1. アイルランド文学
日本大百科全書
いる。エグザイルすなわち亡命あるいは異郷流浪はアイルランド文学伝統の重要な主題の一つであるが、これら現代の国外離脱者たちの存在はアイルランド文学の複雑なありよう
2. アイルランド文学
世界大百科事典
この実践運動は文学のみならず,一般の生活風習にまで深い影響を及ぼすことになる。イェーツらの運動は英語によるアイルランド文学の形成をめざしていたから,ハイドとは時
3. アイルランド文学
世界文学大事典
しかし,アイルランド語によるアイルランド文学の最盛期は12世紀で終わり,あとは惰性時代が続く。18世紀に至って,イギリスの支配強化とともにアイルランド語の勢力が
4. アイルランド 41ページ
文庫クセジュ
、侵入者の意のままになっていたであろう。ゲール文化すら衰えていた。侵入に続く四世紀の間、アイルランド文学はほとんど吟遊詩人の学校に閉じ込められ、想像力も主導権も
5. アイルランド 165ページ
文庫クセジュ
6年. 『アイルランド ―― 緑の国土と文学』,水之江有一,研究社出版,1994年. 『アイルランド文学史』,尾島庄太郎・鈴木弘,北星堂書店,1977年. 『物
6. アイルランド(共和国)画像
日本大百科全書
ドの若い女性が登場し、イギリスに支配されているアイルランドの惨状を克明に語る。大正期にはアイルランド文学が多く翻訳された。文学者ばかりではなく、日本の保護貿易政
7. アイルランド演劇
世界大百科事典
演劇の最大の部分を占めているのは,この国の不幸な歴史を思えば,当然というべきであろう。→アイルランド文学高橋 康也 イェーツ,W.B. アイルランド文芸劇場 I
8. アイルランド文芸復興
日本大百科全書
→アイルランド文学
9. アイルランド文芸復興
世界文学大事典
イルランド人に自国の歴史と文化に目を向ける契機を与え,イェイツ,ジョイスを頂点とする近代アイルランド文学を確立するうえで,大きな役割を果たしたということができる
10. 石田 幸太郎
日本近代文学大事典
~ 1987 英文学者。 京都市嵐山の生れ。旧制三高を経て大正八年京都帝大英文科卒業。専攻アイルランド文学、比較文学。九年、万朝報へ入社、東京の出版社の編集長を
11. 鼬
日本大百科全書
会津方言を基盤にした力動感あふれる独自の台詞(せりふ)運びに定着した作者の出世作である。アイルランド文学の影響が濃い。大島 勉
12. 燕石 猷
日本近代文学大事典
編著に『日夏耿之介詩集』(昭29・6 河出文庫)『詩人日夏耿之介』(昭47・6 新樹社)がある。またアイルランド文学に傾倒、英米詩の翻訳もある。長く三省堂に勤務
13. おじま-しょうたろう【尾島庄太郎】
日本人名大辞典
昭和時代の英文学者。明治32年9月28日生まれ。昭和24年早大教授。のち立正大,明星大教授。アイルランド文学,とくに詩人イエーツの研究で知られ,著作に「イェイツ
14. 尾島 庄太郎
日本近代文学大事典
ォード大学に学んだ。 『イェイツ研究』(昭2・6 泰文社)いらい、イェイツの伝記、訳詩、アイルランド文学関係の著書多数。日本イェイツ協会初代会長をつとめ、詩人と
15. オフェイロン(O'Faoláin, Seán)
世界人名大辞典
イギリス贔屓の家に生まれるが,ユニヴァーシティ・カレッジに入学して[1918],英文学,アイルランド文学,イタリア文学を学び,同時にア
16. オフェイロン ショーン
世界文学大事典
小説,短編集,伝記,批評,劇,自叙伝など30作以上の著作を発表する。 オフェイロンは現代アイルランド文学界の大御所として,文化と国家に対する文学の重要性を常に主
17. オブライエン フラン
世界文学大事典
が奇妙に絡み合う独自の世界を形成しており,スターン,ジョイス,ベケットの系譜に連なる現代アイルランド文学においてひときわ異彩を放っている。
18. クラーク オースティン
世界文学大事典
カレッジ卒業。同大学の英文学講師を務めてのち,渡英してジャーナリストになる。1932年にアイルランド文学アカデミーを作り52~54年の間会長。37年ダブリン韻文
19. ケルト伝説
世界文学大事典
の国〉の思想が反映している。11世紀の教会風刺文学『マッコングリニの夢想』には古代・中世アイルランド文学の伝統全体がパロディー化され,ラブレーに先行するヨーロッ
20. 「聖盃」
