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霊元天皇

ジャパンナレッジで閲覧できる『霊元天皇』の国史大辞典・改訂新版 世界大百科事典・日本人名大辞典のサンプルページ

国史大辞典
霊元天皇
れいげんてんのう
一六五四 - 一七三二
一六六三―八七在位。諱は識仁(さとひと)、幼称は高貴宮(あてのみや)。後水尾天皇の第十九皇子として承応三年(一六五四)五月二十五日誕生。母は新広義門院(贈左大臣園基音の女国子)。誕生の年、後光明天皇の養子と定められ、その皇嗣に擬せられた。万治元年(一六五八)正月親王宣下、寛文二年(一六六二)十二月元服、同三年正月二十六日後西天皇の譲位により践祚、同年四月二十七日即位礼を挙げた。在位二十四年にして、貞享四年(一六八七)三月二十一日皇太子朝仁親王(東山天皇)に譲位、この後元禄六年(一六九三)十一月まで院政、正徳三年(一七一三)八月落飾(法名素浄)、享保十七年(一七三二)八月六日七十九歳をもって崩御。生前の勅定によって霊元院と追号し、京都泉涌寺山内に葬った。陵名を月輪陵という。なお追号は孝霊・孝元両天皇の諡号から各一字をとって併せたものであるが、勅定の理由については明らかでない。天皇が資性英邁剛毅であったことは、当時の諸記録の伝えるところで、その事蹟も少なくない。なかんずく幕府に強く交渉して、久しく廃絶していた大嘗祭・立太子式のごとき朝儀の大典を再興して、朝廷の復旧に意を用いたことは著名である。反面、院政の強行をはじめとして、朝廷の運営をめぐって関白近衛基煕と相容れず、また幕府と対立してその干渉を招く事態も生じた。天皇は文芸の才能豊かで、また有職故実にも明るかったが、特に歌道の造詣が深く、一代の詠歌はおよそ六千首に及ぶといわれ、和歌に関する撰著も三十余種を数える。その他朝儀の必須に備えて宮中の記録類の整備に努め、また晩年頻りに修学院山荘に出遊し、途次近在の社寺などを歴覧したことも顕著な事蹟である。主要な撰著には、歌集『桃蘂集』をはじめ『一歩抄』(歌論書)、『作例初学考』、『乙夜随筆』、『修学院御幸宸記』(板本は『元陵御記』と題する)などがあり、『法皇八十御賀記』をはじめ宮中の折々の儀式行事についての記録もある。
[参考文献]
帝国学士院編『宸翰英華』、三上参次『尊皇論発達史』、柳原紀光編『続史愚抄』
(武部 敏夫)


世界大百科事典
霊元天皇
れいげんてんのう
1654-1732(承応3-享保17)

第112代に数えられる天皇。在位1663-87年。名は識仁(さとひと)。後水尾天皇の第19皇子。誕生の年に兄後光明天皇の猶子となり,早くから皇嗣に予定されていたが,1663年(寛文3)10歳で後西天皇の譲りを受けて践祚した。87年(貞享4)皇子東山天皇に譲位したが,93年(元禄6)まで院政を行った。ついで1713年(正徳3)落飾,法名を素浄と称した。英明剛毅で学問を好み,文芸の才に富んだが,ことに歌道にすぐれて詠歌は6000首を超え,歌道関係の著述も30余種に上る。そのうち《一歩抄》《作例初学考》などは天皇の歌論を述べたものである。歌集を《桃蘂(とうずい)集》という。また広い教養と学殖,文才の一端は《乙夜随筆》《修学院御幸宸記》などによってもうかがうことができる。天皇はまた克己心が強く,夏も容易に扇子を用いず,冬も火鉢を使用しなかったという逸話もある。その在位中に多年中絶していた立太子礼の再興を見,譲位後に同じく大嘗祭の再興を見たが,これら重要な朝儀の復興は,天皇の事跡として特記される。天皇の追号は,古代の孝霊・孝元両天皇の諡号(しごう)の各1字を採り併せたもので,生前の勅定によるが,勅定の理由については所伝がない。
[武部 敏夫]



日本人名大辞典
霊元天皇
れいげんてんのう
1654−1732
江戸時代前期,第112代天皇。在位1663-87。
承応(じょうおう)3年5月25日生まれ。後水尾天皇の第19皇子。母は藤原国子(新広義門院)。異母兄後西天皇の譲位をうけて10歳で即位。幕府は4代将軍徳川家綱,5代綱吉の時代にあたる。貞享(じょうきょう)4年譲位,その後東山・中御門(なかみかど)天皇の2代46年間院政をおこなう。和歌や漢詩,書道,絵画をよくした。享保(きょうほう)17年8月6日死去。79歳。墓所は月輪陵(つきのわのみささぎ)(京都市東山区)。幼称は高貴(あての)宮。諱(いみな)は識仁(さとひと)。法名は素浄。著作に「霊元院修学院御幸宸記(しんき)」など。
【格言など】名ある者はやがて雲井に聞えあげよ聞きて我が代の楽にせむ(「霊元院御集」)
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検索ヒット数 584
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検索コンテンツ
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29. 有栖川宮
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30. ありすがわのみやけ【有栖川宮家】画像
国史大辞典
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31. 有栖川宮家 系図[図版]画像
国史大辞典
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43. 右大臣妙法院宮等和漢聯句(著作ID:4406176)
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49. えどじだい【江戸時代】 : 朝幕関係
国史大辞典
興が実現した。霊元天皇と側近の公家たちの間には「朝廷復古」という言葉に集約される気運の盛り上がりが存在し、それがこの時期の朝儀の復興につながったともみられる。こ ...
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