1. 新撰姓氏録
日本大百科全書
815年(弘仁6)に編纂(へんさん)された古代氏族の系譜書。本書の編纂は799年(延暦18)、諸国に本系帳(ほんけいちょう)の撰上を命じたことに始まる。814年 ...
2. 新撰姓氏録
世界大百科事典
明確化と冒名冒蔭の防止にあった。古代史料として重要。現存は抄録本で《群書類従》,佐伯有清《新撰姓氏録の研究本文篇》に所収されている。佐伯 有清 ...
3. しんせんしょうじろく【新撰姓氏録】
デジタル大辞泉
平安時代の諸氏の系譜集成。30巻・目録1巻。万多(まんた)親王らの編。嵯峨(さが)天皇の勅命により、弘仁6年(815)成立。京畿の1182氏を、皇別・神別・諸蕃 ...
4. しんせんしょうじろく[シンセンシャウジロク]【新撰姓氏録】
日本国語大辞典
平安前期の系譜書。三〇巻、目録一巻(散逸)。嵯峨天皇の勅をうけて、万多親王らが撰進。弘仁六年(八一五)成立。神武天皇の時代から弘仁期までの京畿の姓氏一一八二氏を ...
5. しんせんしょうじろく【新
姓氏録】
国史大辞典
対校した校訂本が佐伯有清によって作成されている(佐伯有清『新撰姓氏録の研究』本文篇)。 [参考文献]佐伯有清『新撰姓氏録の研究』、栗田寛『新撰姓氏録考証』、溝口 ...
6. 新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)
古事類苑
姓名部 洋巻 第1巻 381ページ ...
7. 『新撰姓氏録』
日本史年表
814年〈弘仁5 甲午⑦〉 6・1 これより先、万多親王ら 『新撰姓氏録』 を撰上(紀略)。 815年〈弘仁6 乙未〉 7・20 万多親王ら、 『新撰姓氏録』 ...
8. 新撰姓氏録三體三例 (見出し語:新撰姓氏録)
古事類苑
人部 洋巻 第1巻 123ページ ...
9. あいごう【安威郷】大阪府:摂津国/島下郡
日本歴史地名大系
安威の南の十日市・耳原(現茨木市)、安威川左岸の太田(現同上)などをも包括するとみられる。「新撰姓氏録」(摂津国神別)に「中臣藍連、同神十二世孫大江臣之後也」と ...
10. あいじんじゃ【阿為神社】大阪府:茨木市/安威村地図
日本歴史地名大系
再三固辞して病気を理由に三島に退いたことがみえ、鎌足は当初摂津阿威山に葬られたともいう(多武峯略記)。「新撰姓氏録」(摂津国神別)に「中臣藍連」の名がみえ、天児 ...
11. あいむら【安威村】大阪府:茨木市地図
日本歴史地名大系
れたという。藍原・藍野の地名は安威村から耳原村・太田村にかけた安威川流域の称とみられる。「新撰姓氏録」(摂津国神別)には当地を本貫としたと考えられる中臣藍連の名 ...
12. あおごう【阿保郷】三重県:伊賀国/伊賀郡
日本歴史地名大系
一月一日条に聖武天皇「到伊賀郡安保頓宮宿」とあり、延暦三年(七八四)一一月二一日条および「新撰姓氏録」右京皇別下阿保朝臣条に「伊賀国阿保村」とある。天喜四年(一 ...
13. あおむら【阿保村】三重県:名賀郡/青山町
日本歴史地名大系
伊賀国阿保村
居焉」とあり、「
新撰姓氏録」も「阿保朝臣、垂仁天皇々子息速別命之後也、息速別命幼弱之時、天皇為
...14. あがたごう【英多郷】大阪府:河内国/河内郡
日本歴史地名大系
福万寺の地は八尾市、それより北は東大阪市に属する。「日本書紀」清寧天皇前紀にみえる河内三野県主小根、「新撰姓氏録」(河内国神別)にみえる美努連はこの地域の氏族で ...
15. あがた‐ぬし【県主】
日本国語大辞典
姓添県主
」*
新撰姓氏録〔815〕山城国神別「賀茂県主、神魂命孫、武津之身命之後也」ア
...16. あがたぬしじんじゃ【県主神社】岐阜県:美濃加茂市/太田村
日本歴史地名大系
景行天皇の皇子大碓命と神大根王の女弟比売との子押黒弟日子王は牟宜都君の祖となっている。鴨県主は「新撰姓氏録」では「治田連同祖・彦坐命之後也」と記されており、故に ...
17. あがたのいぬかいうじ【県犬養氏】
国史大辞典
、宮城十二門に県犬養門があるところから、ある時期には宮城警衛の事に任じたものと思われる。『新撰姓氏録』では神別に属し、神魂命八世孫阿居太都命の後裔としている。は ...
18. あき‐おさ[‥をさ]【商長】
日本国語大辞典
呉国から帰朝した久比が呉の権(はかり)を献上したので、その子宗麿は舒明天皇の時「商長」の姓を受けたという。*新撰姓氏録〔815〕左京皇別・下「商長首〈略〉久比奏 ...
