1. 歴史物語
日本大百科全書
『秋津島物語』以下の三作品は、鏡物の体裁を模倣して書かれているものの、厳密な意味では、歴史物語とはいえない。 歴史物語は、摂関政治から院政へ移行していく時代を背
2. れきしものがたり【歴史物語】
国史大辞典
五)、松村博司『歴史物語』(『塙選書』一六)、芳賀矢一『歴史物語・文献学・文法論』、山中裕『歴史物語研究序説』、岡一男「歴史物語」(『講座日本文学』四所収)、沼
3. れきし‐ものがたり【歴史物語】
日本国語大辞典
これらの類を「歴史物語」と称したのにはじまる。*国文学史十講〔1899〕〈芳賀矢一〉五「藤原氏の後宮に育てられた文学は、藤氏栄華の有様を写すやうになって、栄華物
4. れきしものがたりしろん【歴史物語・史論】 : 中世/(八)
国史大辞典
(八)歴史物語・史論 歴史物語としては、平安時代末期から中世初頭にかけて『水鏡』が、鎌倉時代末期に『五代帝王物語』が、南北朝時代に『増鏡』が、それぞれ成った
5. あきつしまものがたり【秋津島物語】
国史大辞典
天地開闢に始まる神代の歴史物語。存一巻。作者不詳。内容から推測すれば住吉神社関係の人か。序文中に建保六年(一二一八)の年号がみえ、本書の成立はそのころと考えら
6. 秋津嶋物語(著作ID:598823)
新日本古典籍データベース
あきつしまものがたり 歴史物語 建保六?
7. 排蘆小船(近世随想集) 321ページ
日本古典文学全集
各地で儀礼的な歌を詠み、優れた叙景歌を多く遺した。『栄花物語』。四〇巻。世継物語とも。平安時代の歴史物語。作者は赤染衛門など諸説あるが不明。宇多天皇から堀河天皇
8. 天草四郎[文献目録]
日本人物文献目録
』岡田章雄『天草四郎の死』大庭耀『天草四郎時貞関係資料』-『偽らぬ日本史 7 天草四郎』-『歴史物語 肥後の天草四郎・桐生の四郎兵衛』田村栄太郎
9. あまのかるも【海人の刈藻】
国史大辞典
大納言)の、按察大納言三の君(のち中宮)に対する悲恋遁世談であって、その貴族社会の年代記風・歴史物語風な叙述や仏教的色彩には、衰退期の物語らしい時代的特質が見ら
10. あまのかるも【海人の刈藻】 : 海人の刈藻/(一)
国史大辞典
大納言)の、按察大納言三の君(のち中宮)に対する悲恋遁世談であって、その貴族社会の年代記風・歴史物語風な叙述や仏教的色彩には、衰退期の物語らしい時代的特質が見ら
11. あらきだ-れい【荒木田麗】
日本人名大辞典
荒木田武遇(たけとも)の養女となり,西山昌林に連歌をまなぶ。慶徳家雅(いえただ)と結婚。漢詩,連歌にすぐれ,歴史物語,紀行文,随筆など400巻もの著作をのこした
12. 荒木田麗女
日本大百科全書
『うつほ物語』の研究に端を発して、著作生活に入った年代は40歳から50歳ごろまでで、『月の行衛ゆくえ』以下の歴史物語、『桐葉きりは』以下の物語をはじめ、紀行文、
13. あらきだれいじょ【荒木田麗女】
国史大辞典
発して物語制作の道にはいるが、著作年代は三十九歳から五十一歳ごろまでにわたり、『池の藻屑』『月の行方』などの歴史物語、『桐の葉』などの物語、『初午の日記』などの
14. アラビアン・ナイト 3 286ページ
東洋文庫
ロに移ってからであろうという意見が出ているが、バグダードの恋物語のブロックを割って、こういう歴史物語を間に入れたところを見ると、おそらくこの考えは妥当なものであ
15. アラビアン・ナイト 8 28ページ
東洋文庫
回復したけれども,結局,南アラビアはペルシアの支配下におかれることになった。サイフ王子の波瀾に富んだ一生は歴史物語に潤色され,今もアラブ社会で親しまれている。
16. アラビアン・ナイト 10 355ページ
東洋文庫
つけている。アジーブとガリーブとの物語は、本書ではまだ訳してないが、第六百二十四夜から六百八十夜に亘る歴史物語である。ミケルは、その本文の訳に一一二頁を費やして
17. アラブ・アンダルース音楽[ポピュラー・ミュージック]
