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  11. 新撰姓氏録

新撰姓氏録

ジャパンナレッジで閲覧できる『新撰姓氏録』の日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典・国史大辞典のサンプルページ

日本大百科全書
新撰姓氏録
しんせんしょうじろく

815年(弘仁6)に編纂(へんさん)された古代氏族の系譜書。本書の編纂は799年(延暦18)、諸国に本系帳(ほんけいちょう)の撰上を命じたことに始まる。814年に至り万多(まんた)親王、藤原園人(そのひと)、同緒嗣(おつぐ)らによって完成されたが、さらに源朝臣(あそん)の条などを追加し、不備な点を補って翌年に朝廷に献上された。全30巻、目録1巻からなるが、現在伝わっているのは抄録本であって、原本の姿をうかがわせる逸文がいくつか残っている。左京、右京、山城(やましろ)、大和(やまと)、摂津、河内(かわち)、和泉(いずみ)の諸国に居住していた1182氏の本系を、皇別、神別、諸蕃(しょばん)の「三体」と呼称する類別に従って分類し、また当時の政治的勢力の優劣の順序によって各氏族を配列してある。『古事記』『日本書紀』など古典には漏れた氏族の古伝承が記されているので、古代史研究の史料として重視されている。本書のような系譜書がつくられたのは、編纂時の政治的、社会的な要請に基づいているので、当代の歴史の側面を知るのにも貴重な文献である。
[佐伯有清]


改訂新版・世界大百科事典
新撰姓氏録
しんせんしょうじろく

古代日本の氏族の系譜書。30巻と目録1巻。815年(弘仁6)7月に成立。本書の編纂は,799年(延暦18)12月の本系帳の提出命令に端を発し,諸氏族が提出した本系帳にもとづいて万多(まんだ)親王らがまとめあげた。収録氏族の数は,京畿内の1182氏。皇別(天皇家から分かれた氏族),神別(神々から分かれた氏族),諸蕃(渡来系の氏族)に分類し,当時の氏族の優劣にもとづいて配列されている。本書編纂の意図は出自の明確化と冒名冒蔭の防止にあった。古代史料として重要。現存は抄録本で《群書類従》,佐伯有清《新撰姓氏録の研究本文篇》に所収されている。
[佐伯 有清]


国史大辞典
新撰姓氏録
しんせんしょうじろく
平安京・五畿内居住の古代氏族の系譜書。『姓氏録』ともいう。万多親王・藤原園人らの撰。三十巻目録一巻。完本は伝わらず抄録本が現存。弘仁六年(八一五)七月成立。本書編纂の端緒は、延暦十八年(七九九)十二月、諸氏族に本系帳の進上を命じたことにある。さらにその前史として天平宝字五年(七六一)の『氏族志』の編纂があげられる。同書は、恵美押勝(藤原仲麻呂)の乱によって完成をみなかった。また延暦十八年の本系帳の進上もすすまず、桓武天皇の崩ずるに及んで、その撰勘は停滞を余儀なくさせられていた。本書の本格的な編纂は、嵯峨天皇の即位後、弘仁元年九月以降に始まったらしく、同五年六月にいちおう完成。それを『日本紀略』弘仁五年六月丙子朔条は「先〓是、中務卿四品万多親王、右大臣従二位藤原朝臣園人等奉〓勅撰〓姓氏録〓、至〓是而成、上表曰、云云」と伝える。さらに翌六年七月二十日、源朝臣・良岑朝臣など諸氏の本系を加え、再上表されて最終的に完成をみた。平安左右京・山城・大和・摂津・河内・和泉の順に、千百八十二氏を皇別・神別・諸蕃の「三体」に大別し、第一巻から第十巻までを皇別(三百三十五氏)、第十一巻から第二十巻までを神別(四百四氏)、第二十一巻から第二十九巻までを諸蕃(三百二十六氏)、そして第三十巻を未定雑姓(百十七氏)にあてて、諸氏族の系譜を書きならべている。収録の系譜の内容を抄録本、および逸文によってみると、(一)各氏族の出自が「三例」、すなわち「出自」「同祖之後」「之後」の区分にもとづいて書き始められ、(二)これにつづけて姓氏名の由来・賜名・賜氏姓にかかわる事柄を記し、(三)本宗の人名と別祖の人名、および別祖より出た枝流の人名とその後裔氏族名ならびに本拠地が記され、(四)本書完成直前までの改賜氏姓のことが時代を追って記述されていることが知られる。