タイトル一覧

270 件

61  間宮林蔵 (まみやりんぞう)
洞富雄 著
北辺急を告げる際、身を挺して蝦夷および樺太を探検し、ついに間宮海峡を発見してシベリア大陸に渡り、世界地理学史上に不滅の名を残す。彼はこの輝しい前半生に反し、その後半生は“シーボルト事件”摘発の発頭人となり、さらに幕府の隠密として活躍した。新しい史料を基礎に、当時の世界情勢を背景として、その生涯を描く。
[江戸][その他]
62  勝海舟 (かつかいしゅう)
石井孝 著
安政期幕政改革の最良の息子。機略縦横、横井小楠の「公共の政」理論にみちびかれ、幕府・諸藩の障壁を撤し、改革勢力の全国的連合に全精力をもやしつづける海舟。しかもついにその夢を実現できなかった彼はけだし不遇の政治家というべきだろう。このような視角から、幕末・維新期におけるもろもろの政治コースのなかで海舟の演じた役割を探る。
[江戸|明治][政治家|武人・軍人]
63  千葉常胤 (ちばつねたね)
福田豊彦 著
千葉常胤は、下総千葉の庄を名字の地とする関東の豪族的領主であり、晩年、頼朝の挙兵に参加して、鎌倉幕府建設の功労者の一人に数えられる。本書は、彼を巨大武士団の首長、御家人中の代表的人物としてとりあげ、その豪族としての成長・発展と、頼朝政権との結びつきを追究しつつ、鎌倉幕府の基盤を解明しようと試みたユニークな伝記である。
[平安|鎌倉][武将・将軍]
64  市川団十郎 (いちかわだんじゅうろう)
西山松之助 著
江戸荒事歌舞伎の源流初代市川団十郎より、明治中期の団・菊・左時代を飾った九代目団十郎までの成田屋歴代の芸道精進のあとと、その演劇界における位置を、厳密な史料批判を基礎にまとめた好篇。豊富な引例とエピソードとによって興味深く説き、思わず読みつづけさせる。新装版にあたって、現代に至る十・十一・十二代目の章を増補し一層の充実を期した。
[江戸|明治|大正|昭和][文化人]
65  河竹黙阿弥 (かわたけもくあみ)
河竹繁俊 著
歌舞伎の狂言作家として、名人小団次をはじめ、いわゆる団・菊・左らの名優を対象に世話狂言・時代狂言・活歴劇・散切狂言・舞踊劇にわたり三万余種の作品をのこした黙阿弥は、江戸演劇の大問屋と評された。本書はその生涯・人物・主要作品の梗概を興趣深く語り、さながら近代日本演劇の鳥瞰図の観を呈する。歌舞伎研究必携の書である。
[江戸|明治][文化人]
66  清少納言 (せいしょうなごん)
岸上慎二 著
和漢の学才にすぐれ、『枕草子』の作者としてあまりにも著名な、平安時代を代表する女流随筆家・歌人。学識と機智に富む稀代の才女の生涯──その家系・幼少期・結婚・宮仕え・晩年などにわたり、彼女の教養・性格や、当代および後世の人物評をおりまぜ鮮やかに描く。清少納言研究の第一人者が、蘊蓄を傾け、従来の断片的諸研究を総合した必読の伝。
[平安][文化人|女性]
67  大黒屋光太夫 (だいこくやこうだゆう)
亀井高孝 著
伊勢白子の船頭光太夫は、露領の北海小島に漂着してつぶさに辛酸をなめ、国都ペテルブルグに至り、女帝に拝謁を許され、日露国交開始の橋渡しとして漸く11年後に送還された。著者はこの数奇な運命児を単に漂泊中の足跡をたどって追究するだけでなく、わが鎖国下の国際情勢を緻密に分析しつつ、ダイナミックに描き出した。
[江戸][その他]
68  武藤山治 (むとうさんじ)
入交好脩 著
鐘紡を舞台として日本産業資本の指導者となり実業同志会を結成して政治に新風を注ぎ、更に時事新報に迎えられて言論界に活躍した武藤山治は、可惜不慮の兇弾に仆れた。しかしその高潔な人格と卓越した識見とは、福沢精神の実践者として不滅の光を放っている。本書はその生涯を叙して余すところなく真骨頂を浮彫りにした。
[明治|大正|昭和][実業家|政治家]
69  藤原仲麻呂 (ふじわらのなかまろ)
岸俊男 著
正一位太政大臣の身から一転して逆賊の汚名を受け、誅に伏した悲劇の宰相。その波瀾の生涯を時代と共に精彩に描く。藤原氏の嫡流に生まれ聰敏にして学を好んだ仲麻呂は、父の死後政界に乗出し、活躍期はまさに天平の盛時。中国好みの数々の施策を始め、その治績には史上重要なものが多く、奈良朝史解明の秘鍵を握る人物として必読。
[奈良][政治家|官人]
70  山内容堂 (やまうちようどう)
平尾道雄 著
明治維新の先覚者として推称される土佐藩主山内容堂は、他面では詩酒奔放の行状で世の非難をも受けた。しかし混迷する維新前後の舞台に立って革新的役割を負った容堂は、優れた知性と情熱の持主であるとともに、封建大名という宿命的な地位から、時代に悩む赤裸々な一人間でもあった。見事な史料駆使による人物追求の正伝。
