1. 開化天皇
日本大百科全書
皇室系譜に第9代と伝える天皇。『日本書紀』によれば、国風諡号(しごう)は稚日本根子彦大日日尊(わかやまとねこひこおおひひのみこと)。孝元(こうげん)天皇の第2子 ...
2. かいか‐てんのう【開化天皇】
デジタル大辞泉
記紀で、第9代の天皇。孝元天皇の第2皇子。名は稚日本根子彦大日日尊(わかやまとねこひこおおひひのみこと)。皇居は大和春日率川宮(いさかわのみや)。 ...
3. かいか‐てんのう[カイクヮテンワウ]【開化天皇】
日本国語大辞典
第九代天皇。孝元天皇の第二皇子。名は稚日本根子彦大日日尊(わかやまとねこひこおおひひのみこと)。カイカテンノー ...
4. かいかてんのう【開化天皇】
国史大辞典
晃) 春日率川坂上陵(かすがのいざかわのさかのえのみささぎ) 奈良市油阪町にある。『日本書紀』開化天皇六十年十月乙卯条に「春日率川坂本陵一云、坂上陵」に葬ると ...
5. 開化天皇(かいかてんのう)
古事類苑
帝王部 洋巻 第1巻 3ページ ...
6. かいかてんのう【開化天皇】
日本人名大辞典
。伝説上の人物ともいわれる。「日本書紀」によると,都は春日(かすが)の率川(いざかわの)宮。開化天皇60年4月9日死去。111歳。墓所は春日率川坂上陵(さかのえ ...
7. 開化天皇[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:1件 【逐次刊行物】:2件 『開化天皇率川宮趾』藤田庄二郎『開化天皇春日率川坂上陵について』田村吉永『綏靖天皇以下八代の系譜を繞って』 ...
8. あがたぬしじんじゃ【県主神社】岐阜県:美濃加茂市/太田村
日本歴史地名大系
古来蜂屋町の加茂神社、加茂郡坂祝町の坂祝神社とともに、三賀茂神社と称されたと伝える。祭神彦坐王は開化天皇第四皇子で、その皇子神大根王は三野(美濃)国造・本巣国造 ...
9. あくたみごう【芥見郷】岐阜県:美濃国/各務郡
日本歴史地名大系
に倣っている。郷の西端、長良川を望む地に式内社伊波乃西神社があり、さらに隣接して日子坐皇子(開化天皇の子)のものと伝える墓がある。また東山道はこの地で長良川を渡 ...
10. あけたつのおう【曙立王】
日本人名大辞典
「古事記」にみえる開化天皇の孫。大俣王の王子。弟の菟上(うなかみの)王とともに,垂仁(すいにん)天皇の皇子本牟智和気命(ほむちわけのみこと)(誉津別命)の従者と ...
11. あさくらし【朝倉氏】画像
国史大辞典
『朝倉始末記』などでは孝徳天皇の皇子表米親王を祖としている。しかし本姓は日下部(くさかべ)氏であるから、開化天皇の皇子丹波彦坐(たんばひこます)命を祖神とする但 ...
12. あなのむら【吾名邑】滋賀県:坂田郡
日本歴史地名大系
に分があるように思われる。しかも「古事記」開化天皇段にみえる日子坐王系譜と同書応神天皇段の天之日矛系譜によると、天日槍の曾孫葛城之高額比売命が開化天皇の曾孫息長 ...
13. あびこむら【我孫子村】大阪府:大阪市/住吉区地図
日本歴史地名大系
ことに由来するといい、字城之内がその居住地跡という(東成郡誌)。依羅吾彦については「古事記」
開化天皇段に「依網之阿
古」とあり、「
...14. あわがじんじゃ【粟鹿神社】兵庫県:朝来郡/山東町/粟鹿村
日本歴史地名大系
また田道間国造日下部足尼家譜大綱(社蔵文書)には日下部氏が但馬国造に任じられたとあり、「古事記」
開化天皇の段に
開化天皇の皇子日子坐王の子沙本
...15. いかがしこめのみこと【伊香色謎命】
日本人名大辞典
記・紀にみえる皇后。孝元天皇の妃となり,彦太忍信(ひこふつおしのまことの)命を生む。天皇の死後,その子開化天皇の皇后となり,崇神(すじん)天皇を生んだとつたえら ...
16. いさがわ【率川】奈良県:奈良市/奈良公園地区
日本歴史地名大系
大安寺町西方で佐保川に合流する。興福寺菩提院付近で菩提川、率川神社付近で子守川という。「日本書紀」に開化天皇の元年、「冬十月の丙申の朔戊申に、都を春日の地に遷す ...
17. 逸文(風土記) 451ページ
日本古典文学全集
竪つ。社に由りて里も名く。後の人、訛りて阿豆良の里と言ひき。(尾張国風土記中巻曰)丹羽郡。 開化天皇の孫、日子坐王の子(開化記)。寝目。即ち寝ている時に見る目 ...
