1. パスツール
日本大百科全書
少年はワクチン接種で助かった第1号で、長じてパスツール研究所守衛となる。同年ジュピーユ少年に狂犬病ワクチンを接種、成功した。ジュピーユが狂犬と戦う姿はパスツール
2. パスツール(Louis Pasteur)
世界大百科事典
の証明に用いた〈白鳥の頸〉フラスコはとくに有名。微生物が必ず親微生物に由来するとの指摘は,パスツール滅菌法(1866)や外科の無菌処理の基礎を築いた。恩師デュマ
3. パスツール
日本国語大辞典
(Louis Pasteur ルイ─)《パストゥール》フランスの細菌学者、化学者。発酵の研究で、乳酸菌・酵母菌を発見。また、殺菌法・防腐法を明らかにし、ワクチン
4. パスツール研究所
日本大百科全書
パスツールによる狂犬病予防方法の確立を記念し、1888年11月、世界からの醵金きょきんによってパリに建てられた科学研究所。パスツールは設立以来、死去の年(189
5. パスツール研究所
世界大百科事典
L.パスツールの業績を記念して1888年パリに設立された医学研究所。設立にあたってはフランス内外から多くの寄付金が寄せられた。また11月14日の開所式にはフラン
6. パスツール‐けんきゅうじょ[‥ケンキウジョ]【─研究所】
日本国語大辞典
研究を主目的とする研究所。一八八八年、パスツールによる狂犬病予防法の確立を記念して設立。初代所長はパスツール。学校・病院・博物館を併設。[発音]パスツールケンキ
7. パスツール効果
日本大百科全書
細胞や組織による解糖が酸素によって抑制される現象。酵母のアルコール発酵と酸素分圧の関連を調べていたパスツールにより発見されたのが名の由来である。この現象は、高等
8. パスツール効果[生物]
情報・知識 imidas
微生物や動物組織による発酵や解糖が、酸素により阻害される現象。フランスの細菌学者、パスツールにより発見されたのでこの名がつけられた。細胞のエネルギー源であるア
9. パスツール効果[カタカナ語]
情報・知識 imidas
effect]【生物】酸素によって発酵作用や解糖作用が阻害される現象.フランスの生化学者ルイ・パスツールが発見した. 2013 08
10. アトキンソン【Robert William Atkinson】
国史大辞典
、火入れの操作は、ヨーロッパでは、パスツールによってはじめられたが、日本ではすでに三百年来行われていることを指摘し、さらにこれを完全にするために、パスツールの原
11. アルコール発酵
日本大百科全書
質にすぎないと考えられていた。しかし、1857年から1858年にかけてフランスの微生物学者パスツールにより、発酵は微生物によっておこることが発見された。ついで1
12. アルコール発酵
世界大百科事典
ルの製造にも利用されている。アルコール発酵が,生物である酵母の作用によることは19世紀L.パスツールによって初めて明確に指摘され,その機構の研究は生物における糖
13. アレルギー
世界大百科事典
た。1749年にはE.ジェンナーが牛痘接種によって天然痘の予防に成功し,1885年にはL.パスツールは微生物の自然発生を否定し,細菌学の基礎を確立した。次いで9
14. アンタナナリボ
日本大百科全書
ロック風宮殿(現在美術学校)、ボイロン要塞ようさい、アングリカン教会などがある。そのほか、パスツール研究所、各種学校、軍事基地、農事試験所などがある。町にはフラ
15. 医学
世界大百科事典
発見(1893),同様な方法で,2人は破傷風についても治療血清をつくりだした。フランスのL.パスツールは,細菌学の知識を利用して醸造業の能率向上,畜産獣医学方面
16. 医学史
日本大百科全書
創傷部や手術室を石炭酸水を用いて清潔にすることで、化膿せずに治癒することを証明した。のち、パスツールの微生物病原説によってこの2人の主張の正しさは証明され、消毒
17. 異性体画像
日本大百科全書
組成は同じであるが原子の結合順序が異なる構造異性の一例である。19世紀中ごろ、フランスのL・パスツールは酒石酸塩の結晶の外形に現れる特徴から、酒石酸の光学異性体