[江戸|明治][政治家|大名]
71  和宮 (かずのみや)
武部敏夫 著
幕府再三の要請により、やむなく公武合体の犠牲となって将軍家茂に降嫁し、程なく家茂没して未亡人となる。さらに幕府滅亡の期に及んでは最も辛苦をきわめ、死を決して夫家の救助につくす。皇女たるの節義を二つながらに固く守って苦悶懊悩する悲劇の生涯、幕末史を彩る数奇、薄命を克明に描く力篇。
[江戸][天皇・皇族|女性]
72  畠山重忠 (はたけやましげただ)
貫達人 著
ひよどりごえの坂落しに愛馬を背負って下ったと伝えられるほどの豪力で、しかも誠実、思いやりのある畠山重忠は、鎌倉武士の典型と称せられる。本書はひよどりごえの一件は否定するけれども、重忠に関するあらゆる史料を博捜し、その美談・挿話の数々を検討しつつ、時代背景特に鎌倉武士社会の中に見事に描き出した出色の伝。
[鎌倉][武将・将軍]
73  山鹿素行 (やまがそこう)
堀勇雄 著
儒学者・兵学者として素行の名は周く知られ、またその崇拝者も決して少なくない。しかし封建治下の素行の教学は果してどのようなものであったか、また山鹿流兵学の本質はどうであろうか。これらの歴史的評価は未だ充分なされたとはいえない。本書は著者多年の学殖を駆使し、素行の学問と、その人格に鋭いメスを加えた詳伝。
[江戸][学者]
74  前田正名 (まえだまさな)
祖田修 著
明治政府の殖産興業政策の推進者として知られる前田正名は、官を辞してからも「布衣の宰相」と称され、全国を隈なく行脚遊説し、輸出産業を主とする地方在来産業の育成・振興にその生涯を捧げ、近代日本経済史上に特異の光彩を放っている。本書は厖大な資料を駆使してその生涯と事蹟を克明に描いた力篇である。
[明治][官吏・官僚]
75  覚如 (かくにょ)
重松明久 著
本願寺教団のあり方が云々される昨今、親鸞の単なる墓堂としての大谷廟堂を、本願寺という寺院に盛り上げた覚如の生涯は、いま新しく見直すべきときであろう。叔父唯善との廟堂をめぐる世俗的主宰権争いや、長男存覚との義絶にみる思想上の対立など、覚如の生涯に凝縮される草創期教団の諸問題を見事に描写した創見に富む好著。
[鎌倉|南北朝][宗教者]
76  天草時貞 (あまくさときさだ)
岡田章雄 著
クルスの旗印を高く掲げて原の故城に立籠る一揆勢四万の指導者、天の使と仰がれキリシタンの妖童として怖れられた少年四郎時貞。国際色豊かな島原の乱の全貌を、豊富な史料と明快な行文に描きつつ、その人物像を鮮かに浮彫した異色の伝記であり、島原一揆の顚末を知る上にも好個のもの。正に一幅の好絵巻というべきである。
[江戸][文化人]
77  幸徳秋水 (こうとくしゅうすい)
西尾陽太郎 著
中江兆民に私淑し、社会主義から無政府主義へ。日露戦争中には非戦論を絶叫し、弾圧に屈せずやがて直接行動論を唱え、遂に大逆事件の首謀者として死刑に処された典型的革命家。その人物は?思想は?行動は?果して彼は大逆を企てたのか。今やその伝記は改めて必読を要する。日本社会主義運動の源流を解明する好伝記。
[明治][その他]
78  森有礼 (もりありのり)
犬塚孝明 著
わが国初代文部大臣森有礼は、近代教育制度の創始者として優れた文政家であるだけでなく、黎明日本の国際的地位向上に努力した外交官であり、近代的国民の創出をめざして東西縦横の活躍をした啓蒙思想家でもあった。本書は内外の新史料を駆使して、国際人としての新しい視点から政治家森を描き、その国家主義思想にも新たな究明を試みた意欲作。
[明治][政治家|思想家|教育家]
79  後白河上皇 (ごしらかわじょうこう)
安田元久 著
後白河上皇は、平氏の盛衰を経て鎌倉幕府の確立期に至る激動期のなかで、院政という政治形態を背負って、「治天の君」としての生涯を送った人物だった。為政者集団のなかでの政治力学的構造を変化させた院政の担い手として、上皇は特に独裁的専制的立場を強化した存在である。本書は、その政治的軌跡の考察に主眼をおいて書かれた興味深い人物史。
[平安][天皇・皇族]
80  広瀬淡窓 (ひろせたんそう)
井上義巳 著
江戸後期、折衷学派の儒者。病身の生涯ながら、豊後国(大分県)日田に私塾咸宜園を開設、50余年にわたり、門弟2,900余名を育成するとともに、大村益次郎・高野長英ら、幕末の逸材を輩出した大教育者であり、詩人としても名高い。本書は、その教育の実態と特色とを中心に、新史料を駆使して生涯を詳述した、著者多年にわたる研究成果の結晶である。
[江戸][学者|文化人]
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