ただし現伝の本書は抄録本なので、前述の内容のすべてを完備してはいないが、古代史研究の重要な史料の一つとなっている。また本書は京畿内居住の氏族の本系を集成したものとはいえ、第六巻曰佐条に「男諸石臣、次麻奈臣、是近江国野洲郡曰佐(中略)祖也」、第十七巻賀茂朝臣条逸文に「孫小田々足尼、次大等〓古、是伊賀国鴨藪田公祖也、小田々足尼、子宇麻斯賀茂足尼、子御多弖足尼、是伊予国鴨部首祖也」などとあるように畿外諸国に分布する氏族名もあげられており、地方氏族の貴重な史料を提供している。本書は冒名冒蔭の盛行による氏姓秩序の混乱を収拾するために諸氏の出自と賜氏姓の推移の明確化を期して編纂されたもので、当時の時代背景を知るためにも欠かせない文献であろう。現伝の抄録本には建武二年(一三三五)と延文五年(一三六〇)の奥書をもつ二系統の本がある。両系統本に大差はないが、延文五年本の第二十一巻以下は、建武二年本のそれとかなりの相違がある。前者に属する御巫清直本と後者の系統本である柳原紀光本とを対校した校訂本が佐伯有清によって作成されている(佐伯有清『新撰姓氏録の研究』本文篇)。
[参考文献]
佐伯有清『新撰姓氏録の研究』、栗田寛『新撰姓氏録考証』、溝口睦子『日本古代氏族系譜の成立』、阿部武彦『氏姓』(『日本歴史新書』)、関晃「新撰姓氏録の撰修目的について」(『史学雑誌』六〇ノ三)、田中卓「新撰姓氏録の基礎研究―原本と抄本とに関する諸問題―」(『大阪社会事業短期大学研究紀要』二)、熊谷公男「令制下のカバネと氏族系譜」(『東北学院大学論集』歴史学・地理学一四)
(佐伯 有清)
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検索コンテンツ
1. 新撰姓氏録
日本大百科全書
815年(弘仁6)に編纂(へんさん)された古代氏族の系譜書。本書の編纂は799年(延暦18)、諸国に本系帳(ほんけいちょう)の撰上を命じたことに始まる。814年 ...
2. 新撰姓氏録
世界大百科事典
明確化と冒名冒蔭の防止にあった。古代史料として重要。現存は抄録本で《群書類従》,佐伯有清《新撰姓氏録の研究本文篇》に所収されている。佐伯 有清 ...
3. しんせんしょうじろく【新撰姓氏録】
デジタル大辞泉
平安時代の諸氏の系譜集成。30巻・目録1巻。万多(まんた)親王らの編。嵯峨(さが)天皇の勅命により、弘仁6年(815)成立。京畿の1182氏を、皇別・神別・諸蕃 ...
4. しんせんしょうじろく[シンセンシャウジロク]【新撰姓氏録】
日本国語大辞典
平安前期の系譜書。三〇巻、目録一巻(散逸)。嵯峨天皇の勅をうけて、万多親王らが撰進。弘仁六年(八一五)成立。神武天皇の時代から弘仁期までの京畿の姓氏一一八二氏を ...
5. しんせんしょうじろく【新〓姓氏録】
国史大辞典
対校した校訂本が佐伯有清によって作成されている(佐伯有清『新撰姓氏録の研究』本文篇)。 [参考文献]佐伯有清『新撰姓氏録の研究』、栗田寛『新撰姓氏録考証』、溝口 ...
6. 新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)
古事類苑
姓名部 洋巻 第1巻 381ページ ...
7. 『新撰姓氏録』
日本史年表
814年〈弘仁5 甲午⑦〉 6・1 これより先、万多親王ら 『新撰姓氏録』 を撰上(紀略)。 815年〈弘仁6 乙未〉 7・20 万多親王ら、 『新撰姓氏録』  ...
8. 新撰姓氏録三體三例 (見出し語:新撰姓氏録)
古事類苑
人部 洋巻 第1巻 123ページ ...
9. あいごう【安威郷】大阪府:摂津国/島下郡
日本歴史地名大系
安威の南の十日市・耳原(現茨木市)、安威川左岸の太田(現同上)などをも包括するとみられる。「新撰姓氏録」(摂津国神別)に「中臣藍連、同神十二世孫大江臣之後也」と ...
