1.『伊勢物語』
日本史年表
900年〈昌泰3 庚申〉 この頃 『伊勢物語』 の原形成るか。 1608年〈慶長13 戊申〉 5・‐ 角倉素庵、 『伊勢物語』(嵯峨本) を刊行。 ... ...
2.伊勢物語画像
日本大百科全書
北村季吟(きぎん)『伊勢物語拾穂抄(しゅうすいしょう)』、契沖(けいちゅう)『勢語臆断(せごおくだん)』、荷田春満(かだあずままろ)『伊勢物語童子問(どうじもん ... ...
3.伊勢物語
世界大百科事典
《本朝書籍目録》には〈業平朝臣一巻〉の書名が見え,漢文伝記らしいがこれも正体は不明である。《伊勢物語》の後代への影響の大であることは《源氏物語》と双璧であり,日 ... ...
4.いせものがたり【伊勢物語】画像
デジタル大辞泉
平安時代の歌物語。作者・成立年未詳。多く「むかし、男(ありけり)」の冒頭句をもつ125段から成り、在原業平(ありわらのなりひら)と思われる男の生涯を恋愛を中心と ... ...
5.いせものがたり【伊勢物語】
日本国語大辞典
〔一〕平安時代の歌物語。作者不明。現存本は、ある男の初冠(ういこうぶり)から辞世の歌に至る約一二五の章段より成る。「古今集」以前に存在した業平の歌物語を中心にし ... ...
6.いせものがたり【伊勢物語】
国史大辞典
[参考文献]池田亀鑑『伊勢物語に就きての研究』、大津有一編『伊勢物語に就きての研究』、片桐洋一『伊勢物語の研究』、山田清市『伊勢物語の成立と伝本の研究』、大津有 ... ...
7.伊勢物語(いせものがたり)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 654ページ ... ...
8.伊勢物語
日本古典文学全集
〈昔、男ありけり〉の書き出しで知られ、歌を中心とした小さな物語――在原業平(ありわらのなりひら)だと言われる、ある男の初冠(ういこうぶり)から辞世の歌に至る約1 ... ...
9.Isemonogatari【伊勢物語】
Encyclopedia of Japan
Mid-10th-century collection of some 125 brief lyrical episodes (variant texts ra ... ...
10.伊勢物語絵巻
日本大百科全書
平安時代の歌物語『伊勢物語』に取材した絵巻。もとはかなりの大部であったと思われるが、現在は詞(ことば)2段、絵7段分の残欠1巻を残すのみ。絵は引目鉤鼻(ひきめか ... ...
11.いせものがたりえまき【伊勢物語絵巻】
国史大辞典
あり、また鎌倉時代末期の作とされる白描画「伊勢物語下絵梵字経」が著名である。『日本絵巻物全集』一七に収められている。 [参考文献]白畑よし『伊勢物語絵巻』解説( ... ...
12.伊勢物語都鳥傳(見出し語:都鳥)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 654ページ ... ...
13.『伊勢物語』[百科マルチメディア]
日本大百科全書
古活字版(嵯峨本(さがぼん)) 上 1608年(慶長13)刊 ©国立国会図書館 ... ...
14.しんいせものがたり【新伊勢物語】
国史大辞典
る。刊本は『茨城県史料』幕末編一に収録されている。 [参考文献]『水戸藩史料』、高木俊輔『新伊勢物語』解題(『茨城県史料』幕末編一)、阿部愿「水戸烈公神発仮名」 ... ...
15.通俗伊勢物語
東洋文庫
江戸時代,『伊勢物語』を読みやすいかたちで市民に提供した絵入り本2冊,『伊勢物語ひら言葉』『昔男時世妝』を収録。古典→注釈書→俗解→戯作と展開する過程がまざまざ ... ...
16.競伊勢物語
日本大百科全書
瑠璃(よみほんじょうるり)として刊行、大坂豊竹(とよたけ)定吉座の人形浄瑠璃で演じられた。『伊勢物語』の在原業平(ありわらのなりひら)の伝説をもとに、惟喬(これ ... ...
17.競伊勢物語
世界大百科事典
時代物。7幕。〈競〉の別訓〈はなくらべ〉〈だてくらべ〉〈すがたくらべ〉〈くらべこし〉など。通称《伊勢物語》。奈河(ながわ)亀輔作。1775年(安永4)4月大坂嵐 ... ...
18.はでくらべいせものがたり【競伊勢物語】
歌舞伎事典
時代物。七幕。〈競〉の別訓《はなくらべ》《だてくらべ》《すがたくらべ》《くらべこし》など。通称《伊勢物語》。奈河亀輔作。安永四(1775)年四月大坂・嵐松治郎座 ... ...
