 甲冑婚[新語流行語]
イミダス 2016
(かっちゅう)姿を披露する結婚式のこと。NHK大河ドラマ「天地人」で取り上げられた直江兼続や真田幸村、上杉謙信などをモチーフにしたモデルの甲冑が特に人気が高い。 ...
33. 甲子夜話三篇 1 189ページ
東洋文庫
義経が首は、酒に漬して遠境おくりたるゆゑ、面相違ふぺけれど、明智は目前のこと也。されども諸書明白なる真田幸村も、実は討死はせず存在せしこと、既に其実事を云如くな ...
34. 甲子夜話三篇 6 177ページ
東洋文庫
連も勝利あるべき事にあらねば、諌止めんには我一命をおしむに似たれば、黙して従ふべしと申せし。又、神祖より真田幸村を御招ありし時、此度大坂の企千に一つも勝利あるべ ...
35. 活歴
日本大百科全書
2世守田勘弥(かんや)らの支持を受け、学者たちも同調して脚本や風俗の考証を分担、黙阿弥作の『真田幸村(さなだゆきむら)』『酒井の太鼓』『児島高徳(こじまたかのり ...
36. かつれきもの【活歴物】
国史大辞典
ある。そのはじめは明治二年(一八六九)八月の河竹黙阿弥作『地震加藤(桃山譚)』で、同四年の『真田幸村(出来龝月花雪聚)』、同七年の『楠正成(新舞台巌楠)』あたり ...
37. 鎌倉三代記
日本大百科全書
)、北条時政(ときまさ)が徳川家康、時姫が千姫、三浦之助が木村重成(しげなり)、佐々木高綱が真田幸村(さなだゆきむら)を暗示する。半二作『近江源氏先陣館(おうみ ...
38. かみがた‐にわか[:にはか]【上方俄】
日本国語大辞典
し、諸地方へ流布した即興的な喜劇のこと。大阪俄(おおさかにわか)。*歌舞伎・出来龝月花雪聚(真田幸村)〔1871〕三幕「『人に骨を折らして置いて、斧只取らう(斧 ...
39. かわちのくに【河内国】大阪府地図
日本歴史地名大系
)で、後藤基次は道明寺付近で戦死し、翌日、大坂城をめざして押寄せた関東の大軍と決戦が行われ、真田幸村らが天王寺口で戦死し、大坂城が落城した。この野戦で河内の農村 ...
40. きっ‐そう[:サウ]【吃相・血相】
日本国語大辞典
四幕「コレ、血相して駈け出すのは、あの与三郎が跡を慕って行くのか」*歌舞伎・出来龝月花雪聚(真田幸村)〔1871〕序幕「こりゃ小藤次、きっさうして何れへ参る」( ...
41. 霧隠才蔵
日本大百科全書
は、伊賀流忍術の百地三太夫(ももちさんだゆう)に忍術を学び、その極意を受けた忍術名人となる。真田幸村(ゆきむら)の家来となってからは、甲賀流忍術使いの猿飛佐助( ...
42. きりがくれ-さいぞう【霧隠才蔵】
日本人名大辞典
り。浅井長政の家臣霧隠弾正左衛門の遺児。百地(ももち)三太夫から伊賀流忍術の極意をさずかり,真田幸村(ゆきむら)につかえ,兄弟分の猿飛佐助と大坂の陣で活躍した。 ...
43. きり‐やぶり【切破】
日本国語大辞典
、一面に棕櫚(しゅろ)伏せの土手、上の方切破(キリヤブ)りの藪畳」*歌舞伎・出来龝月花雪聚(真田幸村)〔1871〕四幕大詰「下の方誂へ下げて銀張り清水の流れゐる ...
44. くだどんむら【管鈍村】鹿児島県:大島郡/瀬戸内町
日本歴史地名大系
うち享保内検後の開地は一石余。「大島与人役順続記」には九番組として喜美演・喜百桃らがみえる。地内に真田幸村の子の大助の子孫の墓と伝えるブトン墓がある。 ...
45. 九度山(町)
日本大百科全書
木材集散地で、ミカン栽培のほか富有(ふゆう)ガキを特産する。高野山町石道玉川峡県立自然公園や真田幸村(さなだゆきむら)隠棲(いんせい)の地真田庵(あん)が知られ ...
46. くど‐やま【九度山】
日本国語大辞典
和歌山県北東部、紀ノ川中流域の地名。江戸時代は高野山寺領の商業中心地で、紀ノ川舟運を通じての高野山の外港。真田幸村が隠棲した真田庵がある。カキ、ミカンの産地。 ...
47. くりやま‐おけ[:をけ]【栗山桶】
日本国語大辞典
つり下げて手水(ちょうず)鉢として、また、湯桶として使う。栃木県日光の名物。*歌舞伎・出来龝月花雪聚(真田幸村)〔1871〕大詰「栗山桶(クリヤマヲケ)の水を柄 ...
48. けんしょういん【顕性院】
日本人名大辞典
?−1635 江戸時代前期,岩城宣隆(いわき-のぶたか)の正室。真田幸村の娘といわれる。大坂城落城のとき捕らわれ,3年間江戸城大奥につかえる。京都二条城の奥女中 ...
49. 凍り豆腐
日本大百科全書
が創始したといわれ、これが高野豆腐の名の由来となっている。また、武田信玄(しんげん)あるいは真田幸村(さなだゆきむら)が兵の携行食糧として考案したとの説、幸村が ...
50. こし‐だめ【腰撓】
日本国語大辞典
〔名〕(1)鉄砲を腰にあてがった状態。また、その姿勢から大体の見当で撃つこと。*歌舞伎・出来龝月花雪聚(真田幸村)〔1871〕三幕「火縄の付きし鉄砲を持ち出で、 ...
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安土桃山時代の武将。本名信繁。昌幸の次男。1586年(天正14)豊臣秀吉の臣となり、94年(文禄3)豊臣信繁の名で従五位下左衛門佐に叙任した。妻は秀吉の奉行大谷吉継の女。のち父昌幸、兄信之とともに徳川家康に臣従したが、関ヶ原の戦いには
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