パーリ語・サンスクリット語・チベット語等
- 見出し語および用例に相当するパーリ語・サンスクリット語・仏教梵語・プラークリット語等がそれぞれの言語で書かれた原典にさかのぼって発見し得た場合には、これを記した。また、その出典もともにできる限り示してある。ただし、極めて頻繁に現れる語に関しては、出典の詳記を省略した。また、原語の直後に「< >。< >」とあるのは、かかげた原語が「。」以下の出典には関係しないことを表している。
- パーリ語であることをP、サンスクリット語であることをS、仏教梵語であることをBS、プラークリット語であることをPrの略号で示した。
- それらのパーリ語・サンスクリット語・仏教梵語・プラークリット語が見出し語と必ずしもぴったり合わない場合には「≒」の印がそれらの諸語の頭部に付してある。語釈集に現れるサンスクリット語などの言語がそれに対応する漢訳語と必ずしもぴったり合わない場合も同様である。
- チベット語は、読解に必要であると認められる場合のみあげた。また、サンスクリット語等の諸原語は不明であるが、チベット語による訳語が知られている場合には、それをあげた。チベット語であることをTの略号で示した。
- 語釈の中には、説明のうえで必要と思われるパーリ語・サンスクリット語・仏教梵語・プラークリット語およびチベット語は、原典に即してできる限りあげてある。ただし、極めて頻繁に現れるものは記載を省略した。また、漢訳のみ現存する場合、あるいは中国・日本の書物を出典としてあげた場合、見出し語に相当すると思われるサンスクリット語等を推定し得るときには、出典の末尾にこれを記した(このような推定語は直前の出典には無関係である)。
- ただちに語釈をつけ難い場合には、現代語訳をつけないで、漢語とパーリ語・サンスクリット語等の諸語だけを記した。また、相当するサンスクリット語等の諸語を記して( )内にその意味を記した場合もある。
- サンスクリット語等の原語が明確に記入され得ない場合があったり、また、学者が用いていてもはたして妥当な原語であるか疑問の残る場合には、原語の末尾に「(?)」を付して記しておいた。
- サンスクリット語等の諸語による引用語のあとに「...」とあるのは、それらの諸語による文章の一部を原文から引いたことを示す(それがそのまま原語なのではない)。
- パーリ語とサンスクリット語との対照については、最初期仏教聖典、しかもその中の詩句の部分を重視した。
- 本文中に明示したパーリ語、サンスクリット語等の原語、およびチベット訳の相当語については、それぞれの索引を参照されたい。