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  11. 関白
国史大辞典

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関白
かんぱく
万機に関与する重職で摂政に類似する。したがって摂政と合わせて摂関・摂〓(せつろく)・一の人・一の所などと称し、執柄・博陸・殿下などの唐名がある。関白の語は『漢書』霍公伝に、宣帝が諸事まず霍光に関白してから奏上せしめたとみえているが、わが国の実質上の関白のはじめは、光孝天皇の元慶八年(八八四)、奏すべき事、下すべき事は必ずまず太政大臣藤原基経に諮稟(しりん)せよとの勅にあり、これは摂政を要しない成人の天皇が、さきに摂政であった基経を優遇するためであった。ついで宇多天皇の仁和三年(八八七)の詔には「(万機を)皆太政大臣(基経)に関白して然る後に奏下すること、一に旧時の如くせよ」(原漢文)とあり、関白の語がみえている。さらに朱雀天皇の天慶四年(九四一)、摂政であった外伯父藤原忠平にほぼ同じ詔が下され、この間に関白という職名も定着し、やがて天皇幼少時には摂政が、成人後には関白がほぼ常置されることとなった。摂政・関白はともに天皇または上皇の任命により、院政期までは初代関白基経の特例を除いてはもっぱら天皇の外戚にあたる大臣の任であったが、これはおのずから藤原氏北家の良房の流、特に道長の子孫に限られ、摂関家が天皇の外戚たると否とにかかわらず確立し、それが五摂家に分かれて摂関の地位を独占して、慶応三年(一八六七)十二月の摂政・関白・内覧の廃止までつづいた。例外は豊臣秀吉とその養子秀次の二代の関白のみである。摂政は天皇の代理、関白は諸臣の第一という立場の差があるが、准関白ともいうべきものに内覧がある。宣旨により、太政官の奏上文書すべてを事前に見る権限を与えられるもので、醍醐天皇の時の藤原時平・菅原道真を初例とし、道長も一条・三条天皇の時に内覧左大臣であった。ところが院政期の末に関白忠通と内覧左大臣頼長とが並立する例などがあらわれ、内覧も関白と並ぶ独立の職として扱われるようになった。→摂政(せっしょう),→内覧(ないらん)
(土田 直鎮)
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検索コンテンツ
1. 関白
日本大百科全書
近世初頭豊臣秀吉(とよとみひでよし)・秀次(ひでつぐ)父子が関白になったのはまったくの異例である。なお、前関白を太閤(たいこう)といい、関白に准ずる地位に内覧( ...
2. 関白
世界大百科事典
臣藤原基経に対して下した詔に関白の語がみえるのが初例。なお884年(元慶8)に光孝天皇が基経に下した勅に,のちの関白と実質を等しくする語句のあることから,これを ...
3. かん‐ぱく【関白】
デジタル大辞泉
《「関(あず)かり白(もう)す」の意。近世までは「かんばく」》 1 帝王の政務にあずかって意見を言上すること。 2 成人後の天皇を補佐して政務をつかさどった重職 ...
4. かん‐ぱく[クヮン:]【関白】
日本国語大辞典
り給て、世の中皆うつりぬ」*愚管抄〔1220〕三「関白は昭宣公摂政の後に関白の詔ははじまりけり」*伊京集〔室町〕「関白 クヮンバク アツカリ マウス」*日葡辞書 ...
5. かんぱく【関白】
国史大辞典
され、この間に関白という職名も定着し、やがて天皇幼少時には摂政が、成人後には関白がほぼ常置されることとなった。摂政・関白はともに天皇または上皇の任命により、院政 ...
6. 關白(かんぱく)【篇】
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 560ページ ...
7. かんぱく【関白】
プログレッシブ和英
Ⅰ 〔日本史で〕a kanpaku 関白太政大臣the Chief Adviser to the EmperorⅡ 〔いばっている人〕 亭主関白⇒亭主関白 ...
8. 関白
デジタル大辞泉プラス
石川県、株式会社加越の製造する日本酒。大吟醸酒のブランドに「加賀吟醸」がある。 2012年04月 ...
9. まつりごとあずかりもうす‐つかさ[まつりごとあづかりまうす:]【関白】
日本国語大辞典
〔名〕関白(かんぱく)のこと。 ...
10. かんばく【関白】[方言]
日本方言大辞典
(1)傲おごる者。 福岡市879博多方言(原田種夫)1956《かんばくさま【―様】》 福岡市877博多仁和加集(竹田秋樓)1914(2)わがまま。 大分県大分郡 ...
11. kampaku 【関白】
Encyclopedia of Japan
Imperial regent for an adult emperor, as opposed to sessho, a regent for a minor ...
12. 幼年者爲關白 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
帝王部 洋巻 第1巻 1579ページ ...
13. 揚名關白 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
官位部 洋巻 第2巻 496ページ ...
14. 改攝政關白 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
帝王部 洋巻 第1巻 1572ページ ...
15. 路頭遇關白禮 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
禮式部 洋巻 第1巻 168ページ ...
16. 辭關白 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
政治部 洋巻 第1巻 1391ページ ...
17. 關白不内覽 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 639ページ ...
18. 關白四方拜 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 391ページ ...
19. 關白子讀書始 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
文學部 洋巻 第3巻 253ページ ...
20. 關白春日詣 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
神祇部 洋巻 第4巻 66ページ ...
21. 關白爲准三宮 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
封祿部 洋巻 第1巻 327ページ ...
22. 關白蒙牛車宣旨 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
器用部 洋巻 第2巻 794ページ ...
23. 關白覽官奏 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
政治部 洋巻 第1巻 425ページ ...
24. 關白賀茂詣 (見出し語:關白【篇】)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1140ページ ...