19.アートな時間舞台秀山祭九月大歌舞伎競伊勢物語身替わりに命を落とす悲劇歌舞伎座では50年ぶりの上演=小玉祥子
週刊エコノミスト 2015-16
目指す「秀山祭九月大歌舞伎」が催される。座頭は初代の孫で養子の二代目吉右衛門。昼の部では「競伊勢物語」が歌舞伎座では1965年以来、50年ぶりに上演される。 ... ...
20.あ【有】
日本国語大辞典
表記法)(1)動詞「ある」に同じ。*伊勢物語〔10C前〕六五「この女は蔵にこもりながら、それにぞあなるとは聞けど」(2)補助動詞「ある」に同じ。*伊勢物語〔10 ... ...
21.あい‐い・う[あひいふ]【相言】
日本国語大辞典
・二六八〇「川千鳥住む沢の上に立つ霧のいちしろけむな相言(あひいひ)そめてば〈作者未詳〉」*伊勢物語〔10C前〕四二「昔、をとこ、色好みと知る知る、女をあひいへ ... ...
22.あい‐おも・う[あひおもふ]【相思】
日本国語大辞典
五・三六九一「世の中の 人の嘆きは 安比於毛波(アヒオモハ)ぬ 君にあれやも〈葛井子老〉」*伊勢物語〔10C前〕二四「あひ思はで離(か)れぬる人をとどめかね我が ... ...
23.あい‐かたら・う[あひかたらふ]【相語】
日本国語大辞典
たらはんこそ、尽きせぬ言の葉にてもあらめ」(2)親しく交わる。心を通わす。恋愛関係になる。*伊勢物語〔10C前〕一六「思ひわびて、ねむごろにあひかたらひける友だ ... ...
24.あい‐ごと[あひ:]【逢言】
日本国語大辞典
〔名〕男女が逢って語り合うこと。また、男女が共寝することとする説もある。*伊勢物語〔10C前〕六九「夜ひと夜酒飲みしければ、もはらあひごともえせで」 ... ...
25.あい‐し・る[あひ:]【相知】
日本国語大辞典
知(あひしらしめし)人をこそ恋のまされば恨めしみ思へ〈田部櫟子〉」*伊勢物語〔10C前〕一九「御達なりける人をあひしりたりける、ほどもなくかれにけり」*仮名草子 ... ...
26.あい‐ぜん【愛染】
日本国語大辞典
1514頃〕「さりながら仏も、彌陀の利剣や愛染は、方便の弓に矢を矧(は)げ」*浮世草子・真実伊勢物語〔1690〕二・四「ゑんとをきむすめの年かくしゐるは、よくよ ... ...
27.あいそめがわ【藍染川】福岡県:太宰府市/宰府村
日本歴史地名大系
「続風土記」は愛染川と記す。もとは染川といい、「能因歌枕」など平安時代の歌学書に歌枕「そめがは」としてみえ、「伊勢物語」第六一段には筑紫に下向した男が「すだれの ... ...
28.あい‐な・る[あひ:]【相馴】
日本国語大辞典
〔自ラ下二〕なれ親しみ合う。夫婦になる。*伊勢物語〔10C前〕一六「年ごろあひなれたる妻(め)、やうやう床離れて、つひに尼になりて」*落窪物語〔10C後〕四「年 ... ...
29.あい‐の・る[あひ:]【相乗】
日本国語大辞典
〔自ラ四〕一つの乗り物にいっしょに乗る。同乗する。*伊勢物語〔10C前〕三九「その宮の隣なりけるをとこ、御葬(はぶり)見むとて女車にあひのりて出でたりけり」*源 ... ...
30.あ・う[あふ]【合・会・逢・遭】
日本国語大辞典
川の瀬を 七瀬渡りて うらぶれて 夫(つま)は会(あひき)と 人そ告げつる〈作者未詳〉」*伊勢物語〔10C前〕九「物心ぼそく、すずろなる目を見ることと思ふに、 ... ...
31.あお[アヲ]【襖】
日本国語大辞典
かしう見ゆ」(3)上に着る袷(あわせ)の衣。綿を入れたものもあり、男女共に用いる。襖子(あおし)。*塗籠本伊勢物語〔10C前〕五八「長き髪をきぬの袋に入れて遠山 ... ...
32.葵(源氏物語)75ページ
日本古典文学全集
が、それに相当する、ないしは類する事実が、ことに古代には往々にしてあったらしい。『古事記』『伊勢物語』『更級日記』にもその面影を伝える話がある。この紫の上の場合 ... ...
33.あか・い【赤】
日本国語大辞典
桃色などを含めてもいう。*大智度論平安初期点〔850頃か〕一六「赭(アカキ)色の衣を着て」*伊勢物語〔10C前〕九「さるをりしも、白き鳥の嘴と脚とあかき、鴨の大 ... ...
34.あかなくに
日本国語大辞典
、それが強く現われている場合)あきたりない状態なのに。満足しないのに。まだ残り惜しいのに。*伊勢物語〔10C前〕八二「あかなくにまだきも月のかくるるか山の端(は ... ...
