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拍子木

ジャパンナレッジで閲覧できる『拍子木』の日本大百科全書・世界大百科事典のサンプルページ

日本大百科全書(ニッポニカ)
拍子木
ひょうしぎ

方柱形の短い二つの木を打ち合わせ、合図・拍子を知らせる用具。拍子木の起源は明らかではないが、合図をし、拍子をとり、また人々の注意を促すために、木や竹を打ち合わせる方法は、原始時代からあらゆる民族で行われていた。おそらくわが国では、拍子木は、古くは、物を打ち合わせ、音を発することによって悪霊を退散させることができるという宗教的な用途からできた呪具(じゅぐ)の一種であったと考えられる。そのことは、柏手(かしわで)や錫杖(しゃくじょう)、夜回りの拍子木などの機能からも推察することができよう。なお、拍子木のほか、読経(どきょう)の音木(おんぎ)、声明(しょうみょう)の割笏(かいしゃく)、雅楽の笏(しゃく)拍子、さらには、民俗舞踊などで拍子をとる、竹でつくった小切子(こきりこ)、綾竹(あやだけ)、チャッキラコなども、拍子木の一種として注意される。一方、同様のものは、タイ、ミャンマー(ビルマ)など東南アジア各地でも行われている。
[宮本瑞夫]



改訂新版 世界大百科事典

神事や祭礼をはじめ民俗芸能,見世物,相撲,人形浄瑠璃,歌舞伎などの開始,段落,終了の合図として打たれる四角に削った二つの木片。拍子木ともいう。雅楽の笏拍子(しやくびようし)や声明(しようみよう)の割笏(かいしやく)のように,楽器としての性格の強いものから,夜番の拍子木のように合図として伝達する性格までの幅がある。いずれにしても,響きのよさが重要視されるので,堅い樫材を使用し,1本を二つに割って削る。打ち合わせる面をかまぼこ形に削ったものもある。

歌舞伎では,時間・物事の節目を示し,〈知らせ〉〈きっかけ〉〈ツナギ〉の用法がある。知らせは,全俳優の楽屋到着を知らせる鳴物〈着到(ちやくとう)〉の最後に打つ〈着到止め〉に始まり,舞台を飾り終わった開幕10分前に3階楽屋への上り口で二つ打つ〈二丁〉,開幕前に役者の集合を促すための〈廻り〉(頭取部屋,囃子部屋,小道具部屋,大道具部屋,以前は3階,2階の楽屋をも回って打った),舞台と役者を点検してチョンチョンと柝を打って開幕合図をする〈直し〉,鳴物に合わせて柝を刻んで幕を明け,明けきると〈止め柝〉で芝居にかかる。柝はまた,舞台効果の一翼をになう。御殿・世話場・廓などの情景を表現する下座音楽に合わせて,〈直し〉から〈止め柝〉を入れる。閉幕に際しても柝は同様に働く。せりふや動作の止りでまず柝頭(きがしら)を入れ,気分の持続を見はからいながら,静かに刻み幕にしていく。閉幕時の刻み方にも,ゆっくりと打ち始めしだいに早く刻む〈本幕(ダラ幕)〉と,小さく刻んでしだいに音を高くしテンポをゆるめて刻む〈拍子幕〉とに使い分けられている。また芝居の続行中,チョチョンの軽い二丁をきっかけに,床(義太夫節)の御簾(みす)が上がり,または清元,常磐津連中の囲い(霞幕)がはずされ,演奏が始まる。そのほか,月の出し入れ,セリの上下,舞台の回し,暗転,浅葱(あさぎ)幕・道具幕あるいは黒幕の振落し,振りかぶせなどのきっかけは,きっぱりとした〈一丁柝〉と,それぞれ情景に応じた使い分けが見られる。〈ツナギ〉は,いったん閉幕しても次の幕へ劇的緊張を持続させる〈返し幕〉で用いられ,幕間中繰り返し打たれる。これらの柝は,狂言作者が打つ。各自,油をしみこませて音が冴えるよう手入れし,つねに袋に入れて自前で保管する。
[富田 鉄之助]

