1. 宣化天皇
日本大百科全書
生没年不詳。記紀によれば第28代の天皇。6世紀前半に在位。武小広国押盾(たけおひろくにおしたて)天皇ともいう。継体(けいたい)天皇の第2子。母は目子媛(めのこひ ...
2. せんか‐てんのう[センクヮテンワウ]【宣化天皇】
日本国語大辞典
第二八代の天皇。継体天皇の第二皇子。諡(おくりな)は武小広国押盾天皇(たけをひろくにおしたてのすめらみこと)。「日本書紀」によれば、檜隈(ひのくま)の廬入野宮( ...
3. せんかてんのう【宣化天皇】
国史大辞典
奈良県橿原市鳥屋町にある。皇后橘仲皇女との合葬陵。江戸時代には「みさんざい山」という。『日本書紀』
宣化天皇四年十一月条に「葬
天皇于大
...4. 宣化天皇(せんかてんのう)
古事類苑
帝王部 洋巻 第1巻 8ページ ...
5. せんかてんのう【宣化天皇】
日本人名大辞典
母兄。都は檜隈(ひのくま)の廬入野(いおりのの)宮。蘇我稲目(そがの-いなめ)を大臣とした。宣化天皇4年2月10日死去。73歳。墓所は身狭桃花鳥坂上陵(むさのつ ...
6. あおきし【青木氏】画像
国史大辞典
『武蔵七党系図』によれば、宣化天皇の曾孫多治比古王が臣籍に降り、その子孫が武蔵国に移って秩父郡・賀美郡を領し、子孫が丹党として栄えたと伝えるが、この所伝には疑わ ...
7. あおきし【青木氏】 : 青木氏/(一)
国史大辞典
『武蔵七党系図』によれば、宣化天皇の曾孫多治比古王が臣籍に降り、その子孫が武蔵国に移って秩父郡・賀美郡を領し、子孫が丹党として栄えたと伝えるが、この所伝には疑わ ...
8. あかのみやけ【我鹿屯倉】福岡県:田川郡/赤村
日本歴史地名大系
当屯倉は大宰府から豊前に至るのちの駅路に相当するルート上にあり、陸上交通の重要地点でもあった。「日本書紀」宣化天皇元年五月一日条によると、筑紫・豊・肥の三ヵ国の ...
9. あすかむら【明日香村】奈良県:高市郡
日本歴史地名大系
紀末にかけての一〇〇余年間、推古天皇から持統天皇に至る宮都の地である。これ以前にも顕宗天皇・宣化天皇の宮が矢釣・檜隈に営まれたことがあり(日本書紀)、宮都は一〇 ...
10. あそぐん【阿蘇郡】
国史大辞典
祭者的豪族であったことが知られる。宣化天皇の時、河内国茨田(まんだ)屯倉の穀を筑紫の那の屯倉に運送したのが「阿蘇乃君」と記されているが(『日本書紀』宣化天皇元年 ...
11. 阿倍氏
世界大百科事典
祖とし,《古事記》では大彦命の子建沼河別(たけぬなかわけ)命を祖とする。阿倍氏が政界に姿をあらわすのは,宣化天皇のとき,大臣蘇我稲目らの下で大夫(まえつぎみ)( ...
12. ありまぐん【有馬郡】兵庫県:摂津国
日本歴史地名大系
、元慶四年(八八〇)一〇月二七日に有馬郡人无位川原公于被が河辺郡の川原公福貞ら五人とともに、宣化天皇第二皇子火焔王の後の故をもって課役の免除を願出て許されている ...
13. あわたべむら【粟田部村】福井県:今立郡/今立町
日本歴史地名大系
倉谷川左岸に浄土宗法音寺がある。天神の地には継体天皇伝承にかかわる皇子ヶ池があり、天皇の子、のちの安閑天皇・宣化天皇の産湯の水に用いられたと伝え、「うぶ湯ヶ池」 ...
