1. あと の 祭(まつり)
日本国語大辞典
〔一〕(1)祭札の翌日。また、その日、神饌(しんせん)を下げて飲食すること。後宴。*俳諧・鷹筑波集〔1638〕四「八月十六日八幡へ参詣して、跡の祭(マツリ)する ...
2. 後(あと)の祭(まつり)
故事俗信ことわざ大辞典
後悔するばかりでございます」「後の祭り」が直接何をさすかについては、祭りのすんだ後とする説(「増補俚言集覧」)や祭日後の山車(まつり)とする説(「大言海」)、死 ...
3. 後(あと)の祭(まつり)七日(なぬか)賑(にぎ)やか
故事俗信ことわざ大辞典
祭の終わった後も、数日は浮き浮きしたにぎやかな気分が残っていること。 ...
4. 後(あと)の祭(まつり)三日(みっか)おもしろい
故事俗信ことわざ大辞典
「後(あと)の祭七日賑やか」に同じ。 天理本諺苑(1797)「後の祭三日をもしろい猿楽のあと三日おもしろい、とも云」〔諺語大辞典(1910)〕 ...
5. 死(し)んだ後(あと)の祭(まつり)
故事俗信ことわざ大辞典
孝行しておくほうがよい。また、物事がすんでしまったあとで、いまさら間に合わないことのたとえ。後の祭。〔諺語大辞典(1910)〕 ...
6. ぞうぶんちゅう【臧文仲】(Zāng Wénzhòng)
世界人名大辞典
って功績を挙げる説話が《左伝》に複数収録されている.しかし《左伝》は,臧文仲が主君の僖公の死後の祭祀で僖公を先君閔公より上位に置いたなどの行為について,後世に孔 ...
7. へんじゃく【扁鵲】(Biǎnquè)
世界人名大辞典
った.数日後,匙を投げた彼は後難を恐れて逃げ去った.自覚症状が出た桓侯はあわてて彼を捜したが後の祭りで,ついに死亡したという.この2つの説話は張仲景(ちょうちゅ ...
8. 秋浜悟史[「ピッコロ劇団」を創設した劇作家・演出家、死去]
イミダス 2018
「ほらんばか」の作・演出で第1回紀伊國屋演劇賞を受賞。68年には東北の南部方言を駆使した「幼児たちの後の祭り」を発表し、翌年に同作で岸田國士戯曲賞を受賞した。9 ...
9. あきはま-さとし【秋浜悟史】
日本人名大辞典
岩手県の方言をつかったユニークな戯曲を発表。昭和40年劇団三十人会に参加。44年「幼児たちの後の祭り」で岸田戯曲賞。62年大阪芸大教授。平成6年兵庫県立ピッコロ ...
10. あと【後】[標準語索引]
日本方言大辞典
理をすることあとじまいあと:後の者が先になるさしくるあと:後の者が先になることもっこーあと:後の祭りあとごつ / あとごと / あとのまい / あとへん / あ ...
11. あと【後】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
後入(あとい)り三杯(さんばい)・後(あと)から来(く)れば乞食(こじき/ほいと)でも損(そん)・後(あと)から剥(は)げる・後(あと)から剥(は)げる正月言葉 ...
12. あとくつ【後靴】[方言]
日本方言大辞典
あとくつ が脱ぬげとるやかましく言っても後の祭りでだめだの意に言う。 島根県邑智郡・能義郡725島根県方言辞典(広戸惇・矢富熊一郎)1963 ...
13. あとごと【後事】[方言]
日本方言大辞典
後から言ってもしかたのないこと。後の祭り。 島根県隠岐島「何もかもあとごとになってしまった」725島根県方言辞典(広戸惇・矢富熊一郎)1963《あとごつ》 鹿児 ...
14. あとへん【足偏】[方言]
日本方言大辞典
時機に遅れること。手遅れ。後の祭り。 香川県829香川県方言辞典(近石泰秋)1976 愛媛県大三島「あとへんくー(後の祭りの目に遭う)」848伊予大三島北部方言 ...
15. あと‐へん【足偏】
日本国語大辞典
が恋しうなる」時機に遅れること。手遅れ。後の祭。《あとへん》香川県829 愛媛県大三島「あとへんくー(後の祭の目に遭う)」848 長崎県五島054 ...
16. あとまつり【後祭】[方言]
日本方言大辞典
新潟県東蒲原郡368東蒲原郡方言調査報告書(東蒲原郡PTA連合会)1955(3)時機に遅れること。後の祭り。 島根県飯石郡・大田市「何もかもあとまつりになってし ...
17. あと‐まつり【後祭】
日本国語大辞典
(2)祭の翌日、仕事を休んで祝うこと。《あとまつり》新潟県東蒲原郡368 (3)時機に遅れること。後の祭。《あとまつり》島根県飯石郡・大田市725 《あとのまい ...