日本近代文学大事典
て発揮し、詩人日夏耿之介は戯曲『美の遍路』を書き新傾向の和歌連作を発表したり、西条八十がアイルランド文学研究を載せたり、美学者森口多里が戯曲や創作の筆をとったり
21. 日本近代文學における外国文學の移入と影響
日本近代文学大事典
これは明治末の自然主義文学の発展と照応していた。英文学は露仏にだんだんと差をつけられてしまい、大正末のアイルランド文学、昭和一〇年ごろのジョイス、ロレンスの紹介
22. ハイド ダグラス
世界文学大事典
創設,1915年まで会長。ケルト族固有の言語文化の復活と,新しい民族文学の創造に努めた。『アイルランド文学史』A Literary History of Ire
23. バックス(Bax, Sir Arnold Edward Trevor)
世界人名大辞典
3〕イギリスの作曲家.王立音楽院に学ぶ[1900-05].W.B.イェイツを中心とする詩人たちと交わり,アイルランド文学に傾倒.ケルトの民話を素材にした作品を数
24. ヒーニー シェイマス
世界文学大事典
中心とする若い詩人の集まりに参加,デレク・マハン,マイケル・ロングリーらヒーニーと共に北アイルランド文学のルネサンスと呼ばれる動きの担い手となった詩人たちと知り
25. 帆足 図南次
日本近代文学大事典
わら、中山と「農民リーフレット」を創刊、アイルランド農民詩などを翻訳。この間の成果は、『アイルランド文学の闘争過程』(昭3・10 思想・教育研究所出版部)にまと
26. 堀 辰雄
日本近代文学大事典
「山繭」に発表したが、それを見てくれた師の芥川龍之介がこの年、突然自殺した。龍之介の松村みね子(アイルランド文学研究家)との恋愛とこの思いがけぬ自殺とは辰雄の上
27. 翻訳文学
日本大百科全書
、ワイルド、ペイター、シュニッツラー、アンドレーエフ、メレシコフスキー、メーテルリンク、アイルランド文学のイェーツ、シング、詩人ではインドのタゴールなどが翻訳紹
28. 松村みね子
日本大百科全書
賞した。歌壇に超然として、純粋な歌境に沈潜した。歌集『翡翠(かわせみ)』(1916)出版後、アイルランド文学の訳業に専念し、その面での開拓者になった。1935年
29. まつむら-みねこ【松村みね子】
日本人名大辞典
佐佐木信綱に師事し,「心の花」に歌文を発表した。明治32年片山貞次郎(のち日銀理事)と結婚。アイルランド文学をまなび,「シング戯曲全集」などの翻訳にあたる。芥川
30. 松村 みね子
日本近代文学大事典
・6)で、芥川龍之介が書評した。『翡翠』刊行のころから、鈴木大拙夫人ビアトリスの指導で、アイルランド文学に親しみ、以後短歌より翻訳に専念して、シングの戯曲『いた
31. 真船豊
日本大百科全書
劇作家。明治35年2月16日福島県に生まれる。早稲田(わせだ)大学英文科在学中アイルランド文学に親しみ、『水泥棒』(1926)、『寒鴨(かんがも)』(1927)
32. 真船 豊
日本近代文学大事典
早大英文科へ進むころ芝居、寄席から遠のき、剣道もやめ、思想的なめざめを体験するが、関東大震災の衝撃ののちアイルランド文学に親しみ、シングの『アラン島』はバイブル
33. 村岡 花子
日本近代文学大事典
「ラジオのおばさん」として人気があった。文筆活動をはじめたのは、東洋英和女学院高等科に在学中のことで、アイルランド文学の翻訳家であり、歌人としても知られた松村み
34. 「游牧記」
日本近代文学大事典
詩作品のほか、イェイツ、ハイド、オショーネシ、ライオネル=ジョンソン、ペイター、モリス等アイルランド文学を主とした英文学およびマラルメ、シュタードラー等一九世紀
35. 吉田 一穂
日本近代文学大事典
。のち靖国神社裏に下宿を変え、近くの大橋図書館で訳書と原書にて英文学に夢中となる。とくにアイルランド文学を好む。同時に、このころより詩ならびに短歌をつくった。七
36. 吉村 鉄太郎
日本近代文学大事典
1945 文芸評論家。 東京生れ。本名片山達吉。東大法学部卒。母ヒロ(広子、松村みね子)は歌人、アイルランド文学研究家、妹総子(宗瑛)は作家。学友の堀辰雄、神西
37. ローチ(James Jeffrey Roche)
日本大百科全書
)は冒険的な小説として人気を博し、詩作でも繊細なユーモアと風刺の才で評価された。共編で『アイルランド文学全集』全10巻(1904)があり、大統領セオドア・ルーズ