[索引語]
拍子木 着到止め 二丁 廻り 直し 止め柝 本幕 拍子幕 一丁柝 ツナギ(歌舞伎)
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拍子木の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 617
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検索コンテンツ
1. 拍子木
日本大百科全書
知らせる用具。拍子木の起源は明らかではないが、合図をし、拍子をとり、また人々の注意を促すために、木や竹を打ち合わせる方法は、原始時代からあらゆる民族で行われてい ...
2. 拍子木
世界大百科事典
→柝(き) ...
3. ひょうし‐ぎ[ヒャウシ‥]【拍子木】画像
日本国語大辞典
西鶴諸国はなし〔1685〕三・七「夜は油断なく、拍子木(ヒャウシギ)をならし」*武家名目抄〔19C中か〕雑部・拍子木「大友興廃記云〈略〉拍子木をたたきかけ引の下 ...
4. ひょうしぎ【拍子木】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
拍子木(ひょうしぎ)で鼻(はな)をかむ ...
5. ひょうしぎ【拍子木】
数え方の辞典
▲本、●組、▲対 拍子木2本で「ひと組」「1対」といいます。  ...
6. ひょうしぎ【拍子木】
国史大辞典
拍子・木・柝(き)ともいう。通常は二本を互いに打ち鳴らすが、歌舞伎の付け拍子の場合は、舞台上に置いた板を拍子木でたたく。歌舞伎では、開幕・閉幕・幕間のつなぎなど ...
7. ほうし‐ぎ[ハウシ‥]【拍子木】
日本国語大辞典
〔名〕「ひょうしぎ(拍子木)(1)」に同じ。*文明本節用集〔室町中〕「放箴規 ハウシギ 打木」*運歩色葉集〔1548〕「放死木 ハウシキ 又柝」*京大本孟子抄〔 ...
8. ひょうしぎ【拍子木】[標準語索引]
日本方言大辞典
かえんちゃぐ / かち / かちこ / かっちこ / かっちこー / かんかん / かんしゃぐ / たく / てぎ / てんぎ / ばんちょ / ばんちょー / ...
9. ひょうしぎ【拍子木】
歌舞伎事典
柝(き) ...
10. ひょうしぎ で 鼻(はな)かむ
日本国語大辞典
ぶあいそうにもてなす様子をたとえていう。木で鼻をくくる。*譬喩尽〔1786〕八「拍子木(ヒャウシギ)で鼻(ハナ)かむ」 ...
11. 拍子木(ひょうしぎ)で鼻(はな)をかむ
故事俗信ことわざ大辞典
角ばっている拍子木で鼻をかむ。ぶあいそうにもてなすことのたとえ。木で鼻をくくる。 譬喩尽(1786)八「拍子木(ヒャウシギ)で鼻(ハナ)かむ」〔俗諺辞林(190 ...
12. ひょうしぎ‐ばん[ヒャウシぎ‥]【拍子木番】
日本国語大辞典
〔名〕拍子木を打つ役。拍子木役。*重右衛門の最後〔1902〕〈田山花袋〉六「今夜の柝木番は誰だえ、君ぢゃ無かったか」ヒョーシ ...
13. ひょうしぎ‐むすび[ヒャウシぎ‥]【拍子木結】
日本国語大辞典
〔名〕帯の界切りの二本の筋をいう。その形が拍子木に似ているところからいう。*風俗画報‐一六四号〔1898〕豊国祭の踊「帯は茶地織物にて俗に云ふ拍子木結(ヒャウシ ...
14. ひょうしぎ‐やく[ヒャウシぎ‥]【拍子木役】
日本国語大辞典
〔名〕「ひょうしぎばん(拍子木番)」に同じ。*浄瑠璃・薩摩歌〔1711頃〕鑓じるし「夜前初て拍子木役」 ...
15. 白豆腐(しらどうふ)の拍子木(ひょうしぎ)
故事俗信ことわざ大辞典
見かけだけで役に立たないもののたとえ。また、手ごたえのないもののたとえ。「白豆腐」は、木綿でこした豆腐。豆腐を拍子木の形にしても打つ道具にはならないことからいう ...
16. 白豆腐(しろどうふ)の拍子木(ひょうしぎ)
故事俗信ことわざ大辞典
「白豆腐(しらどうふ)の拍子木」に同じ。〔諺語大辞典(1910)〕  ...
17. 心太(ところてん)の拍子木(ひょうしぎ)
故事俗信ことわざ大辞典
も用いる。 風流すいことば(1879)「ところてん拍子木で、おとなし」二人女房(1891)〈尾崎紅葉〉上・一「どうせ心太(トコロテン)の拍子木(ヒャウシギ)でご ...
18. いつつ の 拍子木(ひょうしぎ)
日本国語大辞典