10. あいじんじゃ【阿為神社】大阪府:茨木市/安威村地図
日本歴史地名大系
再三固辞して病気を理由に三島に退いたことがみえ、鎌足は当初摂津阿威山に葬られたともいう(多武峯略記)。「新撰姓氏録」(摂津国神別)に「中臣藍連」の名がみえ、天児 ...
11. あいむら【安威村】大阪府:茨木市地図
日本歴史地名大系
れたという。藍原・藍野の地名は安威村から耳原村・太田村にかけた安威川流域の称とみられる。「新撰姓氏録」(摂津国神別)には当地を本貫としたと考えられる中臣藍連の名 ...
12. あおごう【阿保郷】三重県:伊賀国/伊賀郡
日本歴史地名大系
一月一日条に聖武天皇「到伊賀郡安保頓宮宿」とあり、延暦三年(七八四)一一月二一日条および「新撰姓氏録」右京皇別下阿保朝臣条に「伊賀国阿保村」とある。天喜四年(一 ...
13. あおむら【阿保村】三重県:名賀郡/青山町
日本歴史地名大系
伊賀国阿保村〓居焉」とあり、「新撰姓氏録」も「阿保朝臣、垂仁天皇々子息速別命之後也、息速別命幼弱之時、天皇為 ...
14. あがたごう【英多郷】大阪府:河内国/河内郡
日本歴史地名大系
福万寺の地は八尾市、それより北は東大阪市に属する。「日本書紀」清寧天皇前紀にみえる河内三野県主小根、「新撰姓氏録」(河内国神別)にみえる美努連はこの地域の氏族で ...
15. あがた‐ぬし【県主】
日本国語大辞典
姓添県主〓」*新撰姓氏録〔815〕山城国神別「賀茂県主、神魂命孫、武津之身命之後也」ア ...
16. あがたぬしじんじゃ【県主神社】岐阜県:美濃加茂市/太田村
日本歴史地名大系
景行天皇の皇子大碓命と神大根王の女弟比売との子押黒弟日子王は牟宜都君の祖となっている。鴨県主は「新撰姓氏録」では「治田連同祖・彦坐命之後也」と記されており、故に ...
17. あがたのいぬかいうじ【県犬養氏】
国史大辞典
、宮城十二門に県犬養門があるところから、ある時期には宮城警衛の事に任じたものと思われる。『新撰姓氏録』では神別に属し、神魂命八世孫阿居太都命の後裔としている。は ...
18. あき‐おさ[‥をさ]【商長】
日本国語大辞典
呉国から帰朝した久比が呉の権(はかり)を献上したので、その子宗麿は舒明天皇の時「商長」の姓を受けたという。*新撰姓氏録〔815〕左京皇別・下「商長首〈略〉久比奏 ...
19. あきのおさの-むねまろ【商長宗麿】
日本人名大辞典
?−? 「新撰姓氏録(しょうじろく)」にみえる豪族。舒明(じょめい)天皇のとき商長氏となる。父の久比(くひ)は崇峻(すしゅん)天皇のとき呉国(百済(くだら)か) ...
20. あくとじんじゃ【阿久刀神社】大阪府:高槻市/芥川村地図
日本歴史地名大系
は河俣毘売の兄県主波延の女で、安寧天皇にめとられたとされる。「神名帳考証」は当社に関し、「新撰姓氏録」(左京諸蕃下)の調連の「百済国努理使主之後也、誉田天皇諡応 ...
21. あさごごう【朝来郷】兵庫県:但馬国/朝来郡
日本歴史地名大系
同書東急本に「阿佐古」の訓がある。円山川の支流与布土川流域の現山東町南部一帯に比定される。「新撰姓氏録」右京神別に朝来直がみえ、但馬海直の祖、火明命の三世の孫、 ...
22. あしやごう【葦屋郷】兵庫県:摂津国/兎原郡
日本歴史地名大系
両本とも訓を欠く。訓は同書高山寺本の駅名に「阿之乃夜」とあるが、「万葉集」などによった。「新撰姓氏録」摂津国諸蕃にみえる葦屋漢人は当郷を本貫とするものであろう。 ...