19. あきのおさの-むねまろ【商長宗麿】
日本人名大辞典
?−? 「新撰姓氏録(しょうじろく)」にみえる豪族。舒明(じょめい)天皇のとき商長氏となる。父の久比(くひ)は崇峻(すしゅん)天皇のとき呉国(百済(くだら)か) ...
20. あくとじんじゃ【阿久刀神社】大阪府:高槻市/芥川村地図
日本歴史地名大系
は河俣毘売の兄県主波延の女で、安寧天皇にめとられたとされる。「神名帳考証」は当社に関し、「新撰姓氏録」(左京諸蕃下)の調連の「百済国努理使主之後也、誉田天皇諡応 ...
21. あさごごう【朝来郷】兵庫県:但馬国/朝来郡
日本歴史地名大系
同書東急本に「阿佐古」の訓がある。円山川の支流与布土川流域の現山東町南部一帯に比定される。「新撰姓氏録」右京神別に朝来直がみえ、但馬海直の祖、火明命の三世の孫、 ...
22. あしやごう【葦屋郷】兵庫県:摂津国/兎原郡
日本歴史地名大系
両本とも訓を欠く。訓は同書高山寺本の駅名に「阿之乃夜」とあるが、「万葉集」などによった。「新撰姓氏録」摂津国諸蕃にみえる葦屋漢人は当郷を本貫とするものであろう。 ...
23. あしやし【芦屋市】兵庫県
日本歴史地名大系
(七六五)五月九日の検仲麻呂田村家物使請経文(正倉院文書)に「葦屋倉人嶋麿」の名がみえ、「新撰姓氏録」摂津国諸蕃には阿智王の後裔とする「葦屋漢人」、百済系氏族の ...
24. あすかべぐん【安宿郡】大阪府:河内国
日本歴史地名大系
。上村主は「新撰姓氏録」の左京諸蕃・摂津国諸蕃その他にみえ、魏の陳思王の後とある。河内国諸蕃にはみえないが、安宿郡賀美郷が本貫で、のち都に移住したのであろうか。 ...
25. あすかべじんじゃ【飛鳥戸神社】大阪府:羽曳野市/飛鳥村地図
日本歴史地名大系
伎王。旧村社。当地域に勢力を有した飛鳥戸氏の奉斎した神社で、同氏は「
新撰姓氏録」(河内国諸蕃)に「飛鳥戸造 出
自
...26. あずみうじ【安曇氏】
国史大辞典
伊耶那岐神が筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原で禊祓をした時に生成した三柱の綿津見神を祖神と仰ぎ、『新撰姓氏録』では海神綿積豊玉彦神の子穂高見命のあととしている。早 ...
27. 阿曇氏
世界大百科事典
が筑紫の日向の阿波岐原(あはきはら)で禊をしたときに生成した三柱の綿津見神を祖神と仰ぎ,《新撰姓氏録》では海神綿積豊玉彦神の子穂高見命の子孫とされている。阿曇氏 ...
28. あずみぐん【安曇郡】
国史大辞典
戸主(下略)」とあるもので、同布には戸主安曇部真羊および郡司主帳安曇部百嶋の名もみえる。『新撰姓氏録』右京神別に、「安曇宿禰、海神綿積豊玉彦命子穂高見命之後也」 ...
29. 阿直岐
日本大百科全書
834年(承和1)9月に阿直史福吉(ふくよし)ら3人が清根宿禰(きよねのすくね)と改氏姓している。なお、『新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)』右京諸蕃(うきょう ...
30. あちき【阿直岐】
国史大辞典
三)十月阿直史は連に改姓、承和元年(八三四)九月には阿直史福吉ら三人が清根宿禰と改氏姓。『新撰姓氏録』右京諸蕃に記す安勅連(百済国魯王より出ず)は、阿直氏に関係 ...
31. あちのおみ【阿知使主】
国史大辞典
く、『続日本紀』宝亀三年(七七二)四月条、同延暦四年(七八五)六月条、『坂上系図』所引の『新撰姓氏録』逸文などでは、かれは後漢の霊帝の曾孫で、漢魏交替の際に帯方 ...
32. あとじんじゃ【阿刀神社】京都市:右京区/上嵯峨村地図
日本歴史地名大系
りにあり、社殿一宇のみを残す。旧村社。「延喜式」神名帳に載る葛野郡「阿刀神社」にあたる。「新撰姓氏録」には「山城国神別阿刀宿禰、石上朝臣、同祖、饒速日命孫、味饒 ...
33. あなほべ【穴穂部】
国史大辞典
のあなほべ)がみえる。中央では穴穂部造(『日本書紀』天武天皇十二年九月条)や、穴穂部首(『新撰姓氏録』未定雑姓河内に孔王部首とみえる)が管理にあたった。穴穂部は ...
34. あびき‐べ【網引部】
日本国語大辞典
その名の示すとおり、網を引いて魚を取ることを業とする部民から出たものであろう。→網引(あびき)。*新撰姓氏録〔815〕和泉国神別「物部 同神(饒速日命のこと)六 ...
