1. 雄略天皇
日本大百科全書
鎮圧し、対外関係においても注目すべき伝えがある。『宋書(そうじょ)』にみえる倭王武(わおうぶ)は雄略天皇とする説があり、倭王武は478年に南朝宋へ遣使上表し、「 ...
2. 雄略天皇
世界大百科事典
□□□鹵大王〉とあるのも,ともに雄略天皇をさすであろう。また《宋書》夷蛮伝にみえる倭の五王のうち,最後の倭王武は雄略と考えられる。武 ...
3. ゆうりゃく‐てんのう【雄略天皇】
デジタル大辞泉
記紀で、第21代天皇。允恭天皇の皇子とされる。名は大泊瀬幼武(おおはつせわかたけ)。大和朝廷の勢力を拡大。478年、宋に使いを送った倭王武に比定する説がある。 ...
4. ゆうりゃく‐てんのう[‥テンワウ]【雄略天皇】
日本国語大辞典
第二一代天皇。名は大泊瀬幼武(おおはつせわかたけ)。允恭天皇の第五皇子。母は忍坂大中姫(おしさかおおなかつひめ)。泊瀬朝倉宮(はつせのあさくらのみや)に即位。王 ...
5. ゆうりゃくてんのう【雄略天皇】
国史大辞典
う) [参考文献]岸俊男編『王権をめぐる戦い』(『日本の古代』六)、佐伯有清編『古代を考える雄略天皇とその時代』 (青木 和夫) 丹比高鷲原陵(たじひのたかわし ...
6. 雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)
古事類苑
帝王部 洋巻 第1巻 6ページ ...
7. ゆうりゃくてんのう【雄略天皇】
日本人名大辞典
銘と熊本県江田船山古墳の鉄刀銘に「獲加多支鹵大王(わかたけるのおおきみ)」としるされている。雄略天皇23年8月7日死去。124歳(「古事記」)。墓所は丹比高鷲原 ...
8. ゆうりゃくてんのう【雄略天皇】
日本架空伝承人名事典
ける)大王」とあり、熊本県の江田船山古墳出土の太刀銘に、「獲□□□鹵大王」とあるのも、ともに雄略天皇をさすであろう。また『宋書』夷蛮伝にみえる倭の五王のうち、最 ...
9. 雄略天皇[文献目録]
日本人物文献目録
考』井上治夫『雄略天皇』久坂三郎『雄略天皇』田辺幸雄『雄略天皇』水野祐『雄略天皇と日本武尊』石母田正『雄略天皇の遺詔について 日本書紀に現われたる文献の二、三』 ...
10. 一言主神與二雄略天皇一相競 (見出し語:雄略天皇)
古事類苑
神祇部 洋巻 第4巻 1389ページ ...
11. 雄略天皇山陵 (見出し語:雄略天皇)
古事類苑
帝王部 洋巻 第1巻 1015ページ ...
12. 雄略天皇畋獵 (見出し語:雄略天皇)
古事類苑
産業部 洋巻 第1巻 459ページ ...
13. 雄略天皇討レ亂踐祚 (見出し語:雄略天皇)
古事類苑
帝王部 洋巻 第1巻 286ページ ...
14. 顯宗天皇欲レ毀二雄略天皇陵一 (見出し語:雄略天皇)
古事類苑
人部 洋巻 第2巻 548ページ ...
15. あいごう【安威郷】大阪府:摂津国/島下郡
日本歴史地名大系
「和名抄」高山寺本・東急本ともに「阿井」と訓ずる。安威の地名は、「日本書紀」雄略天皇九年二月条の「三島郡の藍原」、同継体天皇二五年一二月条の、天皇を「藍野陵に葬 ...
16. あいむら【安威村】大阪府:茨木市地図
日本歴史地名大系
トル前後の丘陵地。村の東を安威川が南流する。「和名抄」島下郡安威郷に比定される。「日本書紀」雄略天皇九年二月一日条に、宗像社(現福岡県宗像郡)の采女を姦した凡河 ...
17. あえの-くにみ【阿閉国見】
日本人名大辞典
「日本書紀」にみえる豪族。雄略天皇3年廬城部(いおきべの)武彦が伊勢斎宮(いせさいぐう)の稚足姫(わかたらしひめの)皇女をおかして妊娠させたと中傷,武彦は父の枳 ...
18. あおずりのほう【青
袍】
国史大辞典
単に青摺の衣(きぬ)ともいう。この衣の肩に赤紐(あかひも)をつけるのを特色とし、『古事記』仁徳天皇段や雄略天皇段に、朝臣たちが紅紐をつけた青摺の衣を着たことを示 ...