25. あずかり‐もう・す[あづかりまうす]【関白】
日本国語大辞典
〔他サ四〕(「かんぱく(関白)」の訓読語)政治にたずさわって意見を言う。関白の職務を行なう。*神皇正統記〔1339〜43〕中・光孝「万機の政猶霍光に関白(アヅカ ...
26. かんぱく‐かももうで[クヮンパクかもまうで]【関白賀茂詣】
日本国語大辞典
1175頃〕四月「中申日〈略〉関白賀茂詣事」*公事根源〔1422頃〕四月・関白賀茂詣「関白賀茂詣(クヮンハクノカモマウテ)〈略〉初度には日次をえらびて此事有、天 ...
27. かんぱく‐け[クヮンパク:]【関白家】
日本国語大辞典
〔名〕関白の家。関白の家柄。また、関白その人。*日本紀略‐天暦元年〔947〕正月一二日「関白家大饗、依〓病悩 ...
28. 關白家政所(かんぱくけまんどころ)
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 1274ページ ...
29. かんぱくさんじんじゃ【関白山神社】栃木県:河内郡/上河内村/関白村
日本歴史地名大系
[現]上河内村関白 関白集落の南に鎮座する。主祭神は鎮守府将軍藤原朝臣利仁。旧村社。明治一二年(一八七九)三月創建。延喜一二年(九一二)高座山の賊魁蔵宗・蔵安を ...
30. かんぱくじんあと【関白陣跡】鹿児島県:大口市/里村
日本歴史地名大系
羽月園田で秀吉の通行を見送った(新納忠元勲功記・三国名勝図会)。当陣は小字関白陣と小字天堂ヶ尾の全域でおよそ南北九〇〇メートル・東西一二〇〇メートル。関白陣は独 ...
31. 関白の車副[図版]
国史大辞典
年中行事絵巻 (c)Yoshikawa kobunkan Inc.  ...
32. かんぱくむら【関白村】栃木県:河内郡/上河内村
日本歴史地名大系
元禄郷帳の高二七七石余。寛延三年の今里村明細帳(笹沼修文書)には「関白村之義、先規当村端郷ニ御座候処、松平下総守様御代より関白村庄屋立置申候」とある。同年の関白 ...
33. せき‐の‐しらかわ[:しらかは]【関白川】
日本国語大辞典
〔名〕福島県白河市の名物菓子。みじん粉と砂糖で作った打菓子。〓[ラ] [セ] ...
34. せき-はくく【関白駒】
日本人名大辞典
1802−1875 江戸後期-明治時代の画家。享和2年生まれ。大坂の人。鎌田(かまだ)巌松にまなび山水・人物・花鳥画をよくした。明治8年2月死去。74歳。号は蓑 ...
35. 攝關大臣正月大饗【篇】 (見出し語:關白家)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 543ページ ...
36. 關白家年始拜禮 (見出し語:關白家)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 725ページ ...
37. 關白家臨時客 (見出し語:關白家)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 575ページ ...
38. 攝關大臣家政所下文 (見出し語:關白家政所)
古事類苑
政治部 洋巻 第1巻 366ページ ...
39. 關白家小舎人 (見出し語:小舎人)
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 1291ページ ...
40. 關白再任 (見出し語:再任)
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 597ページ ...
41. 關白座次 (見出し語:座次)
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 609ページ ...
42. 關白一稱執柄 (見出し語:執柄)
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 561ページ ...
43. 關白大臣家進物所 (見出し語:進物所)
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 1293ページ ...
44. 關白辭職 (見出し語:辭職)
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 604ページ ...
45. 關白讓職 (見出し語:讓職)
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 600ページ ...
46. 關白不大臣 (見出し語:大臣)
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 599ページ ...
47. 關白曰殿下 (見出し語:殿下)
古事類苑
官位部 洋巻 第1巻 561ページ ...
48. あるじ‐かんぱく【主関白】
デジタル大辞泉
《古くは「あるじかんばく」》家庭内で、主人が絶対の権力を持つこと。亭主関白。 「―と申す事の候へば、まづ飲み候べしとて」〈伽・文正〉 ...
49. あるじ‐かんぱく[:クヮンパク]【主関白】
日本国語大辞典
〔名〕(「あるじかんばく」とも)その家の中では、家の主人が最高の位にあり、大きな権力を持つということ。亭主関白。*御伽草子・文正草子〔室町末〕「文正、出居に出て ...
50. 猪隈関白記
日本大百科全書
近衛家実(このえいえざね)(1179―1242)の日記。『知足院(ちそくいん)関白記』を『御暦(ごれき)』とよぶのに対し、『続御暦』『続暦』とも称する。京都陽明 ...
「関白」の情報だけではなく、「関白」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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摂政(国史大辞典)
天皇に代わって万機を摂り行う者、または摂り行うことをいう。関白に類する職として関白とともに摂関といい、関白と同じく、摂ろく・執柄・博陸などの唐名があり、その地位に因んで一の人・一の所などと称され、殿下ともいわれた
関白(国史大辞典)
万機に関与する重職で摂政に類似する。したがって摂政と合わせて摂関・摂ろく・一の人・一の所などと称し、執柄・博陸・殿下などの唐名がある。関白の語は『漢書』霍公伝に、宣帝が諸事まず霍光に関白してから奏上せしめたとみえているが
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昭和天皇(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
一九〇一 - 八九 一九二六―八九在位。明治三十四年(一九〇一)四月二十九日午後十時十分、東宮御所に生誕。皇太子明宮嘉仁親王(のちの大正天皇)と皇太子妃節子(のちの貞明皇后)の第一皇子。五月五日明治天皇より裕仁(ひろひと)と命名され
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