23. あしやし【芦屋市】兵庫県
日本歴史地名大系
(七六五)五月九日の検仲麻呂田村家物使請経文(正倉院文書)に「葦屋倉人嶋麿」の名がみえ、「新撰姓氏録」摂津国諸蕃には阿智王の後裔とする「葦屋漢人」、百済系氏族の ...
24. あすかべぐん【安宿郡】大阪府:河内国
日本歴史地名大系
。上村主は「新撰姓氏録」の左京諸蕃・摂津国諸蕃その他にみえ、魏の陳思王の後とある。河内国諸蕃にはみえないが、安宿郡賀美郷が本貫で、のち都に移住したのであろうか。 ...
25. あすかべじんじゃ【飛鳥戸神社】大阪府:羽曳野市/飛鳥村地図
日本歴史地名大系
伎王。旧村社。当地域に勢力を有した飛鳥戸氏の奉斎した神社で、同氏は「新撰姓氏録」(河内国諸蕃)に「飛鳥戸造 出〓自 ...
26. あずみうじ【安曇氏】
国史大辞典
伊耶那岐神が筑紫の日向の橘の小門の阿波岐原で禊祓をした時に生成した三柱の綿津見神を祖神と仰ぎ、『新撰姓氏録』では海神綿積豊玉彦神の子穂高見命のあととしている。早 ...
27. 阿曇氏
世界大百科事典
が筑紫の日向の阿波岐原(あはきはら)で禊をしたときに生成した三柱の綿津見神を祖神と仰ぎ,《新撰姓氏録》では海神綿積豊玉彦神の子穂高見命の子孫とされている。阿曇氏 ...
28. あずみぐん【安曇郡】
国史大辞典
戸主(下略)」とあるもので、同布には戸主安曇部真羊および郡司主帳安曇部百嶋の名もみえる。『新撰姓氏録』右京神別に、「安曇宿禰、海神綿積豊玉彦命子穂高見命之後也」 ...
29. 阿直岐
日本大百科全書
834年(承和1)9月に阿直史福吉(ふくよし)ら3人が清根宿禰(きよねのすくね)と改氏姓している。なお、『新撰姓氏録(しんせんしょうじろく)』右京諸蕃(うきょう ...
30. あちき【阿直岐】
国史大辞典
三)十月阿直史は連に改姓、承和元年(八三四)九月には阿直史福吉ら三人が清根宿禰と改氏姓。『新撰姓氏録』右京諸蕃に記す安勅連(百済国魯王より出ず)は、阿直氏に関係 ...
31. あちのおみ【阿知使主】
国史大辞典
く、『続日本紀』宝亀三年(七七二)四月条、同延暦四年(七八五)六月条、『坂上系図』所引の『新撰姓氏録』逸文などでは、かれは後漢の霊帝の曾孫で、漢魏交替の際に帯方 ...
32. あとじんじゃ【阿刀神社】京都市:右京区/上嵯峨村地図
日本歴史地名大系
りにあり、社殿一宇のみを残す。旧村社。「延喜式」神名帳に載る葛野郡「阿刀神社」にあたる。「新撰姓氏録」には「山城国神別阿刀宿禰、石上朝臣、同祖、饒速日命孫、味饒 ...
33. あなほべ【穴穂部】
国史大辞典
のあなほべ)がみえる。中央では穴穂部造(『日本書紀』天武天皇十二年九月条)や、穴穂部首(『新撰姓氏録』未定雑姓河内に孔王部首とみえる)が管理にあたった。穴穂部は ...
34. あびき‐べ【網引部】
日本国語大辞典
その名の示すとおり、網を引いて魚を取ることを業とする部民から出たものであろう。→網引(あびき)。*新撰姓氏録〔815〕和泉国神別「物部 同神(饒速日命のこと)六 ...
35. あびこ【我孫】
国史大辞典
古代における姓(かばね)の一つ。阿比古・阿弭古・吾彦などとも書く。我孫公(『新撰姓氏録』)・阿比古部(大宝二年『御野国戸籍』)など、下に姓や部を付して氏(うじ ...
36. あびこごう【我孫子郷】大阪府:泉大津市
日本歴史地名大系
府中村(現和泉市)の西に接した地を中心とし、海辺の下条大津付近まで及んだとみられる地域の称。「新撰姓氏録」(和泉国未定雑姓)に「我孫公」がみえ、我孫公は古代大和 ...
