1. ありはらのなりひら【在原業平】
全文全訳古語辞典
[人名]平安前期の歌人。八二五年(天長二)~八八〇年(元慶四)。六歌仙の一人。平城天皇の第三皇子阿保親王の五子。母は桓武天皇の皇女、伊都内親王。兄の行平とともに ...
2. ありはらのなりひら【在原業平】
国史大辞典
り) [参考文献]『古今和歌集目録』、『三十六人歌仙伝』、目崎徳衛『在原業平・小野小町』(『日本詩人選』六)、同「在原業平の歌人的形成」(『平安文化史論』所収) ...
3. ありはらの-なりひら【在原業平】
日本人名大辞典
825−880 平安時代前期の官吏,歌人。天長2年生まれ。阿保(あぼ)親王の王子。母は伊都(いと)内親王。六歌仙,三十六歌仙のひとり。天長3年兄行平らとともに在 ...
4. 在原業平
日本大百科全書
平安前期の歌人。平城(へいぜい)天皇皇子阿保(あぼ)親王の五男。母は桓武(かんむ)天皇皇女伊登(伊都)(いと)内親王。在原氏の五男の意で在五(ざいご)中将、在中 ...
5. 在原業平
世界大百科事典
825-880(天長2-元慶4) 平安初期の歌人。六歌仙,三十六歌仙の一人。平城天皇の皇子阿保親王の五男。母は桓武天皇の皇女伊登内親王。826年,阿保親王の上表 ...
6. ありわら‐の‐なりひら【在原業平】
デジタル大辞泉
[825〜880]平安前期の歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。阿保親王の第5子。情熱的で詠嘆の強い和歌を残し、伊勢物語の主人公とされる。美男子の代表といわれる。在 ...
7. ありわら‐の‐なりひら【在原業平】
日本国語大辞典
形式にとらわれない、情熱的な歌が多く、「古今集」から「新古今集」までの勅撰集に収められる。家集に「在原業平朝臣集」がある。「伊勢物語」の主人公とされる。在五中将 ...
8. 在原業平(ありわらのなりひら)
古事類苑
文學部 洋巻 第1巻 841ページ ...
9. ありわらのなりひら【在原業平】
日本架空伝承人名事典
平安初期の歌人。六歌仙、三十六歌仙の一人。平城天皇の皇子阿保親王の五男。母は桓武天皇の皇女伊登内親王。八二六年、阿保親王の上表によってその子仲平・行平・業平らに ...
10. 在原業平[文献目録]
日本人物文献目録
評と業平の作品との関係』久松潜一『在原業平・小野小町』井上豊『日本文学講座 2』今泉忠義『日本歌人講座 2』-『在原業平』池田勉『在原業平』芝葛盛『在原業平の歌 ...
11. Ariwara no Narihira 【在原業平】
Encyclopedia of Japan
825−880 Waka poet of the early Heian period (794−1185). Great-grandson of Empero ...
12. ありわらの-なりひら【在原業平】
日本人名大辞典
⇒ありはらの-なりひら ...
13. 在原業平建二不退寺一 (見出し語:在原業平)
古事類苑
宗教部 洋巻 第3巻 1245ページ ...
14. 在原業平歌 (見出し語:在原業平)
古事類苑
文學部 洋巻 第1巻 832ページ ...
15. 在原業平殺人事件
デジタル大辞泉プラス
山村美紗の長編推理小説。1997年刊行。山村の未完作品を、生前の約束により西村京太郎が完結させたもの。 2011年10月 ...
16. ありわらのなりひらていあと【在原業平邸跡】京都市:中京区/初音学区/亀甲屋町地図
日本歴史地名大系
、今旧地をとどめて紫小軒と称す」とあり、その伝承が受継がれ、旧跡として所在したことがわかる。在原業平は平安初期の歌人で、六歌仙の一人である。作品は「古今集」以下 ...
17. 小倉百人一首(17) 歌人/在原業平(在原業平朝臣)[百科マルチメディア]
日本大百科全書
からくれなゐにみづくくるとは定まり字(決まり字):歌を特定する字(音)/ちは在原業平(ありわらのなりひら)(在原業平朝臣(あそん))菱川師宣(ひしかわもろのぶ) ...
18. あおきむら【青木村】埼玉県:飯能市地図
日本歴史地名大系
幕末の改革組合取調書でも雨宮領。「風土記稿」によれば、青木氏が居住したという泉ヶ城跡があり、そこには在原業平の伝説をもつ泉ヶ井があって、この水を村北部の水田の用 ...