江戸の遊里で、夜五つ(午後八時頃)を知らせるために打つ拍子木。*洒落本・岡女八目佳妓窺〔1801~04〕一「五(イツ)つの拍子木(ヒャウシギ)湯帰りの時(ちょん ...
19. おくり‐ひょうしぎ[‥ヒャウシぎ]【送拍子木】
日本国語大辞典
打った拍子木。通行の人数の数だけ、各木戸順送りに打って事故の予防とした。江戸吉原へ行く道の日本堤でも古く行なわれた。*徳川禁令考‐前集・第五・巻四七・正徳元年〔 ...
20. おさえ の 拍子木(ひょうしぎ)
日本国語大辞典
行列の後尾について列の乱れを整えるために拍子木を打つ人。また、その拍子木。*滑稽本・東海道中膝栗毛〔1802~09〕四・上「此内はやとのさまのおたちと見へて、お ...
21. つけ‐ひょうしぎ[‥ヒャウシぎ]【付拍子木】
日本国語大辞典
〔名〕付拍子の時に用いる拍子木。*洒落本・女鬼産〔1779〕「『しばらく、しばらく』ト付ひゃうしぎの足音すさまじく」*滑稽本・東海道中膝栗毛〔1802~09〕八 ...
22. ところてん の 拍子木(ひょうしぎ)
日本国語大辞典
いる。*風流すいことば〔1879〕「ところてん拍子木で、おとなし」*二人女房〔1891~92〕〈尾崎紅葉〉上・一「どうせ心太(トコロテン)の拍子木(ヒャウシギ) ...
23. とめ‐ひょうしぎ[‥ヒャウシぎ]【留拍子木】
日本国語大辞典
〔名〕歌舞伎で幕をあける時の合図にうつ柝(き)。*戯場訓蒙図彙〔1803〕三「留拍子木 まくを明る時のしらせ」トメヒョーシ ...
24. はや‐ひょうしぎ[‥ヒャウシぎ]【早拍子木】
日本国語大辞典
〔名〕(「はやびょうしぎ」とも)事件の発生など非常を知らせるために、速い調子で連打する拍子木。*歌舞伎・男伊達初買曾我〔1753〕四「方々にて早柏子木金棒の音し ...
25. あいきょう‐もち[アイキャウ‥]【愛敬餠】
日本国語大辞典
(2)砂糖餠に小さく割ったくるみを練りこみ、少量のしょうゆで味をつけた、長さ五センチメートルぐらいの拍子木の形をした生菓子。福島県飯坂の名物。 ...
26. あげ‐しょうじ[‥シャウジ]【揚障子】
日本国語大辞典
前側両褄共市松の上げ障子を取附け」*洒落本・当世気どり草〔1773〕「切幕上げみす、上げ紙格(セウシ)、拍子木引幔(まく)道具にて、囃子方は呂律を極め」 ...
27. アデク
日本大百科全書
トルくらい。材は硬くじょうぶでカナツバキ(鹿児島での俗名)ともよぶ。農具の柄や柱材に用いる。拍子木(ひょうしぎ)にすると音色がよい。アデクは沖縄の方言に由来。南 ...
28. あまがさきじょうか【尼崎城下】兵庫県:尼崎市
日本歴史地名大系
市売(せり売)と相対売(下売)を併用(「市売残魚下売願」尼崎魚問屋仲間文書)、市売は拍子木を合図にせりに掛ける品を定めた(「市立て拍子木の定」徳田家文書)。渡世 ...
29. アメリカ彦蔵自伝 2 250ページ
東洋文庫
しいものではないこと、また私は警察費や照明費も応分の額を払っている上に、自家用の夜警を雇い、拍子木を持って夜どおし見まわってもらっていることを指摘して、反対した ...
30. 綾子舞画像
日本大百科全書
つける点が多少異なる。手には扇を持つ。囃子は大太鼓、締(しめ)太鼓、笛、鼓、銅拍子(どうびょうし)、拍子木。現在伝わる曲名は踊り11曲、囃子舞22曲、狂言28番 ...
31. アラビアン・ナイト 7 2ページ
東洋文庫
人びとに知らす良法について,人びとに相談した。火を焚いたらどうか,角笛を鳴らしたらどうか,ナークース(拍子木の一種)をたたいたらどうかなどと,いろいろの意見が出 ...
32. ありあわせ‐もの[ありあはせ‥]【有合物】
日本国語大辞典
ちょうどその場にあったもの。持ち合わせのもの。ありあわせ。*茶話〔1915~30〕〈薄田泣菫〉大雅の拍子木「木は有合(アリアハ)せ物(モノ)で、画家の懐中(ふと ...
33. ありゃ‐ありゃ
日本国語大辞典
威嚇(いかく)のため発する掛け声。*歌舞伎・助六廓夜桜〔1779〕「是より、西、東、本舞台にて拍子木を打ち、アリャアリャの声」*歌舞伎・梅柳若葉加賀染〔1819 ...
34. いいあい‐そうば[いひあひサウバ]【言合相場】
日本国語大辞典
