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  11. 会うは別れの始め

ジャパンナレッジで閲覧できる『会うは別れの始め』の辞書・事典・叢書別サンプルページ

故事俗信ことわざ大辞典

故事俗信ことわざ大辞典 第二版
うはわかれのはじ

人と人とが出会うことは、すでに別れの始まりである。出会うものは、必ずいつか別れるものだ。

*風に紅葉(鎌倉末~南北朝初期)二「『とてもかくても、あふはわかれのはじめなれば、さてしもはつまじきわざにこそ』とて、うちなき給」

*御伽草子・小町草紙(室町末)「昔をしのび給ふなよ。あふは別(ワカレ)のはじめ、生るるは死すべきはじめ、ただ水の泡なる世に」

*虎寛本狂言・墨塗(室町末~近世初)「逢ふは別れの始とは申せども、加様にはか無い御別に成(なら)うと存じたらば、御馴染申まい物を」

*仮名草子・竹斎(1621~23)上「会者定離(ゑしゃでうり)と聞く時はあふはわかれのはじめぞとかねては思ひ」

*野語述説(1684)補遺「あふは別のはしめ」

*歌舞伎・敵討櫓太鼓(1821)序幕「ハテ、逢(ア)ふは別(ワカ)れの初(ハジ)めぢゃなア……年頃立てぬく武士の意地、不便ながらも」

*古今俚諺類聚(1893)「逢(ア)ふは別(ワカ)れの始(ハジ)め」

*大菩薩峠(1913~41)〈中里介山〉勿来の巻・七三「なあ、会ふは別れのはじめ、別れは会ふことのはじめなんだから、歎くことはねえだあね」

補説出会いは、人と人とのつきあいの始まりであるのに、実はそれが別れという正反対の出来事の始まりにもなっていると結論づけることによって、人生の無常やはかなさを説いたもの。同様の表現としては、「白居易‐紅夢遊春詩一百韻」に「合者離之始、楽兮憂所伏」があり、さらに「南本涅槃経‐二」の「夫盛必有衰、合会有別離」など、仏典にまでさかのぼる。

[索引語]
会う 別れ 始め
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1. あう は 別(わか)れの始(はじ)め
日本国語大辞典
(「法華経‐譬喩品」の「愛別離苦、是故会者定離」、また「白氏文集‐巻一四」の「合者離之始、楽兮憂所〓伏」から出たもの)会った後には ...
2. 会(あ)うは別(わか)れの始(はじ)め
故事俗信ことわざ大辞典
人と人とが出会うことは、すでに別れの始まりである。出会うものは、必ずいつか別れるものだ。 風に紅葉(鎌倉末~南北朝初期)二「『とてもかくても、あふはわかれのはじ ...
3. あう【合う・会う・逢う】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
会(あ)いがたき法(のり)・会(あ)いたいが情(なさけ)、見(み)たいが病(やまい)・会(あ)いたい見(み)たい・会(あ)いても会(あ)わず・会(あ)うは別(わ ...
4. 会(あ)うは別(わか)れ
故事俗信ことわざ大辞典
会うは別れの始め」に同じ。 洞院百首(1232)後朝恋「はじめよりあふはわかれと聞きながら暁知らで人を恋ひける〈藤原定家〉」謡曲・班女(1435頃)「よしや思 ...
5. 会(あ)うは別(わか)れの基(もとい)
故事俗信ことわざ大辞典
会うは別れの始め」に同じ。 咄本・昨日は今日の物語(1614~24頃)上「御なげきはもっともなれ共、会ふは別れのもとゐにて候。思召しきり給ひて」浮世草子・和国 ...
6. 日本の諺
日本大百科全書
風の四大よりなると考えられていたので、人間はいつか死んで元の四大に帰ることのたとえ。【類似の諺】  会うは別れの始め  揺るぐ杭(くい)は抜ける合わぬ蓋あれば合 ...
7. 俳諧集 375ページ
日本古典文学全集
為」。「だにも」の音便「だんも」に同じ。…でさえも。…ですらも。雑、恋(あふはわかれ)。会うは別れの始め。『法華経』の譬喩品の「愛別離苦、是故会者定離」による。 ...
「会うは別れの始め」の情報だけではなく、「会うは別れの始め」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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