1. 継体天皇
日本大百科全書
記紀に第26代と伝える天皇。没年は527年、534年の説もある。応神(おうじん)(誉田(こんだ))天皇の5世孫とされ、名は男大迹(おおど)(『古事記』では袁本杼 ...
2. 継体天皇
世界大百科事典
6世紀初めころの第26代に数えられる天皇。名はヲホドで,《古事記》に袁本杼命,《日本書紀》に男大迹王,《上宮記》の逸文に乎富等大公王などと書かれているが,隅田( ...
3. けいたい‐てんのう[‥テンワウ]【継体天皇】
日本国語大辞典
第二六代天皇。応神天皇の五世の孫彦主人王(ひこうしのおおきみ)の子。母は振媛(ふるひめ)。名は男大迹尊(おほどのみこと)、彦太尊(ひこふとのみこと)。五〇七年、 ...
4. けいたいてんのう【継体天皇】
国史大辞典
応神天皇の五世の孫と伝えられる。父の彦主人(ひこうし)王は近江国にいたが、越前坂井郡の三国にいた振媛を妃とし、継体天皇を生んだ。『釈日本紀』所引の『上宮記』逸文 ...
5. 継体天皇
日本史年表
507年〈継体元 丁亥〉 2・4 男大迹王( 継体天皇 )、河内の樟葉宮で即位(紀)。 531年〈継体25 辛亥〉 2・7 没。 ...
6. 繼體天皇(けいたいてんのう)
古事類苑
帝王部 洋巻 第1巻 7ページ ...
7. けいたいてんのう【継体天皇】
日本人名大辞典
おさめ,朝鮮の新羅(しらぎ),百済(くだら)などの争いに,近江毛野(おうみの-けの)を派遣した。継体天皇25年2月7日死去。82歳。28年没説もある。墓所は三島 ...
8. 継体天皇[文献目録]
日本人物文献目録
【図書】:4件 【逐次刊行物】:8件 『偉大不思議の継体天皇』木村鷹太郎『東亜及び全米国の父継体天皇』木村鷹太郎『継体天皇と越前』石橋重吉『継体天皇祖考 3冊』 ...
9. 繼體天皇世系 (見出し語:繼體天皇)
古事類苑
帝王部 洋巻 第1巻 253ページ ...
10. 繼體天皇山陵 (見出し語:繼體天皇)
古事類苑
帝王部 洋巻 第1巻 983ページ ...
11. あいごう【安威郷】大阪府:摂津国/島下郡
日本歴史地名大系
本ともに「阿井」と訓ずる。安威の地名は、「日本書紀」雄略天皇九年二月条の「三島郡の藍原」、同継体天皇二五年一二月条の、天皇を「藍野陵に葬る」(「古事記」には「三 ...
12. あいののみささぎ【藍野陵】
国史大辞典
⇒継体天皇(けいたいてんのう) ...
13. あいむら【安威村】大阪府:茨木市地図
日本歴史地名大系
宗像社(現福岡県宗像郡)の采女を姦した凡河内直香賜が三島郡藍原で捕らえられて殺されたとあり、また継体天皇は三島藍野陵に葬られたという。藍原・藍野の地名は安威村か ...
14. あしきたぐん【葦北郡】熊本県
日本歴史地名大系
、そのため百済の刺客に殺された。刺客と日羅の屍は葦北君へ引渡された。同書によれば、それ以前の継体天皇二三―二四年条に、日羅の親阿利斯登(等)は日本から派遣されて ...
15. あじまの【味真野】福井県:武生市/旧今立郡地区
日本歴史地名大系
ならずとも 藤原家隆(夫木抄)謡曲「花筐」は、味真野を舞台とした大迹部(男大迹)皇子(のちの継体天皇)と照日の前の恋物語であるが、この地方に残る天皇在住の伝説を ...
16. 飛鳥時代画像
日本大百科全書
仁徳(にんとく)系の皇統が断絶し、そのあとに、前王朝とはまったく血縁関係がないか、あったとしてもきわめて疎遠な継体天皇(けいたいてんのう)が、6世紀の初めに擁立 ...
17. あすかじだい【飛鳥時代】
国史大辞典
政権はまだ不安定で、その所在地も大和・河内の各地を転々し、国家の統一は未成熟であった。しかし六世紀前半に継体天皇が磐余玉穂(いわれのたまほ)宮に都してからは、七 ...
18. 飛鳥時代(年表)
日本大百科全書
〔特記〕以外は『日本書紀』『続日本紀』による507(継体1)大伴金村、男大迹王を越前より迎立し、継体天皇とする512(継体6)大伴金村、任那四県を百済に割譲51 ...