18. 医の倫理 46ページ
文庫クセジュ
も行なわれるようになった。一八七八年、セディヨが微生物を定義した。病原菌については、すでにパスツールは何年も前から研究していたが、病原体としてのそれで、まもなく
19. 医薬品画像
世界大百科事典
ていったのである。 19世紀以後の化学,ことに近代有機化学の進歩と,R.フィルヒョー,L.パスツール,R.コッホ,C.ベルナールらによって打ち立てられた近代医学
20. ウィリヤムス(Vasilii Robertovich Vil'yams)
世界大百科事典
ソ連の土壌学者。モスクワに生まれ,ペトロフスカヤ専門学校を卒業。1889-91年にパリのL.パスツール,ミュンヘンのM.E.ウォルニーのもとで学び,帰国後モスク
21. ウイルス画像
世界大百科事典
ルスの独特な寄生性と自己増殖性によるものである。 ウイルスの研究史 19世紀に入って,L.パスツールやR.コッホたちの研究により,伝染病の多くが病原性細菌によっ
22. 宇宙生物学への招待 145ページ
文庫クセジュ
かりと行なわれている。二十世紀初頭までは、多くの発見や発明が、一人の個人の功績(たとえば、パスツールやダーウィンの例はこの点で典型的だ)と見なされていたのに対し
23. エイズ
日本大百科全書
された。南谷幹夫総論エイズウイルスとはエイズの原因ウイルス(エイズウイルス)は1983年にパスツール研究所(フランス)のモンタニエらにより発見され、1984年に
24. エイズ
世界大百科事典
deficiencysyndorome(後天性免疫不全症候群)と定義,その頭文字からAIDSとした。 パスツール研究所のL.Montagnierらは,83年,エ
25. エコール・ノルマル・シュペリウール
世界大百科事典
員資格試験の準備にあたる。1794年創立のウルム通りの高等師範は名門中の名門として知られ,パスツール,ベルグソン,ジョレス,ロマン・ロラン,ペギー,メルロー・ポ
26. エピステモロジー 78ページ
文庫クセジュ
せよむしろ十八世紀の博物学者の伝統を継続した自然史博物館よりも、医者が以前から勤務していたパスツール研究所の研究室に由来した。さらにいえば、〔現在でも〕世界のい
27. エルサン
日本大百科全書
フランスに帰化してパスツール研究所に入り、P・P・E・ルーの研究室でジフテリア抗毒素の研究などを行った。中国の広東カントン(広州)のパスツール研究所所長、ベトナ
28. エンゲルガルト
日本大百科全書
ズムに関するその後の研究が発展する端緒になった。また酸素による発酵の阻害作用として知られるパスツール効果について、発酵に関与する酵素の作用を酸素が阻害するという
29. エンテロウイルス71型[イミダス編 社会・健康]
情報・知識 imidas
問題化している。2012年、カンボジアで3カ月間に64人の幼児が原因不明の病気で相次ぎ死亡し、同国のパスツール研究所などが患者を調査したところ、そのほとんどから
30. 解糖画像
日本大百科全書
きには解糖系が抑制されることを示す。19世紀にパスツールが酸素の存在下でアルコール発酵が抑制されることをみいだし、その現象の普遍性からパスツール効果として興味を
31. 科学技術政策
世界大百科事典
門を含む)から成り,約1400の研究センター等と2万5000人をこえるスタッフをもつ)や,パスツール研究所や大学関係で高い水準を維持してきている。一方国家プロジ
32. 化学療法画像
世界大百科事典
,いずれにも有害であるため,体外での使用しかできない薬剤とは根本的に異なる。化学療法はL.パスツールやR.コッホによって確立された病原微生物学の上に発展したもの
33. カビ
日本大百科全書
紙・パルプ用防菌防黴剤なども開発されている。(5)濾過装置 濾過装置による防菌は19世紀のパスツールなどに始まるが、現在では、溶融ガラス濾過器のほか、ガラス繊維
34. カルメット
