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ギリシア文法(文庫クセジュ)
序説古期1)の印欧語であるギリシア語は今日ではミュケーナイ粘土板の解読2)によって紀元前1400年以来の姿が知られている.人類史上最も輝かしい文化の具の1つであるギリシア語がどう発展してきたか,われわれはこの時期から今日までたどることができるのである
あばたも靨(故事俗信ことわざ大辞典)
好きになると、醜いあばたさえ可愛らしいえくぼに見える。惚れた目には欠点までも長所に見えるというたとえ。*洒落本・伊賀越増補合羽之龍(1779)通菴内之だん「巖石にひとしき菊石(アバタ)も壱っによってゑくぼと成り」 *人情本・郭の花笠(1836
後の祭(故事俗信ことわざ大辞典)
時機を逸して無意味になり、気がついてもいまさら取り返しがつかないことのたとえ。*虚堂録臆断(1534)五「死して後に紙銭を焼て不祥を除く也。をかしいこと也。無用処也。あとのまつり也」*俳諧・毛吹草(1638)二「あとのまつり」
悪事千里を走る(故事俗信ことわざ大辞典)
悪い行ないや悪い話は、たちまち世間に知れ渡る。悪事千里。*曽我物語(南北朝頃)一〇・伊豆二郎が流されし事「扨も、悪事千里をはしるならひにて、伊豆二郎未練なりと、鎌倉中に披露有ければ」*明徳記(1392~93頃か)中「悪事千里に走て、此事世には隠有べからず
秋の日は釣瓶落とし(故事俗信ことわざ大辞典)
秋の日は、井戸の釣瓶が落ちるように早く沈み、暮れてしまう。秋の日暮れが早いことのたとえ。*歌舞伎・勧善懲悪覗機関(村井長庵)(1862)六幕「もう入相でござりますれば、秋(アキ)の日(ヒ)の釣瓶落(ツルベオト)し。日が暮れるに間もござりませねば、今日はお暇致しませう」
青は藍より出でて藍より青し(故事俗信ことわざ大辞典)
弟子が師よりまさっていることのたとえ。藍より出でて藍より青し。出藍(しゅつらん)の誉。氷は水より出でて水より寒し。*世俗諺文(1007)「青レ於レ藍〈略〉青取二之藍一而青三於二藍一」*十訓抄(1252)一〇・序「道々の才芸も又父祖には及がたき習ひなれば
青菜に塩(故事俗信ことわざ大辞典)
青菜に塩をふりかけた時のように、元気だった者が何かをきっかけにすっかりしょげてしまうさま。*俳諧・世話尽(1656)曳言之話「青菜(アヲナ)にしほ」*諺苑(1797)「青菘(アヲナ)に塩 蛭に塩とも云、なめくじに塩とも云」
会うは別れの始め(故事俗信ことわざ大辞典)
人と人とが出会うことは、すでに別れの始まりである。出会うものは、必ずいつか別れるものだ。*風に紅葉(鎌倉末~南北朝初期)二「『とてもかくても、あふはわかれのはじめなれば、さてしもはつまじきわざにこそ』とて、うちなき給」
ああ言えばこう言う(故事俗信ことわざ大辞典)
他人の意見や忠告に対して、何やかやと理屈を言って従わないさま。どう言えばこう言う。*人情本・春色雪の梅(1838~42頃か)初・二回「ああ云(イ)へばかう云(イ)ふと言ってぢれったいねえ」*諺語大辞典(1910)「ああ言(イ)へばかう言(イ)ふ」
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