19. あかいこ[あかゐこ]【赤猪子】
日本国語大辞典
「古事記」に見える女性。大和の三輪川で雄略天皇の目をひき、以後八〇年お召しを待ち続け、その心を哀れんだ天皇に歌と祿を与えられたという。引田部(ひけたべ)の赤猪子 ...
20. あきつしま【秋津洲】奈良県:御所市
日本歴史地名大系
の如くにあるかな」とのたまふ。是に由りて、始めて秋津洲の号有り。という地名説話を載せる。同書雄略天皇四年八月二〇日条にも、蜻蛉に付会した説話がみえる。これについ ...
21. あきつの【秋津野】奈良県:吉野郡/川上村/西河村
日本歴史地名大系
下市町の秋野川流域説、吉野町大字宮滝付近説等諸説あるが、現在秋津野という地名は残っていない。「古事記」の雄略天皇の段に秋津野の地名起源説話として次のようにみえる ...
22. あきもとゆきとも【秋元志朝】
国史大辞典
尊崇して山陵の頽廃を慨き、家臣岡谷繁実の意見を用い、文久二年(一八六二)十月幕府に出願して領地河内国丹北郡の雄略天皇陵を修補した。翌三年十二月上京、萩藩世子毛利 ...
23. あさくら【朝倉】画像地図
デジタル大辞泉
市山田ともいわれる。
雄略天皇の皇居のあった地。今の奈良県桜井市東部にあたる。
...24. あさくら【朝倉】
日本国語大辞典
【一】〔一〕雄略天皇の宮があった所。現在の奈良県桜井市黒崎付近か。同市岩坂とも。校倉造りの倉庫、または神々を迎える朝の座などにちなむか。〔二〕斉明天皇西征の折に ...
25. あさけのいらつこ【朝日郎】
日本人名大辞典
「日本書紀」にみえる豪族。伊勢(いせ)(三重県)の人。雄略天皇18年天皇の命をうけた物部(もののべ)氏の軍勢を伊賀(いが)の青墓でむかえうち,弓で2日間もちこた ...
26. あすか【飛鳥】奈良県:高市郡/明日香村
日本歴史地名大系
川・率川合流地にも小字飛鳥田がみられるなど、アスカの地名は各地の河畔にみられる。「日本書紀」雄略天皇七年条に新来の陶部・鞍部・画部・錦部などを真神原に置くとあり ...
27. あすかべぐん【安宿郡】
国史大辞典
境とし大県郡、西は志紀郡、南は古市・石川郡、東は堺県(奈良県)葛下郡に接していた。『日本書紀』雄略天皇九年七月条によると飛鳥戸郡とあり、安宿郡よりは用字としては ...
28. あすかべぐん【安宿郡】大阪府:河内国
日本歴史地名大系
郡名は、「和名抄」東急本に「安須加倍」の訓があり、「あすかべ」と読む。「日本書紀」雄略天皇九年七月条に「河内国言、飛鳥戸郡人田辺史伯孫女者、古市郡人書首加竜之妻 ...
29. 阿知使主
世界大百科事典
来(新)漢人(いまきのあやひと)の渡来に関するもので,呉から縫工女をつれかえったともいわれ,雄略天皇のとき,阿知使主の子都加使主(つかのおみ)にかかわる所伝とす ...
30. 穴穂部
世界大百科事典
日本古代に大和朝廷によって設けられた名代(なしろ)の一つ。《日本書紀》では,雄略天皇のとき,兄の穴穂皇子(安康天皇)のために設定したという。皇子の宮は穴穂宮であ ...
31. あなほべ【穴穂部】
国史大辞典
古代、大和朝廷によって設置された部の一種。『日本書紀』
雄略天皇十九年三月条に「詔置
穴穂部
...32. あほの-おおかし【阿保意保賀斯】
日本人名大辞典
祖。允恭(いんぎょう)天皇のとき父が阿保の氏をあたえられたが,意保賀斯が武芸にすぐれたため,雄略天皇のとき建部氏をさずかる。延暦(えんりゃく)3年(784)子孫 ...
33. 天語歌
世界大百科事典
誓った,勧酒の寿歌に由来する。天語連から宮廷に貢いだ采女(うねめ)らも奏したか,宮廷風に物語化されて《古事記》雄略天皇条の3歌曲の名にのこる。歌詞は古い海部系の ...
34. あや‐うじ[‥うぢ]【漢氏】
日本国語大辞典
都加使主(つかのおみ)父子が一七県の党類を率いて渡来したのに始まるといわれ、経済力、武力にすぐれていた。雄略天皇から直(あたえ)の姓(かばね)を与えられ、のち、 ...
35. あやしの-おまろ【文石小麻呂】
日本人名大辞典
族。播磨(はりま)(兵庫県)御井隈(みいくま)の人。旅人や商船から略奪し納税を拒否したため,雄略天皇13年討伐を命じられた春日小野大樹(かすがのおのの-おおき) ...
