1. 海神祭
日本大百科全書
なしている村も多い。国頭郡北部には、シヌグと隔年に行う村もあり、海神祭を女の節供、シヌグを男の節供と説明したり、シヌグを大(ウフ)シヌグ、海神祭をシヌグ小(グワ ...
2. 海神祭[百科マルチメディア]
日本大百科全書
塩屋湾のウンガミ(国指定重要無形民俗文化財)。沖縄県国頭(くにがみ)郡大宜味(おおぎみ)村
沖縄観光コンベンションビューロ
...3. うみがみまつり【海神祭】
国史大辞典
海から訪れる神を饗応するという性格を含んでいると考えられる。 [参考文献]宮本演彦「沖縄国頭村比地の海神祭」(馬淵東一・小川徹編『沖縄文化論叢』三所収) (萩原 ...
4. うんじゃみ‐まつり【海神祭】
デジタル大辞泉
沖縄北部の国頭(くにがみ)地方で、陰暦7月初めの亥(い)の日(または盆後の亥の日)に行う海の神の祭り。うんじゃみ。 ...
5. うんじゃみ‐まつり【海神祭】
日本国語大辞典
〔名〕沖縄本島の国頭(くにがみ)村比地の祭。七月初亥の日、スゲの葉のかぶりものを着けた神々(あまんがみ)が七人、カズラとデエタの葉のかぶりものを着けた山の神が四 ...
6. アカマタ・クロマタ
日本大百科全書
石垣市川平(かびら)のマユンガナシ、伊平屋(いへや)諸島のテルコガミも同系統の行事であるが、海神祭(うみがみまつり)とも通じるところがある。小島瓔 ...
7. あだむら【安田村】沖縄県:沖縄島北部/国頭村
日本歴史地名大系
女性による群舞「ウスデーク」が広場で演じられる。山登りは隔年で行われ、その合間の年はウンジャミ(海神祭)とよばれ、女性によるウスデーク踊が行われる。なお現在はシ ...
8. 糸満[市]
世界大百科事典
銀堂は参拝者が多い。南端の喜屋武(きやん)岬の断崖上にある具志川城跡は史跡に指定されている。海神祭のハーリーと大綱引は有名。第2次世界大戦最後の激戦地で,黎明の ...
9. うえーがーむら【親川村】沖縄県:沖縄島北部/名護市
日本歴史地名大系
稜線上を神道が通る。親川グスクにグスクアサギがある。北の仲尾との境の頂上にヒチグシクがあり、海神祭の際に重要な拝所となる。集落の北のはずれにハンジュイ(神所)と ...
10. 海
日本大百科全書
し)儀礼のなかにこの他界の観念が象徴されているし、沖縄本島中・北部の村落では海神を迎えて行う海神祭(ウンジャミ)が営まれている所もある。 ところで「板子一枚、下 ...
12. 大宜味(村)
日本大百科全書
村立の芭蕉布会館がある。琉球(りゅうきゅう)古典劇『花売りの縁』の舞台。旧暦7月の塩屋湾のウンガミ(海神祭)は国指定重要無形民俗文化財。面積63.44平方キロメ ...
13. 大宜味[村]
世界大百科事典
イグサを栽培しており,また,沖縄を代表する織物の芭蕉布を生産していることでも有名。旧暦7月に海神祭(ウンジャミ)が行われ,海岸一帯は沖縄海岸国定公園に指定されて ...
14. 沖縄[県]
世界大百科事典
迎えまつって海の幸を祈る祭りである。また7月の盆の前後の亥の日には豊作豊猟の予祝祭である〈シヌグ祭〉が行われ,海神祭と隔年で交互に行っている所が多い。7月7日に ...
15. かいじん【海神】[標準語索引]
日本方言大辞典
かいじん:海神の住んでいる所りゅーぐんかんかいじん:海神祭り(りゅーぐー(竜宮))ずんぐ ぬ祭り ...
16. かいじん【海神】[標準語索引]
日本方言大辞典
かいじん:海神の住んでいる所りゅーぐんかんかいじん:海神祭り(りゅーぐー(竜宮))ずんぐ ぬ祭り ...
17. 海神
世界大百科事典
なかた)大社,住吉神社,大山祇(おおやまづみ)神社,金毘羅社などが全国的に勧請流布している。海神祭は神霊を奉安した御輿を海中渡御(とぎよ)するものをはじめ,御旅 ...
18. きただいとうじま【北大東島】沖縄県:大東諸島/北大東村
日本歴史地名大系
一二月の鬼餅、フトゥチウガン(解御願)などがあり、大宜味村出身者を中心にして、旧暦七月の亥の日に海神祭が大宜味村の方向に向かって遥拝するかたちで行われているのも ...