19. あさま‐の‐だけ【浅間岳】
日本国語大辞典
*新古今和歌集〔1205〕羇旅・九〇三「しなのなるあさまのたけに立つ煙をちこち人のみやはとがめぬ〈在原業平〉」*書言字考節用集〔1717〕二「浅間嶽 アサマノダ ...
20. 芦屋(市)
日本大百科全書
』の菟原処女(うないおとめ)の伝説地であり、また平安時代阿保(あぼ)親王の所領地で、親王の子在原業平(ありわらのなりひら)の『伊勢(いせ)物語』にも葦屋の地名が ...
21. あしや【芦屋】
日本国語大辞典
。六甲山の南斜面にあり、大正末期までは別荘地で知られた。菟原処女(うないおとめ)の伝説の地や在原業平の邸跡がある。昭和一五年(一九四〇)市制。*伊勢物語〔10C ...
22. あしやし【芦屋市】兵庫県
日本歴史地名大系
ちであろう。なお平安期に入って「伊勢物語」第八七段に「蘆屋の里」のことが記されてから、芦屋は在原業平ゆかりの地とされるようになり、業平の父阿保親王は打出で死去し ...
23. あしやむら【芦屋村】兵庫県:芦屋市
日本歴史地名大系
、とよみけるぞ、この里をよみける、こゝをなむ蘆屋の灘とはいひける」と芦屋の里が紹介されてから在原業平ゆかりの地とされるようになり、芦屋は歌枕として多くの歌に詠込 ...
24. 排蘆小船(近世随想集) 276ページ
日本古典文学全集
りやと。これにながめみむとあるを以て、ながむるとみると別なる事をしれ」。『古今和歌集』恋三、在原業平「起きもせず寝もせで夜をあかしては春の物とてながめ暮しつ」。 ...
25. 排蘆小船(近世随想集) 299ページ
日本古典文学全集
をはらふ道具なれば、あしき事いでくるはづ也」。間柄。妻や妾。『伊勢物語』。平安前期の歌物語。在原業平を主人公に仮託し、恋愛の諸相を描出したもので、約一二五段から ...
26. 排蘆小船(近世随想集) 367ページ
日本古典文学全集
法式も次第に詳しくなるなり。 没、三一歳。当時はいわゆる六歌仙の時代に重なる。六歌仙とは僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大伴黒主。『古今和歌 ...
27. 東(吾妻)獅子
世界大百科事典
本調子手事(てごと)物で,三弦替手は石川勾当,京都で行われている箏は浦崎検校の手付け。《伊勢物語》在原業平の東下りを歌い出しとし,吉原での後朝(きぬぎぬ)の別れ ...
28. あそん【朝臣】
デジタル大辞泉
三位以上は姓の下につけ、四位は名の下につけ、五位は姓名の下につけたという。「藤原―」「信隆(のぶたか)―」「在原業平(ありわらのなりひら)―」 3 (代名詞的に ...
29. あぼしんのう【安保親王】
国史大辞典
絃歌に妙を得ていたという。密告の功によって一品を追贈された。桓武天皇の皇女伊都内親王との間に第五子在原業平があり、また大江音人・在原行平らもその子である。兵庫県 ...
30. あぼ‐しんのう【阿保親王】
デジタル大辞泉
[792〜842]平城天皇の皇子。在原業平(ありわらのなりひら)の父。薬子(くすこ)の変に連座して大宰権帥(だざいのごんのそち)に左遷。のち許されて帰京、その子 ...
31. あまのがわ【天野川】大阪府:枚方市地図
日本歴史地名大系
座する。川沿いに磐船街道が通った。天川・天河原は歌枕。「古今集」に、惟喬親王の狩猟の供をした在原業平が「あまのかはといふ所のかはのほとり」で詠んだ次の歌が収めら ...
32. あま・る【余】
日本国語大辞典
船(ふな)阿麻理(アマリ) い帰り来むぞ 我が畳ゆめ」*古今和歌集〔905〜914〕仮名序「在原業平は、その心あまりて詞たらず」*源氏物語〔1001〜14頃〕夕 ...
33. あま・る【余る】
全文全訳古語辞典
れ ❶(限度や範囲などを)超えてあふれる。余分になる。余る。 「在原業平は、その心余りて、言葉足らず」〈古今・仮名序〉在原業平は、情感がありすぎていて、(それを ...
34. あめ【雨・下米】
日本国語大辞典
と降る雨に亡き人の魂を偲ぶもの。「かずかずに思ひ思はず問ひがたみ身を知る雨はふりぞまされる〈在原業平〉」〔古今‐恋四・七〇五〕以来、「身を知る雨」は我が宿命を知 ...
35. ありはらの-しげはる【在原滋春】
日本人名大辞典
?−? 平安時代前期の歌人。在原業平(なりひら)(825-880)の3男。在次君とよばれ,和歌をよくし「古今和歌集」に6首が収録されている。 ...