36. あゆい【脚帯】
国史大辞典
衣(きぬ)と袴からなる男装で、膝の下を袴の上から結ぶ紐をいう。足結とも書く。『日本書紀』
雄略天皇即位前紀に、葛城円が
(たえ)の袴に脚帯
...37. 足結
世界大百科事典
表現している。〈足(脚)結〉は機能により,〈脚帯〉は用法によって漢字をあてたものか。《日本書紀》の雄略天皇即位前条には,〈臣(おみ)の子は栲(たえ)の袴を七重を ...
38. あらしろの-おおのこ【暴代意富乃古】
日本人名大辞典
「新撰姓氏録」にみえる武人。中臣志斐(なかとみのしひ)氏の祖。雄略天皇の代に,東国に朝廷にしたがわない強力な民がいた。これを甲冑(かっちゅう)5襲(かさね)をき ...
39. い【胆】
日本国語大辞典
きも。*霊異記〔810〜824〕上・一「小子部栖軽は、泊瀬の浅倉の宮に二十三年天の下治めたまひし雄略天皇〈大泊瀬稚武の天皇と謂す〉の随身、肺脯(しふ)の侍者なり ...
40. いおきべの-きこゆ【廬城部枳
喩】
日本人名大辞典
「日本書紀」にみえる豪族。雄略天皇3年息子の武彦が伊勢斎宮の稚足姫(わかたらしひめの)皇女をおかしたと中傷され,罪が自分におよぶのをおそれて息子を殺害。安閑天皇 ...
41. 雷丘
世界大百科事典
いさこべのすがる)という人物が,雄略朝に,〈雷岡〉で雷神を捕らえたとみえている。《日本書紀》雄略天皇7年7月条にも,同様の伝承がみえているが,舞台は三諸(みもろ ...
42. いかずちのおか【雷丘】奈良県:高市郡/明日香村/雷村
日本歴史地名大系
甘樫丘と飛鳥川を挟んで対岸にある標高約一〇五メートルの小丘に比定される。同様の説話が「日本書紀」雄略天皇七年七月条にもみえ、雷は三諸岳の神(大蛇)とされているが ...
43. いかずちむら【雷村】奈良県:高市郡/明日香村
日本歴史地名大系
飛鳥川右岸、飛鳥村の西北方に立地する。「万葉集」巻三に詠まれた「神岳」の所在地とされる。「日本書紀」
雄略天皇七年七月条に、天皇、少子部連
...44. いかづちのをか【雷の丘】
全文全訳古語辞典
[地名]奈良県高市郡明日香村にある小丘。雄略天皇に仕えた小子部栖軽が雷神を捕らえ、天皇の命で再びそれを返した所というのが地名の由来。一説に、すぐ南にある現甘樫丘 ...
45. いがのくに【伊賀国】三重県
日本歴史地名大系
南は室生山系で大和国、東は鈴鹿山脈・布引山地で伊勢国に接する。国名・国境〔国名〕「日本書紀」雄略天皇一八年条に、伊勢の朝日郎が官軍を迎えて「即ち伊賀の青墓に逆ち ...
46. いこまぐん【生駒郡】奈良県
日本歴史地名大系
県下では珍しい寺山の横穴群もみられる。五世紀末から六世紀初頭には平群谷に平群氏が勢力を振るい、平群臣真鳥は雄略天皇のときに大臣の位につき、国政を専横して日本の王 ...
47. いざなぎじんじゃ【伊射奈岐神社】大阪府:吹田市/山田小川村地図
日本歴史地名大系
ほかの一座は佐井寺一丁目(旧山田佐井寺村)に鎮座の同名神社という。当地の伊射奈岐神社は、社伝によると雄略天皇の代に伊勢神宮の斎宮である皇女倭姫の示教により、その ...
48. いしかわの-たて【石川楯】
日本人名大辞典
「日本書紀」にみえる人物。雄略天皇2年百済(くだら)(朝鮮)から貢進された池津媛(いけつひめ)と密通し,ともに火刑となったという。石河股合(こむら)氏の祖とする ...
49. いしらが【因斯羅我】
国史大辞典
五世紀ごろの絵師。雄略天皇七年に百済から招かれた工人らの一人で、画部(えかきべ)で名が知られる最初の人。朝鮮系の帰化画師と思われるが、『新撰姓氏録』では四衆を ...
50. いずみぐん【和泉郡】
国史大辞典
『和名類聚抄』には信太・上泉・下泉・軽部・坂本・池田・山直・八木・掃守・木島の十郷が記されている。茅渟県主は雄略天皇に日根野(泉佐野市)で滅ぼされた紀氏系根使主 ...