18. あまつじんじゃさいしいせき【天津神社祭祀遺跡】新潟県:糸魚川市/一之宮村
日本歴史地名大系
遺物は滑石製模造品の臼玉・剣形品・有孔円板(鏡の模造品)、鉄製刀子と鎌も出土している。粗造土器から五世紀前後の祭祀遺跡と推定される。遺跡としての正式名称は一ノ宮 ...
19. いかほじんじゃ【伊香保神社】群馬県:北群馬郡/伊香保町/伊香保村
日本歴史地名大系
祭神は大己貴命・少彦名命でいずれも温泉・医療の神であり、現在地あるいはその付近に遷座してから後の祭神と思われ、古くは厳つ峰によるとされる伊香保山(榛名山)を神体 ...
20. 生玉心中(近松門左衛門集) 379ページ
日本古典文学全集
と.ハル髻取るやら引つ張るやら、提灯上げて顔と顔.ヤア詞半兵衛でないか。町の衆か.エヽ悠長な、人に世話をやかすことぢやないわい.さががことをし出せば損といひ、大 ...
21. いしづちさん【石鎚山】愛媛県:総論
日本歴史地名大系
山門への仏像の「走込み」を拝するために多数の信者が蝟集した。なお六月一日は道前の祭日、三日は道後の祭日とされていた。安政四年(一八五七)の祭には一万二五〇人、慶 ...
22. 異端カタリ派 114ページ
文庫クセジュ
の執行や説教に当たったことが知られている。 審問官たちが情報をつかむこともあったが、大抵は後の祭であった。モンセギュールやケリビュスを奪取するには、費用のかか ...
23. いなさくぎれい【稲作儀礼】
国史大辞典
ある。これらの諸祭儀のうちには数々の呪法が含まれているが、春秋の田の神祭、苗代祭および田植前後の祭などはことに大事で、田植は中でも盛儀であったが、その祭式は苗代 ...
24. 妹背山婦女庭訓(浄瑠璃集) 406ページ
日本古典文学全集
と泣く声、答ゆる谺.[染]ハル肝に徹して大判事.刀からりと落ちたる障子.詞ヤア雛鳥が首討つたか.[春]久我殿は腹切つてか.[染]地上ハアしなしたりとどうど座し. ...
25. うまのりやまこふん【馬乗山古墳】山梨県:東八代郡/境川村/藤垈村
日本歴史地名大系
要素が認められることから、それより若干古い五世紀後半代に築造された古墳と考え、須恵器片はその後の祭祀にかかわるものと推定できる。さらに二号墳は、一号墳の周溝に規 ...
26. 絵師草紙
世界大百科事典
御物。伊予国の所領知行の宣旨を受け,祝宴を開いて大振舞いをしたが,年貢はすでに前の領主に取られて後の祭り,上奏して窮状を訴えるが甲斐なく,ついには息子を仏門に入 ...
27. エピメテウス(Epimētheus)
世界人名大辞典
【ギ神】 プロメテウスの弟,パンドラの夫.その名は〈後からの考え(後の祭)〉の意. ...
28. 絵本江戸風俗往来 119ページ
東洋文庫
祭礼中の巨壁なり。殊に文化・文政の全盛は、筆の及ぶ限りにあらず。この書の旨意、天保以後と定めしより、その以後の祭りを一筆にものL記せるより、江戸の盛事を示せるに ...
29. えぼしやちょう【烏帽子屋町】京都市:中京区/明倫学区地図
日本歴史地名大系
明治維新前は下古京南艮組に属し、四五軒役を負担。〔黒主山〕クロヌシヤマ。祇園会山鉾の一。本来は後の祭に巡行。応仁の乱後の明応九年(一五〇〇)復興の折の「祇園会山 ...
30. えんのぎょうじゃちょう【役行者町】京都市:中京区/竜池学区地図
日本歴史地名大系
。明治維新前は、下古京上艮一二町組に属し、四三軒役を負担。〔役行者山〕祇園会山鉾の一。本来は後の祭に出た。応仁の乱以前の山を記す「祇園会山ほこの次第」(祇園社記 ...
31. おおあだこふんぐん【大阿太古墳群】奈良県:五條市/東阿
村
日本歴史地名大系
造をもつものが知られるが、この古墳では粘土を主体とした構造であったことは特異であり、また埋葬後の祭祀について一つの資料を提示した。出土遺物は橿原考古学研究所付属 ...
32. 大本神諭 火の巻 民衆宗教の聖典・大本教 161ページ
東洋文庫
こたえて、ビクビクと致しかけて来たなれど、今に成りてから気が附いてジリジリ舞ふた所で、後の祭で間に合はんぞよ。斯うなるのが能く解りて居るから、外国の守護神の頭目 ...
33. 大本神諭 火の巻 民衆宗教の聖典・大本教 164ページ
東洋文庫
附けて呉れさうなものでありた」と申して、地団太を踏んでジリジリ間いたしても、ソコになりてからは後の祭で、取戻は出来んぞよ。天地の御先和様が、天晴れ表になりての御 ...