19. くにがみそん【国頭村】沖縄県:沖縄島北部
日本歴史地名大系
栽培を行っているが、近年はサトウキビに代わって花卉栽培が盛んとなっている。現在もウンジャミ(海神祭)、安田のシヌグ(国指定重要無形民俗文化財)などの伝統行事や伝 ...
20. こうりじま・ふいむら【古宇利島・古宇利村】沖縄県:沖縄島北部/今帰仁村
日本歴史地名大系
年浴・大折目・柴指・芋折目などの祭祀が行われていた。七月の大折目は現在も七月に行われているウンジャミ(海神祭)のことであろう。現在ナナタキ(七嶽)あるいはナナム ...
21. しおやわん【塩屋湾】沖縄県:沖縄島北部/大宜味村
日本歴史地名大系
る行事。国指定重要無形民俗文化財。田港・屋古・塩屋・白浜の四集落を中心に催される。ウンガミを海神祭とする向きが多いが、豊漁ばかりでなく豊作をも願い、害鼠・害虫・ ...
22. 塩屋湾のウンガミ
デジタル大辞泉プラス
田港・屋古・塩屋・白浜の4地区で、旧盆明けの最初の亥の日を中心とする3日間行われる。「ウンガミ」には「海神祭」の表記をあてることもある。一年おきに「ウグァンマー ...
23. シヌグ
日本大百科全書
中心にした祈願の神事である海神祭(うみがみまつり)と一対をなし、隔年に行う村もある。『琉球国由来記』(1713)には「シノゴ折目」などとみえ、国頭郡北部では、海 ...
24. せりふね【競舟】
国史大辞典
、五月五日の行事である。沖縄本島北部で旧七月十五日の前後の亥の日に海山の幸を祈るウンジャミ(海神祭)や、八重山で旧八月・九月に豊作を祈る節祭にも舟漕ぎがある。九 ...
25. つうしんし【通信使】
国史大辞典
所司代らにも持参した。通信使の日本使行は、王城を出発し、陸路、ときに江路を利して釜山に至り、海神祭ののちに騎船三隻・卜船三隻に分乗して、対馬藩よりの迎聘参判使( ...
26. 今帰仁(村)
日本大百科全書
国の天然記念物に指定されている。古宇利島には人類発祥の古宇利島伝説(沖縄版アダムとイブ)や、海神祭(ウンジャミ)の古式ゆかしい行事が残っている。面積39.89平 ...
27. 日東壮遊歌 ハングルでつづる朝鮮通信使の記録 64ページ
東洋文庫
この様子を 逐一従事官に報告したらしく (1)永嘉台 使節が出航を前に海神祭を行う所であり、日本に向けてともづなを解く所でも ある。 (2)倭館 ...
28. 日東壮遊歌 ハングルでつづる朝鮮通信使の記録 76ページ
東洋文庫
ごま油とはちみつを塗った菓子。 (9)統制使 三道の水軍の将。 九月六日 釜山(↓永嘉台)九月八日に海神祭の儀礼を 序列に従って習儀するにあたり烏角帯と ...
29. 日東壮遊歌 ハングルでつづる朝鮮通信使の記録 77ページ
東洋文庫
正使が取り出され数十字を消してしまわれ 書ぎ改めよと命じておられる宿所に戻って眠る (1)海神祭 出航に際して永嘉台で執り行う儀式。内容は九月八日条参照。 ...
30. ねじやめぐすく【根謝銘グスク】沖縄県:沖縄島北部/大宜味村/城村
日本歴史地名大系
中グスクの隣には木造瓦葺の神アシャギが建てられている。神アシャギの庭では毎年旧暦七月にウンガミ(海神祭)が行われる。このほかグスク内には拝泉と火の神があり、堀切 ...
31. のみむら【野見村】高知県:須崎市
日本歴史地名大系
なお当地では旧正月一四日に「野見の潮ばかり」という行事(県指定無形民俗文化財)が行われる。夜潮祭・竜神祭・海神祭などともいう。「潮ばかり」とは根付きの孟宗竹に無 ...
32. ふいじむら【比地村】沖縄県:沖縄島北部/国頭村
日本歴史地名大系
兼久が二〇戸・八〇人(沖縄県旧地名)。旧暦七月の盆明けの亥の日に比地アサギで行われるウンジャミ(海神祭)には、幾首かのクェーナ(ウムイ)が謡われる。その最後に「 ...
33. ふいんとなむら【辺土名村】沖縄県:沖縄島北部/国頭村
日本歴史地名大系
久が二一戸・一〇五人、上島が三〇戸・一五〇人(沖縄県旧地名)。旧暦七月に行われるウンジャミ(海神祭)には、ウンジャミの行事とともにアラハンサガ(新たな神女の就任 ...