14. あんかんてんのう【安閑天皇】
国史大辞典
けかなひ)天皇という。継体天皇の第一子、母は尾張連草香の女の目子媛(めのこひめ)。同腹の弟に宣化天皇がある。継体の次に即位するが、『日本書紀』や『上宮聖徳法王帝 ...
15. いかりむら【一光村】福井県:福井市/旧丹生郡地区
日本歴史地名大系
跡ニ水溜リ池と成、長三百拾六間、幅五拾九間」とあり、「越藩拾遺録」には「院之御所 丹生郡一光山ノ西ニ在リ、宣化天皇ノ陵也ト云ヘリ」とある。 ...
16. いがのくに【伊賀国】三重県
日本歴史地名大系
雄略天皇一八年条に、伊勢の朝日郎が官軍を迎えて「即ち伊賀の青墓に逆ち戦ふ」とみえ、国名は同書宣化天皇元年条に「阿倍臣は、伊賀臣を遣して、伊賀国の屯倉の穀を運ばし ...
17. いしひめのおうじょ【石姫皇女】
国史大辞典
欽明天皇の皇后。『古事記』は石比売命、『上宮聖徳法王帝説』は伊斯比女命と記す。『日本書紀』によれば、宣化天皇の皇女で、母は仁賢天皇皇女橘仲皇女。欽明天皇元年正月 ...
18. いしひめのおうじょ【石姫皇女】
日本人名大辞典
?−? 6世紀,欽明(きんめい)天皇の皇后。宣化天皇の皇女。母は橘(たちばなの)皇女。箭田珠勝大兄(やたのたまかつのおおえの)皇子,敏達(びだつ)天皇,笠縫(か ...
19. いせのくに【伊勢国】三重県
日本歴史地名大系
「日本書紀」雄略天皇一七年三月条と安閑天皇元年閏一二月条に現れる贄土師部だけであり、皇室の直轄地屯倉は、宣化天皇元年五月条に現れる新家屯倉(現久居市に比定)がそ ...
20. いなうじ【為奈氏】
国史大辞典
古代の皇別氏族の一つ。韋那・偉那・猪名・威奈とも書く。『古事記』宣化天皇段、『日本書紀』宣化天皇元年三月条では宣化天皇の皇子恵波王(上殖葉皇子)を祖とし、『新 ...
21. いなおおむらこつぞうきしゅつどち【威奈大村骨蔵器出土地】奈良県:北葛城郡/香芝町/穴蒸村
日本歴史地名大系
書体は古風な楷書体でかなりの異体字もあり、文体・内容とも本格的なもの。墓誌によると威奈真人大村は宣化天皇四世の孫で、慶雲二年(七〇五)越後城司に任ぜられ、同四年 ...
22. いなつひこじんじゃ【為那都比古神社】大阪府:箕面市/白島村地図
日本歴史地名大系
地名や氏族名として、猪名県(「日本書紀」仁徳天皇三八年七月条など)、韋那君(「古事記」宣化天皇段)、偉那(「日本書紀」宣化天皇元年三月条)、為那郷(和名抄)など ...
23. いなの-おおむら【威奈大村】
日本人名大辞典
662−707 飛鳥(あすか)時代の官吏。天智(てんじ)天皇元年生まれ。宣化天皇の4世孫。少納言,左小弁をへて,慶雲(きょううん)2年越後(えちご)城司となる。 ...
24. 威奈大村墓誌
世界大百科事典
記した長文の序と,大村の出自・人柄・功績などをたたえ,死を悼む銘の2部から成っている。序によると,大村は宣化天皇の子孫で,威奈鏡の子である。文武朝に少納言となり ...
25. おいしひめのおうじょ【小石姫皇女】
日本人名大辞典
?−? 6世紀,欽明(きんめい)天皇の妃。宣化天皇と橘(たちばなの)皇女の娘。欽明天皇の皇后石姫皇女の同母妹。石上(いそのかみの)皇子を生んだという伝承がある。 ...
26. おおしかわちの-わくごひめ【大河内稚子媛】
日本人名大辞典
?−? 6世紀,宣化天皇の妃。火焔(ほのおの)皇子を生む。「古事記」では川内之若子比売。 ...