34. 沖縄の犯科帳 123ページ
東洋文庫
もうけずに死んだ。多分妻帯もしなかったのではなかろうか。慶田筑登之の位牌は次男慶田家に安置され、死後の祭祀は次男慶田の妻が取り行なった。このことは、沖縄では、こ ...
35. おたうえまつり【御田植祭】
国史大辞典
北は岩手県水沢市羽田の出羽神社五月十五日から南は鹿児島神宮旧五月五日、種子島の宝満神社四月十日前後の祭まで、田植神事は全国に広く分布して、神社の神が農業神でもあ ...
36. 加波山事件 民権派激挙の記録 191ページ
東洋文庫
天に入りしかはた地に潜りしか。 ついで侃びたる剣の響。奔れる靴の音。角燈閃き、提灯来たる。四、五の多きに至るも後の祭りなりし。 某氏とりあえず、小川町の警察署に ...
37. かみとくやまむら【上徳山村】岡山県:真庭郡/川上村
日本歴史地名大系
当村および下徳山村の氏神は字天王に鎮座する徳山神社(牛頭天王ともいう)で、祭神は素盞嗚命。明治期の合祀後の祭神は一一座、由緒は不詳。通称天王さんとよばれ、大庭郡 ...
38. かやまがりこふん【萱曲古墳】山口県:宇部市/吉見村
日本歴史地名大系
切小玉・管玉・小玉などの玉類があり、また人骨の小断片が出土しているが、被葬者の数は明らかでない。玄室には中世以後の祭祀用土器や煮沸用土器が持ち込まれている。 ...
39. 『顔氏家訓』 【がんしかくん】
世界文学大事典
重された。しかしながら,仏教への帰依をかたる帰心篇があること,また終制篇に仏教の儀礼による死後の祭りが指示されていることは,後世の仏教嫌いの士大夫にははなはだ目 ...
40. 鬼画像
字通
貿易するに相ひ見ず、直を物の旁らに置く。鬼市と名づく。 鬼子 きし 罵る語。 鬼事 きじ 死
後の祭事。〔
子、礼論〕祭なる
...41. 吉画像
字通
居ること四日、軍書到りて、已に解けたるを言ふ。 吉康 きつこう 安らか。 吉祭 きつさい 卒哭以後の祭は、凶礼より変じて吉礼となる。〔礼記、檀弓下〕是の日や、 ...
42. 宮房田
世界大百科事典
朝鮮の李朝時代,王子,王女など宮家(宮房)の需要や,宮家没後の祭祀経費に当てるため設定された田地。李朝では王室は国王との血縁・姻戚関係で田地を賜給していたが,豊 ...
43. 今古奇観 4 明代短編小説選集 38ページ
東洋文庫
受け、なんども追善供養をいとなみ、七七日がすむと、新しく造った徐家の墓のかたわらに埋葬し、その後の祭礼も、いつも手厚くとりおこなった。 顔氏は自分からいいだして ...
44. 今古奇観 4 明代短編小説選集 271ページ
東洋文庫
得ないでいた時、その妻が見る目がなくて、その人を棄てて出ていったものの、後になって悔やんだが後の祭りだったという話がある。では、この名臣はどこの人で、姓を何とい ...
45. ぎおんまつり【
園祭】
画像国史大辞典
特に京都の町組の整備によって、祇園社氏子区域の中にいわゆる鉾町とその寄町とが定まった。鉾町は前後の祭日に相分かれて山鉾を立て、寄町は地ノ口米を負担してその経費の ...
46. 祇園祭(ぎおんまつり) 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
巡行があり、前夜祭の宵山から京都の街は盛大に賑わう。ちなみに、時節を逃した意味で使われる諺「後の祭り」は、この山鉾巡行以降、祭りが小規模になることから生まれた。 ...
47. 義経記 166ページ
日本古典文学全集
ふべし」と仰せられけり。大名小名これを聞き、「今の御諚の如くにては、判官もとより誤り給はねば、もしも助かり給ふ事もありなん。されども梶原逆櫓立論申して、その遺恨 ...
48. 虞(
)
画像字通
を奈何せん 虞候 ぐこう 虞人。 虞衡 ぐこう 山沢の官。 虞祭 ぐさい 埋葬後の祭。 虞師 ぐし 虞人。 虞主 ぐしゆ 埋葬の後に行われる虞祭に設ける神主(位 ...
49. こいやまちょう【鯉山町】京都市:中京区/明倫学区地図
日本歴史地名大系
両替屋の名もみえる。明治維新前は、下古京南艮組に属し、四三軒役を負担。〔鯉山〕祇園会山鉾の一。本来は後の祭に巡行。応仁の乱以前の山鉾を記した「祇園会山ほこの次第 ...
50. 好色一代女(井原西鶴集) 483ページ
日本古典文学全集
後は夜毎に肩へしなだれける。あるとき雨の淋しく、女まじりに殿も宵より御機嫌のよろしく、琴のつれびきあそばしける時、かの猫をしかけけるに、何の用捨もなく、奥さまの ...