日本大百科全書
7年間海軍軍医生活を送り、1891~1893年サイゴン(現、ホー・チ・ミン市)のパスツール研究所初代所長となる。1913~1933年パリのパスツール研究所所長代
35. 看護職とは何か 13ページ
文庫クセジュ
ものになった。この世紀は発見と発明をとおして、近代生理学のクロード・ベルナールや微生物学のパスツールによって真の医療改革が成し遂げられた世紀であった。 (1)ル
36. 感染画像
世界大百科事典
菌が発見された。近代微生物学の基礎は19世紀になって,L.パスツールとR.コッホによって築かれたが,各種病原微生物の発見,パスツールによる加熱滅菌法と液体培養法
37. 感染症
世界大百科事典
へた後に病気となる。この病気を感染症という。病原微生物が現在のようにわかったのは19世紀に入ってからで,L.パスツール,R.コッホらに負うところが大きい。日本で
38. 缶詰画像
日本大百科全書
中心に大きく発展した。今日でも、アメリカは、缶詰工業の主要な国の一つである。なお、フランスの化学者パスツールが加熱殺菌と腐敗防止の関係を明らかにしたのは1873
39. 缶詰
世界大百科事典
加えることによって瓶中の空気が除かれたためであると考えられていたのである。それから約60年後フランスのパスツールによって細菌学的に加熱殺菌の理論が証明されるまで
40. カンボジア 53ページ
文庫クセジュ
アンコール・ワット(第二回廊)の十字型中回廊と第二回廊の北東隅塔壁面で採取した石材のサンプルから、パスツール研究所のJ・ポション教授は「無色硫黄細菌(チオバシル
41. カープラス
日本大百科全書
1979年に同大学のセオドア・ウィリアム・リチャーズ化学教授、1996年からはフランスのルイ・パスツール大学(ストラスブール第一大学)教授も務める。 ポーリング
42. ガイジュセク
日本大百科全書
ハーバード大学で研究を行った。1951年に徴兵され、陸軍医療学校でウイルス学を研究、その後、テヘランのパスツール研究所、メルボルンのウォルター・アンド・エリザ・
43. 生糸画像
世界大百科事典
当時ヨーロッパの養蚕業が微粒子病の流行で大打撃を受けていたことも日本生糸の輸出を促進したが,L.パスツールが微粒子病を駆逐してからも安価な日本生糸の対ヨーロッパ
44. 狂犬病
世界大百科事典
したがって,予防としては,野犬の駆除と,飼犬の予防接種の励行が第一となる。ワクチンとしてはパスツールワクチン(1883年にパスツールが開発)をはじめ,数種がある
45. ギトリ(父子)
日本大百科全書
奥様』(1942)、伝記劇『パスツール』(1919)、『モーツァルト』(1925)など、大衆に愛され、ブールバール劇の王者として君臨した。31年に自作の『パスツ
46. 牛乳画像
日本大百科全書
を採用してもよい。 低温殺菌法は、牛乳中に含まれる可能性のある有害細菌を死滅させるために、パスツールによって考案された方法である。高温殺菌法は、プレート式熱交換
47. 薬
日本大百科全書
ード・ベルナールは実験薬理学、実験生理学の分野の開拓で先駆的役割を果たした。この時代には、パスツール、コッホによる細菌学の確立、亜酸化窒素(笑気)、エーテルのも
48. クロストリジウム
日本大百科全書
形成する。自然界、とくに土壌中に広く分布し、あるものは腸内細菌叢そうの仲間である。19世紀の中ごろパスツールによって発見され、その後、この属の細菌が酪酸発酵を行
49. 外科
世界大百科事典
生物質の発見,麻酔法の発達,輸血・輸液療法の確立に負うところが大きい。 19世紀後半,L.パスツールの細菌の発見を契機として,J.リスターが石炭酸による消毒法を
50. 月面地名(裏側)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
ダランベール 5.キャンベル 6.長岡 7.オストワルド 8.メンデレーエフ 9.パパレスク 10.パスツール 11.キーラー 12.ヘビサイド 13.デダルス