情報・知識 imidas
2007年あたりから日本でも脚光を浴び、日本編集による2枚組CDアルバム「アラブ・アンダルース音楽歴史物語」が話題を呼ぶなど、ワールド・ミュージックの最後の秘境
18. アンコール・ワット画像
日本大百科全書
クリシュナが暴風雨から牧人と家畜を守る場面(南西隅塔)、スールヤバルマン2世の偉業をたたえた歴史物語回廊(南面西側)、天国と地獄の場面および死と裁判をつかさどる
19. 井上内親王[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:0件 【逐次刊行物】:1件 『井上内親王とその周辺 歴史物語における史話的・民俗的素材についての一考察』青木敦
20. いけのもくず[いけのもくづ]【池藻屑】
日本国語大辞典
江戸中期の歴史物語。一四巻。荒木田麗女著。安永三年(一七七四)序。「増鏡」の後を受けて、後醍醐天皇の元弘三年(一三三三)から後陽成天皇の慶長八年(一六〇三)まで
21. いけのもくず【池の藻
】
国史大辞典
歴史物語書。荒木田麗女著。十四巻。明和八年(一七七一)成る。嘉永四年(一八五一)刊。著者の夫慶徳如松筆写本が伊勢市の神宮文庫に所蔵。『増鏡』のあとを継いで、後
22. 池の藻屑(著作ID:11552)
新日本古典籍データベース
いけのもくず いけのもくす 池藻屑 池乃藻屑 池廼藻屑 荒木田麗女(あらきだれいじょ) 歴史物語 明和八
23. いけみやぎ-せきほう【池宮城積宝】
日本人名大辞典
広津和郎「さまよへる琉球人」のモデルとされる。昭和26年7月21日死去。58歳。別号に寂泡。著作に「琉球歴史物語」など。
24. 伊波普猷
日本大百科全書
投げている。著書に『古琉球』『おもろさうし選釈』『校訂おもろさうし』『をなり神の島』『沖縄考』『沖縄歴史物語』などがある。外間守善2018年10月19日
25. 伊波普猷
世界大百科事典
選釈》《校訂おもろさうし》《孤島苦の琉球史》《南島方言史攷》《をなり神の島》《沖縄考》《沖縄歴史物語》などがあり,《伊波普猷全集》全11巻に収録されている。外間
26. 伊波普猷全集[文献解題]沖縄県
日本歴史地名大系
平凡社 一九七四―七六年刊 構成 第一巻―古琉球、古琉球の政治他、二巻―孤島苦の琉球史、沖縄歴史物語他、三巻―琉球戯曲集、真境名安興論文「組踊と能楽との考察」
27. イブン・ザファル(ibn Ẓafar al-Ṣiqillī)
世界人名大辞典
al-atbā‘》はクルアーン,ハディース,古詩,史籍その他を資料として君主の徳を説いたいわゆる君主鑑.歴史物語や動物寓話と見るべき部分もあって特異の作である.
28. 今鏡
日本大百科全書
平安末期の歴史物語。1170年(嘉応2)成立説とそれ以後とする説とがあり、作者は藤原為経ためつね(寂超)説が有力。『大鏡おおかがみ』を受けて、1025年(万寿2
29. 今鏡
世界大百科事典
平安末期の歴史物語。10巻。《小鏡》《続世継》とも呼ばれる。1170年(嘉応2)成立。著者には中山忠親,源通親などが擬せられるが,未詳。《大鏡》の後を継ぐ書とし
30. いまかがみ【今鏡】
日本国語大辞典
平安時代の歴史物語。一〇巻。嘉応二年(一一七〇)成立。作者については藤原為経(寂超)説が有力。「大鏡」の後を受け、万寿二年(一〇二五)から嘉応二年にわたる記述。
31. いまかがみ【今鏡】
全文全訳古語辞典
[書名]平安後期の歴史物語。十巻。藤原為経(寂超)の作とする説が有力。一一七〇年(嘉応二)成立。『大鏡』の影響を強く受け、その語り手である大宅世継の孫娘が語る形
32. いまかがみ【今鏡】
国史大辞典
下、『日本古典全書』などに収められている。→大鏡(おおかがみ),→歴史物語(れきしものがたり) [参考文献]芳賀矢一『歴史物語』、岡一男『古典の再評価』、関根正
33. 今鏡(著作ID:12588)
新日本古典籍データベース