34. 風浪宮
日本大百科全書
例祭1月29日、ほかに旧3月28日より5日間の火清鳴弦祈祷(ひきめごきとう)、旧暦4月3日の海神祭(おきまいり)などがある。当社神主家阿曇(あずみ)氏は神功皇后 ...
35. へどだけ・あすむい【辺戸岳・安須森】沖縄県:沖縄島北部/国頭村/辺戸村
日本歴史地名大系
安全などを祈願している(前掲由来記)。シヌグと一年交替で旧暦七月に行われる辺戸のウンジャミ(海神祭)には「あさぎじぬウムイ」が謡われた。ウムイは神々の道行きを内 ...
36. ゆなむら【与那村】沖縄県:沖縄島北部/国頭村
日本歴史地名大系
士族は戸数一三・人口七六、平民は戸数八三・人口三八三(県統計書)。旧暦七月に行われるウンジャミ(海神祭)で謡われる神送りのウムイの冒頭に出る「くーがーちんぬみー ...
37. りゅーぐー【竜宮】[方言]
日本方言大辞典
ずんぐ ぬ祭まつり海神祭り。 沖縄県竹富島996八重山語彙(宮良当壮)1930りゅーぐー の糸巻いとまき動物(1)いとまきひとで(糸巻人手)。 筑前※039重訂 ...
38. をなり神の島 1 267ページ
東洋文庫
れていることです。わけてもこの古い信仰は南島に多く遺っているが、なかんずく著しいのは、山原の海神祭です。(島袋源七氏著『山原の土俗』参照)これはもと海部の民の間 ...
39. をなり神の島 1 285ページ
東洋文庫
用いられている)に蒔いた(その田を三穂田ともいっている)、といったように見えている。大宜味の海神祭のオモリ(田港あしやげで謡う)には、「にらいから、あまちゃね・ ...
40. をなり神の島 1 287ページ
東洋文庫
であろう。(五)「あぶしかたやにて」は、神田を造っての意。「あぶしかた」は畦形で、前出塩屋の海神祭のオモリに、「しらちゃね(米)……畦かた蒔散らす」とあるのを見 ...
41. をなり神の島 1 306ページ
東洋文庫
のろ火の神と神あしやげ(国つ神の側に火の神も祀る)とで行われた。辺戸巫火神の「しのぐ折目」には、特に「海神祭祀也」と註してあるから、「にらい・かない」関係の祭祀 ...
42. をなり神の島 1 307ページ
東洋文庫
この行事もまた「にらい・かない」関係のものであることが知れるが、いまだに盛んに行われている大宜味村の海神祭を見たら、それがもっとはっきりしてくる。島袋源七氏の『 ...
43. をなり神の島 1 310ページ
東洋文庫
同島の「鹿児島の御手に入り三年目に嶽々殿々へ神出現にて神託」中にも、それに似通ったのが出ている。本部の大折目(海神祭)のオモリにも、「北風の吹ちやはしいや、真南 ...
44. をなり神の島 2 32ページ
東洋文庫
この辺に碁布する島々および今帰仁半島以北の海岸から、辺戸崎を廻って国頭村の東海岸に至るまでの間で行われた海神祭が君真物の祭で、大宜味村で今なお盛んに行われている ...
45. をなり神の島 2 43ページ
東洋文庫
にも、「日本から下だる赤椀のよなおし、中盛らち、おしやげやべら」と出ており、安波のろくもいの海神祭のオモリにも、「やまとからくだとをる、赤椀のよなおし、中盛らち ...
46. をなり神の島 2 44ページ
東洋文庫
訪れ、各村では神あしやげで、祭式舞踊を演じて、これを歓待したことがわかる。前に述べた大宜味の海神祭の三日崇の模様を見たら、この辺の消息が推測されよう。 こうして ...
47. をなり神の島 2 140ページ
東洋文庫
期待したことは、古琉球人の信仰生活の上から見ても、この辺から以北の沿岸地方にかけて、いまだに海神祭の盛んに行われている事実から推しても、十分考えられ得ることであ ...
48. をなり神の島 2 278ページ
東洋文庫
ニライ・ヵナイに追放してくれ、ということの無い所が、久米島のと異なっている。だが、同島由来記、七月シノグ折目(海神祭)の記事に、「右悪魔払ひとて、男童十人程、あ ...
49. をなり神の島 2 329ページ
東洋文庫
の辺から今帰仁半島にかけて、いまだに海神祭の行われているのもそれであろう。辺戸には岬の義があるらしいが、徳之島の西海岸の平土野や大島の北端笠利に近い所にある辺留 ...
50. 【総論】沖縄県
日本歴史地名大系
約束するなどして、最終的に自分の属する世界(異界)に戻っていく神を来訪神とよぶ。沖縄島北部のウンジャミ(海神祭)とよばれる旧暦七月の祭は、ニライカナイから村にや ...