27. おおとものいわ【大伴磐】
国史大辞典
六世紀前半ごろの豪族。大連大伴金村の子。『日本書紀』によると、宣化天皇二年十月新羅が任那を攻めたので、天皇は金村に詔して、その子の磐と狭手彦を遣わして、任那を ...
28. 大伴狭手彦
日本大百科全書
生没年不詳。6世紀中葉の豪族、武将。大伴金村(かなむら)の子。537年(宣化天皇2)、新羅(しらぎ)に侵略された任那(みまな)を救援するため朝鮮に渡り、任那を鎮 ...
29. おおとものさてひこ【大伴狭手彦】
国史大辞典
六世紀中葉の豪族、武将。大連大伴金村の子。『日本書紀』によれば、宣化天皇二年新羅が任那を侵したので、天皇は金村に詔して、その子の磐と狭手彦とに任那を助けさせた ...
30. おおともの-さてひこ【大伴狭手彦】
日本人名大辞典
?−? 6世紀中ごろの豪族。大伴金村(かなむら)の3男。大伴磐(いわ)の弟。宣化天皇2年(537)新羅(しらぎ)(朝鮮)に攻められた任那(みまな)(朝鮮)をたす ...
31. おおとも‐の‐さでひこ【大伴狭手彦】
日本国語大辞典
大和時代の武将。金村の子。宣化天皇二年(五三七)新羅の任那(みまな)侵攻に際し、渡海して任那、百済(くだら)を救った。松浦佐用姫(まつらさよひめ)との悲恋伝説が ...
32. おおぬきのみやけ【大抜屯倉】福岡県:北九州市(旧豊前域)/小倉南区
日本歴史地名大系
豊国の屯倉。「日本書紀」安閑天皇二年五月九日条に大抜屯倉とみえる。また同書宣化天皇元年五月一日条には、筑紫・肥・豊の三ヵ国の屯倉の稲穀をいわゆる那津官家(現福岡 ...
33. おおみやじんじゃ【大宮神社】香川県:仲多度郡/満濃町/吉野上村
日本歴史地名大系
部分は照葉樹の大木に覆われ、県の自然記念物社叢に指定されている。神櫛別の綾七世の酒部成善が、宣化天皇三年妙見尊が少女に託した神慮に従って大堀に移したという妙見社 ...
34. おきのくに【隠岐国】島根県
日本歴史地名大系
后妃の諸費用に充てるための私部、反正天皇の名代である蝮王部、穴穂皇子(安康天皇)名代の孔王部、宣化天皇名代の檜前部などがある。ほかに大伴部・宗我部・物部など豪族 ...
35. おばたむら【小波田村】三重県:名張市
日本歴史地名大系
南伊賀における早期開発地域であったと推量される。ここに稲置が置かれたとすれば、屯倉の存在が想定される。同書宣化天皇元年五月一日条には、伊賀臣が伊賀国の屯倉の穀を ...
36. おみあしじんじゃ【於美阿志神社】奈良県:高市郡/明日香村/檜前村
日本歴史地名大系
於美阿志神社は磐橋神社とも称し、高市郡久迷郷にあって、高市連・奄知造らの祖天目一箇神を祀るとある。近世、社地は宣化天皇檜隈廬入野宮跡とされ、また神宮寺として檜隈 ...
37. 改訂 京都民俗志 298ページ
東洋文庫
三代実録にも見え、仁寿元年に神階を賜わり、社僧二人、祝主三人、神人三人あったという。西高麗寺伽藍記に、 宣化天皇駅宇三年戊午五月始申日四ケ日之間斎籠 禁物音声静 ...
38. かがみやま【鏡山】佐賀県:唐津市/鏡村
日本歴史地名大系
墓治置。其墓見在」と述べている。大伴金村の子、磐と狭手彦が任那に遣わされたことは「日本書紀」宣化天皇二年の条にみえる。風土記では弟日姫子であるが、佐用姫の名がみ ...