いまかがみ 続世継 小鏡 藤原為経(ふじわらためつね) 歴史物語
34. いやよつぎ【彌世継】
日本国語大辞典
平安末期の歴史物語。二巻。藤原隆信著。現存しない。*本朝書籍目録〔1277~94頃か〕「仮名 〈略〉彌世継 二巻」*増鏡〔1368~76頃〕序「いや世継は、隆信
35. 歌麿 264ページ
東洋文庫
っている。 夕食の後、両親が子供たちに、行動の模範となるようなあらゆる類の日本の伝説や中国の歴史物語を話して聞かせるのが慣わしになっている。 子供が賢くしないと
36. 雲林院(うりんいん 京都市)
日本大百科全書
ず由性ゆいしょうが別当となった。サクラ、紅葉の名所として知られ、古来、多くの和歌に詠まれた。歴史物語『大鏡おおかがみ』は、当寺の菩提講ぼだいこう(5月に『法華経
37. 栄花物語画像
日本大百科全書
平安後期の歴史物語。宇多うだ天皇から堀河ほりかわ天皇の1092年(寛治6)2月まで、15代200余年間の宮廷貴族社会の歴史を編年体で叙述したもの。主題や文体など
38. えいがものがたり[エイグヮものがたり]【栄花物語・栄華物語】
日本国語大辞典
平安時代の歴史物語。四〇巻。作者は正編については赤染衛門、続編については出羽の弁とする説などがあるが未詳。正編三〇巻は長元年間(一〇二八~三七)、続編一〇巻は寛
39. えいがものがたり【栄花物語】
国史大辞典
平安時代後期の歴史物語。四十巻(異本系三十巻)。『栄華物語』とも書く。『大鏡』とともに『世継』『世継物語』などとも呼ばれたため、時に両書は混同されたこともある
40. 栄花物語(著作ID:13649)
新日本古典籍データベース
えいがものがたり 栄華物語 世継 世継物語 歴史物語 平安時代
41. 栄花物語 53ページ
日本古典文学全集
祭のまたの日下りたまふべければ、さる 〔八〕 〔九〕 〔一〇〕 るという方法は、同時代を描くもう一つの歴史物語『大鏡』と通じる。『大鏡』道隆伝には「故関白殿の
42. 栄華(花)物語
世界大百科事典
92)にいたる15代およそ200年間の宮廷貴族の歴史を,仮名文を用いて編年体物語ふうに記した歴史物語。古写本では《栄花物語》と書く。40巻(異本30巻)。藤原道
43. 栄花物語抜萃(著作ID:106729)
新日本古典籍データベース
えいがものがたりばっすい 歴史物語
44. 栄花物語要録(著作ID:3574832)
新日本古典籍データベース
えいがものがたりようろく 歴史物語
45. えいぐゎものがたり【栄花物語】
全文全訳古語辞典
[書名]平安時代の歴史物語。一一〇七年(嘉承二)頃までに成立。上編の三十巻は赤染衛門、下編の十巻は出羽の弁を作者とする説があるが、未詳。宇多天皇から堀河天皇に至
46. 『越絶書』 【えつぜつしょ】
世界文学大事典
原本は25編あったが,のちに5編が失われた。『呉越春秋』の記事と重なる部分が多く,同様に史実の記録というより,歴史物語としての趣が強いが,その叙述は『呉越春秋』
47. エルソイ メフメト・アーキフ
世界文学大事典
パンイスラーム主義を唱え,詩作面でもイスラーム世界共通の韻律・定型とトルコ語との巧みな調和を図る。歴史物語や日常生活に素材を求めた『諸相』Safahât(191
48. 往生要集 1 日本浄土教の夜明け 363ページ
東洋文庫
遇の勝因とせん。麓言柔鞭之文、仏種従縁起之数をこの取信といへる事なり」と記している。 つぎに歴史物語として留意されるのは、もちろん『大鏡』と『栄花物語』とである
49. 大鏡画像
日本大百科全書
もったものとして人間を描き、歴史の本質に迫ることができた。『大鏡』は歴史物語のなかでも傑出した作品で、その問答、座談形式は後代の歴史物語に大きな影響を与え、確か
50. 大鏡
世界大百科事典
平安朝後期成立の歴史物語。文徳天皇の代から後一条天皇の代まで(850-1025)のことを,かなぶみで書いており,いわゆる鏡物(かがみもの)の第1作。作者不詳。近