19. 足羽
世界大百科事典
大領生江東人や同少領阿須波束麻呂など,生江氏,足羽氏一族の墓と比定される。同山上の足羽神社は継体天皇をはじめ九神を合祀する。また足羽神明社は伊勢神宮の分社で,足 ...
20. あすわぐん【足羽郡】画像
国史大辞典
える。足羽山古墳群はこれらの豪族関係のものであろう。足羽山上には式内社の足羽神社がある。古来継体天皇関係の神社とも伝承されている。本郡一帯は戦国時代には朝倉氏の ...
21. あすわじんじゃ【足羽神社】
国史大辞典
ろう。社伝では、男大迹王(おおどのおう、継体天皇)が越前在住時代に、大宮地の霊すなわち宮中を守る五神を祭ったというが、足羽神はその一神である。継体天皇を祭るのは ...
22. あすわじんじゃ【足羽神社】福井県:福井市/福井城下/足羽山
日本歴史地名大系
正月三〇日条で従四位下とみえる。〈近江・若狭・越前寺院神社大事典〉〔祭神継体天皇〕「帰鴈記」に「足羽の明神は、継体天皇の遺勅によりて御社を此国に建て、愛宕山に鎮 ...
23. あどがわちょう【安曇川町】滋賀県:高島郡
日本歴史地名大系
鴨川に沿った三尾里周辺は、対岸の高島町鴨周辺とともに、古代の三尾の地といわれ、継体天皇の出生地とされる。田中王塚古墳は継体天皇の父彦主人王の墓と伝え、胞衣塚も同 ...
24. あひた【阿比多】
日本人名大辞典
?−? 百済(くだら)(朝鮮)の使節。継体天皇10年(516)百済の灼莫古(やくまくこ)将軍,高句麗(こうくり)(朝鮮)の使者安定(あんてい)とともに来日し,日 ...
25. ありしと【阿利斯等】
日本人名大辞典
?−? 加羅(から)(朝鮮)の国王。継体天皇23年(529)天皇の朝鮮政策に反発して新羅(しらぎ)(朝鮮)の王女と結婚。のち新羅と対立し,大伴金村に救援をもとめ ...
26. あるしたり【下
】
国史大辞典
国の南半部。
継体天皇六年に百済国の請いによって、同国に割き与えられた四県の一つ。
...27. あわたべむら【粟田部村】福井県:今立郡/今立町
日本歴史地名大系
谷の村々および池田郷(現池田町)の物資の集散地として発達した。江戸時代には福井藩領。地名は、継体天皇(男大迹王)が住したとの伝承により「男大迹辺の里」の訛ったも ...
28. 安閑天皇
日本大百科全書
国風諡号(しごう)は広国押武金日尊(ひろくにおしたけかなひのみこと)。『日本書紀』安閑即位前紀に継体天皇25年(531)即位、元年紀には甲寅(きのえとら)年(5 ...
29. あんかん‐てんのう[‥テンワウ]【安閑天皇】
日本国語大辞典
第二七代天皇。継体天皇の第一皇子。名は、勾大兄(まがりのおおえ)。おくり名、広国押武金日尊(ひろくにおしたけかなひのみこと)。五三四年即位し、大和の勾金橋宮(ま ...
30. あんかんてんのう【安閑天皇】
国史大辞典
五三四―三五在位。名は勾大兄(まがりのおおえ)、おくり名を広国押武金日(ひろくにおしたけかなひ)天皇という。継体天皇の第一子、母は尾張連草香の女の目子媛(めのこ ...
31. あんかんてんのう【安閑天皇】
日本人名大辞典
466−536* 記・紀系譜による第27代天皇。在位534-536*。継体天皇の第1皇子。母は目子媛(めのこひめ)。「日本書紀」によると,都は大和の勾金橋(まが ...
32. いかぐん【伊香郡】滋賀県
日本歴史地名大系
係である。近江の場合はその実態が明らかでないが、神祇支配とのかかわりでいえば近江出身とされる継体天皇の時代に強いつながりができたかと思われる。当郡に近い高島郡、 ...
33. いしばまち【石場町】福井県:福井市/福井城下
日本歴史地名大系
「和名抄」記載の古代足羽郷の地と考えられて開発も古く、地名の由来として「足羽社記略」は、石場の地は継体天皇の祖母久久留比売の父伊自牟良君の御名代であると記すが、 ...
34. いしふ【異斯夫】
国史大辞典
新羅の六世紀前半の将軍。「苔宗」また「伊宗」とも書かれる。智証王から真興王代にかけてのころに活躍した。継体天皇の二十三年、新羅が任那の本源地(現在の金海付近)を ...