35. あびこ【我孫】
国史大辞典
古代における姓(かばね)の一つ。阿比古・阿弭古・吾彦などとも書く。我孫公(『新撰姓氏録』)・阿比古部(大宝二年『御野国戸籍』)など、下に姓や部を付して氏(うじ ...
36. あびこごう【我孫子郷】大阪府:泉大津市
日本歴史地名大系
府中村(現和泉市)の西に接した地を中心とし、海辺の下条大津付近まで及んだとみられる地域の称。「新撰姓氏録」(和泉国未定雑姓)に「我孫公」がみえ、我孫公は古代大和 ...
37. あびこのみくりや【網曳御厨】大阪府:泉大津市
日本歴史地名大系
地を「我孫子荘」というとある。我孫子は往古、漁労に従う部民を率いて大和朝廷に仕えた我孫公(新撰姓氏録)の本貫地とみられ、当御厨との関係も推測される。しかし元来、 ...
38. あべうじ【安倍氏】
国史大辞典
二月九日にも阿倍何々臣あるいは安倍何々臣などと賜姓している。これら新賜姓の阿倍・安倍氏は『新撰姓氏録』にみえている皇別のアベ朝臣の系譜に連なるのかどうか未詳であ ...
39. あべうじ【安倍氏】 : 安倍氏/(一)
国史大辞典
二月九日にも阿倍何々臣あるいは安倍何々臣などと賜姓している。これら新賜姓の阿倍・安倍氏は『新撰姓氏録』にみえている皇別のアベ朝臣の系譜に連なるのかどうか未詳であ ...
40. あべぐん【安倍郡】静岡県:駿河国
日本歴史地名大系
駿河国の西部に位置する郡。郡名は「新撰姓氏録」右京皇別下の廬原公の項にみえる「阿倍廬原国」の阿倍国に由来するか。〔古代〕この時代の郡域は南部を除く現静岡市域で、 ...
41. あべの-まかつ【阿倍真勝】
日本人名大辞典
陰陽頭(おんようのかみ),大学頭,造西寺長官,造東寺長官,神祇伯(じんぎはく)などを歴任。「新撰姓氏録」の編修に参画した。天長3年9月6日死去。73歳。 ...
42. あまぐん【海部郡】
国史大辞典
宝町伊福)・日置(同郡佐屋町日置)・三宅(中島郡三宅郷に接する地か)・津積・志摩・島田(『新撰姓氏録』に島田上下県とある地)・海部・三刀・物忌(いずれも所在不詳 ...
43. あまぐん【海部郡】 : 海部郡/(一)
国史大辞典
宝町伊福)・日置(同郡佐屋町日置)・三宅(中島郡三宅郷に接する地か)・津積・志摩・島田(『新撰姓氏録』に島田上下県とある地)・海部・三刀・物忌(いずれも所在不詳 ...
44. あまぐん【海部郡】愛知県
日本歴史地名大系
ある。〔古代〕尾張地域は初期大和政権の東限に位置し、県として当郡には島田上・下県があった(新撰姓氏録)。記紀の所伝によれば、允恭天皇二年二月に尾張地方最古の名代 ...
45. あまじんじゃ【海神社】兵庫県:豊岡市/小島村
日本歴史地名大系
んだ(「三代実録」同年一二月二七日条)。「延喜式」神名帳に載る城崎郡の名神大社海神社で、「新撰姓氏録」左京神別(下)にみえる但馬海直の奉祀社と伝え、これが当社を ...
46. あまてらすおおみかみたかくらじんじゃ【天照大神高座神社】大阪府:八尾市/教興寺村地図
日本歴史地名大系
書写した河内国高安郡の人春日戸村主広田(「大智度論」巻五四、南禅寺蔵)の名が想起される。しかし「新撰姓氏録」(山城国未定雑姓)には「春日戸村主 津速魂命三世孫大 ...
47. あまのみかげ‐の‐みこと【天之御影命】
日本国語大辞典
「先代旧事本紀」「新撰姓氏録」などに見える神。凡河内直(おおしこうちのあたい)らの祖神。 ...
48. あまべ【海人部】
国史大辞典
海部直・海部首・海部公などがそれであって、彼らはまた中央における海人部の伴造である安曇氏に従属していた。『新撰姓氏録』に安曇氏と同祖とされている凡海氏も、ある時 ...
49. あめのまひとつじんじゃ【天目一神社】兵庫県:西脇市/大木村
日本歴史地名大系
鍛冶工集団の奉斎にかかると考えられる。この神を「古語拾遺」は「筑紫伊勢両国忌部祖也」とし、「新撰姓氏録」山城国神別は山背忌寸、「国造本紀」は山代国造の祖とする。 ...
50. あやひと【漢人】
国史大辞典
の帰化人。「漢人」という漢語は、古代を通じて中国人に対して一般に用いられ、平安時代初期の『新撰姓氏録』の諸蕃の部でも、帰化人の氏をすべて漢・百済・高麗・新羅・任 ...