35.あがた【県】
日本国語大辞典
(アガタ)〈訳〉村落、またはミヤコや宮廷の外」(3)国司の任国。赴任先の国。また国司その人。*伊勢物語〔10C前〕四四「あがたへゆく人に、むまのはなむけせむとて ... ...
36.あき‐がた【飽方】
日本国語大辞典
〔名〕いやになる傾向にあること。飽き気味。*伊勢物語〔10C前〕一二三「深草に住みける女を、やうやうあきがたにや思ひけん」 ... ...
37.アクセント【Accent】画像
国史大辞典
表音的に書き表わされている歌謡の解釈を固定させるために行われたもので、中世になると、『古今和歌集』『伊勢物語』などにも、同様の理由から誤解を生じやすい部分に声点 ... ...
38.あくた‐がみ【芥紙】
日本国語大辞典
〔名〕(「伊勢物語」の芥川に通わせた造語)不用になった紙。また、ちり紙。*仮名草子・仁勢物語〔1639〜40頃〕上・五「いと暗きに、あくたがみの破れなど敷きて、 ... ...
39.あくたがわ[あくたがは]【芥川】
日本国語大辞典
その近辺の地名。明神ケ岳付近に源を発する。「伊勢物語」で男が女(二条の后をモデルとする)を誘い出し、鬼にさらわれた話で知られる。全長二五キロメートル。歌枕。*伊 ... ...
40.あくたがわ【芥川】大阪府:高槻市地図
日本歴史地名大系
、先史時代にはこの付近まで湾潟であったといわれる(大阪府全志)。西国街道が芥川を渡る付近は「伊勢物語」第六段の、男が宮中から女性を奪って逃げる途中、女を鬼に食わ ... ...
41.あくたがわむら【芥川村】大阪府:高槻市地図
日本歴史地名大系
芥川西岸に渡った川西にあり、真上村の北に飛地がある。条里制の遺称とされる小字に六ノ坪がある。当地を「伊勢物語」第六段の、男が女を盗み出したが、芥川を渡った所で女 ... ...
42.明野ヶ原
世界大百科事典
る斎宮の住む宮殿が営まれ,斎宮跡(史)や古里遺跡など多数の古代遺跡が埋没している。東部には《伊勢物語》に登場する大淀の港(今は漁港)に業平松が植えられ,旧参宮街 ... ...
43.あけ‐はな・れる【明離】
日本国語大辞典
あけはな・る〔自ラ下二〕夜がすっかりあける。*伊勢物語〔10C前〕六九「あけはなれてしばしあるに、女のもとより」*源氏物語〔1001〜14頃〕夕顔「あたりは ... ...
44.あ・ける【明・開・空】
日本国語大辞典
九一「わが思ひを人に知るれや玉匣(たまくしげ)開き阿気(アケ)つと夢にし見ゆる〈笠女郎〉」*伊勢物語〔10C前〕二四「この戸あけたまへとたたきけれど」*枕草子〔 ... ...
45.総角(源氏物語)304ページ
日本古典文学全集
湖月抄)。宇治へ。絵の中の姫君のように、中の君を慰めようとする。『伊勢物語』。「在五」は、在原氏の五男の意で、業平。『伊勢物語』四十九段に「むかし、男、妹のいと ... ...
46.総角(源氏物語)305ページ
日本古典文学全集
を)」。「若草の」は、「ね(根)」(「寝」をかける)の序。「むすぼほれ」は、「根」の縁語。『伊勢物語』の歌(注七)によっている。匂宮を。匂宮の好色じみた言動に対 ... ...
47.総角(源氏物語)328ページ
日本古典文学全集
君の死を表現。紫の上の死も「消えはてたまひぬ」(御法[4]五〇六ページ)とあった。古注釈は『伊勢物語』六段の「見れば率て来し女もなし。足ずりをして泣けどもかひな ... ...
48.あ・げる【上・揚・挙】
日本国語大辞典
る長屋にわが率寝(ゐね)し童女(うなゐ)放髪(はなり)に髪挙(あげ)つらむか〈椎野長年〉」*伊勢物語〔10C前〕二三「くらべこし振分髪も肩すぎぬ君ならずして誰か ... ...
49.あさいりょうい【浅井了意】
国史大辞典
後半生は、京都二条本性寺(真宗大谷派)の住職であった。仏書の解説書は非常に多く、古典注解書としても『伊勢物語抒海』などがある。仮名草子はおそらく談義の余暇に執筆 ... ...
50.あさ‐かげ【朝影】
日本国語大辞典
の紅の貌(みかほ)は、吾曹に由てぞ麻影に成給ひたる」*伊勢物語〔10C前〕一三七「夕月夜あか月がたのあさかげにわが身はなりぬ君を恋ふとて」 ... ...