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  11. 秋の日は釣瓶落とし

秋の日は釣瓶落とし

ジャパンナレッジで閲覧できる『秋の日は釣瓶落とし』の故事俗信ことわざ大辞典のサンプルページ

故事俗信ことわざ大辞典 第二版
あき釣瓶落つるべおとし

秋の日は、井戸の釣瓶が落ちるように早く沈み、暮れてしまう。秋の日暮れが早いことのたとえ。

*歌舞伎・勧善懲悪覗機関(村井長庵)(1862)六幕「もう入相でござりますれば、秋(アキ)の日(ヒ)の釣瓶落(ツルベオト)し。日が暮れるに間もござりませねば、今日はお暇致しませう」

*歌舞伎・牡丹平家譚(重盛諫言)(1876)「一時(とき)あれど秋の日の釣瓶落しに暮れ易し」

*日本俚諺大全(1906~08)「秋(アキ)の日(ヒ)は釣瓶(ツルベ)(オト)し」

*右門捕物帖(1929~34)〈佐々木味津三〉袈裟切り太夫「いかさま釣瓶(ツルベ)(オト)しの秋の日と、形容通り、いつかもう黄昏かけて来たと言ふのに」

*唄立山心中一曲(1941)〈泉鏡花〉「秋の日は釣瓶(ツルベ)(オト)しだ、お前さん、もうやがて初冬(はつふゆ)とは言ひ条、別して山家(やまが)だ」

*西海道談綺(1976~77)〈松本清張〉夜の鳩笛「おや、もう夕方になりましたね。秋の日は釣瓶(ツルベ)落しというが、なるほど昏(く)れるのも早うございますな」

補説秋になると、日没の時刻が早まるだけでなく、その後の薄明の時間も短くなり、日が沈んで間もなく真っ暗になる。「釣瓶落とし」は誇張表現だが、それくらい早く感じられるということである。

[索引語]
秋 日 釣瓶落とし
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検索コンテンツ
1. あき の 日(ひ)は釣瓶(つるべ)落(お)とし
日本国語大辞典
秋の日は沈み始めると、たちまち落ちることのたとえ。秋の日の鉈(なた)落とし。*歌舞伎・勧善懲悪覗機関(村井長庵)〔1862〕六幕「もう入相でござりますれば、秋( ...
2. 秋(あき)の日(ひ)は釣瓶落(つるべお)とし
故事俗信ことわざ大辞典
秋の日は、井戸の釣瓶が落ちるように早く沈み、暮れてしまう。秋の日暮れが早いことのたとえ。 歌舞伎・勧善懲悪覗機関(村井長庵)(1862)六幕「もう入相でござりま ...
3. あき【秋】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
秋(あき)高(たか)く馬(うま)肥(こ)ゆ・秋(あき)の朝焼(あさや)け雨(あめ)が近(ちか)い・秋(あき)の朝焼(あさや)け、その日(ひ)の雨気(あまけ)・秋 ...
4. 武道伝来記(井原西鶴集) 270ページ
日本古典文学全集
。天和・貞享(一六八一~八八)ごろより流行。原文は「と」が誤脱するのを補った。諺にも「秋の日は釣瓶落とし」などいう。着ている着物の袖を枕に、ごろ寝をすること。『 ...
「秋の日は釣瓶落とし」の情報だけではなく、「秋の日は釣瓶落とし」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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