18. 逸文参考(風土記) 569ページ
日本古典文学全集
而崩ス。今ノ気比ノ大明神ハ者。此ノ帝也。其ノ后神功ハ者。
開化天皇五世ノ孫。息長宿祢ノ女也。於
是ニ
...19. うつしこめのみこと【鬱色謎命】
日本人名大辞典
記・紀にみえる孝元天皇の皇后。「日本書紀」によると大彦命,開化天皇,倭迹迹姫命(やまとととひめのみこと)を生む。「古事記」では内色許売命。 ...
20. うなかみのおう【菟上王】
日本人名大辞典
「古事記」にみえる開化天皇の孫。大俣王の子。比売陀(ひめだ)氏の祖。垂仁(すいにん)天皇の皇子で口のきけない本牟智和気王(ほむちわけのおう)(誉津別命(ほむつわ ...
21. えつつむら【江津村】京都府:綴喜郡/田辺町
日本歴史地名大系
南は宮ノ口村、北は出垣内村。村内を南北に奈良街道(歌姫越)が通る。地名は開化天皇の子、日子坐王の妻の名にちなむという。すなわち「古事記」開化天皇の条に「日子坐王 ...
22. 江戸繁昌記 3 75ページ
東洋文庫
帰依渇仰大信心を起さざるは莫し。爾来、祠を建て神を安んず。威霊千載、今一日の如し。注(一)伝に曰く 開化天皇の六年、一宵にして海底から涌出したと伝えるのは、『江 ...
23. 江戸繁昌記 3 248ページ
東洋文庫
変化するとして、種々のものにあてはめるようになった (七)神后 神功皇后。仲哀天皇の皇后。名は息長足媛、開化天皇五世の孫、息長宿禰王の女。熊襲叛するにおよび、天 ...
24. おおがやむら【大萱村】滋賀県:大津市/南部地域
日本歴史地名大系
慶長一三年(一六〇八)道意の開基という通徳寺。浄土宗常楽寺は慶長七年の建立(近江栗太郡志)。萱野神社は開化天皇を祭神とし、明治以前は九帝王社・九大王社と称した。 ...
25. おおはたじんじゃ【大幡神社】新潟県:佐渡郡/相川町/大倉村
日本歴史地名大系
かつては海府二四ヵ村の総鎮守で、もと県社。「佐渡国寺社境内案内帳」には貞観三年(八六一)の創建と伝える。開化天皇の孫大股主命が佐渡へきて当地で戦死したため、その ...
26. 大彦命
世界大百科事典
崇神天皇の世に四道将軍の一人として派遣されたという伝承上の人物。孝元天皇の長子で,開化天皇の同母兄にあたるとされ,母は穂積臣の遠祖,鬱色男命(うつしこおのみこと ...
27. おおひこのみこと【大彦命】
国史大辞典
崇神天皇の代の将軍派遣説話に登場する四道将軍の一人。『古事記』は大毘古命と記す。開化天皇の兄と伝え、孝元天皇の皇子で、母は鬱色謎(うつしこめ)命。阿倍臣・膳臣 ...
28. おおびこのみこと【大彦命】
日本人名大辞典
記・紀にみえる孝元天皇の第1皇子。母は欝色謎命(うつしこめのみこと)。開化天皇の兄。崇神(すじん)天皇10年四道将軍のひとりとして北陸にむかう。途中で武埴安彦( ...
29. おおよさみごう【大羅郷】大阪府:摂津国/住吉郡
日本歴史地名大系
のち同池の周辺には屯倉が設置された(住吉区の→依網池 →依網屯倉)。依羅を氏名に含む氏族としては、「古事記」開化天皇段の建豊波豆羅和気王の子孫と称する「依網之阿 ...
30. おおよさみじんじゃ【大依羅神社】
国史大辞典
四位下に陞叙、延喜九年(九〇九)正二位に叙す。祭神は武豊波豆羅和気(たけとよはずらわけ)王(開化天皇皇子、依網之阿毘古らの祖)と住吉三神(底筒之男命・中筒之男命 ...
31. おおよさみじんじゃ【大依羅神社】大阪府:大阪市/住吉区/庭井村地図
日本歴史地名大系
依網池の造営や依網屯倉の経営に参加した氏族であろう。現祭神のうち、建豊波豆羅別王は「古事記」によれば開化天皇の皇子で依網阿毘古の祖とされる。奈良時代の記録には当 ...
32. おきなが【息長】滋賀県:坂田郡
日本歴史地名大系
朝を樹立した継体天皇の出身氏族とする見解も出されている。息長はその名に含む人物としては、記の開化天皇段の日子坐王系譜に「近淡海の御上の祝が以ち伊都玖天之御影神の ...
33. おざほのみこ【袁邪本王】
日本人名大辞典
「古事記」にみえる開化天皇の皇子。母は建国勝戸売(たけくにかつとめ)の娘,沙本之大闇見戸売(さほのおおくらみとめ)。山城(京都府)葛野氏,近江(滋賀県)蚊野氏の ...