39. かごむら【鹿籠村】鹿児島県:枕崎市
日本歴史地名大系
有川夢宅の坐像(石体)がある。今嶽神社は別府北端の下山岳(四一五・八メートル)南麓に鎮座。口碑によれば、宣化天皇が西国行幸の際に大島(奄美大島)で破船し、島人が ...
40. かすやのみやけ【糟屋屯倉】福岡県:糟屋郡
日本歴史地名大系
またいわゆる那津官家(現福岡市博多区)の修造に際して、筑紫・肥・豊三国の屯倉の稲穀が集められており(同書宣化天皇元年五月一日条)、当屯倉からも運ばれたと推測され ...
41. かたのぐん【交野郡】大阪府:河内国
日本歴史地名大系
由来すると考えられている。「和名抄」に記された交野郡三宅郷を、「日本書紀」仁徳天皇一三年条と宣化天皇元年条、および「古事記」仁徳天皇の段にみえる茨田屯倉に関係す ...
42. 甲子夜話続篇 1 95ページ
東洋文庫
履仲天皇五年甲辰允恭天皇三十一年壬午 雄略天皇五年辛丑武烈天皇元年己卯 継体天皇十二年戊戌宣化天皇二年丁巳 欽明天皇十七年丙子敏達天皇四年乙未 ...
43. 甲子夜話続篇 2 219ページ
東洋文庫
詣人見るべしと〕。先年江州の人の著せし『雲根志』〔前編〕には、望夫石。『王代一覧』に云。人皇二十九代、宣化天皇二年〔丁巳〕、新羅国と任那国と争ふ。天皇詔して、大 ...
44. 甲子夜話続篇 5 275ページ
東洋文庫
日本称二三景之ゴ也。従二天神七代一初作二天橋4地神三代而終レ功。文珠降一臨干絃4宣化天皇之時第二切度、智恩寺成就之時第三、日一乏九世度一也。斉遠法師住二此堂→持 ...
45. 甲子夜話続篇 8 231ページ
東洋文庫
沐・曳即以二色鳴一為レ宰、令レ領二丹比部戸両因号二丹比→遂為レ姓。『姓氏録』又云。多治真人、宣化天皇皇子、賀美恵波(賀美恵波は、上殖葉なり)王之後也。『日本史』 ...
46. かとのみやけ【肝等屯倉】福岡県:京都郡/苅田町
日本歴史地名大系
このため乱鎮圧後豊国直氏は大和政権との信頼関係を再建するために、多くの屯倉を献上したとの説がある。「日本書紀」宣化天皇元年五月一日条によると、筑紫・肥・豊の三国 ...
47. かまのみやけ【鎌屯倉】福岡県:嘉穂郡/稲築町
日本歴史地名大系
結ぶ線は、大宰府から豊前に至るのちの駅路に相当し、陸上交通の要衝を押えるものであった。また同書宣化天皇元年五月一日条には筑紫・肥・豊の三ヵ国の屯倉の稲穀の一部を ...
48. かわけたみかべじんじゃ【河桁御河辺神社】滋賀県:八日市市/神田村
日本歴史地名大系
河辺)大明神といい、明治初年に現社名に改称した。創建の時期は不明。社蔵の「鎮座記」によれば、宣化天皇乙未年、神崎の郡司玉祖宿禰磯戸彦は神前川(愛知川)の河辺で水 ...
49. かわべぐん【川辺郡】兵庫県
日本歴史地名大系
この凡河内直は「新撰姓氏録」摂津国神別にみえる凡河内忌寸にあたろう。同書摂津国皇別にみえる川原公・為奈真人は宣化天皇の皇子火焔王の後と称し、「三代実録」貞観五年 ...
50. 欽明天皇
世界大百科事典
子で母は皇后手白香(たしらか)皇女。異母兄の宣化天皇の死後をうけて539年に即位し,大和の磯城嶋金刺宮(しきしまのかなさしのみや)におり,宣化天皇の女の石姫を皇 ...