35. いしぶれちかんき【伊叱夫礼智干岐】
日本人名大辞典
?−? 新羅(しらぎ)(朝鮮)の大臣。継体天皇23年(529)朝鮮の任那(みまな)・新羅・百済(くだら)を和解させるため近江毛野(おうみの-けの)が新羅王・百済 ...
36. いせじんぐう【伊勢神宮】三重県:伊勢市
日本歴史地名大系
伊勢神宮の現在地への奉祀時期が推定できる。雄略朝期以後、清寧天皇―天智天皇の間について書紀には、(一)継体天皇元年に荳角皇女が「伊勢大神の祠に侍り」、(二)欽明 ...
37. いちのやまこふん【市野山古墳】大阪府:藤井寺市/国府村地図
日本歴史地名大系
同じ古市古墳群中にある羽曳野市の墓山古墳(応神天皇陵陪冢に治定)、さらに茨木市の茶臼山古墳(継体天皇陵に治定)とほとんど同規模であり、同一設計により築造されたと ...
38. いなりやまこふん【稲荷山古墳】滋賀県:高島郡/高島町/鴨村
日本歴史地名大系
のうち、金製耳飾や冠・魚佩・環頭大刀などは朝鮮半島からの輸入品といわれている。被葬者は一説に継体天皇の父彦主人王といわれるが、現在は安曇川以南に君臨した豪族三尾 ...
39. 茨木(市)画像
日本大百科全書
)が南部を通る。山麓一帯は早くから開け、弥生(やよい)時代の耳原遺跡、三島藍野(あいの)陵(継体天皇陵(けいたいてんのうりょう))や、海北塚古墳(かいほうづかこ ...
40. 茨木[市]
世界大百科事典
北部は北摂山地に属する低い山地,中・南部は千里丘陵を除けば安威川,淀川のつくった平野である。山麓一帯には継体天皇陵,紫金山古墳,将軍山古墳などの三島古墳群があり ...
41. いばらきし【茨木市】大阪府地図
日本歴史地名大系
土、後者は全長一一〇メートルにおよぶ前方後円墳で、前期古墳を代表するものである。中期古墳には継体天皇陵に治定されている茶臼山古墳があるが、継体期のものとしてはや ...
42. いましろづかこふん【今城
古墳】
国史大辞典
があったと伝えられており、石棺の一部かも知れない。かつて喜田貞吉・天坊幸彦はこの古墳をもって継体天皇陵と考定した。同天皇陵は『延喜式』によると旧島上(しまのかみ ...
43. いましろづかこふん【今城塚古墳】大阪府:高槻市/郡家村地図
日本歴史地名大系
六世紀代に求められる。「延喜式」諸陵寮の記載と三島地方の条里制の研究をもとに論じた説をはじめ、当墳を継体天皇陵とする説が有力である(茨木市の→茶臼山古墳)。当墳 ...
44. いまだてぐん【今立郡】福井県
日本歴史地名大系
古墳時代には武生盆地の開発が進み、古墳としては今立町東庄境の松明山古墳群が注目される。〔古代〕継体天皇(男大迹王)は「日本書紀」に越前出身と記され、各地にその伝 ...
45. いわい[いはゐ]【磐井】
日本国語大辞典
〔一〕大和時代の筑紫国造(くにのみやつこ)。継体天皇二一年任那(みまな)救援に向かう近江毛野(けぬ)の軍を妨害。翌年物部麁鹿火(もののべのあらかび)に討たれた。 ...
46. いわい【磐井】
日本人名大辞典
?−528 6世紀前半の豪族。筑紫国造(くにのみやつこ)として北九州最大の勢力をほこる。継体天皇21年(527)朝廷が朝鮮半島への出兵をくわだてたとき,新羅(し ...
47. いわい の 乱(らん)
日本国語大辞典
継体天皇二一年、筑紫国造(くにのみやつこ)、磐井が起こした反乱。大和政権による朝鮮半島経営の失敗に基づき、経済的な負担の大きかった北九州地方住民の不満が爆発した ...
48. 磐井の乱画像
日本大百科全書
恐れて、糟屋屯倉(かすやのみやけ)を献上して死罪を贖(あがな)ったとある。 一方、『古事記』では、継体天皇の御世、筑紫君石井(いわい)が天皇の命に従わなかったの ...
49. いわいのらん【磐井の乱】
国史大辞典
六世紀初めに起った筑紫国造の反乱。『日本書紀』によると、継体天皇二十一年六月、近江毛野臣が六万の軍を率い、任那に赴き、新羅にやぶられた南加羅と ...
50. 岩戸山古墳画像
日本大百科全書
をもつことで、ほかに例をみないものである。石人山古墳とともに江戸時代から注目され、527年(継体天皇21)に乱を起こした筑紫国造(つくしのくにのみやつこ)磐井( ...