34. おしみむら【忍海村】奈良県:北葛城郡/新庄町
日本歴史地名大系
元禄郷帳には「ヲシウミ」の訓を付する。「日本書紀」神功皇后摂政五年三月条に「忍海」の邑名を記し、「古事記」開化天皇段には「忍海部造」の名がみえる。忍海部は凡海部 ...
35. おばたじんじゃ【小幡神社】京都府:亀岡市/穴太村
日本歴史地名大系
穴太寺の西、犬飼川沿いにある穴太の氏神。旧村社。「延喜式」神名帳の桑田郡小幡神社に比定される。祭神は開化天皇・彦坐王・小俣王の三座。社伝によれば、丹波道主命が創 ...
36. かいのくに【甲斐国】山梨県
日本歴史地名大系
変貌する。この間古墳は分布地域を拡散するが、急速に小規模化する。甲斐国造については「古事記」開化天皇段に天皇の孫沙本毘古王(狭穂彦王)を「日下部連、甲斐国造之祖 ...
37. かいのくにのみやつこ【甲斐国造】
国史大辞典
大化前代に甲斐を支配した国造。『古事記』開化天皇段に、開化天皇の皇子日子坐王(彦坐王)の子沙本毘古王(狭穂彦王)を日下部連・甲斐国造の祖であるとし、『旧事本紀 ...
38. 春日
世界大百科事典
春日県(あがた)が置かれ,大和朝廷の支配が早くから及んだ地域であった。《日本書紀》によれば,開化天皇の春日率川(いさがわ)宮が置かれたと伝える。なお,大和北部の ...
39. かすが【春日】
国史大辞典
奈良市街の東南部にあたる。『日本書紀』綏靖天皇二年条の一書にみえる春日県主の本拠と考えられる。同書開化天皇元年条には春日の地に遷都し、率川宮と称した。同六十年、 ...
40. かすがごう【春日郷】奈良県:大和国/添上郡
日本歴史地名大系
館文書)に「大和国添上郡春日郷」がみえる。また「日本書紀」綏靖天皇二年一月条に「春日県主」、開化天皇元年一〇月一三日条に「都を春日の地に遷す。春日、此をば箇酒鵝 ...
41. かすがじんじゃ【春日神社】岐阜県:本巣郡/根尾村/神所村
日本歴史地名大系
祭神武甕槌神・経津主神・天津児屋根命・姫神。旧郷社。明治初年の神社明細帳(県立歴史資料館蔵)によると、開化天皇の孫の神大根命が根尾谷を開いたので、延喜年間(九〇 ...
42. かすがのいざかわのさかのえのみささぎ【春日率川坂上陵】 : 開化天皇
国史大辞典
春日率川坂上陵(かすがのいざかわのさかのえのみささぎ) 奈良市油阪町にある。『日本書紀』開化天皇六十年十月乙卯条に「春日率川坂本陵一云、坂上陵」に葬るという ...
43. かすがのいざかわのさかのえのみささぎ【春日率川坂上陵】
国史大辞典
⇒開化天皇(かいかてんのう) ...
44. かすがのいざかわのさかのへりょう【春日率河坂上陵】奈良県:奈良市/奈良町/油坂町
日本歴史地名大系
後円部径約四八メートル、前方部幅四八メートル。開化天皇陵に治定され、最初の前方後円式山陵といわれる。「延喜式」(諸陵寮)に「春日率川坂上陵、春日率川宮御宇開化天 ...
45. かすが‐の‐いざかわのみや[‥いざかはのみや]【春日率川宮】
日本国語大辞典
開化天皇の皇居。奈良市本子守町の率川神社付近にあったとされている。率川宮。 ...
46. かすがのいざかわのみや【春日率川宮】
国史大辞典
記紀にみえる
開化天皇の皇居。『日本書紀』
開化天皇元年十月戊申条に「遷
都于春日之地
...47. 甲子夜話続篇 1 95ページ
東洋文庫
丁酉 孝安天皇六年甲午孝安天皇六十三年辛卯 孝霊天皇六十七年丁丑孝元天皇四十八年甲戌 開化天皇四十八年辛未崇神天皇十五年戊戌 崇神天皇四十五年戊辰垂仁 ...
48. かのごう【蚊野郷】滋賀県:近江国/愛知郡
日本歴史地名大系
地名としての蚊野の成立はかなり古くにさかのぼりうるし、「近淡海蚊野之別」が開化天皇皇子から出たという記事もそのことを示唆する(「古事記」開化天皇段)。「蚊野郷戸 ...
49. かのとうのづかはいじ【蚊野塔ノ塚廃寺】滋賀県:愛知郡/秦荘町/北蚊野村
日本歴史地名大系
知られることから、渡来系氏族と密接な者であると考えられる。「古事記」(開化天皇段)によれば、「近淡海蚊野之別」は開化天皇の皇子から出たとあり、弘仁二年(八一一) ...
50. かばね【姓】画像
国史大辞典
臣を称する氏の多くは神武天皇から孝元天皇までの皇裔諸氏であり、酒人公・坂田公など公を称する氏は開化天皇以後の皇裔諸氏である。また中臣連・大伴連のような連を称する ...