36. ありはらのむねはり【在原棟梁】
国史大辞典
?―八九八 平安時代前期の歌人。「むねやな」ともいう。在原業平の子。仁和元年(八八五)従五位下、以後雅楽頭、左兵衛佐、兼安芸介、左衛門佐などを経て、従五位上筑 ...
37. ありはらの-むねはり【在原棟梁】
日本人名大辞典
?−898 平安時代前期の官吏,歌人。在原業平(なりひら)の長男。中古三十六歌仙のひとり。蔵人(くろうど),雅楽頭(うたのかみ),左兵衛佐,左衛門佐などをへて, ...
38. ありはらの-もりひら【在原守平】
日本人名大辞典
?−? 平安時代前期の官吏。阿保(あぼ)親王の王子。在原業平(なりひら)の兄。天長3年(826)兄弟とともに在原の氏をあたえられる。天安2年大膳大夫(だいぜんの ...
39. ありはらの-ゆきひら【在原行平】
日本人名大辞典
818−893 平安時代前期の公卿(くぎょう),歌人。弘仁(こうにん)9年生まれ。阿保(あぼ)親王の王子。在原業平(なりひら)の兄。天長3年弟業平らとともに在原 ...
40. ありはらむら【有原村】滋賀県:高島郡/マキノ町
日本歴史地名大系
[現]マキノ町在原 乗鞍岳南の山中にあり、東は野口村。在原業平に関する伝説がある。享徳(一四五二―五五)頃と思われる旦那在所注文(熊野那智大社文書)に「ありはら ...
41. ありわら【在原】
デジタル大辞泉
平城天皇の皇子阿保(あぼ)親王の子に賜った姓。 「在原」姓の人物 在原滋春(ありわらのしげはる) 在原業平(ありわらのなりひら) 在原行平(ありわらのゆきひら) ...
42. ありわらじんじゃ【在原神社】奈良県:天理市/櫟本地区/市ノ本村
日本歴史地名大系
[現]天理市櫟本町市場垣内 天理市石上町との境付近の小字在原に鎮座。祭神在原業平・阿保親王。境内は在原寺跡で、当社は同寺の鎮守社であった。「大和名所図会」は「な ...
43. ありわら‐でら[ありはら:]【在原寺】
日本国語大辞典
〔一〕奈良市にある不退寺の別称。〔二〕奈良県天理市北部、在原業平の邸宅にあった寺。在原山光明寺。元慶四年(八八〇)建立。明治初年、廃絶。石上寺(いそのかみでら) ...
44. 在原行平
世界大百科事典
818-893(弘仁9-寛平5) 平安初期の歌人。平城天皇の皇子阿保親王の第2子。在原業平の同母兄。826年在原朝臣の姓を賜る。884年正三位。民部卿を兼ねる。 ...
45. ありわらのゆきひら【在原行平】
日本架空伝承人名事典
平安初期の歌人。平城天皇の皇子阿保親王の第二子。在原業平の同母兄。八二六年在原朝臣の姓を賜る。八八四年正三位。民部卿を兼ねる。『古今集』『後撰集』に各四首入集。 ...
46. いしずえむら【石居村】滋賀県:大津市/南部地域
日本歴史地名大系
[現]大津市田上石居町 大戸川を挟んで里村の北にある。江戸期は里村の枝郷として推移。昔、在原業平が夢告を受けて当地に立寄り、大将軍社の地に石を据え地蔵を祀り、写 ...
47. 和泉式部日記 28ページ
日本古典文学全集
(私のことを)恋い慕うの意。「かずかずに思ひ思はず問ひがたみ身を知る雨は降りぞまされる」(古今・恋四 在原業平)。男に愛されぬ悲しいわが身を思い知る涙の雨。何枚 ...
48. いずみでらあと【和泉寺跡】大阪府:和泉市/府中村地図
日本歴史地名大系
和泉寺であるとされている。ところで、「泉州志」には、当寺は「旧跡行基開基也、蔵在原業平遺骨云々」とあり、行基創建、在原業平の遺骨を蔵することが一般に流布していた ...
49. 伊勢物語
日本大百科全書
その章段は、流布本(定家本(ていかぼん))で125段だが、伝本によって多少増減がある。この「昔男」は在原業平に擬せられてもいて、その「初冠(ういこうぶり)」(元 ...
50. 伊勢物語
世界大百科事典
作者も上の伊勢の説のほか,在原業平自記説もあり,紀貫之説も近年有力となりつつあるが,これまた特定は困難であろう。内容は諸本により若干の増減があるが,通行の天福本 ...