その相場の称。言合値段。*向山誠斎雑記〔1838~56〕壬子雑綴七・堂島米市起立并米市仕方事「此二番の拍子木を打時、米方年行司どもの帳合米・虎市相場の高下する景 ...
35. いいあいそうば【言合相場】
国史大辞典
通常建物米の切手を売買し、即日代銀および切手の授受をすますのを原則としていた。寄場の開始は朝五ッ時、水方が拍子木を打つ。この時言合番(正米売買をする仲間から毎日 ...
36. 石摺
日本大百科全書
木綿地にこの方法で木目形を摺ったものが、女性用の雨合羽に多く用いられた。布地を摩擦するのには、拍子木形の堅木を用いる。これを石摺というのは、できあがったものが、 ...
37. いそ‐の‐はな【磯花】
日本国語大辞典
〔名〕広島市の名物の菓子。糯米(もちごめ)の粉で作った求肥(ぎゅうひ)に、青海苔(のり)を細く切って練りまぜ、拍子木形に切って片栗粉でまぶしたもの。 ...
38. いちりゅうさいていざん【一竜斎貞山】
国史大辞典
家芸としている。 (一)初代 ?―一八五五 錦城斎典山の門下。『伊達騒動』を能くし、張扇を捨て拍子木を用いた。貞山の号は、隻眼であったところから伊達政宗の法号 ...
39. いっちょう‐ぎ[イッチャウ‥]【一丁柝】
日本国語大辞典
〔名〕芝居で、拍子木を狂言方がチョンと一つ打つこと。幕を閉めるとき、また、浅黄幕を切って落とすときなどに用いる。一丁。イッチョー ...
40. いっぺいじ【一平次】
日本人名大辞典
うつのがたくみで,承応(じょうおう)(1652-55)のころ大坂で演奏して評判となった。四つ竹は竹製の拍子木のようなもので,下座(げざ)音楽にもちいられた。 ...
41. いなか‐おこし[ゐなか‥]【田舎〓〓
日本国語大辞典
以て煉〓之筥(はこ)に納れさまし拍子木の形に截る 今俗右のほしいいのままなるを田舎おこしと云也 江戸にての名也」 ...
42. 伊予万歳
日本大百科全書
才蔵、次郎松(じろまつ)、踊子など10名ほどで、太夫の詞(ことば)・唄(うた)、太鼓、三味線、拍子木によって横隊形式の集団舞踊を演じる。服装は金糸銀糸の縫い取り ...
43. いよ‐まんざい【伊予万歳】
日本国語大辞典
。他の万歳のように太夫と才蔵との問答もあるが、女子の役を男子が女装してつとめ、三味線、太鼓、拍子木を用い、劇的な色彩の強い点がその特色。「伊予名所づくし」「忠臣 ...
44. うかれ‐ぶし【浮節】
日本国語大辞典
さめ髪〔1900〕〈永井荷風〉一「真打梅之助が御愛嬌の浮(ウカ)れ節(ブシ)が歌ひ了るや、楽屋で拍子木が鳴り高座へ簾が下て」*暗夜行路〔1921~37〕〈志賀直 ...
45. う・ける【受・請】
日本国語大辞典
ば受(ウケ)得ず」(8)芝居で、下座の唄、または鳴り物のほどよい切れ目をきっかけとし、狂言方が幕あけの合図に拍子木を打つ。(9)文法で、前の語句に応じる。 ...
46. うそ の 四(よっ)つ
日本国語大辞典
。営業時間を延長させるために、世間の鐘で打つ四つ(午後一〇時ごろ)をずらして午後一二時ごろ、拍子木で偽りの四つを打って知らせたところからいう。木の四つ。引け四つ ...
47. 歌麿 253ページ
東洋文庫
ざらざらした草の茎をふるわせて、地面に逆さまに置いた弓の六本の弦で調べをかなでた。ほかの神々は拍子木で拍子をとった。 それから「うずめ」は、次のように歌いながら ...
48. うち‐ちがい[‥ちがひ]【打違】
日本国語大辞典
〔1784~1814〕六・大す流しといふ紋所之事「右拍子木の打違ひは、川除の具を略し用たるなるべし」(2)まちがって打つこと。また、そのもの。「電報のう ...
49. エジプト音楽画像
日本大百科全書
先史時代から中王国時代にかけての前半期(前1780年ごろまで)に用いられた楽器には、骨製・木製の拍子木と鳴子、金属製シストルム(がらがらの一種)、葦(あし)製・ ...
50. エジプト音楽
世界大百科事典
を奏でることであり,典礼に音楽は不可欠のものであった。 楽器の種類としてはシストルムをはじめ拍子木,シンバル,鈴のような体鳴楽器が圧倒的に多いが,太鼓やタンバリ ...
「拍子木」の情報だけではなく、「拍子木」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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