37. あびこのみくりや【網曳御厨】大阪府:泉大津市
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地を「我孫子荘」というとある。我孫子は往古、漁労に従う部民を率いて大和朝廷に仕えた我孫公(新撰姓氏録)の本貫地とみられ、当御厨との関係も推測される。しかし元来、 ...
38. あべうじ【安倍氏】
国史大辞典
二月九日にも阿倍何々臣あるいは安倍何々臣などと賜姓している。これら新賜姓の阿倍・安倍氏は『新撰姓氏録』にみえている皇別のアベ朝臣の系譜に連なるのかどうか未詳であ ...
39. あべうじ【安倍氏】 : 安倍氏/(一)
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二月九日にも阿倍何々臣あるいは安倍何々臣などと賜姓している。これら新賜姓の阿倍・安倍氏は『新撰姓氏録』にみえている皇別のアベ朝臣の系譜に連なるのかどうか未詳であ ...
40. あべぐん【安倍郡】静岡県:駿河国
日本歴史地名大系
駿河国の西部に位置する郡。郡名は「新撰姓氏録」右京皇別下の廬原公の項にみえる「阿倍廬原国」の阿倍国に由来するか。〔古代〕この時代の郡域は南部を除く現静岡市域で、 ...
41. あべの-まかつ【阿倍真勝】
日本人名大辞典
陰陽頭(おんようのかみ),大学頭,造西寺長官,造東寺長官,神祇伯(じんぎはく)などを歴任。「新撰姓氏録」の編修に参画した。天長3年9月6日死去。73歳。 ...
42. あまぐん【海部郡】
国史大辞典
宝町伊福)・日置(同郡佐屋町日置)・三宅(中島郡三宅郷に接する地か)・津積・志摩・島田(『新撰姓氏録』に島田上下県とある地)・海部・三刀・物忌(いずれも所在不詳 ...
43. あまぐん【海部郡】 : 海部郡/(一)
国史大辞典
宝町伊福)・日置(同郡佐屋町日置)・三宅(中島郡三宅郷に接する地か)・津積・志摩・島田(『新撰姓氏録』に島田上下県とある地)・海部・三刀・物忌(いずれも所在不詳 ...
44. あまぐん【海部郡】愛知県
日本歴史地名大系
ある。〔古代〕尾張地域は初期大和政権の東限に位置し、県として当郡には島田上・下県があった(新撰姓氏録)。記紀の所伝によれば、允恭天皇二年二月に尾張地方最古の名代 ...
45. あまじんじゃ【海神社】兵庫県:豊岡市/小島村
日本歴史地名大系
んだ(「三代実録」同年一二月二七日条)。「延喜式」神名帳に載る城崎郡の名神大社海神社で、「新撰姓氏録」左京神別(下)にみえる但馬海直の奉祀社と伝え、これが当社を ...
46. あまてらすおおみかみたかくらじんじゃ【天照大神高座神社】大阪府:八尾市/教興寺村地図
日本歴史地名大系
書写した河内国高安郡の人春日戸村主広田(「大智度論」巻五四、南禅寺蔵)の名が想起される。しかし「新撰姓氏録」(山城国未定雑姓)には「春日戸村主 津速魂命三世孫大 ...
47. あまのみかげ‐の‐みこと【天之御影命】
日本国語大辞典
「先代旧事本紀」「新撰姓氏録」などに見える神。凡河内直(おおしこうちのあたい)らの祖神。 ...
48. あまべ【海人部】
国史大辞典
海部直・海部首・海部公などがそれであって、彼らはまた中央における海人部の伴造である安曇氏に従属していた。『新撰姓氏録』に安曇氏と同祖とされている凡海氏も、ある時 ...
49. あめのまひとつじんじゃ【天目一神社】兵庫県:西脇市/大木村
日本歴史地名大系
鍛冶工集団の奉斎にかかると考えられる。この神を「古語拾遺」は「筑紫伊勢両国忌部祖也」とし、「新撰姓氏録」山城国神別は山背忌寸、「国造本紀」は山代国造の祖とする。 ...
50. あやひと【漢人】
国史大辞典
の帰化人。「漢人」という漢語は、古代を通じて中国人に対して一般に用いられ、平安時代初期の『新撰姓氏録』の諸蕃の部でも、帰化人の氏をすべて漢・百済・高麗・新羅・任 ...
「新撰姓氏録」の情報だけではなく、「新撰姓氏録」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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